神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
交通事故の猫(断脚)

台風が直撃しているため今日は動物病院ものんびりです。

大きな被害が出なければいいのですが…、皆さまも気を付けください!

 

さて今回は、

交通事故にあった猫ちゃんが来院されたのでこの件について。

 

↑麻酔を掛けて寝てもらった直後の様子(骨がみえていました)

 

この猫ちゃん、当院へ来院された時から、

右前肢の肘から下部分が「もともと」ありませんでした。

 

「もともと」というのは、

だいぶ以前に交通事故で右前肢を損傷してしまい、

お近くの動物病院で肘から下の部位で断脚をして貰ったことがあるそうなのです。

 

しかし、何故か肘から上の部分を残して断脚されているためそこを着いて歩こうとすると…、

皮膚に穴が開いてしまい骨が見えるようになってしまったのでした。(←こういった場合は肩から断脚する必要がある)

 

「断脚しなければならない」と聞くと、

「せめて少しでも肢や手を残してあげたい」とふつうの飼主さんは思われるでしょうが、

動物の場合は下手に残すと肢や手を着地してしまい皮膚に穴が開いて骨が飛び出てしまうことに繋がってしまいます。

 

外に飛び出すと危険が一杯ですので猫飼いの皆さま気を付けましょう!

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 猫の病気 | 18:37 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫のざそう(ざ瘡)

桜のシーズンも終わりましたね。GWのお休みまであと少しです。

動物病院ではフィラリア予防と狂犬病の予防接種が始まっておりますので4〜5月の期間にご来院ください。

 

温かくなってきて、皮膚病の症状で来院される患者さんが増えてきています。

 

ときどき連れて来られる症状に猫の「ざそう(ざ瘡)」があります。

 

猫のざ瘡とは、猫のにきびみたいなもので顎の下に黒いツブツブが出来てしまう皮膚病です。

原因として、角化異常や皮脂腺の過形成、感染症などいろいろな要因が複合して発生するといわれています。

 

軽度の場合では洗浄などのケアで改善することもありますし、

細菌感染が認められる場合は抗生物質を使ったりすることもあります。

 

本人が気にしている、悪化していくなどの場合は治療していった方が良いでしょう。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 猫の病気 | 18:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の消化管内異物

猫ちゃんが嘔吐をするという主訴で来院されました。

2日前から泡みたいな吐物を吐くとのこと。

普段から猫ちゃんが嘔吐するのはさほど珍しいことではないと思います。

飼い主さまにお話しをお伺いすると、「熱中症かな?」とのこと。

 

一応念のためにエコー検査など精査してみると…、

異物らしきものが画面に写り、翌日になっても症状が改善しないため試験開腹行うことになりました。

 

↑閲覧注意:手術の画像です:腸の中に異物が詰まってしまっています

 

↑閲覧注意:手術の画像です:腸を切開して異物を摘出しました。膵臓も腫れています。

 

↑摘出された異物。

Q、これはなんでしょうか?

 

↑A、真ん中で切ってみると…、毛玉でした。

 

幸い早めに飼い主さまに気づいてもらい、早めに摘出処置ができたので問題なく回復してくれています。

嘔吐が見られる場合は、腸閉塞の可能性があるため早めに動物病院へ受診してください。

あと、やはり普段からのブラッシングが大切です。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 猫の病気 | 19:31 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の膿胸
先週、膿胸の猫ちゃんを診察しましたので今回はこの病気について。

膿胸とは胸腔内に膿が貯まってきてしまう病気です。
原因は一般に他の猫からの外傷(ケンカ傷)や植物のノギのようなものが胸腔内に入り込むことなどが挙げられます。
また、気管や食道からの感染や、血流を介して感染することもありえます。
胸の中に細菌が増殖して毒素を産生するため、発熱、食欲不振、呼吸困難などを引き起こします。
治療は、胸部にドレーンチューブを入れて胸の中をキレイに洗浄し、細菌を殺菌するために抗生物質を投薬していきます。

今回診察させて頂いた猫ちゃんは、来院時は瀕死の状態でしたが、胸部にドレーンチューブを入れて洗浄し、
抗生物質を投与し、子宮蓄膿症の手術を行った後には1週間ほどで回復して無事退院していってくれました。
この子の原因は、子宮蓄膿症という生殖器の病気が同時にあったため血行性に胸部へ感染が引き起こされたようでした。

膿胸は重篤化すると死に至りますが、
胸腔チューブを含む積極的な治療を行えば回復してくれる可能性がある病気です。
呼吸がおかしいなど気になる点があれば様子見せずに動物病院へ連れて行ってあげてください。



↑胸に膿が貯まっています


↑胸にドレーンチューブを設置しました


↑胸の膿がきれいになりました


↑元気になって良かったね三毛猫

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
 
| tarumioasis2 | 猫の病気 | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の潜在精巣
今日は猫の去勢手術がありました。
去勢手術は毎日のように行っておりますのでとりたてて珍しくはないです。
さて去勢手術をしようかなと精巣を触診してみると…、
「あれ!?2個あるはずの精巣が1個しか無いじゃないか!」という事になりました。
通常では誕生からしばらくすればお腹の中の精巣が、陰嚢の中に降りてくるはずです。
犬ではよくあることなのですが、猫ちゃんではやや珍しいです。

こういった場合は、お腹の中に精巣が残っている(腹腔内陰睾)か皮膚の下に残っている(皮下陰睾)かどちらかになります。
今回の場合は、お腹を開けてお腹の中を探すと萎縮した精巣が見つかり、無事2つとも精巣を摘出しました。






垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 猫の病気 | 20:08 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
胃毛球症

質問です。これは何でしょうか?
答え:うんち?いいえ違います。胃から出てきた毛玉です。

猫ちゃんが毛づくろいをすると胃の中に毛玉が溜まっていくことがあります。
時々猫は毛玉を吐いたり、毛玉を吐こうとして上手くいかず胃液だけを吐くこともあります。
毛玉ができる原因として、普通の毛づくろい行動や、行動・神経異常(過度な毛づくろい)および胃腸疾患が原因のことも有ります。

診断:症状や腹部超音波検査、X線検査、内視鏡検査など必要な検査を組み合わせて診断していきます。

治療・予防:毛球症を防ぐためには頻繁なブラッシングが必要です。
また、毛玉をツルリンと流すために普段からワセリン基材の経口投与をすることもおすすめ。
稀に毛玉が小腸に入り込み、腸閉塞を起こして外科的な除去が必要になることがありますので、
長毛種の猫ちゃんは特に日頃からブラッシングをしてあげて下さい。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)


 
| tarumioasis2 | 猫の病気 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ネコさんの胆管拡張

冬になりミカンが美味しい季節になってきました。ミカンを食べすぎて黄色くなるのはβカロテンを多く摂取しすぎるから。
ビタミンA過剰になり一時的に肝臓に蓄えられるはするものの、食べることを控えると戻ります。

そんなことならいいのですが、以前から来院されている病気で黄色い顔をした猫さんの手術がありました。

この猫さんは元々肝臓数値の上昇がありまして、肝胆道系の異常(胆管炎)を疑って内科的に対症療法を行っていましたが、
この度黄疸の値(ビリルビン値)と肝臓数値が右肩あがりに悪くなってしまい手術に踏み込むことになったのでした。

猫さんの総胆管は、正常でもワンちゃんより太く蛇行しているとは言われていますが、、、
この子はそれを加味してもかなり太くなっており「しかも中に沈殿物」がありました。

どれほどのものだったかといいますと。。。
 
(←※手術中閲覧注意:拡張した胆管)
猫さんではそもそも胆泥はワンちゃんほど多くは認められませんが、この沈殿物は何だったかと言いますと『膿』でした。
(←※手術中閲覧注意:胆嚢内容物吸引中)
 
なので、よく洗浄して総胆管を一部切開し十二指腸に縫い付けて胆汁の通り道を確保し閉腹しました。

病理検査の結果が腫瘍性疾患ではなくて、単なる細菌感染に伴う胆嚢炎・胆管肝炎でこのまま回復に向かえばいいのになぁと願っています。猫さんの病気ははっきりしなくて頭をかかえることがしばしばあり、症例に教えられることもあります。

明日から大阪で開催される『猫の内科学』JAHAの国際セミナー3日間Dr. Sarah Caney (Vet Professional Ltd.))に出席してしっかり勉強してきます。



垂水オアシス動物病院
獣医師 高瀬
 
| tarumioasis2 | 猫の病気 | 20:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膿胸
先日、呼吸困難を起こした猫ちゃんが連れて来られました。
診察台の上にいる猫ちゃんをみてみるといかにも息が苦しそうに浅く早い呼吸をしています。

さっそく、あまり無理をしない体勢でレントゲン検査をしてみると…
やはり胸腔内に液体が沢山貯まっています。

エコー検査をして液体を少量抜いて調べると、「膿胸」という病気だということがわかりました。

膿胸とは胸腔内に膿が貯まってくる病気で、犬では少なく、猫でときどき見かけます。
どこからか胸に入った細菌とその毒素によって、発熱、食欲不振、呼吸困難などが生じてきます。

今回のケースでは、
胸腔にチューブを入れて温めた生理食塩水で洗浄と、全身的な抗生剤の投与で経過を観察していくことになりました。

↑胸腔にチューブを設置して膿でいっぱいの胸の中を洗浄します


↑胸から抜けた膿汁

呼吸が浅く早い場合、何か重大な病気がある可能性が高いので早めに動物病院へ連れて行ってあげてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
| tarumioasis2 | 猫の病気 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫伝染性鼻気管炎

朝晩だいぶ寒くなってきました。
なぜかここ2〜3年毎年風邪を引いているのでインフルエンザのワクチンは打っておこうと思います。
まだの方はお早めにどうぞ
注射

動物病院では、
「野良猫の子猫を拾ったら眼の周りに眼ヤニが出て、鼻水・くしゃみが出ている。」という主訴で来院される方が増えています。
その症状の原因は猫風邪とも呼ばれるヘルペスウイルスの感染によるものかもしれません。


原因

ヘルペスウイルス科属する猫ヘルペスウイルス1を原因とするネコの上部呼吸器感染症です。猫ウイルス性鼻気管炎はネコの呼吸器病の半数を占めるほど多く、呼吸器病の中で最も重要な疾病です。お母さんからの免疫が弱まる612週齢の子猫に多く発生します。

症状
猫ウイルス性鼻気管炎はクシャミ、鼻水、唾液などから接触伝播します。症状は発熱、元気消失、食欲不振、くしゃみ、鼻漏、眼やにの排泄、流涎呼吸困難、結膜浮腫、角膜炎角膜潰瘍などの風邪の様な症状を引き起こします。回復後には猫ヘルペスウイルス1型は潜伏感染し、免疫力の低下などにより再活性化し再発します。一回感染し慢性化すると、ずっと鼻をぐずぐずすることが多く一生付き合わなければならなくなります。早期発見・治療が大切です。


治療法として、従来は抗生物質、リジン、点眼薬、点鼻薬、インターフェロン注射などが一般的でしたが、
抗ウイルス薬(ファムシクロビル)を用いると改善率が高く当院でもよく用いるようになっています。

まずはワクチン接種がなにより大事ですので接種してあげてください。
また、治りにくい猫風邪でお困りの方は動物病院へご相談下さい。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 猫の病気 | 11:37 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP
爪切り
近年、人間界と同じく動物界でも高齢のワンちゃん、猫ちゃんが増えてきています。

ご高齢の猫ちゃんで多い病気は、

○腎不全
○甲状腺機能亢進症
などが有名です。

また身近なところで「爪の伸びすぎ」もけっこう多くみられます。
爪とぎをしなくなるせいか爪が肉球に食い込んでしまうのです。

高齢の猫ちゃん、ワンちゃんは定期的に爪切りをしてあげてください。
当院では爪切りだけでもできますのでお気軽にご来院ください。


↑肉球に爪が突き刺さっています。痛そうです…。


↑爪を切った後、肉球から出血がみられます

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 猫の病気 | 11:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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