神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
はりねずみの口腔内腫瘍

今回はハリネズミの口腔内腫瘍について。

 

ハムスターと同じように、ハリネズミは腫瘍に罹患し易いといわれています。

身体のいろんな場所に腫瘍が発生し、そのなかでも口の中に腫瘍が発生することが多いです。

 

口の中に腫瘍ができると、

食欲低下、食べ辛い、口からの出血、よだれ、口を気にする症状などが出てきます。

そのまま放置すると顔面の変形が見られるようになったりもします。

 

確定診断するには全身麻酔下で病変部を採取して病理検査を実施します。

 

治療は外科的な切除が基本になりますが、

病変部の全摘出術は難しいことが多く、炭酸ガスレーザーや半導体レーザーなどで腫瘍を蒸散して小さくします。

再発した場合は、再度レーザーで腫瘍を蒸散したり、補助給餌、皮下点滴をしたりしながら対処療法を実施していきます。

 

↑下顎が腫れています

 

↑口腔内に腫瘤が認められました

 

↑半導体レーザー装置で腫瘤を蒸散しました

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハリネズミの子宮疾患

先日、陰部から血か膿みたいなものが出ているという主訴でハリネズミちゃんが来院されました。

 

ハリネズミは名前の通り、針が全身についているため、

血液検査をしたり、レントゲン検査をしたり、エコー検査をしたりすることは簡単ではありません。

下手に触ろうとすると、「シュシュー」と言いつつ丸まってしまい針で刺されてしまいます。

このような身体の構造からハリネズミを詳しく診察しようとすると通常は鎮静処置が必要になってきます。

 

今回のハリネズミちゃんの場合も鎮静下でエコー検査などをしてみたところ…、

子宮蓄膿症や子宮腫瘍などの子宮疾患が疑われました。

実はハリネズミの女の子には子宮疾患が多発しています。

治療方針について飼主さんとよくご相談の結果、

子宮・卵巣摘出手術を選択されたため実施しました。

 

子宮頸部にも大きな腫瘤があったたため摘出にやや難渋しましたが、

問題なく病変部を摘出できました。

あとは元気と食欲が回復するのを待つばかりです。

 

女の子のハリネズミちゃんを飼育されている飼主さんは、

血尿が出ていないかなど時々見てあげて下さい。

 

↑麻酔を掛けて寝てもらいますZZZ

 

↑左:子宮内部の腫瘤 右:子宮と卵巣

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
はりねずみの皮膚病(ダニ)

ここ最近、身体を痒がるはりねずみちゃんが多く来院されています。

 

お店からお家にやってきたときは大丈夫だったけれど…、

しばらくすると痒みがでてきて、というケースが多いです。

 

↑顔周りにフケや痂皮が見られました

 

こういった場合、よく「ダニ」が寄生しています。

 

顕微鏡でフケを拡大して観察してみると…、

↑ダニが見つかりました!

 

やはりダニがいました。

これはキュウセンヒゼンダニ、ヒゼンダニとよばれるダニで、これに感染すると痒みやフケが出てきます。

 

ペットショップさんからやってきて、しばらくして痒みがある場合はダニが寄生しているかもしれませんので、

動物病院へご相談ください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
はりねずみの腫瘍

先日、お腹に何かできもの(腫瘍)が出来ているというハリネズミちゃんが来院されました。

 

実は、ハリネズミには体表部の腫瘤が時々みられることがありほとんどの場合は腫瘍のことが多いです。

ハムスターと同じく、ハリネズミは腫瘍になりやすい生き物なのです。

 

特に上皮系腫瘍の発生率が高く、

乳腺腫瘍、肥満細胞腫、血管肉腫、形質細胞腫、神経鞘腫、線維肉腫、脂腺腺腫、リンパ腫、脂肪腫、骨肉腫などが報告されており、やはり良性腫瘍よりも悪性腫瘍の発生が多く見られます。

 

飼主さまにお話をお伺いすると、

「できものが急に大きくなってきた」とのこと。

 

細胞診の結果もお話ししてご相談の結果、

悪性腫瘍の可能性も否定できないことから摘出することになりました。

 

↑なれていてかわいいです

 

↑腹部にしこりがあります

 

↑尿道のすぐ傍に腫瘤が存在したため、

カテーテルを入れて尿道を損傷しないように確認しながら腫瘤を摘出しました。

 

 

↑麻酔からも問題なく覚め無事帰っていってくれてよかったです。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
だれのお口でしょうか?

先日、はりねずみの女の子が当院へ来院してくれました。

 

はりねずみはペットとして最近とても人気の生き物で、最近は飼われている方が増えてきています。

はりねずみはとても可愛らしいです。

 

今回この子の健康診断をしました。

 

「よし、健康診断をしましょう!」とはいっても、

はりねずみという生き物は一般的に、全身トゲトゲのため簡単には身体を触らせてはくれません。

ちょっと触ろうものなら、丸まってしまって飛び上り(Roll up)、シュッシュッ(Puff up)と威嚇します。

 

この子は人に慣れていてとてもおとなしい子なのですが、

無麻酔では簡易な検査(体重測定、栄養状態観察、皮膚の観察、歩様観察)しかできないため、

安全性の高いガス麻酔を使ってボーッとして貰ってから検査(レントゲン検査、エコー検査、血液検査、口腔内のチェックなど)をしていきます。

 

幸いなことに健康上の大きな問題は見つからず、麻酔からも目覚めて無事お家に帰っていってくれました。

 

↑はりねずみのお口の中。できものも出来ていませんでした。

 

垂水オアシス動物病院ではハリネズミの診察を行っております。

お気軽にご来院ください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 17:43 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハリネズミの子宮疾患(血尿)

早いものでもう3月も終わりですね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

最近、ハリネズミがとても人気でして当院へも通院されている方が増えてきています。

尖っているハリは痛いですが人にも慣れてとてもかわいい生き物なので人気なのも頷けます。

 

若いうちは皮膚病(ダニ感染、カビ感染など)で来院されるケースが多く、歳を取ると腫瘍ができたりします。

発生する病気の種類(皮膚糸状菌、ダニ、Wobbly Hedgehog Syndrome、下痢、口腔内疾患、子宮疾患…)が限られているため診察は比較的し易い動物だといわれています。

 

最近、血尿が出ているという主訴でハリネズミちゃんが来院されました。

こういった血尿が出ている場合、泌尿器系(膀胱炎など)からの出血なのか、生殖器系(子宮など)からの出血なのかを考える必要があり、X線検査や超音波検査などで診断をつけていきます。

 

基本的にハリネズミだけに体表に針がたくさんあるため、血液検査や処置をするときにはほとんどの場合、麻酔が必要になります。

採血も血管が細いためかなり難しいです。

 

 

今回のケースでは子宮からの出血が疑われたため、手遅れにならないように子宮卵巣摘出術を行うことになりました。

 

↑ガス麻酔で眠たそうです…

 

↑手術が無事終わりました

 

↑まだ眠たそうです…

 

↑摘出した子宮・卵巣

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 16:49 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
はりねずみの皮膚病2
このところハリネズミを診察することが増えています。
今回来院されたのも食欲が無く、フケが出ているハリネズミちゃん。




フケを採取して顕微鏡で観察すると…、ヒゼンダニがいっぱいいます!

大量のダニが見つかりました。

ダニが大量寄生すると痒みがでたり、弱ってしまったりするため
早めの駆除が大切です。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | ハリネズミ | 10:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
はりねずみの皮膚病
ハリネズミの子供ちゃんが来院されました。
トゲもまだそんなに尖っていなく触っても痛くないです。
当院では動物病院の診察対象にあまりなっていない「ハリネズミ」の診察を行っているため、
ハリネズミ飼いの方がよく来院されます。

今回のハリネズミちゃんの場合、皮膚に湿疹が出来ておりフケが見られたため皮膚の検査をしてみると
病変部から細菌性皮膚炎とヒゼンダニが検出されました。

かわいいですね。


ダニが検出されました。

けっこうダニはハリネズミに蔓延している様子ですのでフケが見られるようなら
一度皮膚の検査をお勧めします。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | ハリネズミ | 18:55 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハリネズミ
飼育頭数が少ないので来院される頻度は少ないのですが、
垂水オアシス動物病院ではハリネズミはりねずみの診察も行っております。

今日、「1週間以上前から後ろ肢がケガしていのか腫れている」ということでハリネズミさんがやってきました。

さて、詳しく観察してみよう・・・!と思ってもすぐ丸まってしまい全く手出し出来ません。
そこで飼主さんとご相談の上、麻酔下で詳しく観察+処置をすることになりました。
いったい何が原因なのでしょうか?


,泙此▲ス麻酔で寝てもらいます。後ろ足の中ほどより先が腫れています。



後ろ足のカサブタ部分を切り取りました。



糸(髪の毛?)が絡み付いて締め付けていたのでした。


こういったもの(輪ゴム、毛糸、線維クズなど)が絡み付いて足先が腫れてしまうケースは意外と多いです。
締め付けがきついと足先が壊死して脱落してしまう可能性があるため早めの処置が望まれます。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘にある 動物病院 です)

 
| tarumioasis2 | ハリネズミ | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハリネズミ 
先日、珍しい患者さんが来院されました。
「はりねずみ」です。



ハリネズミは無盲腸目に分類される原始的な動物です。
ヨツユビハリネズミやアムールハリネズミ、オオミミハリネズミなどいくつか品種があり、
日本国内ではヨツユビハリネズミがペットとして最も多く流通しています。

野生ではサバンナ地帯に生息しており、
夜行性で単独生活をしています。
餌はミミズ、ナメクジ、カタツムリ、虫、野菜、果物などを普段から食べており、
寿命は5〜7年程度だとされています。

今回来院されたハリネズミの患者さんは、
「フケが多い」という症状で来院されました。

ハリネズミでフケが多い場合、
細菌性皮膚炎、皮膚糸状菌症、ダニ、副腎疾患などが疑われます。

今回の子の場合、
ピンセットでフケを採って顕微鏡で観察してみると…、ヒゼンダニが沢山みつかりました。

丸まっていると亀の子タワシにしか見えませんが
実はととても可愛らしい動物です。
夜行性なので夜型の飼主さんに向いているかもしれません。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)






 
| tarumioasis2 | ハリネズミ | 11:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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