神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
年末年始のお知らせ

早いもので今年ももう少しで終わりですね。
年末年始は慌ただしくお過ごしの事と思いますので体調にはくれぐれもお気を付けください。

さて、今年2018年は12月31日(月)9:00〜13:00まで通常通り診察しております。
年始は1月4日(金)から通常通り診察予定です。


12/31(月) 【9:00〜13:00診察】
1/1(火) 【休診】
1/2(水)【休診】
1/3(木)【休診】

1/4(金)以降〜【通常通り診察】

年末年始にかけて(12/27〜12/6頃)医薬品の会社がお休みになってしまう為、フードやお薬のご注文や準備はお早目にお願いします。

 

1/6(日)は所用のため院長(井尻)不在にしています。

整形外科疾患のセカンドオピニオンやエキゾチックアニマルの診察などはこの日以外にご来院ください。

1/6(日)当日は池田先生の診察になります。

 

大変ご迷惑をお掛けしますが、

より良い診療を行っていくためにご理解ご協力をお願いします。


垂水オアシス動物病院

| tarumioasis2 | お知らせ | 11:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(肢のできもの、断脚)

姫路方面からはるばるジャンガリアンハムスターちゃんが来院されました。

このところ当院へ遠方から来院されるハムスターちゃんがとても多くなっています。

 

連れてきて頂いた飼主さまからお話をお伺いしたところ、1歳9か月で左前肢にできもの(腫瘍?)ができているとのこと。

だいぶ大きくなり出血し、ハムちゃん本人も気にしていそうです。

 

お近くの動物病院さまで診察を受けられたそうなのですが、

小さな生き物なので手術は出来ない、とのことでしばらく様子を見られていたそうです。

しかし、急に腫瘍が大きくなってきて…、出血し始めて…、何とかならないかということで当院へ来院されました。

 

世の中のハムスターは小さすぎて手術できないっ!!」(ハズキルーペCM風に、)

 

と動物病院の獣医師の先生からも敬遠されることが多いみたいですが、

体調や状態が悪くなければ意外と問題なく麻酔をかけて手術を行うことができます。

 

飼主さまとご相談の結果、

このまま様子をみるのは忍びないため摘出手術(断脚手術)をすることになりました。

 

↑麻酔をかけていきます

 

↑左前肢に大きな腫瘍ができています。すやすや寝てくれています ZZZ…

 

↑手術後(左前肢を腫瘍ごと摘出しています)。

半導体レーザーを使うとほぼ1滴も出血させずに手術が可能です。

 

↑麻酔からも目覚めてお家へ帰っていってくれて良かったです。

 

 

 

垂水オアシス動物病院 

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの膿瘍(下顎、頬袋周囲)

ハムスターちゃんにはできものが多く発生します。

 

今回来院されたハムちゃんは、下顎の周囲にできものが出来ていました。

こういった場合の原因は、腫瘍か膿瘍(細菌感染)かがほとんどです。

 

細い針を刺して調べてみると…、採取されたのは腫瘍ではなく細菌感染のある膿でした。

内服薬で経過を見ても良くならないため、膿の袋を切開して消毒することになりました。

 

上手くいけば、切開して内科治療をすれば改善しますが、

なかなか改善しない場合は膿瘍の袋ごと摘出しないといけないかもしれません。

 

 

 

↑膿瘍ができています

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 10:52 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
乳腺腫瘍と後肢の腫瘍

もう12月、今年も残すところ僅かですね。

一年があっという間でびっくりします。

 

さて最近、乳腺と後肢に大きな腫瘤ができているワンちゃんが来院されました。

犬の乳腺腫瘍の発生は非常に多く、雌犬の全腫瘍中52%を占め堂々の「発生率第1位」です。
中高齢になると雌犬には大体26%程度(4頭に1頭の割合)の確率で乳腺腫瘍が発生してきます。
そしてそのできた腫瘍のうち50%が良性腫瘍、50%が悪性腫瘍です。
かなり高めの発生率なのですが、
この確率(26%の発生率)をさげる為には避妊手術が有効だということが判っており、
避妊手術を6か月齢くらいの時期に済ませておけば確率を低くすることができます。

 

こちらのワンちゃんも避妊手術を受けられてはいなかったため、今回は同時に避妊手術も行いました。

 

未避妊の雌犬を飼われている飼主さんはお腹にできものが出来ていないか

ときどきチェックしてみてあげてください。

 

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 設備 | 10:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
誤食事故(100円玉)

今日は勤労感謝の日ですね。

当院は祝日の診察時間(9時〜13時まで)にて診察しております。

 

さて、昨日、身体のどこかを痛がったりして様子がおかしい、というワンちゃんが来院されました。

診察台の上では一見元気そうなのですが、

何か異常が無いか念のため詳しく検査してみると…、

 

胃の中に何かがあります。

レントゲン画像に白く写っていますのでこれは何らかの「金属」だと思われました。

 

飼主さんにお伺いしても何を飲んだか分からないとのことだったため、

内視鏡(胃カメラ)で摘出することになりました。

 

何が入っているのかな、とドキドキしながら胃カメラを入れていくと…、

見つかったものは…、

100円玉×4枚でした。

 

100円玉が黒く変色しており、長い期間、胃の中に滞留していたことが想像できます。

 

以前も10円玉、1円玉などを誤食したワンちゃんを診察したことがありましたが、100円玉は初めてかもしれません。

犬は意外とお金が好き?で食べることがあるので要注意だと思います。

皆さまお気を付け下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の慢性進行性多発性関節炎

皆さまいかがおすごしでしょうか?

最近はだいぶ日が落ちるのが早くなってきましたね。

 

動物病院で毎日何十件と、何年も診察していると、

症状からだいたいこんな病気だなとか見分けられるようになってきます。

しかし…、

動物は人間みたいに言葉をしゃべらず苦痛を訴えないですし、中には診断が難しい病気や、

教科書に載っていないんじゃないかと思われるような病気も少なからずあるので、

獣医師もけっこう大変なのです。

 

さて最近、

「慢性進行性多発性関節炎」の猫ちゃんが来院されたのでこの件について。

 

こちらの猫ちゃん、40℃以上の高熱が1週間以上続いており(猫の平熱は38〜39℃台くらい)ました。

 

数日前からお近くの動物物病院で診察と治療(抗生物質、抗炎症薬の投与)を受けられていたそうなのですが、

体温が一向に下がらず、主治医の先生は原因が全く分からないと仰られていて原因不明とのこと。

 

当院で診察させて頂くと、

確かに体温が高くぐったりしています。

 

来院された当初、ずっと発熱が続いているので何らかの感染症をまず考えたのですが、

 

触診をすると四肢の関節がやや腫れており、感染症ではなく免疫の異常による関節炎が疑われました。

 

リウマチみたいに免疫に異常が生じることで関節炎が起こる病気が犬や猫にもあります。

 

今回のような多発性関節炎(←免疫の異常によっておこる関節炎)は犬では時々見かける病気なのですが、

猫ではかなりレアケースだと思われます。

 

臨床症状としては、

発熱、嗜眠、歩くことを嫌がる、関節の腫脹、疼痛が挙げられます。

 

この子の場合もこれらの症状は全て合致していました。

 

更に診断を確定させるために、基礎疾患が無いか精査を行い、

四肢の関節液を採取してその性状をチェックしたり感染が無いかなどを調べ診断しました。

 

今回の猫ちゃんの場合、

プレドニゾロンやシクロスポリンといった免疫抑制剤に良い反応を示して

熱も下がり調子が良くなったのでホッとしています。

 

やはり触診などの身体検査は重要だと改めて思わされました。

原因不明の発熱、高熱が続いているワンちゃんや猫ちゃんは、

触診などの身体検査をしっかりして免疫介在性関節炎が起きてないか一度は疑った方が良いかもしれません。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
エボシカメレオンの眼症状

だいぶ寒くなってきて冬の気配です。

仕事柄診察室で色んな方とお話をする機会があるのでインフルエンザのワクチンを接種してきました。

完全な予防はできないかもしれませんが、感染すると大変ですので打とうかなという方はお早めにどうぞ。

 

当院ではこのところ、爬虫類の患者さんが時々来院されています。

意外と爬虫類や両生類を飼育している人はいるみたいなのですが、

病気になった時に診察を引き受ける動物病院はほとんどありません。

 

昨年、関東まで毎月、爬虫類、両生類の研修を受けに行っていたこともあり、

当院では難しい症例は爬虫類専門の先生に相談したりしながら爬虫類の診察をしています。

 

先日来院されたのは、眼が開かないという症状のエボシカメレオンちゃんでした。

カメレオンはアフリカ大陸や、マダガスカル島、アラビア半島などに住んでいて、眼が左右独立して動き、身体の色を変化させ、長い舌を伸ばして餌をとる生き物です。

ジャクソンカメレオン、エボシカメレオン、メラーカメレオン、パンサーカメレオンなどの種類があり、その中ではエボシカメレオンが比較的飼い易いといわれています。

しかし、一般的にはカメレオンの飼育は難しく、温度・湿度の設定や、通気性、スペース確保、ストレスの回避、飲水方法、餌のやり方などが上手くいかないと、不適切な飼育のために短命に終わることが多かったです。

まずはそのあたりの飼育管理をきちんとして、その後に疾病について考える必要があります。

 

今回の子のような眼症状はカメレオンには良くあり、

UVランプやバスキングランプの設置場所の問題、本人の脱水症状などの飼育管理の問題だったり、

角結膜炎、結膜炎、眼瞼膿瘍、ハーダー腺過形成などが原因になることもあります。

眼が見えないと餌が食べれないため早めに改善させてあげる必要があります。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 共通の病気について | 10:48 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(体幹部のできもの)

先日、大阪からお腹にできものが出来ているという症状のハムスターちゃんが来院されました。

お歳は2歳を過ぎているハムスターちゃんでしたが飼主さんとご相談した結果、摘出することになりました。

あとは腫瘍が再発せずに穏やかに過ごせることを願うばかりです。

 

↑麻酔をかけて寝て貰います

 

↑無事に目覚めてくれてお家へ帰って行ってくれました。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
TPLO(前十字靭帯断裂)

先日、前十字靭帯断裂に対してTPLOを実施したワンちゃんが術後の検査に来院されました。

飼主さんからお話をお伺いすると、手術した肢もだいぶ回復して活動的に動き回っているとのことで良かったです。

 

やはり、術後の回復の早さや、術後成績は他の手術法と比較して良好ですので、

活動的なワンちゃんにはTPLOは特にお勧めできると思います。

 

 

↑左後肢の前十字靭帯が切れてしまい跛行しています。

TPLO手術前の様子(手術前のため毛刈りしています)。

 

 

↑TPLO手術の術後2か月目の様子です。

手術をした患肢(左後肢)を使って問題なく歩けるようになっています。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
SFTS(重症熱性血小板減少症)について

野良猫を捕まえて動物病院へ連れて行こうとした女性の方が、

猫に咬まれてしまい後日亡くなられたという痛ましい事件の報道が昨年ありました。

猫がもっていたSFTSウイルスが感染してしまったのが原因でした。


「厚生労働省は24日、野良猫にかまれた50代の女性がマダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、10日後に死亡していたと発表した。かまれたことが原因とみられ、猫からヒトへの感染事例が明らかになるのは初めて。

厚労省や国立感染症研究所によると、女性は西日本に在住。昨年、衰弱した野良猫を動物病院に連れて行こうとして手をかまれた。数日後にSFTSを発症したという。女性がダニにかまれた形跡はなく、感染研は野良猫が最初に感染し、女性にうつしたとみている。

これまでSFTSは森林や草地に生息するマダニに人が直接かまれることで感染すると考えられていた。

厚労省は今年に入り、SFTSウイルスに感染し、発症した飼い猫と飼い犬も確認。感染はまれで、屋内で飼っている猫にはリスクはないとしているが、屋外にいる体調不良のペットに接触する場合は注意するよう呼び掛けている。

SFTSの初期症状は発熱やだるさなど。5〜6日後に意識障害や出血などが起きることがあり、致死率は約20%とされている。特効薬はない。国内ではこれまで、西日本を中心に266人の患者が報告された。死亡例は全て50代以上で、高齢者が重症化しやすいと考えられている。シカやイノシシなどからも、ウイルスに感染していたことを示す抗体がみつかっている。」

 マダニ感染症、猫から感染 女性死亡 「ネコからヒト」初確認 日本経済新聞より


 

西日本中心に発生が見られているSFTSウイルスは感染すると人間の死亡率が30〜63%ともいわれており、

従来は「マダニから人間へ」感染すると考えられていた危険なウイルスです。

 

それが、「犬や猫から人間へ」感染することが分かったのでニュースになったのだと思います。

動物病院で勤務する立場として、犬や猫に接触したり咬まれることもあるため、「怖い事件だな…」と思っていました。

 

すると最近、

獣医師と動物看護師がネコからSFTSに感染!

というニュースが飛び込んできました。


「致死性のSFTS(重症熱性血小板減少症)ウイルスがイヌとネコからヒトに感染した事例については、このホームページの一般向け情報(イヌとネコは致死性SFTSウイルスを媒介する;2018年5月28日)でお知らせしたところです。今般、宮崎県において小動物臨床を行う動物病院に勤務する獣医師がネコから感染した事例が明らかにされましたので紹介したいと思います。

2018年8月16日に体調が悪いネコを診察・治療しました。当該ネコは前日に別の獣医師が診察したところ、SFTSを疑い、診断のため宮崎大学に遺伝子検査を依頼しており、8月18日にSFTSと診断されました。獣医師はネコとの接触から10日後に発熱と倦怠感を訴え、県内の医療機関を受診しました。臨床所見からSFTSが疑われたため、県内の高次医療機関に転院し、SFTS検査を受けるも、当初の診断結果は陰性でした。疫学的所見および臨床所見から依然とSFTSが強く疑われたことから、SFTSを念頭に置いた治療が実施されました。その後の継続的な再検査で、3および4病日目にSFTSウイルス遺伝子検査が陽性となり、8月31日にSFTSと確定診断されました。診断前の早期の治療の結果、獣医師はその後回復したそうです。

また、獣医師がネコを治療した時に補助した動物看護師も、12日後の8月28日に症状を訴え、県内医療機関を受診しました。この時、臨床所見からSFTSの可能性は低いと判断され、通院治療にて間もなく回復したようです。しかし、獣医師の件を踏まえ、動物看護師のペア血清を用いたSFTSウイルス抗体検査を実施したところ、SFTSと診断されました。

なお、SFTSのネコは皮下点滴の際に出血し、獣医師と動物看護師が血液のふき取りと止血処置を行ったそうです。また、獣医師と動物看護師は治療を行う際に、感染予防対策としてグローブとマスクを着用していましたが、ゴーグルやフェイスシールドは着用していなかったそうです。

以上のように、小動物病院で来院したイヌやネコの通常の治療過程で、グローブとマスクを着用していたにも係らず、容易にSFTSウイルスに感染することを示しております。疑わしい症例に遭遇した場合は、完全なる院内感染防止対策をとることが必要であることを、今回の事例は示しています。」

酪農学園大学HPより


 

診察中に猫ちゃんからSFTSウイルスが動物病院のスタッフに簡単に感染してしまったということです。

 

 

動物病院の獣医師やスタッフが診察中にノミ・ダニの予防をお勧めすることがあると思います。

 

以前から当院ではトリミングやペットホテル、手術などの際はワクチン接種とノミ・ダニの予防を必ずお願いしています。

「うちの子にノミやダニなんて居ないし、予防接種なんて必要ない」とお叱りを受けることが時々あるのですが、

感染症予防のため、動物たちのため、飼主さんのため、動物病院など動物に関わるスタッフのためにも普段から予防をお願いしたいと考えています。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 共通の病気について | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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