神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
ペットボトルの蓋 誤食

ペットボトルの蓋を誤食したワンちゃんが来院されました。

自然には出てこないため内視鏡で摘出することになったのでした。

 

特に若い犬は何でも口にする傾向があるため、

飼主さまは十分お気を付けください。

 

↑胃の中にあるペットボトルのフタ

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
誤食事故(100円玉)

今日は勤労感謝の日ですね。

当院は祝日の診察時間(9時〜13時まで)にて診察しております。

 

さて、昨日、身体のどこかを痛がったりして様子がおかしい、というワンちゃんが来院されました。

診察台の上では一見元気そうなのですが、

何か異常が無いか念のため詳しく検査してみると…、

 

胃の中に何かがあります。

レントゲン画像に白く写っていますのでこれは何らかの「金属」だと思われました。

 

飼主さんにお伺いしても何を飲んだか分からないとのことだったため、

内視鏡(胃カメラ)で摘出することになりました。

 

何が入っているのかな、とドキドキしながら胃カメラを入れていくと…、

見つかったものは…、

100円玉×4枚でした。

 

100円玉が黒く変色しており、長い期間、胃の中に滞留していたことが想像できます。

 

以前も10円玉、1円玉などを誤食したワンちゃんを診察したことがありましたが、100円玉は初めてかもしれません。

犬は意外とお金が好き?で食べることがあるので要注意だと思います。

皆さまお気を付け下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(脱酸素剤)

先日、何回か吐いていてよだれが出ているというワンちゃんが来院されました。

 

いつもと様子が違ってしんどそうなため詳しく調べてみると…、

レントゲン画像に胃の中に何か砂のようなものが写っています。

 

よく散歩中に砂を食べてしまったりするワンちゃんもいますので、

レントゲン画像をみると胃の中に砂が見つかることは珍しくはありません。

しかし、飼主さんにお聞きしても、台風が来ていて外出していないため最近に砂を食べることは無いとのこと。

 

2〜3日様子をみても改善しないため、

何らかの異物誤食を疑い内視鏡検査を実施しました。

 

すると…、

 

胃の中に何やら砂状のものと、白いものが見つかりました。

 

↑胃内の異物。胃が荒れて赤くなっています

 

↑内視鏡で摘出しました

 

↑脱酸素剤を誤食していました

 

早速、この脱酸素剤を製造しているメーカーさんに電話してみると、

安全性が高い成分(鉄、ビタミンCなど)で問題にはならないはずとのことで一安心です。

 

しかし、中身は大丈夫でも外袋は腸に詰まる可能性があるため動物には非常に危険です。

異物誤食事故にご注意ください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:52 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(骨?)

先日、

3日前から嘔吐しはじめて、食欲も無くなって、便も出ない、という主訴でトイプードルのワンちゃんが来院されました。

お近くの動物病院さんで点滴をしてもらっているけれど、残念ながらあまり良くならずぐったりしてきた、とのこと。

 

こういったケースでは、

このまま点滴して経過観察していくのが良いものか、詳しく精査していった方が良いのか、悩むところです。

といいますのは、

嘔吐して来院した動物では異物を誤食しているケースがあるからです。

 

飼主さんも気づかないうちに、

異物を飲み込んでしまって腸に詰まると腸閉塞を起こしてしまいます。

そして、気づかずに経過観察をしていくと腸が穿孔して便が腹腔内に漏れ出て急変して、

最悪亡くなってしまうことも稀ではありません。

 

今回の場合は、飼主さんとご相談の結果、経過が良くないため念のため詳しく検査をしてみることになりました。

 

血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを実施してみると…、

↑レントゲン検査にて何か異物らしきものが写っています(骨?)

 

手遅れになると困りますので、

その日のうちに手術を行い異物を摘出することになりました。

 

↑※閲覧注意(手術の画像です):異物が腸を突き破り、腸が穿孔しています

 

↑摘出された異物(骨?)

 

術後は経過も良く元気に回復してきてくれています。

 

いつの間にか異物を飲み込んでしまうこともありますので、若い犬を飼われている飼主さんは特にお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 11:18 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
魚の骨誤食

先週は阪神間に大雨警報が出ていましたが、

明日から台風がくるそうで動物病院ものんびりした一日になりそうな予感です。

 

今回は、魚の小骨の誤食事故について。

 

先週のとある夜、仕事が終わり一息ついてから夕食に焼き魚を食べていたのですが、

「チクッ」と喉に何か刺さった感覚がありました。

魚の小骨だったらそのうち取れるだろう、とご飯を飲み込んだりしたものの一向に取れる気配がありません。

つばを飲み込んだりごっくんとすると「アイタタタタ…」とこれまた結構痛いのです。

 

とりあえず自力で取ろうと鏡を見ながら大口を開けて、ペンライトで照らしてみても、

「オエ〜」となるばかりで刺さった小骨が全く見つかりません。

指で触ると小骨が喉の奥に大半が埋めこまれるように突き刺さっていて、表面に出ている部位が1个らいしかなさそうです。

 

「これは誰かに取って貰わないと、自力では絶対とれなさそう。(涙)」

 

今まで生きてきてこんな出来事は初めてです。

こんなことで夜間救急病院へ行っていいものか…と迷ったものの、やはりとても痛いため診てもらいに行ってきました。

 

深夜に関わらず診て頂けたのは

ポートアイランドにある総合病院。

救急救命センターは24時間診察されているそうで頭が下がります。

重症患者さんもおられるだろうのに、こんな時間にこんな事ですみません…。(涙)

 

診察室へよばれ、

さっそく口を開けて緊急外来の先生に診てもらったものの、

小骨は突き刺さっていて飛び出している部分がほとんど無いので先生にも分からないらしく見つかりません。

 

30分くらい一生懸命に喉の奥を探して貰っても見つからず、

「この辺なんです…、オェッ」となりつつさし示したりしてもやはり見つからず。

 

こういう小骨とかトゲとか皮膚とか粘膜の下に埋めこまれると、

レントゲンにも写らないし本人の感覚しか頼りにならずどこにあるか分からないため摘出するのはかなり難しいです。

 

先生からも「最後もう一度みてみるけど、見つからなかったら明日耳鼻咽喉科に行ってね。」

と言われ、

これは無理だろうなあ、と諦めムードになっていたその時、

 

「あっ、これは…!」

 

と小骨を見つけて頂き、当日に無事取り除いてもらうことが出来ました。

本当にありがとうございました。

 

魚の小骨一本で、口の中が痛いだけで、こんなにQOL(生活の質)が下がるのかと、

こういった時は普段は当たり前に思っている健康の有難さが良くわかります。

 

以前に、

当院でも動物たちの診察をしていると、

猫ちゃんの口の中に大きな魚の骨が刺さっていたり、

 

竹串が喉に刺さっていたり、

 

釣り針が食道に刺さっていたり、

 

喉にお裁縫の針が刺さっていたり、

のどに刺さった針

しているのを診察させていただき、摘出したことがありました。

動物たちは話をしないですけれど、かなり痛かったんじゃないでしょうか。

 

皆様、お気を付けください。

まあ、ヒトの場合はまず無いでしょうけれど。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
誤食事故(1円玉)

以前、10円玉を飲み込んでしまった猫ちゃんがいました。

腸に詰まってしまったため手術をして摘出することになったのでした。

お金を飲み込んだ子を診察するのは珍しいです。

↑腸から摘出した10円玉

 

 

今回は、

1円玉を飲み込んでしまったワンちゃんが来院されました。

飼主さんの目の前で飲み込んでしまったので1円玉で間違いないとのこと。

動物はお金が好きなんですかね…。

 

さっそくレントゲン検査をしてみました。

↑胃に1円玉らしき陰影が見えています。

 

まだ子犬ちゃんということもあり、

1円玉が腸を通過して便に出てくるのは難しそうなため

内視鏡を用いて胃内にあるうちに摘出することになりました。

↑胃内で見つかった1円玉(胃カメラ中)

 

↑バスケット鉗子で1円玉を把持し胃から摘出しました。

 

胃内にあれば吐かせたり、内視鏡で摘出可能なこともあります。

 

しかし、腸に流れてしまい詰まると手術が必要になってしまうため、

何か飲み込んでしまった場合はお早めに動物病院へご相談ください。

 

垂水オアシス動物病院

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(ホイップクリーム絞り出し器の先)

先日の夜、何回も嘔吐を繰り返して元気が無いというワンちゃんが来院されました。

お話をお伺いすると、チュッパチャップスという飴を包み紙と棒ごと飲み込んでしまったとのこと。

 

嘔吐はそれが原因なのか、それとも他に原因があるのか、まだ分かりません。

 

 

飴や紙製の棒や包み紙はX線検査では写らないと予想されましたが、

念のため一通り検査をしてみると…、

↑胃の中に金属の異物が見つかりました。(↑白くみえる物体)

 

 

こういった場合、

 

1、吐処置をして吐かせる

2、内視鏡で摘出する

3、何もせず何日か経過観察

4、試験開腹手術

 

などが考えられますが、

何回も吐いても出てきていないことから1では解決は難しそうです。

 

飼主さんとご相談の結果、ぐったりしてきていたこともあり、

内視鏡(胃カメラ)で異物の摘出を行うことになりました。

↑出てきた異物(ホイップクリームの絞り出す器具の先)

 

これを取り出したあとは元気になったそうで、やはりこれが原因だったみたいでした。

 

異物誤食事故は繰り返すことが多いため皆さまお気を付け下さい。

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(ボタン電池)

2、3日前から嘔吐が続いているという猫ちゃんが来院されました。

このような場合まず思い浮かぶのは、異物誤食していないか?、膵炎はないか?胃腸炎はないか?などです。

早速、

腹部エコー検査をしてみたり詳しく調べてみると…、なにやら異物が腸にありそうな予感です。

異物が腸に詰まると、腸閉塞を起こしてしまい嘔吐がおこります。

 

このまま放置すると腸に孔があいて急変する可能性も有り得ることから、

飼主さんとご相談の結果、開腹手術を行い異物があれば摘出することになりました。

 

お腹を開けてみてみると…

↑閲覧注意:手術の画像です

 

何か異物が二ヵ所ほど腸に詰まっています。

 

↑摘出されたボタン電池 2個

 

なんと出てきたものは、「ボタン電池」でした。

 

ボタン電池は人間の子供の誤食が多く、誤食すると命に関わることもありえる怖いものです。

動物の場合も誤食すると危険なため注意が必要です。

https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/300/158578.html

 

環境中に飲み込みそうなものを置かないようにお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(お餅)

もう1月も終わりですね。早いものです。

インフルエンザが流行しているそうですのでご注意ください。

 

お正月が過ぎてしばらく経ちますが、

お正月にヒトの高齢者の方などがお餅を喉に詰まらせて亡くなることがある(https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20171229-00079863/)、

という話はニュースなどで聞いて御存知の方が多いのではないでしょうか?

 

このニュースを聞くたび、

なぜ餅を詰まらせると亡くなってしまうのか?というのが昔から謎だったのですが、

餅が気管という空気の通り道のところにベタッと張り付くように塞いでしまうからだそうです(呼吸が出来ず窒息死)。

確かに食道に異物が詰まったとしても、

ご飯が食べれなくなるだけですので死んでしまったりはしなさそうです。

 

お正月のおめでたい雰囲気が一転、こんな事故が起きると悲しすぎます。

 

人医の救急医の先生も

80歳以上の高齢者と、医師から嚥下機能に問題ありと言われている人は、おもちを食べないことをおすすめします。」

と仰っていますしお餅で窒息したくない人や高齢者の方は一切食べない方が良いかもしれません。

 

↑参考:救命処置の方法(ヒト用)(北広島町消防本部動画より)

 

 

さて、最近「お餅」を食べてしまい、そのお餅が喉の詰まってしまったワンちゃんが来院されました。

ワンちゃんが餅を喉(口?)に詰まらせて来院されたのははじめてです。

↑口の中にお餅がへばり付いています

 

摘まみだそうとしても嫌がって抵抗してどうしても取らせてくれないため、

早急に麻酔を掛けて無事にお餅を取り除くことができました。

 

犬にもお餅は食べさせない方がよさそうです。

お気を付け下さい。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院)

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(紐状異物)

先日、3日前からお腹を痛そうにしていてぐったりしているという猫ちゃんが来院されました。

普段と明らかに様子がオカシイ場合は、重大な異常が発生しているケースがとても多いです。

 

X線検査、エコー検査、血液検査などを行い詳しく調べてみると…、

腸がくねくねとアコーディオン状に綴れているような所見が認められたことから「紐状異物」を飲み込んだ可能性が發い隼廚錣譴泙靴拭

飼主さんにお話を聞いてみても「ヒモで遊んだり飲み込んだりはしていないと思う」とのことでしたが、

紐状異物だった場合にこのまま放置すると危険なため、試験開腹術をおこなうことになりました。

 

↑※閲覧注意:手術画像です。苦手な方はご注意ください。糸が腸の中に入っているため、腸がアコーディオン状に綴れています。

 

↑※閲覧注意:すでに腸に5か所ほど孔が開いており、腸内容物が漏出していました。

 

↑摘出した糸の一部。なんと口腔内(舌に引っかかっていた)〜直腸までつながっていました。

 

膵臓のすぐ近くの十二指腸にも4か所程穴が開き、孔のあいた部位を腸ごと切除することは不可能だったため、

孔のあいた腸の一部をトリミングして縫合し、大網脂肪を縫い付けて腸の孔を塞ぎました。

あとは、無事に復活してくれるのを願うばかりです。

 

猫はヒモや糸が大好きなため、こういう事故が発生しやすいのです。

お気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 10:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
子猫ちゃんの異物誤食事故

ネズミのオモチャについている紐?を飲み込んでしまったということで、

子猫ちゃんが来院されました。

 

まだ小さい遊び盛りの子猫ちゃんです。

 

考えられる選択肢として、

1、内視鏡(胃カメラ)で異物を摘出する

2、吐かせる

3、無治療で様子をみる

 

などが挙げられます。

様子をみて便に出てくれば良いのですが、腸に詰まると最悪の場合、開腹手術が必要になることから、

今回のケースでは飼主さんとご相談の結果、内視鏡で摘出することになりました。

 

 

↑胃の中に何かあります。鉗子で摘出します。

 

 

↑まだ寝ています。

 

↑摘出された異物(ねずみのオモチャの一部)

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 12:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
腸内異物

このところ、なぜか異物を食べてしまったワンちゃんが立て続けに来院されています。

 

今回のワンちゃんは飼主さんのストッキングを食べてしまったとのこと。

ストッキングだとか、靴下だとか飼主さんの身に着けているものを食べてしまうことは珍しくありません。

 

特に布製品は腸に絡み付きやすいため、開腹手術が必要になるケースが多いのです。

何か飲み込んだ場合は催吐処置を行うことで手術が回避できることもあるため、早めに動物病院へご相談ください。

お気を付けください!

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
釣り糸誤食事故

先日、「釣り糸を3m飲み込んでしまった!」という主訴で猫ちゃんが来院されました。

飲み込みかけたのを飼い主さまが目撃され、手で引っ張っぱったけれども、そのまま飲み込んでしまったとのこと。

こういった場合は、無理にひっぱると食道や胃腸が糸で切れてしまい危険ですので今回正解だと思います。

 

来院時には診察台の上で猫ちゃん全く普段と変わらないご様子。

 

こういった場合の考え得る対処法とは、

 

1、開腹手術を行い摘出する

2、内視鏡(胃カメラ)で摘出する

3、催吐処置をおこなう

4、様子見をする(運が良ければ便に出てきたり、吐き戻したりすることが稀にあり)

 

など…、でしょう。

 

4の様子見は、運が悪ければ3mの釣り糸が腸に絡み付いて腸が壊死してしまい危険な状態になってしまう可能性があります。

3の催吐処置は胃内に無く腸に流れていれば吐くことはできません。

2の内視鏡は異物を飲んだ直ぐであれば摘出できる可能性が發い任垢、腸に流れてしまうと摘出不可能です。

1の試験開腹は確実性の高い最終手段ですができれば避けたいところです。

 

今回のケースでは飼主さんとご相談の結果、

釣り糸が3mと長いこと、催吐処置では出てこない可能性が發ぁ覆劼辰僂辰討盻个討海覆ったことから)、

様子見をするのは危険かもしれない(糸が3mと長いため腸に絡み付く可能性がある)ということから、

内視鏡を行い、取れなかった場合は、試験開腹手術で摘出することになりました。

 

↑胃の中に異物は認められませんでした。(食餌が入っています)

 

↑腸に糸が絡み付いていました。(紐状異物) 腸を一部切開して摘出した釣り糸。

 

その後、問題なく回復してくれました。

 

猫は紐や糸が大好きですので飼主の皆さまはお気を付け下さい。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 10:12 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ヒモ状異物(誤食事故)

とある猫ちゃんが、

ややぐったり、嘔吐する、便が出てない、という症状で来院されました。

 

こういった場合、膵炎や、胃腸炎、内臓疾患(腎臓病など)も考えられますが、

放置すると怖いのが異物誤食事故です。

 

おもちゃ等の異物を飲み込むと、

水を飲んでも嘔吐する、食べ物を食べても嘔吐する、食べない、飲まない、ぐったり、便が出ない…などの症状が出てきます。

 

今回の猫ちゃんも、

症状が重く、改善の兆しが無く、エコー検査などで異物が強く疑われたため摘出のため試験開腹手術を行いました。

 

↑閲覧注意:腸の中の異物の影響で、腸がアコーディオン状にひきつれています

 

↑閲覧注意:異物を摘出しました(手術後)

 

↑ヒモ状の異物(靴ひも?)が出てきました。

 

飼主の皆さま、身の回りの異物に気を付けてあげてください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 09:44 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食

2〜3日前に綿棒を飲み込んでしまったかもしれない、という主訴で子犬ちゃんが来院されました。

 

吐いても何も出て来ず、元気食欲もあり、便もきちんと出ているとのこと。

誤食したのが2、3日前だとすると、異物はすでに腸に流れてしまっていたりするかもしれません。

 

このようなケースでは

1、何もせず経過観察する

2、吐処置をする

3、内視鏡で異物を摘出する

4、試験開腹する

5、バリウム造影検査を行う

 

などが考えられるのですが、飼主さんとよくご相談のうえ、

負担が少ない内視鏡検査をすることになりました。

 

すると…、

 

↑胃の中に綿棒を発見!

 

↑摘出した綿棒

 

まだ胃の中にあれば、吐処置や内視鏡で摘出可能なのですが、

腸に流れてしまい途中で詰まる(腸閉塞)と、最悪のケースでは開腹手術が必要になってきます。

 

何か飲み込んだ場合は、手術をせず吐処置や内視鏡で摘出できるかもしれませんので、

様子を見ずに早めに動物病院へ受診させてあげてください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師・院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
縫い針の誤食

先日、針を飲み込んだワンちゃんが来院されました。

針は釣り針ではなく、針山で遊んでいたそうで縫い物に使う針を誤食してしまったそうです。

 

↑誤食した針が胃の中?に入っています

 

 

こういった場合は

選択肢として、

 

‥能菽屬鬚垢⇒針が胃や食道を傷つける危険性がある

 

内視鏡⇒最適だが胃内にドッグフードが充満していると難しい

 

3腹手術で針を摘出する

 

い發少し様子を見て便に出て来なければ△の方法で針を取り出す

 

などが考えられます。

 

 

今回の場合、

飼主さまとご相談の結果、ワンちゃんに元気や活動性は十分あるため、

い鯀択し、1日間様子を見ることになりました。

もし、空腹時でドッグフードが胃内に入っていなければ、内視鏡で摘出するのがベターだと思われます。

 

 

 

翌日…、

来院されたところ、「針が便に出てきました!」とのこと。

念のため、もう一度レントゲン検査をしましたが針はお腹の中から無くなっていました!

良かった良かった!

 

縫い針はマジックみたいに上手く腸を流れて便に出てくることが意外と多い印象があります。

 

しかし、最悪の場合、

命に関わったり、手術をして摘出することが必要なケースもあることから、

誤食しないように気を付けてあげる必要があります。

 

異物を飲み込んだ場合、まだ胃内にあれば、

吐かせたり、内視鏡で取り出せたりできますので様子を見ずに早めに来院して下さい。

 

飼主の皆さま、お気を付け下さい。

 

 

便に針が出てスッキリ! ヘイルちゃん良かったね。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師(院長) 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 18:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
犬の腸重積

こんばんは。今日は格別に寒いですね。関東では雪も降っているとか☃ 温かい食べ物や温泉が恋しくなります。

 

先週末に腸炎が改善しなくて困っていらっしゃる1歳齢のパグさんが来院されました。半目でお腹を丸めていてぐったりしており、ちょっと動くとゲポッと液体を吐いてしまいます。吐き気止めのお薬も効かず、日に日に弱っていく一方とのことで見るに見かねて連れてこられたようでした。

 

膵炎の検査をしても陰性で、お腹のエコー検査をしてみると…胃が液体で充満して膨れ上がり、腸の横断面がターゲット状にみえる部分があります。腸がつまってしまう『腸閉塞』や腸が腸の中に入り込んでしまう『腸重積』が疑われる画像が認められました。

 

よって、試験的開腹ということで手術になりました。麻酔をかける上で胃内容物の逆流による誤嚥が最も懸念されましたが、スムーズに麻酔がかかり胃内容物も吸引除去できたところで、お腹を開けると・・・・腸が綴れて偏っています。さぐっていくと硬くて何やら紐状のものが触れました。どうやら胃の出口から大腸の入り口までつながっているようです。

←閲覧注意(手術画像)

また、重積をおこしている部分もあります。

←閲覧注意(重積所見)

紐状の異物がある場合は、無理をすると腸が裂けてしまったり損傷する危険があるので、仕方なく取り出せる範囲で切開して異物を取り出しました。

←摘出した異物(ブラスチック製の歯磨きグッズ、繊維、木の小枝、葉)

 

幸い、腸の壊死はおこしていなかったですし穿孔もありませんでしたので、腸を短く切ることもなくお腹を閉じることができました♨

翌日から目にみえて体調がグングンよくなり、食欲全快で本日退院されました!!

おめでとうございます!

 

この調子で完治できるよう願っています(*^_^*)

 

垂水オアシス動物病院

勤務獣医師 高瀬

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 20:10 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故

ここのところ、異物誤食事故が相次いています。

先日、猫ちゃんがヒモや毛玉などを吐いたということで来院されました。

少し元気もなさそうな感じです。まだ胃の中に異物が残っているかもしれません、

ということでX線検査をしてみると…、何か円盤状の物体が腸に詰まっています。

異物が胃内にあるうちに来院していただければ、

内視鏡(胃カメラ)で摘出が可能なのですが腸に流れてしまうと基本的に内視鏡では無理なので開腹手術になってしまいます。

 

さっそくお腹を開けてみると…、

腸に何かが詰まっています。

※閲覧注意:手術の画像です

 

取り出してみると10円玉が出てきました。

「お金を食べた猫」を初めて見た気がします。

 

猫ちゃんはヒモで遊んでいるうちに飲み込んでしまったりするため

飼主さまは気を付けてみてあげて下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の異物誤食事故
先日、吐き気が止まらない猫ちゃんが来院されました。
何度も吐いてしまい、食欲が無くなってしまったため来院されたのでした。

詳しく検査してみると…、
触診で何か腸の中に便ではないようなものがある感触…。
X線検査でも怪しい影が見つかり、
エコー検査でも腸に何か異物らしきものが見つかりました。

やはり異物誤食の可能性が高いということを飼主さまにお話しし、
翌日まで様子をみても吐き気が止まらないため手術を行いました。

腸の中にはやはり誤食した異物が詰まって引っかかっていました。

↑閲覧注意:手術の画像です


↑腸の中から摘出したスポンジ状の異物

ワンちゃんはもちろんのこと猫ちゃんも異物誤食事故で来院されるケースが多いです。
いつも何かを噛んで遊んでいるわんちゃん、ねこちゃん達の飼主さまはお気を付けください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 18:34 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
小石の誤食
人間と違って動物は食べ物ではない「異物」を誤食してしまうことがあります。
先日来院されたワンちゃんは「小石」を誤食してしまっていました。
腸に石が詰まっていたため、食事が腸を流れずに何回も嘔吐したり、腸が傷ついて血便がでていました。
こうなってしまうともう開腹手術で取り除くしかありません。

↑※閲覧注意:手術の画像です。摘出後の腸の様子。

しばらくすると回復して無事に退院していってくれました。
大事にならなくて本当に良かったです。

道の小石を食べたり、草を食べたりするワンちゃんいませんか?
飼主さまも気を付けてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
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アセトアミノフェン中毒
アセトアミノフェンを誤食したワンちゃんが来院されました。
アセトアミノフェンとは非ステロイド系抗炎症薬の一種でヒトの風邪ぐすりの70%以上の製品に含まれている成分です。
これを飲むと…、猫で150〜300mgの1回投与、犬で体重1kg当り200mgの投与で中毒を起こしてしまいます。
市販のヒトの解熱鎮痛薬は一錠で200〜300mgものアセトアミノフェンが含有されていますので注意が必要で。
猫や小型犬で1錠飲ませてしまうと中毒を起こしてしまい最悪死亡してしまう可能性があるのです。

アセトアミノフェン中毒とはどういうものかと言いますと…
【症状】
よだれ、むくみ、沈うつ、嘔吐、チアノーゼ、黄疸、血尿、頻脈などがみられます。
血液検査をすると、貧血が認められ、肝数値の上昇がみられます。

【治療】
摂取後すぐであれば吐かせる処置や、胃洗浄などでアセトアミノフェンを除去することを目指します。
時間が経っている場合は、アセチルシステインやアスコルビン酸の投薬や毒素吸着剤を投薬して経過をみていきます。

飼主さんがヒトのお医者さんであったり、看護師さんなどの医療関係者の場合、
動物病院へ行かずご自身で治療しようとされることもあるらしく危険な場合があります。

このワンちゃんも幸いなことに今のところ問題なさそうですが、飼主の皆さま気を付けましょう。


↑飼主さんのお薬をバラバラにして食べてしまっていました

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
胃内異物(内視鏡で摘出) 
今月は異物を食べたワンちゃん猫ちゃんがなぜかたくさん来院されています。

ちなみに我が家に住んでいる黒猫のポタ黒猫もクリスマスツリーの飾りを破壊して食べてしまいました。
異物で遊んでいるのをみて「あっ、ダメだよ!」
と取りあげようとした瞬間に「ゴクン」と飲み込んでしまったのでした。(←動物病院あるある)
気を付けないと本当に危ないです。

こういった場合の対症方法としては、以下の方法が考えられます。
^枴を吐かせる
内視鏡で摘出する
手術で摘出する
な悗暴个討るかもしれないので様子を見る
ちなみに黒猫のポタの場合は飾りが小さなものだったためい之于甦兒|罎任后

本日も異物を飲み込んでいるかもしれないというワンちゃんが来院されました。
2週間ほど前から何度か吐いていて、何かの破片が少し出てきたあともまだ様子がおかしいとのこと。
さっそくレントゲン検査をしてみると胃の中に何か異物らしきものがありそうです。
飼主さまとご相談の結果、内視鏡で摘出することになりました。


↑胃内視鏡下で胃内異物を摘出しました。(動画の日付は間違ってます)

無事に胃内にある異物はすべて取り除くことができました。
腸に詰まってしまうと開腹手術をせざるを得ないため、
何かを飲み込んでしまった場合は早めに動物病院へご相談ください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
 
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
食道内異物(竹串誤食)
先日、近隣の動物病院の先生からのご紹介で3週間前から「吐血」と「泡を吹く」症状が続いているワンちゃんが来院されました。
バリウム検査でも異常は見つからなかったようで、さっそく胃潰瘍や腫瘍などを疑い内視鏡検査を実施しました。

まず、胃の中、十二指腸を見てみましたが明らかな出血病変は見つかりませんでした。
念のため生検を行ってからカメラを抜いてくると…、なんと胃と口の中間付近の食道に竹串らしきものが突き刺さっています!


↑食道粘膜に竹串が突き刺さり一部が見えています(黄色いのが竹串)




↑内視鏡用の鉗子で竹串を摘まみ摘出します


↑口の中まで引きずり出してきました


↑摘出した竹串。けっこう長くてビックリです!
焼き鳥などに使う串と思われます。

人間だと竹串を飲み込むことはほとんど無いと思いますが、
犬では意外とある話なのです。竹串だけではなく、焼き鳥や串カツなどがセットになっていた場合串ごと丸飲みしてしまいます。
それがワンちゃんの腸を串刺しにしてしまったりします。
レントゲン検査では竹串は写らないため、なかなか診断が難しく、腸の場合はエコー検査や胃や食道の場合はこういった内視鏡検査などでやっと診断が付きます。

食卓に串ものが出ている場合は飼主さんも気を付けてください。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
 
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 17:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(小石)
少し前に、「昨日から20回以上吐く」というまだ若いワンちゃんが来院されました。
飼主さんからお話をお伺いしますと…この子は異物を飲み込む癖があるとのこと。
腸に何かが詰っていることを疑い、さっそくレントゲン検査をしてみました。
すると、
腸の中に「小石」と思われる白い影がみえます。小石は異物誤食事故の原因になることがありえ
ます。

↑腸に石が引っかかって詰っています

エコー検査でも腸閉塞が疑われる所見が認められたため開腹手術でこの小石を摘出することになりました。

しかしその時点では、歯ぐきの色も真っ白で、横倒しになったまま自力で立ち上がることも出来ない状態でした。
かなりリスクが高い状態なため、細心の注意を払いながら麻酔をかけていきます。

腸を切開して小石を摘出したのち閉腹しようとしたものの、
腸が30cm位くらいに渡ってすでにほぼ壊死していたため、腸の腐った部位を切除し生存している腸同士を吻合しました。
術前の調子がかなり悪かったのは、腸が腐ってしまいショック状態になっていたためでした。

麻酔からもなかなか覚めず、術後24時間くらいほぼ意識不明の状態でしたが、
静脈からの栄養点滴などを行うと徐々に回復して1週間ほどで無事に退院してくれました。若い動物の回復力は奇跡的です。

異物誤食事故は命に関わるため早めの発見と処置が必要です。
若い動物と、異物が好物?!の動物を飼われている飼主さんはお気を付けください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)




 
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:28 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
内視鏡で胃内異物の摘出術
先日、ご紹介で緊急で異物を飲み込んだという患者さんが来院されました。
ワンちゃんがゴムヒモ(シュシュ)を飲み込んでしまったかもしれないとのこと。

術前検査を行い、運が悪ければ(異物が小腸に流れてしまっていれば)開腹手術になる可能性があることをお話した上で
内視鏡(胃カメラ)で摘出処置を行いました。

カメラを入れてみるとやはり胃の中になにかあります。
胃の中にある異物を鉗子でつまんで引っ張り出します。
あまり無理に引っ張ると胃腸を傷つけてしまうこともあり慎重に対応しなければなりません。
大き目の異物でしたので少し苦戦しましたが幸い問題なく摘出することができました。

このところ異物誤食事故が続いています。
今回は胃カメラで取れましたが、手術になったり、手遅れになる場合も有り得ます。
家の中など環境中に飲み込めるサイズの物を置かないように気を付けてあげてください。


↑胃の中に異物が入っています


↑異物を鉗子でつまみます


↑鉗子でつまんだまま引き出します


↑異物(シュシュ)をつまみ出すことができました

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 18:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
食道内異物
ミニチュアダックスのワンちゃんがヨダレを出して、泡を吹いて苦しそうにしているという連絡がありました。

緊急で来院していただくと…
確かに口周りが泡だらけで気持ち悪そうにしてグッタリしています。
飼主様によれば半日前に何かノドに詰まらせたかもしれないとのこと。

さっそくレントゲンを撮影してみました。(↓画像)


すると、食道の位置に何か白い影があります。
食道に何か異物が詰っているとこういう写り方になるため、異物による食道閉塞を疑って内視鏡で摘出することになりました。

カメラをいれて観察してみると食道に詰まっていたのはなんと
「リンゴりんご」でした。
食道に詰まったリンゴは吐くにも吐けず、飲み込みもできず留まっていたのでした。
胃まで入ってしまえば胃酸で消化されたハズが、食道に詰まってしまうとこのようなやっかいなことになってしまうのです。

リンゴといえども丸飲みすると食道閉塞の危険性があるため、丸飲みする傾向のあるワンちゃんには気を付けてあげて下さい。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 11:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故
受付にたくさんあった「ねこ歩き」展のチケットがだいぶ減ってきました。
やはり結構人気があるみたいです。ご希望の方は数量限定ですが
無料でお渡ししていますのでお早めにお越しください。

先日、何となく震えていて元気が無いというトイプードルのワンちゃんが来院されました。
毎日動物病院で診察をしていると「何となく元気が無い」という
ワンちゃんを診察する機会が結構あります。
元気、食欲もそこそこあり、尿や便にも問題が無く、吐きもしないが、何となく元気が無い。

このワンちゃんの場合、診察室では一見、普通に元気そうに見えます。
「問題ないです。何らかのストレスでしょう。」とお伝えしたいところなのですが、
動物の場合は(言葉が話せない+症状の進行が早く手遅れになることがある)こともありそう簡単ではありません。
また、普段からよく観察されている飼主さんが何かおかしい!と仰るとやはり異常が見つかることも多いものです。

原因を突き止めるために血液検査、エコー検査、X線検査等を行ってみると
胃の中に金属製の異物らしき物が見つかりました。

当院では胃内異物はなるべく胃切開手術を避けて、
動物に負担の少ない内視鏡で摘出するようにしています。

内視鏡で見てみると…

↑胃の中に金属製の破片があります。マジックハンドみたいな道具を用いて摘出しました。


↑摘出した異物

直径2cmくらいの金属片が3つ胃の中にあり、手術せずに内視鏡で取り出すことができました。
その後、ワンちゃんの調子も順調に回復しましたのでこれが原因だった可能性が高そうです。

異物誤食事故には気を付けましょう。

垂水オアシス動物病院 
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある 動物病院 です)

 
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
紐状異物(腸閉塞)
近頃珍しい大きなワンちゃん(バーニーズマウンテンドッグ)が来院されました。
お話をお伺いすると、2日前から嘔吐を繰り返してぐったりしているとのこと。

若いワンちゃんの場合は、「くり返す嘔吐」「水も吐く」という症状の場合は異物誤食事故の可能性を考えなければなりません。

異物誤食事故を疑ってさっそく、X線検査をしてみました。


なんと胃の中に丸いリングが2つ写っています。
飼主さんにお話をお伺いすると、
ハーネスを噛み砕いて飲み込んでしまったかもしれないとのこと。

さらにエコー検査をしてみると、
胃だけではなくて、腸にも異物が詰っていそうな所見が認められました。
胃と腸に異物が詰まっていることから内視鏡では摘出ができないと判断して開腹手術を行うことになりました。

まず、異物がつまっていそうな盲腸近くの小腸を切開しました。

(↑クリック注意:手術の画像です)
すると、腸の中から毛玉みたいな異物が出てきます。
「よし!摘出して終了!」と異物を引っ張っぱるものの全く出てきません…。
糸状のものが腸の奥の方から続いていて引っかかっているのです。
おそらく【胃の異物】から【腸の異物】までは糸でつながっていそうです。

強引に引っ張ってしまうと腸が糸でブチブチ切れてしまいたいへん危険です。
チューブに異物の糸を結わえ付けてチューブを腸の中に戻し、腸の外から胃までチューブを押していくことで切開は2か所で済ませることができます。

胃の中にはハーネスの異物が大量に入っていました。



今回は早めだったので無事に摘出ができましたが、
1週間などと様子をみて放置すると糸によって腸が何か所も傷つけられてしまい腹膜炎を起こして最終的には死亡してしまいます。

嘔吐が続く場合は早めの受診をお勧めします。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)








 
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:53 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
異物誤食事故(アルミ板)
先日、飼い主さんが留守中にアルミの板を飲み込んだかもしれないというワンちゃんが来院されました。
どんなものを飲み込んだかというと下画像のようなものです。(コンロをガードするもの?)

どれくらいの量を飲み込んで、胃にあるのか、はたまた腸に流れてしまっているのか調べるために
レントゲン検査を行いました。

すると…、

胃の中にアルミらしきものが写っています。

こういった場合の対処法としては幾つか選択肢があります。

^澆涼罎里發里自然に出てくるか様子を見る 
長所:自然に出てくればラッキー  短所:腸に引っかかって詰ると開腹手術が必要になる可能性あり

吐処置を行う
長所:簡単に処置できる      短所:吐くときに鋭利な異物な場合だと食道などを傷つけてしまう恐れがある

F盪覿世納茲
長所:鋭利な異物でも安全に摘出できる    短所:全身麻酔が必要

,陵融匕でも大丈夫な可能性もありましたが、
飼主さんとのご相談の結果、確実なの方法で摘出することになりました。

さっそく胃の中を内視鏡で覗いてみると…、

胃の中にはたくさんのアルミの破片が散らばっていました


胃の中をくまなく探して異物を取り除きました。


↑とりだしたアルミの破片

今回の子のケースでは問題なく異物が取れたので良かったです ほっ

こういった誤食事故はかなり多く、知らぬ間に便と一緒に出てくれることも有りますが、
最悪詰まってしまう可能性も有り得ます。

環境中には誤食事故につながりそうなものは置かないようにしてあげてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
 
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
針の誤食事故
最近誤食事故でワンちゃん、猫ちゃんがたくさん来院されます。
垂水オアシス動物病院ではお腹を切開せずに異物を摘出できるように内視鏡の機器を準備
しておりこの機器の出番が増えています。

今までも内視鏡で画鋲や釣り針、まち針、ガム、骨、消しゴム…などを摘出してきましたが、
先日来院された猫ちゃんは「お裁縫用の縫い針!?」を2本も飲み込んでいました。

たまたま健診のレントゲン検査で偶然見つかったのです。

「猫ちゃん…、縫い針をなぜ飲んだの…!?」 

驚きの事態です。
飼主さんもいつ飲み込んださえわからないそうで、かなり前から針はお腹の中に存在した可能性があります。

こういった場合、
まず内視鏡で胃の中を見てみて摘出できれば一番低侵襲でベストな選択です。
内視鏡での摘出が無理な場合は開腹手術に切り替えて摘出することになります。

いつの間にか考えられないようなものを飲み込んでしまい、胃の中にずっと異物が停滞する
ことも有り得ますので部屋の中などワンちゃん、猫ちゃんがいる環境中には危険なものを置かないように
気を付けてあげてください。



↑消化管内にある縫い針

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 誤食事故 | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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