神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
慢性増殖性皮膚炎(Chronic hyperplastic dermatitis:CHD)難治性皮膚病

普段診察していると、

「何年も前から皮膚病に罹患しており、皮膚が痒くて掻きむしることで皮膚が分厚くなり、象の皮膚のような様子になってしまった犬」をよく見かけます。

 

こういった皮膚病の犬の飼主さまは、

もう何年も前からだし…、動物病院でも以前に治療を受けたことがあるけれど治らなかったし…、

ということで半ば治療を諦めておられることが多いように感じます。

 

今回来院されたのも、そのような何年間も治らない難治性の皮膚病に罹患したミニチュアダックスのワンちゃんでした。

 

治療0日目(初診日) 足の皮膚、お腹の皮膚などをメインに、皮膚が分厚くなって黒ずんでしまっています。

 

 

飼主さまは「何とかしてあげることは出来ないものか?」と治療を強く希望されたため、

当院ではいくつかの外用薬をブレンドして調合した当院オリジナルの外用薬療法をご提案し治療を試みました。

 

この外用薬療法、

患者さんによってはかなりの効果があり、

今まで何年間も治らなかったのにと驚かれるほど改善してしまうことも多く経験しています。

治療の対象は、“慢性の象皮様”となった堅く分厚くなった皮膚です。

 

治療1週間目:だいぶ痒みや臭いは減ったものの、皮膚はまだ象皮様です。

 

治療2週間目:痒みもだいぶ無くなり、臭いもなくなりました。

 

 

治療3週間目

 

治療4週間目

 

治療5週間目 :皮膚に毛が生えてきており、象皮症も改善してきています。

 

↑治療6週間目

 

このような何年間も続く慢性的な皮膚病のワンちゃんなど、

一度外用薬治療を試してみたい方はお気軽にご相談ください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 20:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハエウジ症

今日も暑かったですね。

毎朝軽く走っているのですが朝からすでに暑いです。

 

暑い時期は診察開始すぐの時間帯と、夜の診察が終わる間際の時間帯が混み合いやすい傾向があり、

昼間の時間帯はお待たせせずにすぐにお呼びできることが多いのでお急ぎの場合はどうぞご利用ください。

 

さて、

今日はハエウジ症の猫ちゃんの診察・治療を行う機会がありましたのでこの件について。

なぜウジ虫が猫ちゃんに発生するのかといいますと、何らかの原因でお尻周りに傷ができており、

その部位にハエが卵を産み、ウジが大量に発生していたのでした。

 

今日は朝から、これを1匹づつ、いや、数匹まとめてピンセットで摘出して除去する作業をしておりました。

この様子の壮絶な画像や動画をブログに載せるのはちょっとさすがに…苦手な人もいるだろう、ということで載せませんが、

時間をかけてウジ虫をほとんど摘出することが出来ました。

 

ちなみに、

ヒト医療では「マゴットセラピー」といい、

ウジ虫を使うことで糖尿病などで足が壊死したりした断脚が必要な患者さんの治療にも役立っているそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%BC

 

寝たきりになったワンちゃんなどでは、

床ずれにより皮膚に孔が開いて、ウジがわくことがありますので夏場は特に気を付けてあげてください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫のざ瘡

今年も早いものでゴールデンウィークが終わりましたね。

皆さま社会生活復帰はできていますでしょうか?

 

私事ですが、いつの間にかお腹周りについた余分な脂肪を落とすため、

食事制限と運動(ジョギングなど)を今年3月から毎日継続しています。

メタボなワンちゃん、猫ちゃんに「ダイエットした方が良いです!」と

言っている獣医師がメタボだとあまり説得力が無いですものね…。

 

すると…、体重をなんと5kgも減らすことに成功しました!(←注:やっと普通の適正体重になっただけです)

観察力のするどい飼主さまから「先生大丈夫?痩せたみたいだけど体調悪いの?」と

やさしく心配して頂くことがあるのですが、余計な心配をお掛けしてすみません。

身体はどこも悪く無く、メタボ改善のためのダイエットが原因なので大丈夫です。

すぐにリバウンドしないようにがんばります!

 

さて、

そろそろ梅雨から夏にかけて暑くなってくると皮膚病が多発します。

最近よく「下アゴの皮膚が黒い」という主訴で猫ちゃんが来院されます。

これは猫のざ瘡(ザソウ)といい、猫ニキビとも言われており、年齢性別問わず、体質的にできる子にはできてしまいます。

なかなか完全に治すことは難しいのですが、毛を短くカットしたり、シャンプーやお湯で洗ったり、清潔に保つようにケアを心がけて付き合っていってあげる必要があります。

ひどくなった場合は、抗生物質を使った治療も必要になりますので気になる場合は動物病院を受診して下さい。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 19:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
アトピー性皮膚炎によく効くお薬

もう梅雨も明けて真夏日ですね。皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

もうすぐ夏休み?いいですね〜。海や山のレジャーや車の運転などお気をつけて楽しんできてください。

 

さてこの季節、来院数が一番多い病気は「皮膚病」です。

じめじめ高温多湿な環境では膿皮症(細菌感染)やマラセチア性皮膚炎(真菌感染)、外耳炎などの皮膚病が多発します。

もっとも、アトピー性皮膚炎のワンちゃんでは年中痒みがあるのに更に痒くなったりします。

 

この7月、ゾエティス社(旧ファイザー社)からアトピー性皮膚炎のワンちゃんにとてもよく効くお薬が発売されました!

このお薬を飲むと魔法のように痒みを「ピタッ」と止めることができます。

当院に通院中のアトピーのワンちゃんにも試して頂いたところ、

「ウソのようにピタッと痒みが止まった!」と飼主さまが驚いておられました。

ステロイド薬と違い副作用が問題になりにくい革新的なお薬です。

 

長年アトピーで悩まされているワンちゃんも改善させることができるかもしれません。

あきらめず一度ご相談下さい。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 19:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
アトピー性皮膚炎向け新薬発売!
アトピー性皮膚炎のワンちゃんに朗報です!
6月から新しいタイプのアトピー性皮膚炎にとってもよく効くお薬が入手できることになりました。
海外(アメリカなど)では既に発売されており効果がとても高いお薬です。
アトピー性皮膚炎の痒みに対して投与後4時間以内に効果を発現しステロイド薬に匹敵する即効性と有効性が認められています。
10年に一度有るか無いかの革命的な新薬だそうでして、
皮膚病の痒みで眠れない夜を過ごすワンちゃん、飼い主さまにとって希望になると思います。
詳しくは当院までお問い合わせください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
耳の中に・・・
こんばんは。梅雨入りかと思うくらいここ数日はシトシトと雨が降っていますね雨

3日ほど前に、『幼少期から耳が痒くて治療しても良くならない』という悩みをかかえた1歳1ヶ月齢の猫さん(アメリカンショートヘア)がやってきました。耳介部にはそれほど沢山の耳垢がのっかっている訳ではありませんでしたが、オトスコープでちょいと覗いてみると、そこには・・・

「な、なんですかコレは?!びっくり
「ゾワゾワしますね冷や汗
と、衝撃が強くて思わず笑いすら出てくるくらいの映像がみられました。

そうです、赤黒い耳垢の中に白くて動くもの、それは【ヒゼンダニ】でした。
ご興味のある方はポチッとクリックしてみてください。


顕微鏡で覗いてみると、


これはヒトにはうつりませんが、掻痒感が強いので猫さんはツライと思います。洗浄してしっかりお薬を使用してお帰りになられました。増えていっている憎きヒゼンダニが早く居なくなりますように・・・病院

垂水オアシス動物病院
勤務獣医師 高瀬
 
| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 19:29 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
外耳炎の新治療法
今回は新しく出たお薬について。
当院では耳の治療に力を入れています。

最近、動物用薬として新しいお薬が開発・販売され、より良い外耳炎の治療ができるようなっています。

 最近新しく開発されたお薬が「オスルニア」という治療薬です。


 











このお薬の便利なところは1回点耳すると1週間効果が持続しますので、ご自宅で外用薬を点耳する必要が全くありません。

ワンちゃんにもストレスの少ない治療が期待できる薬です。

外耳洗浄を嫌がるワンちゃんや、お家での点耳薬を嫌がるワンちゃんにおすすめです。
外耳炎でお困りの方はお気軽にご来院ください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 11:26 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
耳血腫


今回の記事は先日来院されたワンちゃんの症状「耳血腫」について。
 
外耳炎になって耳を振ったり掻いたりしていると、
突然耳たぶが腫れあがってきてしまうことがあります。

これは耳の軟骨と皮膚との間に「血腫」ができてしまったものです。


↑耳に血が貯まって腫れています

この子の場合、インターフェロンなどを使った内科療法にも反応が無く、
この後に手術をして治療することになりました。

外耳炎を放置すると悪化して耳の孔が潰れてしまったり、
耳血腫になったりする可能性があるため早めの対処をお勧めします。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
真菌症
保護されたノラ子猫ちゃんが春先からよく来院されます。
その中の症状で一番多いのが「ノミ寄生」です。ノラ猫ちゃんはほぼ100%ノミに感染しているような気がします。
その次に多いのは「猫カゼなどのウイルス感染症」です。(独断・私見です)

その他、割合は少ないのですが「皮膚糸状菌症」も見逃す訳にはいきません。
これは人獣共通感染症といって人にもうつることのある伝染病(水虫みたいなもの)なのです。

↓目じりにカサブタができています。


↑カサブタをとり顕微鏡で拡大して観察すると…、毛に真菌の胞子が見えています⇒真菌症と確定

ノラ猫ちゃんを拾われる場合は、まずは動物病院で健診を受けましょう。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 18:26 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
皮膚糸状菌症
毎日本当に寒いですね。

さて、冬場に動物病院に来院される症状で減ってくるのは「皮膚病」なのですが、
最近「皮膚糸状菌症(真菌症)」の猫ちゃんを立て続けに何頭か診察したのでこのことについて。



↑子猫ちゃんの耳が一部脱毛しています


↑顕微鏡でみると、毛の根本にカビの胞子が観察されました

皮膚真菌症は、毛と毛包に進入する真菌の感染です。皮膚真菌症は、土の中の胞子によって、また、カーペット、ブラシ、くし、おもちゃ、感染した犬猫の毛から伝播します。注意が必要なのは人間にもうつるということです。

 
患部は顔、耳、足先、尾によくみられます。皮膚糸状菌症はしばしばフケとかさぶたをともなった脱毛を生じます。脱毛部が円形に広がって赤くなり、中心にフケが出て、周囲を赤い輪が囲みます。
皮膚真菌症そのものはかゆみはありませんが、二次感染の為に、犬はそこを舐めたり、引っかいたりします。真菌は爪にも進入します。爪は乾燥して割れたり、折れやすくなったりし、変形します。
真菌症はほかの多くの皮膚病に似ているので、正確な診断が不可欠です。顕微鏡で検体を観察したり、真菌培養を行って診断します。
 
 治療
軽症例では3〜4ヶ月で自然に消えることもありますが、進行を防ぎ、家庭内のほかのペットや人間に広がるのを防ぐために、真菌症は完全に治療すべきです。少なくとも6〜10週間程度の治療が必要になります。重症の部位がある場合には内服薬を投与し、加えて抗真菌シャンプーを使用します。治療したと見えてもさらに2週間は治療が必要です。
 
 
予防
真菌の胞子は1年近く存在するので、環境から一掃すべきです。犬の床敷は処分しましょう。グルーミング用具は漂白剤を10倍の水で薄めた液で消毒します。カーペットは少なくとも週1回以上は掃除機をかけ、感染した毛を取り除きます。床などは薄めた漂白剤をつけてモップなどで拭きます。人間への感染を防ぐため、手洗いが重要です。

特に保護されたての子猫に感染が認められるケースが多いですので、猫を保護された場合は飼育する前に動物病院へ連れていってあげてください。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻




神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある 動物病院 です
| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 09:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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