神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
ハリネズミの直腸脱

当院ではハリネズミの診察を行っておりまして、

よくハリネズミちゃんが来院されています。

 

今回来院されたハリネズミちゃんは、

お尻から腸が出てきてしまっていた子でした。

直腸脱は下痢などが続くと起きてしまうことがあるのです。

 

ハリネズミは全身がトゲで覆われているため、

検査をするのも、何をするのも全身麻酔下で行う必要があります。

 

今回来院されたハリネズミちゃんの場合も、

麻酔を掛けて腸を元通りに押し込んで肛門を一部縫合し、

1週間後くらいに肛門を半分塞いでいた糸を抜糸すると幸いなことに腸が出て来なくなりました。

 

このまま、再び腸が出ずに回復してくれるのを期待しています。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:56 | comments(0) | - | ↑TOP
お尻周りの腫瘍(犬)

肛門周囲に腫瘍ができている犬が来院されました。

 

ある日、お尻の周りに大きな腫瘍ができることがあります。

特に犬の場合、

肛門周囲に腫瘍が出来ることがとても多いです。

 

参考記事⇒肛門周囲の腫瘍(犬のお尻周りのできもの)

 

しかし、

多くの飼い主さんは犬のお尻の辺りがどうなっているのか、

なんてあまり見たことも無いしご存知ないですよね??

 

そのため、腫瘍が大きくなり「便が出にくい!」などの

症状が出てからはじめて気づくことが多くなります。

 

今回のワンちゃんの場合は、

当院にトリミングで来院された時に腫瘍がたまたま発見されました。

 

肛門周囲に腫瘍が出来ており便が出にくくなっていました。

 

このまま放置して腫瘍が更に大きくなってしまうと、

便が出なくなってしまったり、

腫瘍が壊死して自壊してしまう可能性もあることから、

飼い主さんとご相談の結果、腫瘍を摘出することになりました。

 

↑肛門の6時から11時の方向に大きな腫瘍ができていました。

手術に備えて毛刈りをして、尿道カテーテルを設置します。

 

↑問題なく腫瘍が摘出できました。

 

↑手術後の様子

 

これだけ大きな腫瘍がお尻周りに出来た場合、

 

術中における出血が懸念されたり、

直腸や周辺組織に癒着している腫瘍を摘出することが難しかったり、

術後に感染が懸念されたり、

外肛門括約筋を切除する場合は術後に排便障害が出る可能性があったり、

 

いろいろとハードルが出てきますので、

なるべく腫瘍が小さいうちに摘出した方が手術が楽ですしリスクも低くなります。

 

普段からお尻周りはみることが少ないと思いますが、

ときどきチェックしてみてあげて下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

  

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 19:32 | comments(0) | - | ↑TOP
マウスの腫瘍摘出(左前足周囲)

左の前足付近に腫瘤ができたマウスが来院されました。

こちらのネズミさんはハムスターとはちがって尻尾が長いです。

 

私も大学の研究室で、

実験動物としてマウスをたくさん飼育していたのでとても馴染みがある生き物です。

この頃は、マウスやラットも普通に一般の方が飼育されることも増えてきている様子。

 

飼い主さんとご相談の結果、腫瘤を摘出することになりました。

 

↑左腕の辺りに腫瘤ができています

 

 

↑腫瘤を摘出しました。

半導体レーザーメスを使うと一滴も出血なく手術が可能。

 

↑術後1週後の様子。元気そうで良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 17:45 | comments(0) | - | ↑TOP
里親さん募集中です!!

 

保護猫ちゃんの里親さんを募集中です!!

 

大事に可愛がっていただける方は当院までお気軽にお問い合わせ下さい!

 

TEL:078-707-2525

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | お知らせ | 17:41 | comments(0) | - | ↑TOP
エリザベスカラーの代わりにカップ麺が使える?!

動物の場合、各種の手術後にはエリザベスカラーなどを着用することが必要になります。

 

↑カップ麺でできた特注エリザベスカラー(きつねバージョン) かわいいですね!

 

↑カップ麺でできた特注エリザベスカラー(麺づくりバージョン)

 

↑動物病院のエリザベスカラー(普通バージョン)

 

というのも、

動物は手術後の傷口を気にして舐めてしまったり(治りかけは痒くなる)、

自分で抜糸してしまったりすることがあるからです。 

 

最悪の事態が起こると、自分で傷口を舐めて糸を抜糸してしまってもう一度手術が必要になったり、

お口の中の細菌が感染してしまい傷口が化膿することも。

 

そのため、術後の抜糸までのしばらくの間、

できれば念のためエリザベスカラーを着ける必要があるのです。

 

ちなみに、カップ麺でエリザベスカラーを自作する飼い主さんもいらっしゃいまして、

要は傷口を舐めなければOKなので、意外とカップ麺でも大丈夫?!な様子。

 

 

ただ、エリザベスカラーを着けるのはかわいそう、なるべく着けたくないなあ、

という飼い主さんもおられますよね?

 

そこでお勧めなのが、

エリザベスウエアという術後服です。

これを着けると、傷口がガードされて舐めれなくなります。

 

 

ここ最近では、

当院ではエリザベスカラーとエリザベスウエアを希望される方は半々くらいな感じで、

手術後にどちらかを選んで頂いております。

 

「エリザベスウエアが良い!!」という方でも動物病院にてお渡しすることができますのでスタッフまでお声がけください。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | コラム | 19:36 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(胸部の腫瘍)

今回来院されたハムスターちゃんも胸の辺りの皮膚に腫瘤ができていました。

やはりハムスターには腫瘍が多くできますね。

 

 

↑麻酔を掛けて寝てもらいます

 

 

↑左胸辺りに腫瘍ができています

 

↑腫瘍を摘出しました

 

 

↑麻酔からも覚めてお家へ帰っていってくれて良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 18:04 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(下腹部の腫瘤)

腫瘍ができたハムスターが来院されました。

このところ腫瘍のハムスターちゃんがよく来院されており、ほぼ連日診察や手術をしています。

 

今回来院された子も、お腹に腫瘍ができており、

飼い主さんとご相談の結果、腫瘍を摘出することになりました。

 

↑麻酔を掛けて寝てもらいます

 

↑眠ってくれました。お腹に大きなしこりができています。

 

↑腫瘍を摘出しました。

大きな腫瘍でしたが、半導体レーザーメスを使えば1滴の出血もなく手術が可能です。

 

↑麻酔からも覚めて無事にお家へ帰っていってくれて良かったです。

早く良くなってね。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 17:49 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(前足の腫瘍、断脚手術)

左前足に腫瘍ができたハムスターちゃんが来院されました。

 

ハムスターは腫瘍が出来やすい生き物で、全身どこにでも腫瘍が発生します。

 

今回来院されたハムちゃんも左前足に大きな腫瘍ができていたため、

飼い主さんとご相談の結果、前足の断脚手術を行うことになりました。

 

ハムスターでも犬猫と同じように断脚手術は可能であり、

繊細さが求められはしますが、技術的には全く同じ手技で手術することが可能です。

 

↑麻酔を掛けていきます

 

↑左の前足に腫瘍ができて腫れています

 

↑麻酔からも問題なくさめてお家へ帰って行ってくれたので良かったです

 

飼い主さんが心配される点として、

「前足が1本だけになっても食餌はとれるの?」ということが挙げられます。

 

過去何件もハムスターの断脚手術を行ってきて、

その度に飼い主さんにお聞きしているのですが、

どの子も問題なく食餌もとれて、日常生活を普通に生活しているようです。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 18:18 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの子宮卵巣疾患

先日、姫路から女の子のハムスターちゃんが来院されました。

 

飼い主さんにお話をお伺いすると、

赤い血色のおりものがでてきたため、お近くの動物病院さまを受診され、

子宮疾患の可能性あり(腫瘍疑い)と診断されたそうです。

 

しかし、ハムスターの手術はリスクが高いため手術はしない方が良い、ということで

抗生剤を飲ませて様子を見ていたものの出血が改善せず、

何とかならないものかと当院へ来院されました。

 

このような場合、

出血が続くと貧血を起こして致命的になることが考えられるため、

飼い主さんとご相談の結果、試験開腹手術を行い子宮と卵巣を摘出することになりました。

 

↑麻酔を掛けて寝てもらいます

 

↑麻酔を掛けて仰向けに寝てもらいます

 

↑卵巣が左右とも腫れており、子宮の基部も腫れていました

 

手術後には問題なく目覚めてくれて、

元気にお家へ帰っていってくれたので良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 21:08 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(右肘の腫瘤)

身体に腫瘤ができたハムスターが来院されました。

 

この最近は毎日のように腫瘤(できもの)が出来ているハムスターちゃんが来院されています。

 

 

↑ガス麻酔で寝てもらいます。ZZZ…

 

 

↑右肘辺りに腫瘤ができています

 

↑右肘辺りの腫瘤を摘出しました。この後、麻酔も覚めて無事にお家へ帰って行ってくれました。

お疲れさまでした!早く元気になってね。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 16:52 | comments(0) | - | ↑TOP
犬猫も新型コロナウイルスPCR検査が受けられる?

今回は、このところやや落ち着いた?感もある新型コロナウイルスについて。

 

以前に「熱があるなあ、風邪かな?新型コロナウイルスかな?」と思っても、

なかなか新型コロナウイルスのPCR検査を受けることが出来ないということが社会問題になっていましたよね。

 

※保険適用ではない全額自己負担(2〜4万円程度)であれば、民間の医療施設でPCR検査を受けられるようです。

 

今までは人間しか新型コロナウイルスのPCR検査を受けることが出来なかったところ、

最近では犬猫などの動物もPCR検査を受けることが出来るようになったそうです。

 

感染している可能性のある犬猫を誰かに預けないといけない場合などには安心材料になるかもしれませんね。

 

 

※当院は今現在のところ動物のPCR検査は導入しておりません。

詳しくお聞きになりたい方は当院までお電話でお問い合わせ下さい。

 

TEL:078-707-2525

 

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | コラム | 20:36 | comments(0) | - | ↑TOP
垂水区で避妊手術、去勢手術をお考えの方へ手術編【垂水オアシス動物病院】

垂水オアシス動物病院の避妊・去勢手術について

 

前の記事はこちら⇒犬猫の避妊手術、去勢手術について(費用編)

 

 

当院の手術の流れ

 

※手術は予約制です。
前もって事前に来院して頂き、手術前の注意事項などをご説明したうえで手術の予定日を決定します。

避妊手術の場合、腹腔鏡で行うのか、開腹手術で行うのかをご相談の上決定します。

 

※電話でご予約も可能ですのでご希望の場合は、

診察時間内にお電話ください⇒垂水オアシス動物病院 TEL: 078-707-2525

 

手術前日

夕食は夜の10時までに済ませること(全身麻酔中には胃を空にしておくことで、誤嚥による窒息を防ぎます)

 

 

手術当日

朝9時〜10時までにご来院ください
・手術の説明とお預かり
・手術前の術前検査

 

術前検査として、

血液検査(血糖値、肝数値・腎数値・赤血球数・白血球数・血小板数など)

胸部X線検査心臓エコー検査凝固系血液検査

などを希望により行います。

※術前検査は、前述のとおり強制ではないため、飼い主さんが検査を希望された場合に実施しております。

術前の説明用紙に、

術前検査(血液検査、レントゲン検査、凝固系検査など)を選択して頂けるようにチェック欄があるため、

飼い主さん自身に実施の有無を選択して頂きます。

 

 

術前検査について

若い子でも先天的な異常が見つかることや、

高齢の子では、手術予定の病気以外にも隠れた異常が見つかることがあるため、

必要と考えられる検査を組み合わせて実施することをお勧めしています。

 

〇血液検査

貧血があるかどうか、肝臓や腎臓に大きな問題が無いか検査します。

 

 

胸部X線検査、心臓エコー検査

手術前に胸部のX線検査、心臓エコー検査を行います。

呼吸器系や心臓に生まれつきの異常があるケースもあるため、

生まれてから一度もレントゲン検査やエコー検査を受けたことの無い場合や、

中高齢の場合は、健診も兼ねてみておくことをお勧めしています。

 

 

凝固系血液検査

垂水オアシス動物病院では、手術前には基本的に凝固系検査を行うことをお勧めしています。
凝固系検査とは、出血をしたときに、血を止める能力(凝固能)があるかどうかを調べる検査です。

この凝固能に異常があった場合、

ちょっとした出血が止まらずに命を落としてしまうことも考えられるからです。

当然、人では手術前に当たり前のように行われる検査です。

しかし、

動物病院では、

まだこの凝固系の検査を術前検査として行っている病院は今だ非常に少ないのが現状です。

 

たしかに、ほとんどの子はこの凝固系検査に異常がでることはなく、

問題なく手術を行うことができます。

しかし、非常に少ない確率ですが、この凝固系検査に異常がある動物がいます。

このことに気がつかずに手術を行うと場合によっては命を落と可能性もあるため、

安全に手術を行うためには必要な検査です。

 

↑猫の血液凝固障害は稀な病気?

「これまで猫の血液凝固障害は犬に比べてまれであると考えられていました。

しかし、これは凝固検査が適切に行われていないことによる誤った認識で、実際にはより一般的な病態であることが明らかになってきました。最近の研究では、避妊手術の目的で来院した猫44頭中3頭にAPTTの延長が認められたと報告されています。これらの症例はいずれも出血症状はないものの第Ⅻ因子の活性が重度に低下していたことが確認されています。

APTTの延長は以上となる凝固因子によっては、出血リスクを伴う場合があります。

出血症状のない猫であっても、不妊手術や生検など出血する可能性のある処置を行う前には、

必ず凝固検査を実施することが重要です。」

(出典:alphaVet2020年02より)

 

 

↑COAG2NV:動物用血液凝固系測定装置

 

 

麻酔

・麻酔前投薬(より安全に麻酔を掛けるために行います)

・抗生剤+痛み止め注射
・留置針設置(緊急時の緊急薬点滴投与のための血管確保、手術中も点滴を行います)
・挿管(誤嚥防止・ガス麻酔をおこなうため)
・ガス麻酔(注射麻酔より安全性が高い)
・麻酔管理(心拍・心電図・呼吸・酸素飽和度測定、保温)

 

 

去勢手術(左右両精巣摘出術/男の子)
最新鋭の血管シーリング装置で精管と血管を閉鎖して精巣を摘出します。

ダイオードレーザ BERG-D – 富士エス・エル・アイ

↑半導体レーザー装置

 

 

避妊手術(子宮・卵巣全摘出術/女の子)

血管シーリング装置で卵巣・子宮の血管を閉鎖して卵巣を摘出します。

↑超音波メス(ソノサージ)


術後は、エリザベスカラー or 術後服で傷を保護されることをおすすめします。
(術後服は、エリザベスカラーがストレスになるデリケートなワンちゃんにお勧め。)

 

※傷口の縫合に用いる縫合糸は溶けて体内に残らないものを使用します。
・体の中で使用する糸…溶ける糸を使用します(数ヵ月ぐらいで吸収されます)
・皮膚縫合…10日〜14日後に抜糸します

 

手術当日の夕方〜

お迎え(術後の説明)
・避妊・去勢手術の場合は日帰り手術のため、当日の夕方6時以降にお迎えにきて頂きます。

 

去勢手術・避妊手術どちらも1〜3日後に再診、術後7〜10日前後で抜糸を行います。
 

 

 

さいごに

 

長い解説を最後までお読み頂き、ありがとうございました!

さらに詳しくお知りになりたい方は、お電話、またはご来院にてお尋ねください。

 

手術をご希望の方は、

お電話でもご予約をお取りできます。

 

 

前の記事はこちら⇒/眇絅アシス動物病院の避妊・去勢手術について(当院の特色編)
 

前の記事はこちら⇒犬猫の避妊手術、去勢手術について(費用編)

 

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

TEL: 078−707-2525

| tarumioasis2 | 避妊手術 | 13:48 | comments(0) | - | ↑TOP
垂水区で避妊手術、去勢手術をお考えの方へ費用編【垂水オアシス動物病院】

⊃眇絅アシス動物病院の避妊・去勢手術について

 

前の記事はこちら⇒仝での避妊手術、去勢手術について(当院の特色編)

 

費用について

ご存知のように、動物医療は公的な健康保険がなく、病院ごとに異なった料金体系をとる自由診療となっております。

 

当院の料金体系は日本獣医師会が行っている家庭飼育動物の料金実態調査の結果の平均を参考に作成しておりますが、

、全額自費診療ということもありますし、診察内容によっては高く感じてしまう事もあるのではと思います。

 

きちんと安全に配慮した検査及び手術を行った場合の費用の合計はやや高額になるかもしれませんが、

かけがえのないペットが安全で痛みのない手術が受けられることが第一、と当院では考えています。

 

 

ただ、

世の中には色んな人がおられます。

 

動物病院には、

 

「しょせん犬や猫なんだから」という人や、

逆に

「この子は実の子供以上に大切なの」と公言している人、

 

 

「年金暮らしなので動物にお金を掛けることは出来ない」という人や、

逆に

「お金は掛かってもいいからしっかりとみて欲しい」という人、

 

など様々な方が来院されます。

 

例えば、

動物保護団体さんからの依頼で野良猫を不妊手術する時には、

募金から活動費を捻出していることもあり、

もちろん安全性はある程度確保した上ではありますが、

とにかく安く、早く、コストを削減した手術をすることが求められます。

 

下記の記事をご覧ください。

 

猫の楽園として世界的に有名になった愛媛県大洲市の青島で、不妊手術とワクチン投与、ノミダニ駆除を行いました。住民6人に対し、ネコは210匹以上。高齢化により将来的に世話が難しくなることなどから、無料不妊手術の要請があり実現しました。

2日にどうぶつ基金の獣医師や、ボランティアら約20人が島に渡り、ネコの捕獲を開始。手術は3日午前から同市長浜町青島の市青島コミュニティセンターで行いました。手術は3日間行う計画でしたが、4日の定期船最終便が悪天候のため欠航する恐れがあり、1日で終わらせる方針に変更、3名の獣医がわずか1日で172頭に手術を施しました。

  

出典記事⇒公益財団法人どうぶつ基金https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000033795.html

 

3名の獣医師が1日で172頭の手術を行うということは、

一人当たりで43頭の手術を行うということで、

8時間ぶっ通しで行うとしても、11分に1頭行う計算になる訳です。

きちんと術前検査などをしていると、とてもこの頭数を1日で終わらせることは不可能ですし、

大きな費用が掛かってきます。

 

このように、

人によっても、状況によっても、動物病院に求める内容にはかなりの違いがあります。

 

また、そのような状況に対応するためにも、

当院では「避妊手術は〇万円ポッキリ」のような料金体系ではなく、

人間の保険診療と同じような加算式の診療報酬体系になっています。

 

例えば、

 

コスト面を重視されている飼い主さんの場合は、

ミニマムな内容での避妊手術を行うことを選択して頂くことができます(コストは安い)。

 

また、

ペットのために安全や鎮痛などを重視されてベストな方法をご希望の飼い主さんの場合は、

術前検査をきちんと行い、縫合糸アレルギーを防止するためにレーザーメスを使い、

身体への負担や痛みが少ない腹腔鏡を用いた避妊手術を選択して頂くこともできます(コストは高い)。

 

このように、

術前検査をどうするのか等のカウンセリングを行い、

一人ひとりに対応した手術のプランニングをしております。

 

安く済ませるようにやって欲しい、

ベストな方法でやって欲しい、

などのご希望があれば率直にお伝え頂けると幸いです。

予算内でベストと考える手術や治療を全力で行います。

 

安いことが必ずしも良い動物病院の判断基準ではないと当院では考えておりまして、

考えうる中でベストな選択肢を提示し、

費用が掛かったとしてもベストな内容で手術や治療を行うことも、

現代の動物病院に求められている事だと思っています。

 

次の記事はこちら⇒8での避妊手術、去勢手術について(手術の流れ編)

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 避妊手術 | 13:47 | comments(0) | - | ↑TOP
垂水区で避妊手術、去勢手術をお考えの方へ‘耽А攷眇絅アシス動物病院】

 

/眇絅アシス動物病院の避妊・去勢手術について

 

犬や猫をがお家に来てしばらくした6か月齢頃になると、そろそろ避妊手術や去勢手術を受ける時期になってきます。

そろそろ手術を受けないといけないという動物を飼育されている飼い主さんに向けて、

避妊手術、去勢手術について説明をしたいと思います。

 

インターネット上には、

動物医療に詳しくない方が書かれている情報や、

誤解を招くような誤った情報が氾濫しているため、

避妊・去勢手術について垂水オアシス動物病院が公式に解説していきます!

 

一般の飼い主さんからすると、避妊・去勢手術にどんなイメージがあるでしょうか?

 

「簡単な手術なんじゃないの?」

「どこの動物病院で避妊・去勢手術を行っても同じじゃないの?」

「安けりゃいいんじゃないの?」

 

と思われている方も多いのではないでしょうか?

 

避妊・去勢手術と一口で言っても、

じつは動物病院によって内容が全然異なります。

 

「避妊・去勢手術を行った」という結果だけをみれば同じといえるかもしれません。

しかし、その内容は動物病院によりかなり違うのが現状です。

 

その内容の違いが重要なところなのですが、

なかなか一般の方には分かりずらいところだと思います。

 

なぜ、動物病院によって内容が異なるのでしょうか?

 

一口に避妊・去勢手術といっても、

麻酔や手術法、使用する薬剤、手術に用いる材料の選択などには、

特別な決まりはないからなのです。

 

手術前検査や点滴の有無、

鎮痛薬の種類、鎮痛法、

縫合糸の種類など

細かな内容については、

各々の動物病院が決定しています。

 

ですので、

動物病院によって、細かい違いがたくさんあるのです。

 

では、

内容の違いについてやや極端ではありますが具体例をお示しします。

 

とある動物病院の避妊・去勢手術では、

 

鎮痛はしない

気管挿管はしない
手術前検査はしない
点滴の管を血管に入れず、

静脈点滴はしないが、

 

「手術はする」

 

という内容だそうです。

 

もうなんとなくは想像がつくと思いますが、

この例は獣医学的には良い内容ではありません。

 

具体的な内容の違いについては、

ほかにも使用する縫合糸の種類であるとか、

血管シーリング装置を使うのか、

手術前検査の内容とか、

麻酔時のモニタリングであるとか・・・

などなど多数ありますがここには書ききれません。

 

ときどきWEBサイトなどに、『相場は〇〇円』、とかがありますが、

これも内容を比較しておらず、ほとんど何の意味もないと思っています。

 

ただ、一般の方は、

細かい内容についてよくわからない、というのが普通なのではないでしょうか。

 

ですので、

当院で行っている避妊・去勢手術の内容を簡単に紹介させていただきます。

 

 

 

当院における避妊・去勢手術の特色

 

・術前検査を希望される場合は、しっかりと術前検査を行い、

 

・最新の獣医学に基づいて、安全な麻酔と麻酔時のモニターを行い、

 

・縫合糸から発生する疾患(無菌性脂肪織炎)を避けるために

最新鋭の医療機器(ソノサージ、半導体レーザー)を使用して体内にはなるべく糸を使わない手術を行い、

 

・術中や術後にも鎮痛薬を使用して適切な疼痛管理を行い、

 

・外科を得意とする経験豊富なベテラン獣医師が手術を行い、

 

・痛みや身体への負担が少ない腹腔鏡手術を導入し避妊手術を行うなど、

 

当院では現在考えうる最善、最良の麻酔や手術を行うことを目標にして手術を実施しています。

 

避妊手術は外科を専門的に行っていない動物病院でも行われる手術ですので、

一般の方からは簡単な手術と思われがちです。

しかし、実は安易に行われるために、事故が起こる確率が比較的高い手術です。


当院では避妊手術も去勢手術も、他の手術と同じように、

消毒・滅菌も完全に行い、滅菌ドレープを使用し、

手術衣・手袋・帽子・マスク等を使用して万全の態勢で手術を行います。


麻酔は安全な吸入麻酔を使用し、各種生体モニターを装着して安全を第一に手術を行います。

 

また最近では、縫合糸を体内に残すことで起こる肉芽腫が

ダックスフントやチワワなど犬種を問わず多く報告されていますので、

当院では極力縫合糸を体内に残さないよう、

超音波凝固装置(ソノサージ)や半導体レーザー装置を使用して止血を行い、

体内に極力縫合糸を残さない手術を行っています。

 

参考文献⇒卵巣子宮摘出後に縫合糸反応性肉芽腫が疑われた犬 22症例における長期予後と併発疾患の臨床的解析

 

↑血管を結紮止血する様子。

左側:通常通り糸で結紮する場合 右側:超音波凝固装置(ソノサージ)を使用した場合

最新鋭の機器を使うと安全に手術が可能であり、手術時間が短縮され、麻酔時間も短くなり、

糸を使わないため縫合糸に対するアレルギー反応が生じることがありません。

 

↑超音波凝固装置(ソノサージ)

 

↑半導体レーザー装置

 

 

近年、動物の痛みに対する考え方は大きく変わってきています。

去勢手術や避妊手術であれ、当然大きな「痛み」を伴います。

 

日本で 206 名の獣医師を対象に行ったアンケート調査の結果においては、

 

「少しぐらい痛がっている方が大人しくできる」

「痛み止めを使うと傷の治りが悪くなる」

 

というような考え方が一般的で、

去勢手術、避妊手術、歯科処置においては術後(処置後)鎮痛薬を処方しない、

もしくは処方しても 1-2 日程度という動物病院がほとんどなのが現状だそうです。

 

しかし、

積極的な手術前、手術中、手術後まで鎮痛を行うことで、

麻酔の安定性が高まり、麻酔薬が減量でき、麻酔からよりスムーズに覚醒する事が出来るようになります。

そのため麻酔薬による副作用も軽減する事が出来るのです。

 

また 獣医学領域における世界的な痛み管理のガイドラインである

「Guidelines for Recognition, Assessment and Treatment of Pain」においても

犬の避妊手術および去勢手術では少なくとも術後 5 日程度、

猫の避妊手術および去勢手術では少なくとも術後3日程度の術後鎮痛を実施すべきである、

とされていることから、当院では術後5日間の疼痛管理をしっかりと行っています

 

 

⇒垂水オアシス動物病院の避妊・去勢手術について費用編へ

 

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 


 

| tarumioasis2 | 避妊手術 | 20:59 | comments(0) | - | ↑TOP
犬のパテラにマッサージは有効?

今回は、

「膝蓋骨脱臼(パテラ)にマッサージが有効なのかどうか」について。

 

参考記事⇒犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)

 

生後まもない頃からパテラがある子犬の場合、

生後3日目以降の早期から後足の屈伸運動を行うと、関節の可動域が広がるといわれています。

 

具体的には、

子犬を仰向けにして、足先を指でつかんで、朝晩に200回の屈伸運動を行うことを続けるとよいとされています。

この屈伸運動によって、成長後のパテラのグレードの度合いが改善する可能性があるため、

飼い主さんもチャレンジしてみられたら良いと思います。

 

 

 

 

さて、

対策なし 対策あり 
発症率 1.14% 0.85%  
パテラの診療費が5万円以上かかった割合 26%

0%   

 

まずは上記の表をご覧ください。

 

※アニコムというペット保険を運営されている会社のHPから引用

 


アニコムでは2016年12月に、アニコムの保険に加入したワンちゃん939頭に対し、「ある対策」の啓発をおこないました。その後、2年間にわたり、保険金請求データを用いてパテラの発生状況を調査したところ、「対策なし」のワンちゃんの発症率が1.14%であったのに対し、「対策あり」では、0.85%と低くなっていることがわかりました。


また、パテラの診療費が5万円以上かかった割合が、「対策あり」の場合はなんと「0%」だったのです。


「ある対策」をしただけで、パテラの発症率および重症化を防げる可能性があることがわかりました。


さて、この対策とはいったい何なのでしょうか?

 

この対策とは、「床を滑りにくくする」ことと「パテラ予防エクササイズ」の2つだそうでして、

 

パテラの原因として、

フローリングなどのツルツルした床の上で踏ん張ったり急激な方向転換をすると、膝に大きな負担がかかるため良くありません。

そこで、滑らない環境を整えてもらうため、滑り止めマットを配布されたそうです。

 

また、

膝関節周辺の形成不全などの先天性の原因への対策に対しては、適度な運動とマッサージを行うと上記図のようにパテラの発症率が低下したそうです。

 

 

ただ、

重症度など犬によっても差がありますし、屈伸運動やマッサージを強い力で行うと逆効果になることも考えられます。

主治医の先生に相談してからチャレンジしてみて下さい。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 犬の膝蓋骨脱臼(パテラ) | 17:32 | comments(0) | - | ↑TOP
犬の前十字靭帯の損傷に温存療法は有効か?

先週、膝蓋骨脱臼(パテラグレード4)があり、前十字靭帯も断裂してしまったヨークシャテリアちゃんが来院されました。

 

特に落ちたとか、事故に遭ったとか何もないけれど、突然後足を跛行しているとのこと。

参考記事⇒犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)グレード分類について

 

 

こちらのヨーキーちゃん、実は以前からパテラグレード4の持病があったのですが、

そのまま様子を見ていたところ、年齢が10歳を超えたあたりで前十字靭帯が断裂してしまいました。

参考記事⇒犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)を「手術しない」とどうなる?

 

このままでは前十字靭帯断裂とパテラの痛みが持続して跛行が続く可能性が高いため、

今回は飼い主様とご相談の結果、前十字靭帯断裂とパテラを整復する手術を行いました。

 

↑BIFORE:大腿骨の滑車溝が浅く、軟骨が糜爛を起こしています

 

 

↑AFTER:滑車溝を深くして脱臼し難くします

 

 

↑BIFORE:関節外法という方法と、パテラの手術(造溝術、内側支帯のリリース、外側関節包の縫縮)を組み合わせて整復しました

 

今回はパテラグレード4と最重度の膝蓋骨脱臼でしたので

滑車溝に整復できるかどうか少し懸念していましたが問題なく整復することができました。

 

やはり、

グレード3以上のパテラがある小型犬では、

今回のように高齢になってから前十字靭帯が断裂することが多いので、

若いうちにパテラを治しておいた方が良いかもしれません。

 

 

 

さて、

犬の前十字靭帯が断裂してしまっている場合、

 

手術をしないで様子を見る保存療法(内科的治療)をしても良いかどうか迷うことがあると思います。

別記事⇒TPLOって何?犬の前十字靭帯断裂とは?治療法(TPLOなど)を解説!

 

前十字靭帯断裂の治療法には、

主に内科治療と外科治療があります。

 

 

■内科治療(温存療法)
消炎鎮痛剤の使用、運動制限(2〜3ヶ月程)、サプリメント(アンチノール)の使用、ダイエットなど

体重が10kg以下の犬には内科治療を行うケースもあります。

 

小型犬では内科的治療で症状の改善(跛行の消失)がみられこともあり、一見正常に見えることが多いようです。

そのため、外科治療を望まれない場合や、

高齢犬や心臓病や腎臓病などの持病がある場合は手術を行わずに経過観察していく場合もあります。

 

ただし、内科的な保存療法では、

関節の不安定性は残存したままのため、跛行が持続したり、半月板を損傷したり、

将来的に変性性関節症を発症することもあり

 

10kg以下の小型犬であったとしても、

経過観察をして跛行などの症状が改善しない場合はもちろん、

できれば早期に治療した方が良いかもしれません。

 

また、特に体重が10坩幣紊慮い牢慇甕蠅進行し易いので、外科手術を受けた方が良いと考えられています。

 

↑前十字靭帯が断裂すると、膝関節が不安定になってしまい、将来的に関節炎が進行したり半月板が損傷するリスクが高まります

 

参考記事⇒膝蓋骨脱臼(パテラ)のサプリメントについて

 

■外科治療
手術により膝を安定化させます。

手術を行う事でより正常な膝の機能を取り戻す事が可能で、将来的な関節炎の可能性を減らします。
犬の場合は前十字靭帯が重要な役目を持つため基本的には外科手術による治療が望ましい場合が殆どです。

 

最近ですと、小型犬にもTPLOという手術法が適用されており、

術後成績が良好と報告されています。

 

参考記事⇒TPLOって何?犬の前十字靭帯断裂とは?治療法(TPLOなど)を解説!

 

 

内科治療を行うのか、もしくは外科治療を行うのか(外科治療を行うのであればどの方法を選択?)

詳しくは動物病院の先生に相談してみてください。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 犬の膝蓋骨脱臼(パテラ) | 20:26 | comments(0) | - | ↑TOP
犬のパテラにサポーターは有効?

先日、パテラの整復手術がありました。

10歳ぐらいのヨークシャテリアちゃんだったのですが、

症状がこれ以上に悪化する前に治療を希望されたため、

手術を実施することになりました。

 

↑BIFORE:膝蓋骨が大腿骨の滑車溝から脱臼しています

(グレード3のパテラ)

 

パテラのグレード分類については

別記事⇒犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)グレード分類について

 

↑AFTER:膝蓋骨が大腿骨の滑車溝に戻り脱臼が問題なく整復されました。

 

↑BIFORE:大腿骨の滑車溝が浅いため、すぐに脱臼してしまう状態です

 

 

↑AFTER:滑車溝が深くなり、脱臼し難くなりました

 

 

診察をしていると、

犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)にサポーターは効果があるのでしょうか?と時々飼い主さんから質問を頂くことがあります。

 

パテラについては

こちらの記事⇒犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)

 

確かに、

サポーターを着けるだけで犬のパテラを予防することができたり、治療にも有効であれば良いですよね。

調べてみるとどうやらパテラに効果があるとされているサポーターが市販されている(市販されていた?)ようです。

パテラに効果があれば良いのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

 

先に結論から言いいますと、

パテラの犬にサポーターをすることで、膝蓋骨を脱臼しなくしたり症状を改善させるというのは、

獣医学的な見地からいうと残念ながら難しいと思います。

 

そもそも犬にサポーターなどを装着するのは、

関節部位だと簡単にズレたり、変な締め付け方をしてしまったり、

犬がサポーターを咬みちぎって取ってしまったりするので、

とても難しいのです。

 

また、指で直接押さえて膝蓋骨を整復してもすぐに脱臼してしまうわけですから、

それをサポーターで行うというのは厳しいものがあります。

 

パテラに対してサポーターを使って治療を行うことは獣医学で推奨されていませんし、

サポーターが有効であるという報告等も今のところ聞いたことがありません。

 

サポーターを着けると膝関節の可動域を制限してしまいますし、

動物にとってストレスになりますのでそのリスクも考える必要がありそうです。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

  

| tarumioasis2 | 犬の膝蓋骨脱臼(パテラ) | 12:56 | comments(0) | - | ↑TOP
ビデオオトスコープ(耳内視鏡・外耳洗浄)

先日、

外耳炎の外耳洗浄のためにビデオオトスコープを用いた処置を行いました。

 

ビデオオトスコープを使った外耳洗浄とは、

耳に入るサイズの内視鏡(カメラ)を耳の孔に入れて、

耳の中をモニターで見ながら、耳垢を摘出したりして外耳を洗浄したりすることです。

 

この機器を使うと、

耳の孔奥深くまで見ることができ、

従来の洗浄方法ではとれなかった鼓膜付近の汚れを直接鉗子で摘出したり洗浄を行うことができます。

 

症例にもよるのですが、

この処置で外耳の状態が劇的に改善し、

長年に渡り耳を気にして振っていた子が耳を振らなくなったり、

何年間も出ていた耳からの膿が出て来なくなったりすることも珍しくありません。

 

 

今回の犬ちゃんの場合は、

鼓膜付近に耳垢が堆積していたため、

ビデオオトスコープで耳垢を摘出しました。

 

右耳

↑BIFORE:鼓膜付近に耳垢が堆積しています

 

 

 

↑AFTER:鼓膜付近の耳垢を摘出してきれいになりました

 

 

 

 

 

 

左耳

↑鼓膜付近に耳垢があります

 

 

 

↑耳垢を摘出しました

 

 

 

 

 

治りにくい外耳炎でお困りの場合はお気軽にご相談ください。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)   

| tarumioasis2 | 耳ビデオ内視鏡(ビデオオトスコープ) | 11:59 | comments(0) | - | ↑TOP
イベリアトゲイモリの皮膚真菌症(カビ)

先日、イベリアトゲイモリが来院されました。

 

こちらのイベリアトゲイモリは、スペイン南部、ポルトガル南部、モロッコ北西部が原産のイモリで、

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されています。

 

また、実験動物としても大学などで使われており、

完全水棲のウーパールーパーと同じように飼育することができます。

 

ウーパールーパーについては、

別記事をご覧ください。

 

⇒ウーパールーパー(暑さ対策・夏の過ごし方)

 

⇒ウーパールーパー知っておくべき【なりやすい4つの病気】

 

今回来院された主訴は、

身体の表面に白いモヤモヤが付着していて食欲も無いとのこと。

 

↑背中が白くモヤモヤしています

 

このモヤモヤの正体を確認しないと正しい治療ができないため、

このモヤモヤを採取して、顕微鏡で観察します。

 

 

すると…、

真菌(カビの仲間)が確認されました。

 

そのため

今回は、

イトラコナゾール(抗真菌薬)を用いて薬浴(0.01%に調整、5分間薬浴、24時間おき)を行いました。

 

数日後…、

皮膚の白いモヤモヤが消えて改善しました。

 

 

あまり病気らしい病気はしない生き物ですが、

夏場などの温度管理や水質管理を上手く行わないと今回のような皮膚感染症が発症することが多いため、

夏場の水温を25℃までに管理して、水替えを定期的に行うようにしましょう。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 両生類 | 19:51 | comments(0) | - | ↑TOP
夏季臨時休診のお知らせ

このところ毎日暑いですね。

今年はウイルスの影響もあって、

お盆休みもお家でのんびりされている方が多いのではないでしょうか?

帰省される方やご旅行に行かれる方も熱中症や事故にお気をつけください。

 

2020年夏季臨時休診のお知らせです。

 

8月16日(日)  臨時休診

 

誠に勝手ながら、上記の日につきましては臨時休診とさせていただきます。

それ以外の日につきましては、通常通り診療しておりますのでご来院ください。

 

よろしくお願いいたします。

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | お知らせ | 12:27 | comments(0) | - | ↑TOP
カメの甲羅が赤くなっている場合の対処法【甲羅の感染症】

 

先日、珍しい種類のカメさんが来院されました。

その名も「ブランディングガメ」(Emydoidea blandingii)という北米原産のカメです。

 

こちらのカメさん、

甲羅(腹甲の一部)が赤くなっていて、様子がおかしいという主訴で来院されました。

 

このように、

カメの甲羅が赤色になっている場合、

カメ自身や甲羅が感染症に罹患している可能性があります。

 

 

原因

 

 

甲羅の感染症は飼育環境(温度、水の汚れ)が悪かったり、外傷がきっかけとなり発症することが多く、

二次的に細菌感染や、真菌感染、寄生虫の感染が引き起こされます。

 

この細菌感染や真菌感染は日和見感染であり、もともとカメ自身が持っている菌が、

何等かの原因(若齢、不適切な食餌内容など)で免疫力が落ちた場合に増殖してしまい感染が広がっていきます。

 

 

症状

 

 

甲羅に感染がおこると、まず甲羅に赤色の部位が少し出てきます。

さらに進行すると、赤色の浸出液が染み出てくるようになったり、甲羅の一部が脱落することもあります。

 

 

診断

 

 

視診、触診などから感染症を疑います。

病変部位の細胞診を行い、細菌、真菌、原虫、寄生虫などが居ないか調べます。

どのお薬が効くかを調べて(薬剤感受性試験)適したお薬を使います。

 

 

治療

 

 

まず、飼育環境(温度、水質、UV、餌の種類など)の見直しを行います。

 

細菌や真菌感染が部分的な場合は、十分に甲羅の洗浄を行い、

ポピドンヨード液を希釈して1日1、2回薬浴を行ったり、

局所的に抗生物質の軟膏を塗布したり、

水から定期的に1〜2時間程度出して乾燥させたりします。

 

全身的に細菌感染が見られる場合は、薬浴に加えて、全身的な抗生物質の投与を行います。

真菌感染の場合は、マラカイトグリーンを使った薬浴も効果があります。

 

 

今回のブランディングガメの場合、

甲羅の赤くなっている部位のスメア検査(サンプルを採材して顕微鏡で調べる検査)を行ったところ、

寄生虫が大量に検出されたため、抗寄生虫薬を投与することになりました。

 

 

さいごに

 

治療を行っても飼育環境に問題があると再発し易いため、

再発予防のためにも環境(温度、UV、餌など)を見直してみてください。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | カメの病気 | 19:19 | comments(0) | - | ↑TOP
獣医師不在のお知らせ

ー獣医師不在のお知らせー

 

8月2日(日)8月3日(月)8月4日(火)は院長不在にしています。

 

診察は通常通り行っておりますのでご来院ください。

池田獣医師による診察になります。

 

大変ご迷惑をお掛け致しますがご了承お願い致します。

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | お知らせ | 10:06 | comments(0) | - | ↑TOP
カメの手足がかじられる事故発生!アライグマに注意!!

垂水オアシス動物病院では犬猫以外にも色々な動物(うさぎ、ハムスターなどの小動物や、両生類、爬虫類など)を診察しているため、このところ、当院へカメの患者さんがよく来院されます。

 

先日の出来事なのですが、

屋外の水槽で飼われているクサガメちゃんが何者かによって手足を食べられてしまい来院されました。

不幸中の幸いで頭は甲羅の中に隠れることが出来たようでしたが、

手足が無くなってしまっており、大変なことになっています。

 

さっそく、食いちぎられた部位を洗浄、消毒して糸で縫合し、抗生剤の注射をしました。

 

 

いままで数日経過を見ていましたが、食欲も戻ってきて徐々に回復してきてくれているそうでほんと良かったです。

手足が不自由で動けないものの、飼い主さまの看護により食餌もとれるようになったご様子。

 

屋外の水槽でカメを飼育されている飼い主さまは、

アライグマなどの野生動物が近年増えており、カメさんがその被害に合う可能性があるのでお気を付けください!!

水槽に侵入されないように、網を被せるなどの対策を!!お勧めします。

(当院だけでも2例目の被害にあったカメさんです)

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | カメの病気 | 20:57 | comments(0) | - | ↑TOP
犬猫の骨折を手術しないとどうなる?

ソファから飛び降りた、自転車の車輪に巻き込まれた、車に轢かれた、などの原因で、

犬猫が骨折してしまうことがあります。

このような場合に動物病院を受診されると、手術が必要と診断されるケースが多いと思います。

 

今回は、

骨折の手術をしないとどうなるのか?」について解説していきます。

 

まず結論からですが、

骨折の手術をしないといけない状態なのに治療せず放置した場合、

 

足先が変な方向を向いてしまった状態で骨が固まってしまったり、

最悪の場合、

3本足歩行になってしまったり、

骨が皮膚を突き破ってしまい感染を起こしてしまい断脚が必要になるケースも考えられますので、

 

基本的には放置してはいけません。

 

 

まず、

「骨折の手術が必要な部位かどうか?」が重要で、

 

前足(橈骨・尺骨)、上腕骨、脛骨、大腿骨など、

四肢の骨が完全に折れてしまっていた場合は基本的に手術が必要になります。

 

人間でしたらギプスをして松葉杖をついて患部を動かさないようにすることが出来ますが、

動物の場合はそうはいきません。

 

たとえギプスをすることが出来たとしても、

絶えず動き回ろうとするため皮膚が蒸れて擦れてしまい

骨が見える位にお肉がえぐれてしまったりするなど、骨折に加えて更に大変な事態になることもあり、

ギブスで治そうとするのは手術をして治すのとは違った難しさがあります(ギプスの方が術後管理が大変で難しい)。

 

骨盤の骨が折れていた場合、骨折部位によっては便秘になってしまったり、後足で歩けなくなってしまうことがあるため、

整形外科を診察している獣医師にレントゲン検査をして診てもらった方が良いです。

 

指の骨が折れている場合、折れた本数が少なかったり、部位によっては外固定で包帯を巻く程度で骨が癒合できることもあります。

 

骨折した場合に手術が必要かどうかは自己判断が難しいため、

動物病院で診察を受けて適切な治療をしてもらうようにしましょう。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 骨折 | 18:14 | comments(0) | - | ↑TOP
骨折した犬への海綿骨移植

昔は骨折の原因といえば、

車にはねられてしまったなどの事故が一般的な原因でしたが、

近年では落下事故で骨折してしまうことが最も多い原因になっています。

具体的には、ソファから飛び降りた、抱っこしていて落としてしまった、などが多いでしょう。

 

そのような骨折を修復するために、

医療機器メーカー各社がロッキングプレートシステムという新しい原理の骨折修復システムを発売しており

動物病院でも使われるようになってきました。

 

当院でもシンセス、KYON、Fixinなどのロッキングプレートを症例に応じて使い分けて使用しており

手術成績はとても良好です。

 

ただ、世間一般的には骨折の癒合不全の件数が増えているといわれております。


そのような癒合不全の時や再手術時に行うことが多い手術が、自家骨移植(海綿骨移植)です。

この手術は、骨折した骨が感染してしまい癒合しない場合や、手術を行ったものの治らなかった場合などに行います。

 

海綿骨移植の方法は、骨折している犬猫自身の骨盤の骨の一部を採取したり、上腕骨に孔をあけて海綿骨を採取したりします。

そして、骨折している部位の骨断面をきれいして、骨折部位の周りに採取した海綿骨を詰め込み、プレートで固定します。

 

以前に手術して治らなかった骨折症例などでも、この方法を使うと治癒が期待できることがあります。

当院でもこの方法で癒合不全に陥った犬の治療を行っており、とても良好な成績を得ています。

 

治療が上手く行かず癒合不全に陥ってしまっていたとしても、

骨移植や特殊なチタンプレートを上手く使い固定することによって、

また機能を取り戻して歩けるようになる可能性があります。

 

骨が癒合せずにもう歩けるようにならないんだろうか、とお悩みの方は、

 

「まだ治すことができる骨折なのか?」など

どうすれば良いかなどアドバイスもできますので、

一度ご相談に来院してみてください。

 

別記事⇒犬橈尺骨の癒合不全(トイプードルの前足骨折)

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 骨折 | 14:09 | comments(0) | - | ↑TOP
ウーパールーパー(暑さ対策・夏の過ごし方)

ウーパールーパーを飼いたい!と思って飼育方法を調べていると、

「アホロートルは冷たい水を好み(5〜15℃)、高温には弱いため20℃以上にはしないようにします。」

と書かれていたりします。

 

ウーパールーパーについて詳しくは⇒「ウーパールーパー知っておくべき【なりやすい4つの病気】」

 

日本の夏は温暖化の影響もあるせいか、気温が30℃を超える日も珍しくありません。

ここで、ウーパールーパーのために水温を低く保つにはどのように飼育すれば良いの?

という疑問が浮かぶのではないでしょうか?

 

考えられる温度を管理する方法は以下の通りです。

 

.┘▲灰鵑鮖箸辰道育

電気代は掛かるが簡単に温度管理が可能。

 

 

▲ーラーボックスの中に水槽を入れて飼育

保冷剤を毎日入れ替えて温度管理を行う。

手間がかかる。

 

 

ワインセラーなどの中で飼育

温度管理が簡単で便利だが、ワインセラーを準備する必要がある。

 

 

た總緲僂離ーラーを使って飼育

便利だが、装置が高価。

 

 

ちなみに、我が家のウーパールーパーくんは、

,離┘▲灰鵑鮖箸辰道育しています。

ただし、猛暑日の中で20℃以下なんて温度設定には中々出来ないため、

涼しい玄関に水槽を置いて、昼間の暑い時間帯だけエアコンをつけたりして28℃以上にはならないようにしています。

 

ウーパールーパーには20℃以下の水温が理想ですので本来はかい覆匹より良いのですが、

実際は水の交換やフィルター掃除などを頻繁にすれば、意外と日本の夏でも乗り越えることが可能です(※地域によるかもしれません)。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | 両生類 | 20:00 | comments(0) | - | ↑TOP
犬の前足の骨折(症例まとめ)

先日、神戸市兵庫区の動物病院の先生からご紹介頂きまして前足を骨折した犬が来院されました。

 

この子も前足が骨折しており、ソファから飛び降りて骨が折れてしまったそう。

体重が2kg台と小さく、

骨の厚みが2〜3mm程度と小さいためかなり繊細な手術が必要になりましたが、

今回もチタン製プレートを使って問題なく整復固定できました。

 

↑プレート法で固定

 

超小型犬の前足の骨折は癒合不全に陥りやすいため注意が必要ですが、

当院で治療させて頂いた症例では現在までのところ問題なく全例骨癒合しており、

今回も癒合してくれるはずです。

 

ただ、また飛び降りたりするとプレートごと壊れることが有り得るため、

2〜3か月の間は安静が必要です。

 

ワンちゃんがんばりました!

早く良くなりますように。

 

犬の前足骨折(橈尺骨骨折)治療例

1、橈尺骨骨折(前足の骨折)

2、橈尺骨骨折(髄内ピン法)

3、橈尺骨骨折(LCPプレート法)

4、橈尺骨骨折(LCPプレート法)

5、橈尺骨骨折(LCPプレート法)

6、橈尺骨骨折(LCPプレート法)

7、橈尺骨骨折(LCPプレート法)

8、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

9、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

10、橈尺骨骨折(髄内ピン法)

11、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

12、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

13、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

14、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

15、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

16、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

17、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

18、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

19、橈尺骨骨折(髄内ピン法)

20、橈尺骨骨折(髄内ピン法)

21、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

22、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

23、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

24、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

25、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

26、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

27、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

28、橈尺骨骨折(ギプス固定)

29、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

30、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

31、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

32、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

33、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

34、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

35、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

36、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

37、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

38、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

39、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

40、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

41、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

42、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

43、橈尺骨骨折(ALPSプレート法)

…etc

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 骨折 | 16:57 | comments(0) | - | ↑TOP
カメの鼻水、涙が出る、呼吸音がする、眼の腫れの原因は?【カメの上部呼吸器疾患・鼻炎】

鼻から何か「ヒューヒュー、ピーピー」と変な呼吸音が聞こえるようになった、

という主訴でカメが動物病院に連れて来られることがあります。

このような場合は、なんらかの呼吸器疾患の可能性がありますので注意が必要になります。

(カメの中でも呼吸器疾患は、水棲ガメには少なく見らリクガメに多くみられる

 

哺乳類と同じようにカメの呼吸器系は上部呼吸器と下部呼吸器に分類されます。

上部呼吸器とは鼻周辺のことを言い、下部呼吸器は気管や肺などをいい、

今回は上部呼吸器疾患(鼻炎)についてカメを診察している獣医師が解説してきます。

 

原因

感染性:細菌、マイコプラズマ、ウイルス、真菌 ⇔ほとんどの原因は感染性

 

非感染性:異物(床材のチップなど)、外傷

 

多くの場合、

不適切な飼育管理(温度湿度、食餌内容、ケージ、ビタミンA不足、多頭飼育など)や、

ストレス(温度の変化、栄養失調、繁殖期、冬眠など)などの免疫低下時に引き起こされる。

 

症状

上部呼吸器疾患になると、鼻水、流涙、眼周囲の腫れ、口内炎などが認められます。

鼻水は感染を起こすと、白く濁るようになってきます。

 

症状が進行すると、鼻水や膿などで鼻孔が塞がってしまい呼吸が出来なくなるため、

開口呼吸をしたり、呼吸をするために前足を動かしたり、頭を伸ばす様子が見られるようになってきます。

食欲の低下や活動性の低下が認められます。

水棲ガメでは水中に潜れなくなったり、水中で傾いてしまったりすることもあります。

 

 

診断

問診(飼育環境、餌などの聞き取り)や身体検査を行い、上記の症状が認められれば上部呼吸器感染症を疑います。

その後、鼻水の細胞診検査、細菌感受性検査(どの種類の抗生剤が効くかどうか調べる検査)、レントゲン検査、

場合によってはCT検査などを実施していきます。

カメの状態によっては念のためレントゲン検査を実施して、肺炎になっていないか確認が必要です。

 

治療

まず飼育環境の見直しを行います。

環境温度の設定はそれぞれの種類の至適温度の範囲で高めの温度を維持するようにします。

細菌感受性試験の結果に基づいて、抗生剤を選択して全身投与(経口投与など)します。

また、鼻腔洗浄を行ったり、ネブライザーを使って蒸気や薬剤を吸入することも有効です。

 

 

最後に

慢性化してこじらせないようにするために、鼻の症状が気になる場合は早めに動物病院へ受診させてあげて下さい。

 

| tarumioasis2 | カメの病気 | 08:56 | comments(0) | - | ↑TOP
うさぎの強制給餌の方法

垂水オアシス動物病院では、

ウサギの診察を行っておりまして、よく食欲不振のウサギが来院します。

 

「昨日まで食べていたのに、今日から突然食べなくなってしまった!」など、

ウサギを飼育されている方なら覚えがあるのではないでしょうか?

 

食欲不振の多くの原因は胃腸うっ滞であったり、歯が伸びすぎていたり、内臓に異常が有ったりする訳ですが、

そのような病気の治療をしつつ、平行して行う必要があるのが「強制給餌」です。

 

食べなくなった場合、胃腸の働きが停止してしまい、

更に食べなくなる悪循環ループに嵌ってしまうと抜け出せずに急激に弱っていってしまいます。

そこで、強制的に流動食を口に入れていき、食べさせる方法が「強制給餌」なのです。

 

今回は、その強制給餌のやり方ついて説明していきます。

 

 

  • 準備

必要なものを準備します。

流動食の粉、シリンジ、水、ティッシュなど

 

  • 流動食を作成

流動食の粉と水を混ぜて、流動食を作成します

 

  • 強制給餌の方法

ウサギへの強制給餌は仰向けで行うことも、うつ伏せの状態で行うことも出来ます。

どちらが良いかは、ウサギの嫌がり方の度合いや、飼い主さんの好みもありどちらでも可能です。

 

ウサギの口に流動食が入ったシリンジを口の斜め方向から差し込んで(歯でシリンジを噛まれないように注意)、

少しずつ流動食を入れていきます。

一度に大量に給餌せず、少しずつ、飲み込んだのを確認しながら投与してきます。

 

ウサギが流動食を出してきてしまう場合は、

シリンジをもう少し口の奥へ入れて流動食を入れるようにします。

 

強制給餌中にウサギが嫌がって暴れた場合、無理やり押さえつけると骨折する原因になるため、

無理をせずに力を抜いて、ゆっくりと強制給餌を行ってください。

 

また、

飛び降りてしまい骨折してしまうなどの事故を防ぐために、

机などの上では行わずに床の上で地べたに座って強制給餌を行ってください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 09:28 | comments(0) | - | ↑TOP
前足の骨折について(橈尺骨骨折)

先日、前足を骨折したワンちゃんが明石にある動物病院の先生からご紹介頂いて来院されました。

まだ幼い体重が2kg台のトイプードルちゃんのため、骨が柔らかくとても折れやすいです。

 

↑手術前(橈骨と尺骨が折れています)

 

↑手術後(プレートで骨折を整復固定しました)

 

特に問題なく手術も終了しましたので、

だいたい2〜3か月程度で癒合するはずです。

 

がんばりました!

早く良くなりますように…。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です )

| tarumioasis2 | 整形外科 | 10:17 | comments(0) | - | ↑TOP
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