神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
異物誤食事故(脱酸素剤)

先日、何回か吐いていてよだれが出ているというワンちゃんが来院されました。

 

いつもと様子が違ってしんどそうなため詳しく調べてみると…、

レントゲン画像に胃の中に何か砂のようなものが写っています。

 

よく散歩中に砂を食べてしまったりするワンちゃんもいますので、

レントゲン画像をみると胃の中に砂が見つかることは珍しくはありません。

しかし、飼主さんにお聞きしても、台風が来ていて外出していないため最近に砂を食べることは無いとのこと。

 

2〜3日様子をみても改善しないため、

何らかの異物誤食を疑い内視鏡検査を実施しました。

 

すると…、

 

胃の中に何やら砂状のものと、白いものが見つかりました。

 

↑胃内の異物。胃が荒れて赤くなっています

 

↑内視鏡で摘出しました

 

↑脱酸素剤を誤食していました

 

早速、この脱酸素剤を製造しているメーカーさんに電話してみると、

安全性が高い成分(鉄、ビタミンCなど)で問題にはならないはずとのことで一安心です。

 

しかし、中身は大丈夫でも外袋は腸に詰まる可能性があるため動物には非常に危険です。

異物誤食事故にご注意ください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:52 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(骨?)

先日、

3日前から嘔吐しはじめて、食欲も無くなって、便も出ない、という主訴でトイプードルのワンちゃんが来院されました。

お近くの動物病院さんで点滴をしてもらっているけれど、残念ながらあまり良くならずぐったりしてきた、とのこと。

 

こういったケースでは、

このまま点滴して経過観察していくのが良いものか、詳しく精査していった方が良いのか、悩むところです。

といいますのは、

嘔吐して来院した動物では異物を誤食しているケースがあるからです。

 

飼主さんも気づかないうちに、

異物を飲み込んでしまって腸に詰まると腸閉塞を起こしてしまいます。

そして、気づかずに経過観察をしていくと腸が穿孔して便が腹腔内に漏れ出て急変して、

最悪亡くなってしまうことも稀ではありません。

 

今回の場合は、飼主さんとご相談の結果、経過が良くないため念のため詳しく検査をしてみることになりました。

 

血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを実施してみると…、

↑レントゲン検査にて何か異物らしきものが写っています(骨?)

 

手遅れになると困りますので、

その日のうちに手術を行い異物を摘出することになりました。

 

↑※閲覧注意(手術の画像です):異物が腸を突き破り、腸が穿孔しています

 

↑摘出された異物(骨?)

 

術後は経過も良く元気に回復してきてくれています。

 

いつの間にか異物を飲み込んでしまうこともありますので、若い犬を飼われている飼主さんは特にお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 11:18 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
魚の骨誤食

先週は阪神間に大雨警報が出ていましたが、

明日から台風がくるそうで動物病院ものんびりした一日になりそうな予感です。

 

今回は、魚の小骨の誤食事故について。

 

先週のとある夜、仕事が終わり一息ついてから夕食に焼き魚を食べていたのですが、

「チクッ」と喉に何か刺さった感覚がありました。

魚の小骨だったらそのうち取れるだろう、とご飯を飲み込んだりしたものの一向に取れる気配がありません。

つばを飲み込んだりごっくんとすると「アイタタタタ…」とこれまた結構痛いのです。

 

とりあえず自力で取ろうと鏡を見ながら大口を開けて、ペンライトで照らしてみても、

「オエ〜」となるばかりで刺さった小骨が全く見つかりません。

指で触ると小骨が喉の奥に大半が埋めこまれるように突き刺さっていて、表面に出ている部位が1个らいしかなさそうです。

 

「これは誰かに取って貰わないと、自力では絶対とれなさそう。(涙)」

 

今まで生きてきてこんな出来事は初めてです。

こんなことで夜間救急病院へ行っていいものか…と迷ったものの、やはりとても痛いため診てもらいに行ってきました。

 

深夜に関わらず診て頂けたのは

ポートアイランドにある総合病院。

救急救命センターは24時間診察されているそうで頭が下がります。

重症患者さんもおられるだろうのに、こんな時間にこんな事ですみません…。(涙)

 

診察室へよばれ、

さっそく口を開けて緊急外来の先生に診てもらったものの、

小骨は突き刺さっていて飛び出している部分がほとんど無いので先生にも分からないらしく見つかりません。

 

30分くらい一生懸命に喉の奥を探して貰っても見つからず、

「この辺なんです…、オェッ」となりつつさし示したりしてもやはり見つからず。

 

こういう小骨とかトゲとか皮膚とか粘膜の下に埋めこまれると、

レントゲンにも写らないし本人の感覚しか頼りにならずどこにあるか分からないため摘出するのはかなり難しいです。

 

先生からも「最後もう一度みてみるけど、見つからなかったら明日耳鼻咽喉科に行ってね。」

と言われ、

これは無理だろうなあ、と諦めムードになっていたその時、

 

「あっ、これは…!」

 

と小骨を見つけて頂き、当日に無事取り除いてもらうことが出来ました。

本当にありがとうございました。

 

魚の小骨一本で、口の中が痛いだけで、こんなにQOL(生活の質)が下がるのかと、

こういった時は普段は当たり前に思っている健康の有難さが良くわかります。

 

以前に、

当院でも動物たちの診察をしていると、

猫ちゃんの口の中に大きな魚の骨が刺さっていたり、

 

竹串が喉に刺さっていたり、

 

釣り針が食道に刺さっていたり、

 

喉にお裁縫の針が刺さっていたり、

のどに刺さった針

しているのを診察させていただき、摘出したことがありました。

動物たちは話をしないですけれど、かなり痛かったんじゃないでしょうか。

 

皆様、お気を付けください。

まあ、ヒトの場合はまず無いでしょうけれど。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
誤食事故(1円玉)

以前、10円玉を飲み込んでしまった猫ちゃんがいました。

腸に詰まってしまったため手術をして摘出することになったのでした。

お金を飲み込んだ子を診察するのは珍しいです。

↑腸から摘出した10円玉

 

 

今回は、

1円玉を飲み込んでしまったワンちゃんが来院されました。

飼主さんの目の前で飲み込んでしまったので1円玉で間違いないとのこと。

動物はお金が好きなんですかね…。

 

さっそくレントゲン検査をしてみました。

↑胃に1円玉らしき陰影が見えています。

 

まだ子犬ちゃんということもあり、

1円玉が腸を通過して便に出てくるのは難しそうなため

内視鏡を用いて胃内にあるうちに摘出することになりました。

↑胃内で見つかった1円玉(胃カメラ中)

 

↑バスケット鉗子で1円玉を把持し胃から摘出しました。

 

胃内にあれば吐かせたり、内視鏡で摘出可能なこともあります。

 

しかし、腸に流れてしまい詰まると手術が必要になってしまうため、

何か飲み込んでしまった場合はお早めに動物病院へご相談ください。

 

垂水オアシス動物病院

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(ホイップクリーム絞り出し器の先)

先日の夜、何回も嘔吐を繰り返して元気が無いというワンちゃんが来院されました。

お話をお伺いすると、チュッパチャップスという飴を包み紙と棒ごと飲み込んでしまったとのこと。

 

嘔吐はそれが原因なのか、それとも他に原因があるのか、まだ分かりません。

 

 

飴や紙製の棒や包み紙はX線検査では写らないと予想されましたが、

念のため一通り検査をしてみると…、

↑胃の中に金属の異物が見つかりました。(↑白くみえる物体)

 

 

こういった場合、

 

1、吐処置をして吐かせる

2、内視鏡で摘出する

3、何もせず何日か経過観察

4、試験開腹手術

 

などが考えられますが、

何回も吐いても出てきていないことから1では解決は難しそうです。

 

飼主さんとご相談の結果、ぐったりしてきていたこともあり、

内視鏡(胃カメラ)で異物の摘出を行うことになりました。

↑出てきた異物(ホイップクリームの絞り出す器具の先)

 

これを取り出したあとは元気になったそうで、やはりこれが原因だったみたいでした。

 

異物誤食事故は繰り返すことが多いため皆さまお気を付け下さい。

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(ボタン電池)

2、3日前から嘔吐が続いているという猫ちゃんが来院されました。

このような場合まず思い浮かぶのは、異物誤食していないか?、膵炎はないか?胃腸炎はないか?などです。

早速、

腹部エコー検査をしてみたり詳しく調べてみると…、なにやら異物が腸にありそうな予感です。

異物が腸に詰まると、腸閉塞を起こしてしまい嘔吐がおこります。

 

このまま放置すると腸に孔があいて急変する可能性も有り得ることから、

飼主さんとご相談の結果、開腹手術を行い異物があれば摘出することになりました。

 

お腹を開けてみてみると…

↑閲覧注意:手術の画像です

 

何か異物が二ヵ所ほど腸に詰まっています。

 

↑摘出されたボタン電池 2個

 

なんと出てきたものは、「ボタン電池」でした。

 

ボタン電池は人間の子供の誤食が多く、誤食すると命に関わることもありえる怖いものです。

動物の場合も誤食すると危険なため注意が必要です。

https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/300/158578.html

 

環境中に飲み込みそうなものを置かないようにお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(お餅)

もう1月も終わりですね。早いものです。

インフルエンザが流行しているそうですのでご注意ください。

 

お正月が過ぎてしばらく経ちますが、

お正月にヒトの高齢者の方などがお餅を喉に詰まらせて亡くなることがある(https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20171229-00079863/)、

という話はニュースなどで聞いて御存知の方が多いのではないでしょうか?

 

このニュースを聞くたび、

なぜ餅を詰まらせると亡くなってしまうのか?というのが昔から謎だったのですが、

餅が気管という空気の通り道のところにベタッと張り付くように塞いでしまうからだそうです(呼吸が出来ず窒息死)。

確かに食道に異物が詰まったとしても、

ご飯が食べれなくなるだけですので死んでしまったりはしなさそうです。

 

お正月のおめでたい雰囲気が一転、こんな事故が起きると悲しすぎます。

 

人医の救急医の先生も

80歳以上の高齢者と、医師から嚥下機能に問題ありと言われている人は、おもちを食べないことをおすすめします。」

と仰っていますしお餅で窒息したくない人や高齢者の方は一切食べない方が良いかもしれません。

 

↑参考:救命処置の方法(ヒト用)(北広島町消防本部動画より)

 

 

さて、最近「お餅」を食べてしまい、そのお餅が喉の詰まってしまったワンちゃんが来院されました。

ワンちゃんが餅を喉(口?)に詰まらせて来院されたのははじめてです。

↑口の中にお餅がへばり付いています

 

摘まみだそうとしても嫌がって抵抗してどうしても取らせてくれないため、

早急に麻酔を掛けて無事にお餅を取り除くことができました。

 

犬にもお餅は食べさせない方がよさそうです。

お気を付け下さい。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院)

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(紐状異物)

先日、3日前からお腹を痛そうにしていてぐったりしているという猫ちゃんが来院されました。

普段と明らかに様子がオカシイ場合は、重大な異常が発生しているケースがとても多いです。

 

X線検査、エコー検査、血液検査などを行い詳しく調べてみると…、

腸がくねくねとアコーディオン状に綴れているような所見が認められたことから「紐状異物」を飲み込んだ可能性が發い隼廚錣譴泙靴拭

飼主さんにお話を聞いてみても「ヒモで遊んだり飲み込んだりはしていないと思う」とのことでしたが、

紐状異物だった場合にこのまま放置すると危険なため、試験開腹術をおこなうことになりました。

 

↑※閲覧注意:手術画像です。苦手な方はご注意ください。糸が腸の中に入っているため、腸がアコーディオン状に綴れています。

 

↑※閲覧注意:すでに腸に5か所ほど孔が開いており、腸内容物が漏出していました。

 

↑摘出した糸の一部。なんと口腔内(舌に引っかかっていた)〜直腸までつながっていました。

 

膵臓のすぐ近くの十二指腸にも4か所程穴が開き、孔のあいた部位を腸ごと切除することは不可能だったため、

孔のあいた腸の一部をトリミングして縫合し、大網脂肪を縫い付けて腸の孔を塞ぎました。

あとは、無事に復活してくれるのを願うばかりです。

 

猫はヒモや糸が大好きなため、こういう事故が発生しやすいのです。

お気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 10:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
子猫ちゃんの異物誤食事故

ネズミのオモチャについている紐?を飲み込んでしまったということで、

子猫ちゃんが来院されました。

 

まだ小さい遊び盛りの子猫ちゃんです。

 

考えられる選択肢として、

1、内視鏡(胃カメラ)で異物を摘出する

2、吐かせる

3、無治療で様子をみる

 

などが挙げられます。

様子をみて便に出てくれば良いのですが、腸に詰まると最悪の場合、開腹手術が必要になることから、

今回のケースでは飼主さんとご相談の結果、内視鏡で摘出することになりました。

 

 

↑胃の中に何かあります。鉗子で摘出します。

 

 

↑まだ寝ています。

 

↑摘出された異物(ねずみのオモチャの一部)

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 12:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
腸内異物

このところ、なぜか異物を食べてしまったワンちゃんが立て続けに来院されています。

 

今回のワンちゃんは飼主さんのストッキングを食べてしまったとのこと。

ストッキングだとか、靴下だとか飼主さんの身に着けているものを食べてしまうことは珍しくありません。

 

特に布製品は腸に絡み付きやすいため、開腹手術が必要になるケースが多いのです。

何か飲み込んだ場合は催吐処置を行うことで手術が回避できることもあるため、早めに動物病院へご相談ください。

お気を付けください!

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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