神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
脂肪腫

西日本は大雨が降っています。

明石海峡大橋や高速道路も通行止めになっており、地震に続いてほんとうに大変な事態です。

不要不急の外出は控えて、川や側溝に注意するなど皆さま十分にお気を付けください。

 

さて、

先日、脂肪腫のワンちゃんの治療がありましたので、

今回は「脂肪腫」について。

 

この脂肪腫、犬のできものの中でもかなり多くみられる腫瘍でして、

ごく日常的に診断や診察をしている腫瘍です。

 

「脂肪腫」ですと飼主さんにご説明すると、

「太っているからなったの?」とよく聞かれますが、

決して太っているからなった訳では無く、脂肪細胞が腫瘍性に増殖してしまうためなってしまうのです。

ですから、痩せたワンちゃんでもなります。

 脂肪腫の大きさや形状はさまざまで、成長はゆっくり、

通常は軟らかい感じの腫瘍(筋肉間に発生した場合は硬く触れることもあり)です。

 

しかし、触った感じで軟らかいので脂肪腫だろう、と思って検査(細胞診)を行うと、

別の悪性腫瘍(肥満細胞腫など)だったということも有り得るため、触診だけで判断することは危険です。

 

脂肪腫は基本的に良性腫瘍であるため経過観察をしていても良いのですが、

足などの関節部にできて機能や運動性を低下させている場合や、飼主さんが見ていて気になる場合は摘出が必要になります。

(※浸潤性脂肪腫とよばれる再発しやすいタイプもあります。)

 

↑右脇下に脂肪腫ができています。細胞診で脂肪腫と診断しました

 

↑脂肪腫を摘出しました

 

↑術後の様子

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 09:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
できもの(腫瘍)

先日、ダックスフントの腫瘍摘出手術がありました。

 

背中に1つ丸い腫瘍ができています。

だいぶ前(半年前かそれ以上前)からできていました。

↑腫瘍ができています(毛はバリカンで刈っています)

 

ここ1週間程でも、こういった「だいぶ前からあるから良性?2〜3mm小さいから良性?」と思われるできものを念のため検査(細胞診)すると、肥満細胞腫という悪性腫瘍だと分かるケースが4、5例ほど続いています。

 

できものができた場合、細い針を刺して細胞を採取して診断する検査(細胞診)で悪性か良性かを診断できることが多いですので

一度検査しておくことをおすすめします。

 

 

 

 

↑腫瘍摘出後

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 19:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の肥満細胞腫

先日、下顎に小さなできものが出来た猫ちゃんが来院されたのでこの件について。

 

この子はもう10歳程度の高齢なのですが、避妊手術を行う予定で来院されたのでした。

どうも夜鳴きなど発情が激しくてお家の方も困ってしまわれたそうです。

時々、夜に赤ちゃんみたいな鳴き方をする猫っていますよね…。

 

避妊手術をおこなうため診察をしていると「そういえば唇にできものがあって…。」と飼主さんが仰ったため

できものも調べてみることになりました。

↑下顎の皮膚にしこりがあります

 

手術当日、麻酔で寝て貰ってから細胞診を行い調べてみると…、

「肥満細胞腫」と呼ばれる腫瘍と診断されたため、しこりを同時に摘出しました。

 

↑肥満細胞が多く検出されます

 

猫の肥満細胞腫は良く見かける腫瘍でほとんどは良性の挙動をとりますが、

まれにリンパ節、脾臓、肝臓、骨髄などに転移することがあります。

 

基本的に、

猫の肥満細胞腫のほとんどは完全切除により根治が期待できるため切除することが多いです。

(※犬の肥満細胞腫は悪性度が高い場合があります)

 

中高齢の猫ちゃんでこういったイボ?みたいなできものが出来ている場合は、

肥満細胞腫だったりする可能性がけっこう高いですので時々できものが出来ていないか探してみてください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 18:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
乳腺腫瘍

先日、乳腺腫瘍のワンちゃんの摘出手術があったのでこの腫瘍について。

 

乳腺腫瘍とは、乳腺の組織が腫瘍化してしこりができる病気です。

乳腺部にしこりができていることに飼主さまが気づかれて来院されるケースや、動物病院での身体検査で発見されるケースもあります。

「しこりが小さいものは良性、大きいものは悪性」と簡単に言い切ることはできませんが、

急激に大きくなるようであれば悪性の可能性が發と考えられます。

論文によると、乳腺腫瘍のしこりの直径が1〜3cmを超えると予後が悪くなる(転移したりする)ことが報告されています。

 

 乳腺腫瘍は、乳腺の細胞が雌性ホルモンの影響を受けると発生します。

そのため、性成熟に達する前の6か月齢くらいに避妊手術をすることで、乳腺腫瘍の発生が少なくなります

避妊手術をしていない雌犬では約4頭に1頭(26%)の確率で乳腺腫瘍が発生しますが、

初回発情前に避妊手術を受けている場合、発生率は0.5%と低くなります。

 

今回のワンちゃんの場合は、

以前に子宮の病気で中高齢になってから避妊手術を受けていたものの、乳腺腫瘍ができてしまったケースでした。

 

女の子のワンちゃんの飼主さまは、

乳腺部にしこりが出来ていないかときどきお腹をみてあげてください。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 10:19 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
体表腫瘍(乳腺腫瘍、乳腺癌)

脇の下にしこりがあるミニチュアダックスちゃんの腫瘍摘出手術がありました。

 

中高齢になる避妊手術を受けていない女の子のワンちゃんには乳腺腫瘍が多発します。
この子の場合、乳腺部に米粒大〜3cm程度の大きさの腫瘍が数個みつかり、乳腺腫瘍摘出手術を行うことになったのでした。

犬の乳腺腫瘍の発生は非常に多く、雌犬の全腫瘍中52%を占め堂々の「発生率第1位」です。
中高齢になると雌犬には大体26%程度(4頭に1頭の割合)の確率で乳腺腫瘍が発生してきます。
そしてそのできた腫瘍のうち50%が良性腫瘍、50%が悪性腫瘍です。
かなり高めの発生率なのですが、
この確率(26%の発生率)をさげる為には避妊手術が有効だということが判っており、
避妊手術を6か月齢くらいの時期に済ませておけば確率を低くすることができます。

未避妊の雌犬を飼われている飼主さんはお腹にできものが出来ていないか

ときどきチェックしてみてあげてください。

 

↑黄色○の位置に腫瘍ができています

 

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 17:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
乳腺腫瘍

大きな乳腺腫瘍が出来てしまっているワンちゃんが来院されました。

 

いつの間にか大きくなってしまったみたいで、歩くとお腹が地面に擦ってしまいそうです。

このまま放置すると、腫瘍が破裂(自壊)してしまう可能性が發い燭

飼主さんとよくご相談のうえ腫瘍を摘出することになりました。

 

 

 

腫瘍が大きくなると転移してしまったり、局所再発の可能性が高まりますので、

様子を見すぎないほうが良いと思います。

 

雌犬を飼われている飼主さんは、

乳腺部を時々触ってみて確認してみてください。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師・院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 11:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
指先の腫瘍

最近、指に腫瘍ができた犬が来院されたのでこの件について。

 

指先にも腫瘍が出来ることがあり、犬にはよく見られ、猫では稀です。

このワンちゃんは爪の周囲が変形してきたため来院されたのでした。

 

この部位に多いタイプの悪性腫瘍は、

扁平上皮癌、血管周皮腫、悪性黒色腫、線維肉腫、肥満細胞腫などがあり、

今回のケースでは扁平上皮癌とよばれる悪性腫瘍でした。

通常は、局所浸潤性で遠隔転移性(0〜13%)は低いとされており、

摘出手術を実施しました。

 

↑指が腫れて、爪の向きがおかしくなっています

 

↑腫瘍を摘出しました。その後、再発や機能障害も見られず順調に回復しました。

 

大きくなりすぎたり全身に転移すると、

断脚が必要になったり、完治が難しくなるためたまには指先も観察してみてください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師・院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 10:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の腸腺癌

先日、食欲も無く、嘔吐が続き調子が悪くなっている猫ちゃんが来院されました。
さっそく、腹部のエコー検査を行ってみるとお腹の中に腫瘤があります。
これが原因で食事がとれず、便も出にくい状況になっていました。
高齢の猫ちゃんで「便秘気味」「痩せてきた」「食べない」などの症状がある子は検査してみると腸に腫瘍(腺癌など)ができているケースが結構あります。
多くの場合、腫瘍が発生するのは10歳以上の高齢猫ちゃんですので、もう寿命だろうと看取ってあげるケースもあるでしょうし、
手術を行い摘出するケースもあります。
今回のケースでは飼主さまとご相談の結果、摘出手術を行う事になりました。

術後には嘔吐が治まり食事も排便も出来るようになり、無事に退院していってくれました。
上手く行けば年単位で通常通りに暮らすことが期待できます。元気になりますように。


↑閲覧注意:手術の画像です。盲腸付近に腫瘍が出来ています。


↑閲覧注意:手術の画像です。盲腸付近に発生した腫瘍を摘出しました。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 19:28 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の十二指腸にできた腫瘍

だいぶ肌寒くなってきましたね。

ワンちゃん、猫ちゃんもここ最近高齢化が進んできており、いろんな病気(腫瘍など)が出てきます。

現代の獣医学でもどうすることも出来ない事もあり無力感を感じることもしばしばです。

どんな病気でもすぐに治る魔法の薬が開発されたらいいのですが…。

 

「半年前ぐらいから毎日のように食後に必ず吐く」という猫ちゃんが来院されました。

猫は吐くことが多い生き物ですのでたまに吐く程度でしたら問題ないことがほとんどです。

今回の猫ちゃんのように「毎日食後に必ず吐く」場合は、何か原因が無いか調べていく必要があります。

さっそく、X線検査、エコー検査などをして調べていくと、腸に出来物(腫瘤)ができていることが分かりました。

これが原因になって嘔吐が引き起こされている可能性が高そうです。

 

試験開腹手術の結果、腸に出来物(腫瘤)ができており、それにより腸閉塞が生じ嘔吐が引き起こされていたものと思われました。

 

↑閲覧注意(手術画像):十二指腸に発生した腫瘤

 

↑閲覧注意:摘出した腫瘤

 

嘔吐が続く場合、何か原因があることが多いです。

様子がおかしければご相談ください。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 11:52 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
モルモットの乳腺腫瘍

モルモットさんのお腹に出来物ができているということで診察させて頂きました。

お腹を見てみると、お腹の乳腺部にシコリができています。

飼主さんとご相談の結果、シコリを摘出することになりました。

モルモットは雄に乳腺腫瘍ができやすい生き物なのです。

 

↑下腹部の乳腺に腫瘤ができています

 

↑腫瘤を摘出しました

 

↑麻酔からも覚めてくれました

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 18:43 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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