神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
前足の骨折について(橈尺骨骨折)

先日、前足を骨折したワンちゃんが明石にある動物病院の先生からご紹介頂いて来院されました。

まだ幼い体重が2kg台のトイプードルちゃんのため、骨が柔らかくとても折れやすいです。

 

↑手術前(橈骨と尺骨が折れています)

 

↑手術後(プレートで骨折を整復固定しました)

 

特に問題なく手術も終了しましたので、

だいたい2〜3か月程度で癒合するはずです。

 

がんばりました!

早く良くなりますように…。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です )

| tarumioasis2 | 整形外科 | 10:17 | comments(0) | - | ↑TOP
股関節脱臼

このところ、

新型ウイルスの影響で、

学校が休校になったり、イベントが自粛されたり国内もなかなか大変な状況になってきていますね。

 

後から振り返ると大した事なかったなとなるのか、

今から大流行して一大事になるのか、

単なる風邪のようなものだ説もあるみたいですが、

新型のウイルスでまだ分かっていない事が多いだけに心配です。

 

子供や若い人は大丈夫なことが多くとも、

重症化し易いとされているお年寄りが心配なので

感染してしまった方が回復されて、早く流行が収まって終息することを願わずにはいられません。

 

ちなみに当院でも、

待合室や診察室の窓を開けて換気に努めており

寒く感じられる事があるかと思いますがご理解ください。

 

また、受付に手指用のアルコール消毒液を設置していますのでご自由にお使いください。

 

 

 

先日、股関節を脱臼したワンちゃんが来院されました。

ワンちゃんの足にリードが絡みついて引っ掛けてあばれてしまい股関節が脱臼してしまったようです。

痛そうですね、、、!

↑画像上左側の股関節が脱臼しています

 

このようになってしまった場合、

まずは非観血的整復(手術せず治す方法)をまず試してみることが多いです。

全身麻酔を掛けて、

足を引っ張って「エイヤー」と脱臼している股関節を元の位置に戻します。

 

今回のワンちゃんの場合も麻酔を掛けて、

脱臼を整復して包帯で固定したものの何日か後にはすぐに再脱臼してしまったため、

今回は「大腿骨頭切除術」という手術を行いました。

 

 

手術後は徐々に足を使うようになるようにリハビリを頑張らないといけません。

手術前の状態にもよりますが、1〜2か月程度で歩けるように回復することが期待できます。

早く歩けるようになりますように…。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:58 | comments(0) | - | ↑TOP
椎間板ヘルニア(ダックスフント)術後1週間目の様子

以前ご紹介した椎間板ヘルニアの手術を行ったダックスフントちゃんですが、

術後1週間が経過し、少し後ろ足を使って立ち上がるようになってきています。

 

 

だいたい1〜2か月程度で徐々に回復していくことが期待できますので、

リハビリ頑張りましょう!

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 16:45 | comments(0) | - | ↑TOP
椎間板ヘルニア(ダックスフント)

先週、椎間板ヘルニアのワンちゃんが来院され、

MRI撮影の後、当院で手術を行ったのでこの件について。

 

椎間板ヘルニアになる犬種と言えば、

ダックスフンドが代名詞です。

その他、シーズー、ペキニーズ、ビーグルなどの犬種(軟骨異栄養犬種)も発症することがあります。

 

椎間板ヘルニアになると、

突然、キャンと鳴いたり、強い痛みを訴えたり、歩けなくなったりして来院されます。

また、急性で重度の場合には後肢が麻痺している事があり、後肢を引きずって歩くようになります。

↑後ろ足を引きずってしまっています

 

椎間板は、背骨の骨と骨の間に存在するクッションの役割をしている部位で、これが脊髄神経側へ飛び出すことで椎間板ヘルニアが起こります。椎間板が突出した位置や脊髄の圧迫の程度で重症度が変わってきます。

 

【椎間板ヘルニアの診断】

 

・神経学的検査

 

神経のどの部位に障害が起こっているかを大まかに調べるために行います。また、脊髄疾患だけではなく脳疾患との鑑別にも行います。治療後にどの程度改善したかを評価するためにも行います。

 

・レントゲン検査

 

椎体と椎体の間隔が狭くなっていないかを調べます。また、脊椎炎、腫瘍、その他の関節疾患や骨折などとの鑑別を行います。

 

・MRI検査

 

症状や各種検査より椎間板ヘルニアが疑われた場合は、MRI検査を行います。

詳細なヘルニア部位の位置や左右の確定、その他の脊髄疾患との鑑別を行います。

↑脊髄が椎間板物質で圧迫を受けています

 

【椎間板ヘルニアの治療法】

 

○ 内科治療

 厳重な運動制限(±抗炎症薬の投与)を行います。

・ ケージ内で3〜4週間、絶対安静にさせる。以降少しづつ正常な活動に戻していく。

・ 階段の上り下りをさせない。

・ ジャンプさせない。

 

○ 外科治療

 ヘルニアを起こして神経を圧迫している部位の椎間板を摘出します。

・ 退院後もリハビリが必要です。

↑今回のケースでも、

脊椎の骨を削り、神経を圧迫している椎間板物質を摘出しました

 

↑摘出された椎間板物質

 

術後は、重症度のグレードにもよりますが、

だいたい1〜2か月程度で徐々に後肢の麻痺が改善してきてくれることが期待できます。

早く良くなりますように…!

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 20:55 | comments(0) | - | ↑TOP
股関節脱臼(骨頭切除術)

先日、明石の動物病院の先生からご紹介頂いたトイプードルの患者さんが来院されました。

一応、肢を着いて歩くのですが左後ろ足の股関節が脱臼しています。

一般的に落下事故や交通事故などで脱臼することが多いと思いますが、今回の子は室内で勝手に脱臼?したみたいです。

 

全身麻酔下で股関節脱臼を整復した後に包帯で肢をしばらく固定しておけば治ることもありますが、

再脱臼してしまうことも多く、今回の子も外固定では治らなかったため整復手術を行うことになりました。

↑左の股関節が脱臼しています(黄色〇部分)

 

治療方法には、

骨頭切除術、トグルピン法、人工関節などがありますが、

今回は骨頭切除術を行うことになりました。

 

↑左足大腿骨の骨頭部分を切除しています。

これによって偽関節が形成されるため、痛み無く歩行できるようになるはずです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

【骨折、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂と診断され当院の受診を検討されている飼い主様へ】

 

当院では手術のご相談やセカンドオピニオン等を受け付けております。
予約制ではありませんが、院長不在になる場合がありますので事前にお電話でお問い合わせ下さい。主治医の先生の紹介がなくても診察は可能です。
電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)

 

 

【整形外科疾患の紹介について(動物病院・獣医師の先生へ)】

 

当院は整形外科に力をいれており、
橈尺骨骨折(橈尺骨骨折の再手術症例 含む)、大腿骨骨折、脛骨骨折、上腕骨骨折、骨盤骨折などの各種骨折や膝蓋骨脱臼などの脱臼、前十字靭帯断裂時のTPLOなど、整形外科疾患の紹介をお引き受けしています。
骨折などの治療が必要な患者様の中で、大阪まで通院が難しい飼い主さまや、神戸市内で手術をご希望の飼い主さまがいらっしゃいましたらお役に立ちたいと考えております。


ご紹介頂く際は、飼い主様に直接お話していただいて来院していただくか、お電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。
なお、他院様から整形外科疾患でご紹介いただいた場合には、治療経過をご報告させていただき、治療終了後は主治医の先生を引き続き受診するように飼い主さまにお伝えさせて頂きます。

 

電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)
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| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:36 | comments(0) | - | ↑TOP
大腿骨頭壊死症

 さて、今日は他院の動物病院の先生からのご紹介で
大腿骨頭壊死症」と診断されたワンちゃんが来院され、当院で手術を行いました。

 

大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)とは股関節の「骨頭」という関節部分に血液が流れにくくなり、その部位が壊死してきてしまう病気です。
原因は判明しておらず、1歳未満くらいの小型犬のワンちゃん(トイプードル、ヨーキー、ウエスティなど)に発生します。

 

ヒトでも特発性大腿骨頭壊死症という似たような病気があり、

タレントの坂口憲二さんもこの病気になったと発表されておられたのが記憶に新しいところです。

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/femur_head_necrosis.html


症状は、後ろ足に痛みがでてくるので足を使いたがらないなどの症状(跛行)が見られます
症状が軽い場合は鎮痛剤の投薬や運動制限などで改善するケースもありますが、多くの場合は成長期に痛みが持続するため、ちょっと触るとキャンとないてしまうような怖がりな子になってしまいます。また、足を使わない期間が長くなると筋肉量が減少してしまい改善しなくなります。

犬の場合は、治療は壊死している骨頭部分を摘出してあげると痛みが消えて症状が改善します。

その他に、人工関節を用いる方法もあります。


今回の子の場合も骨頭部分が破壊され症状が重度でしたが、術後のリハビリで改善していくことが期待できます。

 


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 11:15 | comments(0) | - | ↑TOP
肘関節脱臼

先日、他院の動物病院の先生から当院をご紹介して頂きまして、

肘関節が脱臼してしまった猫ちゃんが来院されました。

 

以前このブログでもご紹介させて頂いたこともあるのですが、時々猫ちゃんには肘関節の脱臼が起こります。

前の子は3階から落ちたのが原因でしたが、今回来院された猫ちゃんは1.5mくらいの高さから床に落ちてしまい肘関節が脱臼してしまったとのこと。

猫ちゃんでは落下すると犬みたいに前足が折れるのではなくて、肘関節が脱臼してしまうのかもしれません。

 

当院でもレントゲン検査をさせて頂いたところ…

↑肘関節が外れています(側面像)

 

↑肘関節が脱臼しています

 

足の小指をぶつけただけでもとても痛いのに、こんな状態になるとは想像しただけで痛そうです…!

 

経過から非観血的(手術せずに麻酔下で脱臼を整復してギプスで固定するような方法)に脱臼を整復することは不可能と判断し、

スクリューとワイヤーを使って手術を行い整復することになりました。

 

↑脱臼を整復した後、橈骨と上腕骨にスクリューとワッシャーを設置してワイヤーで連結しました。(側面像)

 

↑術後正面像:スクリュー、ワッシャー、ワイヤーを用いて整復しました

 

後は再度落下したりしなければ問題なく回復してくれるはずです。

 

術後翌日には患肢にも負重してくれて、

無事退院していってくれて良かったです。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻 

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:19 | comments(0) | - | ↑TOP
レッグペルテス病(大腿骨頭壊死症)

今日は午前中院長不在にしておりまして大変ご迷惑をお掛けしました。

もう3月末、卒業のシーズンですね。

 

当院にお越し頂いている患者さんでも転勤でお引越しされる方もおられます。

お顔を拝見出来なくなるのはとても残念なのですが、遠方からにはなりますが新天地でのご活躍を祈念しております。

 

 さて先日、他院の動物病院の先生からのご紹介で
大腿骨頭壊死症」と診断されたトイプードルのワンちゃんが来院されました。

大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)とは股関節の「骨頭」という関節部分に血液が流れにくくなり、その部位が壊死してきてしまう病気です。
原因は判明しておらず、1歳未満くらいの小型犬のワンちゃん(トイプードル、ヨーキー、ウエスティなど)に発生します。

症状は、後ろ足に痛みがでてくるので足を使いたがらないなどの症状(跛行)が見られます
症状が軽い場合は鎮痛剤の投薬や運動制限などで改善するケースもありますが、多くの場合は成長期に痛みが持続するため、ちょっと触るとキャンとないてしまうような怖がりな子になってしまいます。また、足を使わない期間が長くなると筋肉量が減少してしまい改善しなくなります。

治療は壊死している骨頭部分を摘出してあげると痛みが消えて症状が改善します。

その他にも人工関節を使って股関節を置換する方法もありますので飼主さんとご相談の上どうするか決定しています。

 

↑手術前:向かって左側の後肢(本人の右後肢)の筋肉量が少なくなっています

 

↑骨頭部分を切除しました

今回の子の場合も骨頭部分が破壊され肢をあまり負重せず症状が重度でしたが、

術後のリハビリで改善していくことが期待できます。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

【骨折、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂と診断され当院の受診を検討されている飼い主様へ】

 

当院では手術のご相談やセカンドオピニオン等を受け付けております。
予約制ではありませんが、院長不在になる場合がありますので事前にお電話でお問い合わせ下さい。主治医の先生の紹介がなくても診察は可能です。
電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)

 

 

【整形外科疾患の紹介について(動物病院・獣医師の先生へ)】

 

当院は整形外科に力をいれており、
橈尺骨骨折(橈尺骨骨折の再手術症例 含む)、大腿骨骨折、脛骨骨折、上腕骨骨折、骨盤骨折などの各種骨折や膝蓋骨脱臼などの脱臼、前十字靭帯断裂時のTPLOなど、整形外科疾患の紹介を他動物病院さま(現在までに、神戸市内、明石、淡路、徳島、姫路など)からお引き受けしています。
骨折などの治療が必要な患者様の中で、大阪まで通院が難しい飼い主さまや、神戸市内で手術をご希望の飼い主さまがいらっしゃいましたらお役に立ちたいと考えております。


ご紹介頂く際は、飼い主様に直接お話していただいて来院していただくか、お電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。
なお、他院様から整形外科疾患でご紹介いただいた場合には、治療経過をご報告させていただき、治療終了後は主治医の先生を引き続き受診するように飼い主さまにお伝えさせて頂きます。

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 20:15 | comments(0) | - | ↑TOP
猫の慢性進行性多発性関節炎

皆さまいかがおすごしでしょうか?

最近はだいぶ日が落ちるのが早くなってきましたね。

 

動物病院で毎日何十件と、何年も診察していると、

症状からだいたいこんな病気だなとか見分けられるようになってきます。

しかし…、

動物は人間みたいに言葉をしゃべらず苦痛を訴えないですし、中には診断が難しい病気や、

教科書に載っていないんじゃないかと思われるような病気も少なからずあるので、

獣医師もけっこう大変なのです。

 

さて最近、

「慢性進行性多発性関節炎」の猫ちゃんが来院されたのでこの件について。

 

こちらの猫ちゃん、40℃以上の高熱が1週間以上続いており(猫の平熱は38〜39℃台くらい)ました。

 

数日前からお近くの動物物病院で診察と治療(抗生物質、抗炎症薬の投与)を受けられていたそうなのですが、

体温が一向に下がらず、主治医の先生は原因が全く分からないと仰られていて原因不明とのこと。

 

当院で診察させて頂くと、

確かに体温が高くぐったりしています。

 

来院された当初、ずっと発熱が続いているので何らかの感染症をまず考えたのですが、

 

触診をすると四肢の関節がやや腫れており、感染症ではなく免疫の異常による関節炎が疑われました。

 

リウマチみたいに免疫に異常が生じることで関節炎が起こる病気が犬や猫にもあります。

 

今回のような多発性関節炎(←免疫の異常によっておこる関節炎)は犬では時々見かける病気なのですが、

猫ではかなりレアケースだと思われます。

 

臨床症状としては、

発熱、嗜眠、歩くことを嫌がる、関節の腫脹、疼痛が挙げられます。

 

この子の場合もこれらの症状は全て合致していました。

 

更に診断を確定させるために、基礎疾患が無いか精査を行い、

四肢の関節液を採取してその性状をチェックしたり感染が無いかなどを調べ診断しました。

 

今回の猫ちゃんの場合、

プレドニゾロンやシクロスポリンといった免疫抑制剤に良い反応を示して

熱も下がり調子が良くなったのでホッとしています。

 

やはり触診などの身体検査は重要だと改めて思わされました。

原因不明の発熱、高熱が続いているワンちゃんや猫ちゃんは、

触診などの身体検査をしっかりして免疫介在性関節炎が起きてないか一度は疑った方が良いかもしれません。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
足根関節の脱臼

先日、後ろ足を挙げているという猫ちゃんが来院されました。

 

さっそく診察台に乗ってもらい診察させていただくと、

右後肢が完全に負重しなくなっています。

 

「骨折かな〜。」と思いつつ、

レントゲン検査を行ってみたところ、

骨折ではなく足根関節が脱臼してしまっています。これはとても痛そう…。

 

この子は屋内飼育ではありますが、時々屋外へお出かけするそうです。

きっと外にお出かけした時に事故にあったのでしょう。

 

このまま様子をみても改善は期待できないため、

部分的な関節固定術を行うことになりました。

↑足根関節が脱臼しています

 

 

↑関節軟骨をマイクロエンジンで切削し、海綿骨を移植した後、キルシュナーピンとワイヤーで固定。

 

屋外は危険がいっぱいですので、

猫ちゃんの飼主さんには屋内飼育をおすすめします。

お気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

【骨折、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂と診断され当院の受診を検討されている飼い主様へ】

 

当院では手術のご相談やセカンドオピニオン等を受け付けております。
予約制ではありませんが、院長不在になる場合がありますので事前にお電話でお問い合わせ下さい。主治医の先生の紹介がなくても診察は可能です。
電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)

 

 

【整形外科疾患の紹介について(動物病院・獣医師の先生へ)】

 

当院は整形外科に力をいれており、
橈尺骨骨折(橈尺骨骨折の再手術症例 含む)、大腿骨骨折、脛骨骨折、上腕骨骨折、骨盤骨折などの各種骨折や膝蓋骨脱臼などの脱臼、前十字靭帯断裂時のTPLOなど、整形外科疾患の紹介を他動物病院さま(現在までに、神戸市内、明石、淡路、徳島、姫路など)からお引き受けしています。
骨折などの治療が必要な患者様の中で、大阪まで通院が難しい飼い主さまや、神戸市内で手術をご希望の飼い主さまがいらっしゃいましたらお役に立ちたいと考えております。


ご紹介頂く際は、飼い主様に直接お話していただいて来院していただくか、お電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。
なお、他院様から整形外科疾患でご紹介いただいた場合には、治療経過をご報告させていただき、治療終了後は主治医の先生を引き続き受診するように飼い主さまにお伝えさせて頂きます。

 

電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)
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| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:02 | comments(0) | - | ↑TOP
椎間板ヘルニア(グレード5)

だいぶ寒くなりましたね。

近くの学校でインフルエンザが蔓延して学級閉鎖になっているそうです。

こういう私も先日インフルエンザのワクチンを済ませてきました。皆さまもお早めにどうぞ。

 

さて、

先日、ダックスフントのワンちゃんが椎間板ヘルニアを発症してしてしまい来院されました。

何と無くですがこの病気は寒い時期に多いような気がします。
このワンちゃんは、痛みの感覚が無くなる最重症(グレード5)の椎間板ヘルニアだったため
飼主さんとご相談の上、MRIを撮影し病変部位を特定したのち「片側椎弓切除術」と呼ばれる手術を行いました。

 

グレード4までであれば、内科治療(絶対安静)で結構良くなる場合があるので、

レーザーや投薬、オゾン療法などで様子をみていくことも可能です(外科療法をした方が治療成績は良いです)。

 

しかし…、

グレード5になると内科療法では改善しないケースが多く(歩けるようになる確率は7%、逆に歩けないままの可能性が93%)、

歩ける確率を高めるために発症後早期の外科手術が必要です。


【椎間板ヘルニアの治療成績】成書から引用
グレード1の場合、内科療法=100% 外科療法=97%
グレード2の場合、内科療法=84%  外科療法=95%
グレード3の場合、内科療法=84%  外科療法=93%
グレード4の場合、内科療法=81%  外科療法=95%
グレード5の場合(後足をつねっても痛みを感じない場合)、内科療法=7%   外科療法64%

上記からも分かるようにグレードが高くなるほど成績は落ちていき、
後足の痛覚さえ無くなるグレード5では内科療法だけでは改善しないケースがかなり増加します。

 

今回、手術させて頂いたワンちゃんは、

手術前には後足の痛覚が全く無くなって、尻尾も完全に麻痺していたのですが、

手術当日直後に飼主さんと面会した時には尻尾を振っていて、

翌日には痛覚が戻ってきているので改善が期待できそうな予感です。

 

絶対安静、半導体レーザー、鍼治療、投薬治療などと違い

減圧術を行った子はやはり改善するスピードが速いです。

 

術後1週間目の様子(尻尾を振ったり、後ろ足を動かしたりできるようになってきました)

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:37 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
レッグペルテス(大腿骨頭壊死症)
日差しが心地良い季節ですね。
皆さまもゴールデンウィークも終わり学校やお仕事の調子は如何でしょか?
長い休み明けは少しボーッとしてしまいそうです。

当院では先日、
知り合いの先生からのご依頼で後肢を痛がっているトイプードルのワンちゃんの手術「大腿骨頭切除術」を行いました。

レッグペルテス病とは、
1歳以下の若齢犬にみられる病気です。トイ・プードルなどの小型犬によく発症します。
 
【原因】
原因は不明です。大腿骨の頭部に分布する血管が損傷を受け、血液供給が不足または停止することで局所性虚血となり、骨頭が壊死します。
【症状】
痛みがあり、びっこを引くことが多いです。また発症した足のふとももの筋肉が萎縮してきます。症状は通常は片側に現れますが、左右両側に発症することもあります。
【診断】
レントゲン検査では、大腿骨の骨頭と頸部の変形および萎縮がみられます。
【治療】
普通は壊死した骨頭の切除手術を行います。これによって偽関節が形成され、正常に歩行できるようになります。運動制限と鎮痛薬の投与でも効果がみられることがありますが、進行性であるために最終的には手術が必要になります。
ヒトの医療とは違い費用面の課題がありますが、最近では大腿骨頭切除手術をおこなう以外にヒトと同様に人工関節による手術も行われるようになってきています。



↑画像左側の股関節部分が壊死し骨片が剥離しています。右側の骨頭部分も変形してきています。

若い小型犬(特にトイプードル等)で後足を痛がる場合はこの病気も疑われるため早めに動物病院へ受診をお勧めします。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻
| tarumioasis2 | 整形外科 | 10:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
レッグペルテス(大腿骨頭壊死症)
先日、大腿骨頭壊死症のワンちゃんを診察する機会がありましたのでこの病気について。
診察をすると右後肢を着かず痛そうにしています。

小型犬で若い犬の場合、大腿骨頭壊死症(レッグペルテス)とよばれる病気が発生することがあります。
この病気の可能性が高いことからレントゲンを撮影してみると…、大腿骨頭が壊死して変形していました。
この病気の場合、一般的には「大腿骨頭切除術」という手術を受ける必要があります。
(ヒトと同様に人工関節を股関節に入れる方法も一部の施設で行われています)

飼主さまとご相談の結果、当院で手術を行うことになりました。

↑【手術前】画像の左側の「骨頭」と呼ばれる部分が変形しています

治療としては、手術をおこない骨頭部分を摘出すれば痛みが緩和され歩けるようになります。
今回は大腿骨頭切除術を行いました。


↑【手術後】画像左の骨頭を摘出しました。これで痛みが解消されるはずです。


ちなみに、レッグペルテス病とは、
1歳以下の若齢犬にみられる病気でトイ・プードルなどの小型犬によく発症します。
 
【原因】
原因は不明です。大腿骨の頭部に分布する血管が損傷を受け、血液供給が不足または停止することで局所性虚血となり、骨頭が壊死します。
【症状】
痛みがあり、びっこを引くことが多いです。また発症した足のふとももの筋肉が萎縮してきます。症状は通常は片側に現れますが、左右両側に発症することもあります。
【診断】
レントゲン検査では、大腿骨の骨頭と頸部の変形および萎縮がみられます。
【治療】
普通は壊死した骨頭の切除手術を行います。これによって偽関節が形成され、正常に歩行できるようになります。運動制限と鎮痛薬の投与でも効果がみられることがありますが、進行性であるために最終的には手術が必要になります。
ヒトの医療とは違い費用面の課題がありますが、最近では大腿骨頭切除手術をおこなう以外にヒトと同様に人工関節による手術も行われるようになってきています。

今回のワンちゃんはヨークシャテリアで、やはり1歳までの若いワンちゃんでした。
手術後すぐは患肢を挙げていましたが、術後5日くらい経つとだいぶ手術した肢を使い始めてくれています。
リハビリは必要ですが筋肉の萎縮も比較的軽度でしたのでスムーズに回復してくれそうです。
がんばれー!


↑術後5日目の様子

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)


 
| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
レッグペルテス病(大腿骨頭壊死症)
近隣の先生からのご依頼で先週末に右後肢を痛がっているトイプードルのワンちゃんの手術「大腿骨頭切除術」を行いました。

レッグペルテス病とは、
1歳以下の若齢犬にみられる病気です。トイ・プードルなどの小型犬によく発症します。
 
【原因】
原因は不明です。大腿骨の頭部に分布する血管が損傷を受け、血液供給が不足または停止することで局所性虚血となり、骨頭が壊死します。
【症状】
痛みがあり、びっこを引くことが多いです。また発症した足のふとももの筋肉が萎縮してきます。症状は通常は片側に現れますが、左右両側に発症することもあります。
【診断】
レントゲン検査では、大腿骨の骨頭と頸部の変形および萎縮がみられます。
【治療】
普通は壊死した骨頭の切除手術を行います。これによって偽関節が形成され、正常に歩行できるようになります。運動制限と鎮痛薬の投与でも効果がみられることがありますが、進行性であるために最終的には手術が必要になります。
ヒトの医療とは違い費用面の課題がありますが、最近では大腿骨頭切除手術をおこなう以外にヒトと同様に人工関節による手術も行われるようになってきています。




↑画像左側の骨頭部分が壊死し骨片が剥離しています。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある 動物病院 です)
| tarumioasis2 | 整形外科 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア(術後)
年末の慌ただしい12月中旬にスタッフのワンちゃんに引き続き、
とあるワンちゃんも椎間板ヘルニアを発症してしてしまい来院されました。
このワンちゃんも例にもれずダックスフントで、痛みの感覚が無くなる程の重症(グレード5)のヘルニアだったため
飼主さんとご相談の上、MRIを撮影し病変部位を特定したのち「片側椎弓切除術」と呼ばれる手術を行いました。

【椎間板ヘルニアの治療成績】成書から引用
グレード1の場合、内科療法=100% 外科療法=97%
グレード2の場合、内科療法=84%  外科療法=95%
グレード3の場合、内科療法=84%  外科療法=93%
グレード4の場合、内科療法=81%  外科療法=95%
グレード5の場合、内科療法7%   外科療法64%

上記からも分かるようにグレードが高くなるほど成績は落ちていき、
痛覚の無くなるグレード5では内科療法だけでは改善しないケースがかなり増加します。



↑術後すぐの様子。後ろ足が完全に麻痺しており動かすこと・歩くことができません。


↑術後4週目の様子。だいぶ普通に歩けるようになってきました。

痛みの感覚(深部痛覚)が無くなるような場合は、内科療法(お灸、鍼、レーザーなど…)だけですと
治療成績が不十分なことがありますので、外科療法+内科療法も考えなくてはなりません。

一生車イスでの生活を余儀なくされることを回避するために、様子を見るのではなく早めに動物病院へご相談ください。



垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある 動物病院 です)

 
| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:52 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア
先月から立て続けに後足がふらついたり立ち上がれないミニチュア・ダックスフントが続けて来院されました。
これは「胸腰部の椎間板ヘルニア」が疑われる症状です。

何頭かはふらつきは有るものの歩行が可能だったため、内科的な治療で経過をみていくことになりました。
後の症例は重度の症状があり痛みの感覚(深部痛覚)も麻痺していたため、MRIを撮影して早期の手術を行いました。

そのうちの1頭は当院のトリマーさんが大切にしているワンちゃんで後肢が麻痺してしまい痛みを感じない状態&立てない状態でした。

垂水オアシス動物病院は「動物たちや飼主さまから信頼して頂ける動物病院」を目指して日々努力していますが、
やはり毎日同じ職場で働いているスタッフから安心して大事な家族の一員の手術や治療を任せて貰えることは有難いことだと思います。プレッシャーは常にありますが…。


↑手術前。後ろ足が麻痺してしまっています。手術前の準備で背中の毛が刈ってあります。

現在手術後2週間程度経過し、だいぶ痛覚も戻ってきており歩けるようになるまでにはもう少し時間が必要です。
あとはリハビリをがんばって歩けるようになりますように…!

後肢の痛覚が無くなって時間が経過すると改善率がグンと下がることから、
なにかおかしければ様子を見ずに動物病院へ受診させてあげてください。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘にある 動物病院 です)
 
| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア
今から寒い時期にはミニチュアダックスの椎間板ヘルニアが多くみられます。
一時期はダックスブームだったこともあり椎間板ヘルニアのワンちゃんをよく診察しましたが、
最近ではトイプードルに一位の座を奪われ数自体は少なくなってきていると思います。

治療法には大きく、外科療法(減圧手術)内科療法(保存療法)があります。
臨床研究の論文をみると、グレード2〜4の症例では減圧手術を用いた場合の治癒率が保存療法に比較して高く、とくにグレード5の治癒率は減圧手術の方が明らかに高くなっています。また、脊髄障害の症状が改善するまでの期間は、いずれのグレードにおいても保存療法よりも減圧手術の方が明らかに早いということが明らかになっています。

先日来院されたワンちゃんの場合はグレード4の椎間板ヘルニアで歩行が不可能だったため、飼主さんとご相談の結果、片側椎弓切除術という手術を行いました。


↑椎間板ヘルニアの手術後2週間目(手術前は全く歩けない状態でしたが、後足も使えるようになってきています)


↑椎間板ヘルニアの手術後3週間目(ふらつきはまだあるものの、かなりしっかりと後肢も使い改善してきています)

当院ではこの他に、症状の程度によっては保存療法を選択しスーパーライザー、半導体レーザー、オゾン療法などを用いて治療にあたっています。

症状は突然発症しますので、後ろ足がふらつくなどおかしいな、と思われたら
早めに動物物病院へ連れていってあげてください。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
| tarumioasis2 | 整形外科 | 17:43 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア
本日は椎間板ヘルニアのミニチュア・ダックスフントの手術を行いました。
この病気はダックスフントに非常によく見られる病気です。

ある日突然後ろ肢が立たなくなってしまい、
酷い症状の子だと膀胱が麻痺してしまい自力で排尿・排便が難しくなります。
痛みの感覚まで無くなってしまうと、
車椅子の生活を余儀なくされる可能性が高いため歩行が困難な場合などは早急に神経の圧迫を解除する必要があります。

今回の子の場合は後ろ足が麻痺してしまい歩行や排尿・排便が困難な状態だったため、
MRIを撮影し片側椎弓切除術と呼ばれる手術を行うことになりました。


↑MRI画像(赤矢印:脊髄神経が椎間板物質によって下から上へ圧迫されています)


↑クリック注意:手術の画像です。椎骨に孔をあけて神経を圧迫している椎間板物質を摘出しました



↑取り出した椎間板物質の一部

椎間板ヘルニアも程度が軽ければ内科療法(理学療法、レーザー治療、オゾン療法、サプリメント)などで改善させることが可能です。当院では特に半導体レーザー、スーパーライザー、オゾン療法などの機器を用いて内科療法を行っています。
しかし、歩行が困難であるとか痛覚が無くなる程の状態の場合は、改善率を高めるために外科療法をおすすめしています。
今からの寒い時期は椎間板ヘルニアの発生が多い時期ですので、ダックスフントを飼育しておられる飼主さまは気を付けてみてあげてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻
(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)



 
| tarumioasis2 | 整形外科 | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
大腿骨頭壊死症

まだまだだと思っていたソチオリンピックが開幕します。

最近は本当に時間が過ぎるのが早い気がします。

小学生の6年間などはものすごく長い期間だった気がするのですが、

歳を取ると時間は速く進むのかもしれませんね。


 さて、今日は他院の動物病院の先生からのご紹介で
大腿骨頭壊死症」と診断されたトイプードルのワンちゃんが来院されました。

大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)とは股関節の「骨頭」という関節部分に血液が流れにくくなり、その部位が壊死してきてしまう病気です。
原因は判明しておらず、1歳未満くらいの小型犬のワンちゃん(トイプードル、ヨーキー、ウエスティなど)に発生します。

症状は、後ろ足に痛みがでてくるので足を使いたがらないなどの症状(跛行)が見られます
症状が軽い場合は鎮痛剤の投薬や運動制限などで改善するケースもありますが、多くの場合は成長期に痛みが持続するため、ちょっと触るとキャンとないてしまうような怖がりな子になってしまいます。また、足を使わない期間が長くなると筋肉量が減少してしまい改善しなくなります。

治療は壊死している骨頭部分を摘出してあげると痛みが消えて症状が改善します。

今回の子の場合も骨頭部分が破壊され症状が重度でしたが、術後のリハビリで改善していくことが期待できます。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)



←手術前(右足※画面左側 の筋肉量が減っています)。骨頭部分が変形してきています。


←骨頭部分を切除しました


 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
レッグペルテス病(大腿骨頭壊死症)
 今日は他県の動物病院の先生からのご紹介で
大腿骨頭壊死症」と診断されたトイプードルのワンちゃんが来院されました。

大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)とは股関節の「骨頭」という関節部分に血液が流れにくくなり、その部位が壊死してきてしまう病気です。
原因は判明しておらず、1歳未満くらいの小型犬のワンちゃん(トイプードル、ヨーキー、ウエスティなど)に発生します。

症状は、後ろ足に痛みがでてくるので足を使いたがらないなどの症状(跛行)が見られます
症状が軽い場合は鎮痛剤の投薬や運動制限などで改善するケースもありますが、多くの場合は成長期に痛みが持続するため、ちょっと触るとキャンとないてしまうような怖がりな子になってしまいます。また、足を使わない期間が長くなると筋肉量が減少してしまい改善しなくなります。

治療は壊死している骨頭部分を摘出してあげると痛みが消えて症状が改善します。

成長期の小型犬の子で後ろ足を使いたがらない様子がないか普段から見てあげてください。


↑術後

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
肘関節脱臼
子うさぎが家の中を走りまわっていると…、
突然ボキッ!といって前足を挙げるということで
飼主さんに連れられて慌てて来院されました


触診で肘の関節が外れているのを確認し、レントゲンを撮影すると…、

↑肘関節が脱臼して外れています。

見事に肘が外れています。
外れてからすぐに来院されたので全身麻酔をかけたのちすぐに脱臼を整復しました。




↑麻酔下で肘関節を整復しました。

脱臼を整復後は無事に肢を着けるようになりました。
しかし、再脱臼をしないようにしばらくは厳重な運動制限が必要になります。

うさぎさんは爪切りの時にあばれて背骨を折ってしまったりするケースも多く、骨が軽くとてももろいです。
無理な動きや動作をしないように気を付けてあげてください。

垂水オアシス動物病院
院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)


| tarumioasis2 | 整形外科 | 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア パート4(術後23日目)


↑椎間板ヘルニアの手術後23日目の様子です。
ちゃんと足を着けて歩行できるようになり、順調に回復してきてくれています。
術後のリハビリなども続ければこのまま正常な機能が取り戻せそうです

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻
| tarumioasis2 | 整形外科 | 11:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア パート3(術後14日目)

↑椎間板ヘルニアの手術から14日目の様子です。
痛みの感覚も戻ってきて、後ろ肢で立ち上がることが出来るようになり、尻尾も振れるようになってきました。しかし、まだ後肢はナックリングしています。

垂水オアシス動物病院
| tarumioasis2 | 整形外科 | 11:50 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア パート2(術後3日目)


↑ グレード5の椎間板ヘルニアの手術(片側椎弓切除術)から術後3日目の様子です。後ろ足に痛みの感覚は無く、立ち上がることが出来ず、尻尾も振ることができません。
しかし、術後すぐに回復することはあまりなく徐々に1〜2か月かけて回復していくことが多いので、継続したリハビリが大切になります。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻
| tarumioasis2 | 整形外科 | 10:28 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
変性性脊髄症
当院でここ1ヶ月以内に2頭「変性性脊髄症」 と診断されたコーギーがいたので今回はこの病気について。

変性性脊髄症は5〜14歳齢の犬でみられる脊髄の疾患です。特に、ジャーマンシェパードや国内ではコーギーに多く発生が見られます。

どんな症状が出るかというと、後肢が6か月〜2年程かけてゆっくりと麻痺してきてしまい、もつれて歩きにくくなっていきます。そのため、後肢の爪の背側の摩耗や運動失調が起こります。

徐々に進行する運動失調や後肢の虚弱は変性性脊髄症が疑われます。
よく似た症状を出す他の病気としては、腫瘍、椎間板ヘルニア、股関節形成不全、前十字靭帯断裂などがあり獣医師による鑑別・診断が必要になります。

診断はMRI検査や遺伝子検査を実施し診断していきます。
※岐阜大学で研究されています
http://www.animalhospital.gifu-u.ac.jp/vet/dm.html

特効薬や治療法は現在のところ存在しませんが、理学療法(リハビリ)が症状の進行を遅らせるのに効果があると言われています。

変性性脊髄症以外にも後肢が弱くなる病気は多々ありますので、おかしければ早めに動物病院へ連れていってあげてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻
| tarumioasis2 | 整形外科 | 10:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア パート1
 ミニチュアダックスを飼う人が増えており、それに伴い「椎間板ヘルニア」という病気を診察する機会も増えています。
先日、「朝は大丈夫だったのに昼にケージから出すと突然後ろ足が立たなくなってしまっていた」というミニチュアダックスの子が来院しました。

触診や神経学的検査をしてみたところ、深部痛覚(痛みの感覚)が消失しておりグレード5の椎間板ヘルニアが強く疑われました。グレード1〜3までのヘルニアでしたら手術をせず内科的な治療を行えば回復することも多いのですが深部痛覚が消失したグレード5の場合、内科的な方法では回復する確率がとても低くなってしまうので緊急で減圧手術を行う必要があります。(内科療法での回復率5%程度VS外科療法を行った場合の回復率50%)

今回はグレード5(重度)の椎間板ヘルニアだったため、術前にMRIを撮影した当日に手術(片側椎弓切除術)を当院で実施しました。
無事、圧迫を解除できたので後はリハビリが重要になります。

後ろ足がふらつく、立てないといった症状がある場合、一刻を争うことがありますので様子を見ないで動物病院へ連れて行ってあげてください。


↑神経が椎間板物質により圧迫されている箇所があります

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻
| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
椎間板ヘルニア
GW中ですが皆様はどうお過ごしでしょうか?
旅行など楽しみですがどうぞお気をつけてお出かけください
ちなみに当院はGWも診療しております。


3日ほど前、後肢の立たないダックスちゃんが来院されました。飼い主さんにお話しを聞くと夜中のうちに突然、後肢が立たなくなってしまったとのこと。

今回はこのような病気「椎間板ヘルニア」について書いてみます。


「 椎間板ヘルニア」
は軟骨異栄養性犬種と呼ばれるミニチュア・ダックスフント(他にペキニーズ、ビーグルなど)に特に多く見られる病気です。

症状は背部痛、後ろ足の神経異常(足の甲を地面に着けても踏み直らない、後肢を引きずる)、重症だと排尿障害がみられたりすることもあります。この犬種のワンちゃんは特にはげしい運動をしていなくてもある日突然発症する危険性があるのです。

治療方法は大きく内科的な方法(安静など)と外科的な方法(手術)があり、
脊髄障害の程度によって重症度グレードが決まっています。

グレード1:痛みのみ、歩行正常       
グレード2:不全麻痺(歩行可能)              
グレード3:不全麻痺(歩行不能)              
グレード4:対麻痺(起立、歩行不能、深部痛覚あり)                       
グレード5:深部痛覚消失(つねっても痛がらない)

グレード1の場合、内科的な治療でも改善する(9割以上の回復率)ことがほとんどです。
グレード2では、内科療法でも改善する場合が多い(約8割の回復率)ですが、外科療法を行うと急速に改善することが多いです(約9割の回復率)。

一般的に、グレード3以上の子(自力歩行が不可能の場合)には外科的な治療を行った方が良いと言われており、なかでもグレード5の痛覚を消失した子の場合は早急に(48時間以内がベター)手術をしないと回復する確率がほぼ0%になってしまうといわれています。
また、深部痛覚を消失した犬のうち10%の子が「脊髄軟化症」を発症するといわれており、数日〜1週間程で麻痺が進行しほぼ100%亡くなってしまいます。

今回のワンちゃんは痛みの感覚が無い「グレード5」になってしまっており、緊急で手術をすることになりました。
通常ではMRIなどで脊髄の圧迫部位をを特定してから手術をするのですが、今回は緊急であるのと飼い主さんの費用面での制約もあり脊髄造影検査を行い部位を特定したのちに手術を実施しました。


↑造影検査後

椎間板ヘルニアでも自力歩行が可能で痛みの感覚があるうちは内科的治療も可能です。
しかし、痛みの感覚が無くなる「グレード5」では一生歩けなくなる可能性が高くなるので発症から早急な手術が必要になります。
ダックスなどの飼い主さんは様子がおかしければ早急に動物病院へ連れていってあげて下さい。


垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻




| tarumioasis2 | 整形外科 | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
股関節脱臼
都会では最近は交通事故の患者さんが少なくなってきています。
以前、私が大学付属動物病院に居た頃は、「列車と犬が競争していて列車にはねられた!」とか牧歌的な?環境の中での交通事故が結構多かった気がします。今はわかりませんが。

しかし今回、垂水区内で車にはねられた患者さんが来院されました。
レントゲン検査をして骨格系の異常が無いか、エコー検査で内臓破裂などの異常が無いか診察した結果、皮膚に多少外傷はありましたが幸いなことに大きな異常や致命的な異常は見つかりませんでした。

数日後、再度診察に来られたとき見てみると後肢が前回よりもびっこを引いて痛がっています。
「なぜ?」と原因を突き止めるために再度レントゲン検査をしてみると…、
前回検査時には脱臼していなかった左の股関節が脱臼していることが判明しました。
こうなってしまうと治療が必要になります。

↑左股関節の脱臼

股関節脱臼の整復法には大きくわけると「非観血的整復」と「観血的整復」の二つがあります。
非観血的整復とは手術をせずに股関節を整復してテープで2〜3週間固定する方法です。
この子の場合は受傷後の経過日数が長めで小型犬であり整復して3週間固定しても再脱臼する可能性や将来的に関節炎を生じる可能性もあり、飼い主さんとの相談の結果「大腿骨頭切除術」を行うことになりました(レッグペルテス、大腿骨頭壊死症などにも大腿骨頭切除術が行われます)。
この方法を行うと脱臼した大腿骨骨頭と骨盤骨の接触を無くせるので痛みが無くなります。
時間が経つと関節部に「偽関節」が形成され、1〜2か月もすると(術前の筋肉萎縮程度にもよるが)正常犬と変わらない生活や運動が可能になります。
また、最近では一部の施設で股関節を人工関節に入れ替える方法も実施されるようになってきています。
骨頭切除の手術後にはケアとリハビリが重要ですので飼い主さんにも頑張って頂かなくてはなりません。この子は術後次の日から足を着地しての歩行が可能になりました。
大変よくがんばってくれました。
くれぐれも交通事故、落下事故には気を付けてください。


↑術後(左股関節の骨頭・頚を摘出し、深臀筋の一部を腸腰筋付着部に縫合しています)


垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻
| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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