神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
うさぎの子宮疾患

先日、血尿が出ているといううさぎさんが来院されました。

血尿が出るということは、泌尿器系(膀胱炎、膀胱結石?)か、生殖器系(子宮疾患?)なのか、どこかに原因があるということです。

ここのところ、血尿が出るうさぎさんの来院が続いており、
「そういえば時々血尿しているかも?」とご相談に来られる方が多いです。

 

こういったケースでは避妊手術を受けていない女の子の場合は、

子宮の疾患に罹患している可能性が考えられます。

 

ということで、飼主さんとリスクを含めてよくご相談の結果、

子宮と卵巣を摘出することになりました。


少しややこしいですが、
子宮の疾患には良性の病変や悪性の病変が見られることもあります。
良性のものには子宮内膜過形成、子宮水腫、子宮蓄膿症、子宮内膜静脈瘤…などがあり、
悪性のものは子宮腺癌、子宮肉腫、平滑筋肉腫、卵巣腺癌…などがあります。
とくに子宮腺癌はうさぎにはとてもよく見れる腫瘍で避妊手術を受けていない女の子のうさぎでは3-4歳を過ぎると発生率が60%を超えるともいわれています。
進行していない初期段階であれば外科的な手術で良好な予後が期待できますが、発生から1年、2年と時間が経つと転移が肺などに起こってきます。

未避妊の女の子ウサギで血尿がでるようなら特に気を付けてあげて下さい。

 

当院では女の子うさぎさんの避妊手術をよく行っています。

ご希望の方はお気軽にご相談ください。

 

↑※閲覧注意:摘出された子宮と卵巣

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎ切歯の不正咬合

うさぎの切歯(前歯)は上顎に4本、下顎に2本あり、

うまいこと咬みあうことで歯が摩耗して伸びすぎないようなシステムになっています。

しかし、何らかの原因で咬みあわせが悪くなると上の歯と下の歯が咬みあわなくなり、

切歯が異常な方向に伸びすぎてしまいます。

 

↑切歯が不正咬合になり長く伸びてしまっています

 

原因として、

生まれつきの不正咬合がある場合や、ケージなどの硬いものをかじったり、奥歯(臼歯)の不正咬合があったり、

何らかの外傷が有ったりすると引き起こされると考えられています。

 

治療は、

定期的に伸びてしまった切歯をカットして短くします。

大人しいうさぎであれば、無麻酔で処置が可能な場合が多いです。

 

ケージを齧らせないようにしたり、落下事故に気を付けてあげたり、チモシー中心の食生活を心がけたりすることが

予防につながるためうさぎ飼いの飼主さんはお気を付け下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの精巣腫瘍

この頃、昼間は夏みたいな暑さですね。

いかがお過ごしでしょうか?

 

先日、うさぎさんの去勢手術がありました。

うさぎの女の子は子宮ガンが多発する(生涯で80%以上の確率で罹患するといわれています)ため

若いうちに避妊手術を済まされることが多いとおもいますが、

男の子は去勢手術をせずにそのままにしている場合が多いのではないでしょうか?

 

今回来院されたうさぎさん、精巣が腫れてしまっており精巣腫瘍が疑われました。

 

↑片側の精巣が腫れています

 

 

↑【摘出後の精巣】片側の精巣が腫れています

 

女の子と違って精巣腫瘍に罹患する確率は低いとは思いますが、

時々診察することがありますので、男の子のうさぎ飼いの飼主さんは時々チェックしてあげて下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 18:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの避妊手術

台風20号の暴風は凄かったですね…。被害は無かったでしょうか?

こんな風の強い台風は記憶にある限りではじめてです。電車も止まってしまっているみたいですね。

皆さまもうしばらくは外出時にはお気を付けください。

 

さて、

ここのところ、血尿が出るうさぎさんの来院が続いており、
「そういえば時々血尿しているかも?」とご相談に来られる方が多いです。

 

こういった場合、子宮の疾患に罹患している可能性が考えられます。


少しややこしいですが、
子宮の疾患には良性の病変や悪性の病変が見られることもあります。
良性のものには子宮内膜過形成、子宮水腫、子宮蓄膿症、子宮内膜静脈瘤…などがあり、
悪性のものは子宮腺癌、子宮肉腫、平滑筋肉腫、卵巣腺癌…などがあります。
とくに子宮腺癌はうさぎにはとてもよく見れる腫瘍で避妊手術を受けていない女の子のうさぎでは3-4歳を過ぎると発生率が60%を超えるともいわれています。
進行していない初期段階であれば外科的な手術で良好な予後が期待できますが、発生から1年、2年と時間が経つと転移が肺などに起こってきます。

未避妊の女の子ウサギで血尿がでるようなら特に気を付けてあげて下さい。

 

当院では女の子うさぎさんの避妊手術をよく行っています。

ご希望の方はお気軽にご相談ください。

 

↑※閲覧注意:摘出した子宮・卵巣

 

↑※閲覧注意:摘出した子宮・卵巣

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの乳腺腫瘍

乳腺にできもの(腫瘍)ができたうさぎさんが来院されたので、今回はうさぎの乳腺腫瘍について。

 

うさぎの乳腺腫瘍はそんなに多発するわけではありませんが時々見かけます。

うさぎの場合は悪性の乳腺癌である比率が高く、転移や摘出手術後の再発にも注意が必要です。

 

今回来院されたうさぎさんは乳腺部に腫瘍ができていたため摘出することになりました。

↑乳腺部に腫瘤が認められます(黄色○内)。麻酔下で寝てもらっています ZZZ…

 

若いうちに避妊手術を受けていない女の子の場合は、

子宮疾患と乳腺腫瘍の発生が良くみられるため、お家では血尿が出ていないか、お腹にシコリがないか、

ときどき気を付けてみてあげて下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの不正咬合

 

 

これは何の画像でしょうか?

 

答えは、うさぎの口です。

 

人間や他の動物と違い、うさぎの歯は伸び続けます(常生歯)。

うさぎの切歯(前歯)は上顎に4本、下顎に2本あり、

互いにかみ合うことで一定の正しい長さに調整されています。

 

しかし、かみ合わせが悪くなると切歯が異常な方向に伸びてしまい、

食餌がとれなくなったり、衰弱してしまったりすることがあります(不正咬合)。

不正咬合が起きる原因には遺伝的な素因の他、硬いものをかじったりすることが考えれます。

 

一度こうなってしまうと、

通常は3〜4週間おきに伸びてきた切歯をカットする必要があります。

 

ケージなど硬いものを噛まないようにしたり、

落下事故を防ぐなどお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの膿瘍

 

左鼻先が少し腫れています。

 

こういったケースでは、腫瘍が出来ているのか、感染を起こして膿瘍ができているのか、などが考えれます。

まず、細胞を一部取り、顕微鏡で細胞診をしてみると、「膿瘍」と診断できました。

 

うさぎの膿瘍の場合は、

原因菌として黄色ブドウ球菌、緑膿菌、壊死桿菌などが、外傷、咬傷、皮膚炎などを起こした皮膚を通して膿瘍ができてきます。

できる場所によって、口の中にできれば食欲が無くなり、足裏にできれば跛行したりします。

 

膿瘍は可能な限り袋ごと摘出するのが望ましいのですが、

飼主さまとのご相談の結果、切開した後、洗浄、抗生剤の投与を行っていくことになりました。

 

身体のどこかが腫れている場合は腫瘍か膿瘍か判断する必要があるため、

様子を見ずに受診をおすすめします。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 11:14 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの精巣腫瘍

本日、うさぎのハナちゃんの精巣腫瘍摘出手術がありました。

だいぶ前から片側の精巣が腫れてきており、陰嚢の皮膚が壊死しかけてきたため今回の摘出手術となりました。

 

うさぎの寿命は6〜7歳程だとも言われていますが、

ハナちゃんはその倍の年齢(なんと15歳!)なため

手術をするかどうか飼主さまも途中まで迷われておりました。

 

しかし、腫瘍が自壊しかけてきたため、

術前検査で状態を確認した上で麻酔を掛け摘出手術を行いました。

 

無事終わり何事も問題なく目覚めてくれたので良かったです。

 

歳をとると、精巣腫瘍が発生する確率も上がるため

若いうちに去勢手術を済ませておいた方が良いかもしれません。

 

↑精巣が腫瘍化しています

 

 

↑退院時の様子。ハナちゃんがんばりました!

 

※飼主さまのご希望もありハナちゃんに登場してもらっています。

元気でもっと長生きしてください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの子宮疾患

今回診察させていただいたウサギさんは御年10歳齢!元気でご長寿うさぎさんです。

しかし、最近元気が無く、胃腸の調子も悪いということで来院されました。

 

さっそく詳しくエコー検査、X線検査などで調べていくと、子宮に腫瘤が認められました。

 

少し細かい話ですが、
子宮の疾患には良性の病変や悪性の病変が見られることもあります。
良性のものには子宮内膜過形成、子宮水腫、子宮蓄膿症、子宮内膜静脈瘤…などがあり、
悪性のものは子宮腺癌、子宮肉腫、平滑筋肉腫、卵巣腺癌…などがあります。
とくに子宮腺癌はうさぎにはとてもよく見れる腫瘍で避妊手術を受けていない女の子のうさぎでは3-4歳を過ぎると発生率が60%を超えるともいわれています。
進行していない初期段階であれば外科的な手術で良好な予後が期待できますが、発生から1年、2年と時間が経つと転移が肺などに起こってきます。

 

若ければすぐにでも摘出手術を行うところですが、

10歳という年齢もあり、手術するか…、様子を見るか…、飼主さまも悩まれておりましたが

ご相談の結果、子宮を摘出することを決断されたのでした。

開腹してみるとやはり腫大した子宮がみられ摘出しました。

↑※閲覧注意!手術の画像です!(腫大した子宮)

未避妊の女の子ウサギで血尿がでるようなら特に気を付けてあげて下さい

この子が元気で長生きしてくれますように…。
 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 11:39 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ウサギの脊椎損傷

先日、後足が動かなくなったというウサギが来院されました。

いつも通りケージの中で留守番をしていたそうなのですが、

飼主さまが帰宅されて見てみると完全に後足が動かない状態になってしまっていたそうです。

 

どういうことなのか…。身体検査をしてみると後ろ足が全く動かなくなっており痛みの感覚も無くなっています。

こういったケースでは第一に「脊椎損傷(背骨の骨折)」の可能性が考えられます。

 

脊椎損傷の原因としては、抱いていたウサギを落としてしまったり…、飼主さまが爪切り中に暴れて…、ウサギが興奮して強く暴れてしまって…、などの際は脊椎が折れてしまうことがあります。

脊椎(背骨)を骨折すると脊髄(太い神経)が損傷してしまい後足が麻痺したり、排尿困難、排便困難などの症状が表れます。

症状が軽度であれば回復する可能性もありえますが、重度なものでは回復は大変厳しいです。

将来的には最先端の医療技術やiPS細胞を使って治したりする時代がやってくるかもしれません。

 

このうさぎさんの場合、飼主さまの留守中に事故が起きていますので回避するのはとても難しかったと思います。

段差のある小屋や、引っかかる物を置かないようにしたり、飛び降りたり、爪切り時など押さえつけすぎたりしないように

飼主さまは気を付けてあげて下さい。

 

↑第6腰椎の圧迫骨折が見られます

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 11:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの足底皮膚炎

先日、足底皮膚炎のうさぎさんが来院されたので今回はこの件について。

 

うさぎの肢には犬猫のような肉球が無く、その代わりに被毛がクッションの役割を果たしています。

元々、足裏の毛が薄い、体重が重い、床面の材質が硬かったりすると足底が圧迫を受けてダメージを受けてしまいます。

後足に起こりやすい傾向がありますが、前足にも病巣ができることもあります。

 

症状が進行すると腫れて、熱を帯び、化膿してきます。また厚いかさぶたで覆われ、足を上げたり、動きたがらない、食欲が無くなるなどの症状がでてきます。

床面が汚れていると症状が改善しないので、常に清潔にして足場を整える必要があります。

また、日頃より体重管理をして太らないようにしなければなりません。

 

悪化する前に環境を見直したり抗生物質を投与したりして改善させる必要がありますので、うさぎ飼いの皆さまは足の裏を時々チェックしてあげてください。

 

 

 

↑踵部分にカサブタができており、膿んでいます。痛そうです…

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 18:41 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの歯科矯正

ウサギは歯のトラブルが多い生き物です。

歯が伸び続ける生き物ですので、牧草などの繊維質を食べなかったりすると歯が伸びすぎてしまい

舌や頬を傷つけてしまい痛みで食事がとれなくなってしまいます(臼歯の不正)。

酷くなると感染を起こして顎が溶けてきてしまうことさえあります。

 

先日来院されたウサギさんは切歯(前歯)のかみ合わせが悪く歯科用のドリル(ダイヤモンドバー)で

歯の咬合面の調整を行いました。うまくいけばかみ合わが正常位置近くに戻る可能性があります。

 

ウサギの切歯をマジマジ見る機会はあまり無いと思われますが、

ウサギ飼いの飼主さまは時々チェックしてみてあげて下さい。

 

↑歯の矯正処置中の様子

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 13:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの眼内膿瘍(眼球摘出)
少し前に右眼が白くなったうさぎさんが来院されました。
飼主さんからお話をお伺いすると眼の表面の角膜に傷が付いてから徐々にこうなってきたとのこと。
長い間内服薬や点眼薬などを使用しても悪化してきているそうで、
視力も全く期待できないことから当院にて眼球摘出をおこなう事になりました。


↑右眼が白くなって眼の中に膿瘍が発生しています。


手術は無事に終了し、麻酔からも問題なく覚めてくれました。
眼球摘出が必要になるのは、角膜穿孔、難治性の眼内疾患、眼内腫瘍、眼内膿瘍、眼球破裂などの場合です。
犬と猫と異なりうさぎでは眼球後方に大きな静脈洞が存在しているため、それを傷つけて大量出血させないように神経を使う手術です。

↑手術後の様子

術後は食欲が一時的に低下することもあるため早く良くなってくれることを祈っています。
がんばって!うさぎちゃん!

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 16:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの腫瘍・子宮疾患
今日は雌ウサギちゃんにできた腫瘍の摘出手術がありました。
後足のふとももの部分に直径4cmほどの大きな腫瘍ができておりそれを取り除くのが目的です。
雌うさぎでは3歳を超えると80%にも子宮癌が発生するというデータもあり、今後の事を考えて
同時に避妊手術も行いました。

うさぎに全身麻酔をかけるのはややリスクが高めでしたが、
v-gelというウサギ専用の喉頭チューブを導入してからより安定してモニター・麻酔維持できるようになっています。
新しい器具の開発や、技術の進歩は本当に素晴らしいものがあります。

↑v-gel(ウサギ用喉頭チューブ)

肢の腫瘍を摘出し、卵巣・子宮も問題なく摘出し、麻酔も問題なく覚めてくれました。
子宮疾患が多いため雌うさぎの場合、若いうちに避妊手術を済ませておいたほうがよいかもしれません。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの子宮疾患
先日、遠方(車で1時間程度)から、5歳くらいの未避妊の雌ウサギちゃんが来院されました。
避妊手術を考えておりホームページをみて当院へ来院して頂いたそうです。
当院では最近はうさぎ飼いの飼主様ご紹介で来院される方がとても多くなってきており避妊手術も多く行っています。

この飼主さんの場合、
なぜ5歳にもなって避妊手術をお考えかというと同居の雌ウサギちゃんが子宮癌になってしまったため、
この子も手遅れになる前に避妊手術をお考え中とのことでした。
教科書的には3歳を超えると80%以上の確率で子宮癌などの子宮疾患が発生するといわれています。

術前検査として血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを実施したところ…、
なんと…、この子も例外ではなく、すでに子宮にしこりができて内部に液体が貯留している状態になっていました。
不幸中の幸いでまだ発見が初期〜中期?のため病巣の摘出することは十分可能と思われます。

避妊手術をせずあるがままを受け入れていくのが良いのか、
早めに避妊手術を受けた方が良いのか、飼主さんによって考え方が違うと思われます。

雌うさぎを飼育されておられる飼主さまは一度考えてみてください。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある 動物病院 です)






 
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 17:42 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの乳腺腫瘍
先日、乳腺腫瘍ができたうさぎさんが来院されたので「うさぎの乳腺腫瘍」について。

うさぎの乳腺腫瘍はそこそこ発生が見られます。
うさぎの場合は乳腺に出来る腫瘍は「悪性」の比率が高く(80%以上)、転移が速く再発しやすいといわれています。
また、子宮疾患と合併して乳腺腫瘍ができている場合もあります。

乳腺部が腫れているときに考えられる原因としては、乳腺腫瘍、乳腺炎、乳腺嚢胞などが考えられます。
乳腺腫瘍などの腫瘍病変乳腺嚢胞や乳腺炎など非腫瘍性病変との区別は細胞診という検査を行い診断していきます。
細胞診の結果が腫瘍を疑わせるものだった場合は、うさぎ本人の状態に合わせて早期の摘出が望まれます。

今回のうさぎさんの場合は、細胞診で腫瘍病変が疑われたため摘出することになり、
無事に問題なく麻酔からも覚め元気に回復してくれました。

2歳半くらいから乳腺腫瘍は発生するため、なるべく若い時期(生後6か月〜1年)に避妊手術を行うことで腫瘍の予防が可能です。
うさぎの場合は子宮疾患も3歳を超えると多発するため、避妊手術を受けるかどうか雌ウサギの飼主さんはよく考えてみていただくのが良いかもしれません。



↑乳腺部にできた1cm程度の大きさの乳腺腫瘍

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻




(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある 動物病院 です)
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 11:32 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの子宮疾患
もう1月も終わりです。
時間が経つのは早いものですね。

またまた「血尿が出ている」という雌のウサギが来院されました。
当院ではウサギの診察に力を入れて行っていることもあり、この疾患に罹患したウサギさんがよく来院されます。
今回のウサギさんの場合も例にもれず、「未避妊メス、中高齢、血尿」というキーワードが当てはまりました。

エコー検査などで泌尿器疾患との鑑別をした後、卵巣・子宮全摘出術を行います。


↑(※閲覧注意)手術の画像:摘出した子宮。異常に腫れている部位が病変部



血尿に気づかず放置すると子宮癌だった場合にはいつの間にか転移していく恐れがあるため、
避妊手術を済ませるか、時々尿の色を気を付けてみてあげて下さい。



垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある 動物病院 です)
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 19:43 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの股関節脱臼
だいぶ寒くなってきました寒い
私事ですが昨日はインフルエンザのワクチンを打ってもらってきました。
何年か前にインフルエンザになった時辛かった記憶がありそれ以降毎年接種してもらっています。
まだの方はぜひどうぞ。

先週、高知県にある動物病院の先生からのご紹介でうさぎさんが来院されました。
1ヶ月程前に落下事故のため股関節が脱臼してしまい後足が歩けなくなってしまったそうです。

当院へ来院された患者さんの中にはブログを見て頂いたり、動物病院の先生からご紹介頂いて、
遠いところでは滋賀、大阪、淡路島などからお越し頂くことがありましたが高知からは初めてです。
車で片道5時間かけて遠方からご紹介頂いてお越しいただいた患者さんだったこともあり、
股関節の手術も無事に終わり麻酔も問題なく覚めてくれてほっと一息です。

あとはリハビリを頑張ってもらって元気に歩けるようになることを期待しています。


↑両股関節が脱臼しています。重度の跛行がある片側の脚の骨頭切除術を実施しました。

今回のうさぎさんの麻酔には日本未発売の「v-gel」というアメリカから輸入した呼吸確保のチューブを使いました。

↑喉頭チューブ(v-gel)を装着したうさぎさん

↑「v-gel」メーカーHPより

従来だと日本で飼育されているような小型のうさぎの麻酔は気管挿管が難しいためマスクで麻酔を維持するという方法が一般的です。それがこの「v-gel」というチューブを使うとうさぎの麻酔も安定・安心してかけられるようになりました。


↑従来では把握し難かったカプノグラム(呼吸状態)もはっきり把握できますし、
呼吸が停止した場合でも人工呼吸が可能です。

当院では最新の方法なども積極的に取り入れつつ、
動物たちと飼主さんのお役に立てるような良い診療ができるように日々努力していきたいと考えています。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)







 
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの子宮疾患
先日、血尿が出ているうさぎが来院されました。

ウサギの卵巣・子宮疾患のよくあるケースは、
●女の子のうさぎで「3歳までに避妊手術を受けた方が良い」と本などで見聞きするが実感しない
          ↓
●陰部からの出血に気付かずしばらく放置(数か月〜数年)…
          ↓
●大量出血で慌てて動物病院へ受診
          ↓
●既に高齢になり、全身麻酔下での卵巣子宮全摘出術するか悩む…

というパターンが多いと言われています。

今回のうさぎの場合は、
貧血が進行してきておりこのまま放置すると失血して弱っていく可能性が高いため
7歳という年齢でしたが卵巣子宮全摘出術を行うことになりました。

3歳を超えると80%くらいの雌うさぎに子宮疾患は発生しますので、
そのうちに…しようとお考えの場合は避妊手術は若い元気なうちに済ませておくことをお勧めします。




↑摘出した腫瘍化した子宮

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎのトレポネーマ症
トレポネーマ症に感染したうさぎさんが来院しましたので今回はこの病気について。 

トレポネーマ症はスピロヘータ(細菌)の一種により起こる病気です。うさぎの間では接触感染や授乳感染、交尾感染などで伝染していきます。人間にはうつりません。

症状
感染しているうさぎでも症状が出ない場合が多いです。しかし、体力が弱った時やストレスがかかった時に発症する例が多く、顔(鼻、唇)、会陰部に皮膚炎が生じます。また新生児の流産などの原因になることもあります。

治療
通常うさぎに用いられる抗生物質では効果が無く、
適合する適切な抗生物質を内服で4週間程度投薬すると症状が改善します。

この病気は非常に伝染力が強いので、多頭飼育の場合は同時に治療することが必要です。

発症したうさぎを繁殖させないことが病気の予防になります


治療前 カサブタが鼻と口周りに出来ています


治療後 適切な抗生剤を投薬するとカサブタが無くなりました

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
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うさぎの腹腔内膿瘍


↑うさぎの腹腔内膿瘍(※手術の画像です)

ウサギに膿瘍ができることは極めて多いといわれています。
特に出来易いのは、顔(大半が歯科疾患が原因)です。
チモシーをあまり食べていないうさぎに多発します。
チモシーが不足すると歯が摩耗しないため、歯根膿瘍から顔面膿瘍へと波及していきます。

今回食欲不振で来院されたうさぎは歯には問題が無かったのですが、
腹部のエコー検査をすると、なんとお腹の中に大きな塊が見つかりました。
レアケース?です。

飼い主さまに状況をご説明し、
年齢的に卵巣・子宮疾患の可能性が高いため試験開腹を行いました。
すると…、
子宮疾患ではなくお腹の中の腸間膜リンパ節の位置に大きな膿瘍(中は膿がドロドロ詰まっています)ができていました。
切開し、洗浄して閉腹し現在では少しずつ食欲も出てきています。

顔周りの膿瘍は判りやすいため飼主さんも病院へ連れてきやすいのですが、
こういったお腹の中のケースでは判り難いです。

こんなこともあるのか、と思った症例でした。



垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)



 

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの子宮疾患
昨日、子宮疾患のうさぎさんの手術をしたのでこの病気について書いてみます。

うさぎは子宮の病気
の発生頻度がとても高く、
3歳を超えると80%の雌うさぎに子宮疾患が発生するといわれています

症状
末期的な状況にならない限り、元気・食欲に異常が現れにくいため発見が遅れがちになります。
子宮の病巣からの出血がある場合は尿に血液が混じるので、血尿が心配で来院されこの病気が発見されます。
進行すると、動きたがらない、眼や鼻の粘膜が白い、呼吸が速いなどの症状が表れます。

検査
超音波検査や、X線検査で状態を把握します。貧血が進行していることもあるため血液検査も実施します。

治療
開腹手術をおこない、子宮と卵巣を摘出する以外に治療法はありません。
しかし、状態によってはリスクが高いケースもあります。

予防
1歳ごろまでに避妊手術を済ませておけば予防できます
避妊手術を受けていない雌うさぎさんは定期的な健康診断を受け、早期発見が必要です。
 

今回、来院されたのは女の子のうさぎで、以前から血尿が出ており
「最近になって結膜や皮膚の血の気が無くなってきた」という主訴で来院されました。

こういった場合、子宮疾患か泌尿器疾患かどちらかが原因になっているか調べる必要があります。
詳しく調べてみると、子宮疾患の可能性が高いことがわかり治療(手術)することになりました。

ところが、持続的に大量出血しているため血液の濃さを表すPCV値が10%前半しかありません。
重度の貧血のため、手術のリスクが非常に高く残念ながら手遅れかと思われました。

しかし、飼主さんはあきらめずに手を尽くされ、
輸血ドナーのうさぎさんを見つけて連れてきて頂けたので輸血を実施し、
無事麻酔や手術を乗り越え、奇跡の復活を遂げ無事に本日退院していってくれました。

避妊手術を受けていない雌うさぎで尿に血が混じることに気づかれたら早めに来院してください。
また、犬猫うさぎ問わず輸血が必要になるケースを想定して、輸血仲間?を作っておくのがよいでしょう。



↑子宮疾患によって血が大量に出続けています


↑※閲覧注意:摘出した子宮(内部で出血しています)

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
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うさぎの胃腸うっ滞・腸の異常
草食動物のうさぎは他の動物と比較して腸が長く、盲腸が大きいのが特徴的です。
腸内にいる細菌が牧草の消化を手助けしています。

うさぎの腸が正常に働くためには繊維質の豊富な牧草が必要で、
糖類や炭水化物(おやつなど)などを摂取したりすると、腸内環境が変わり
異常な細菌が増殖してきます。この細菌が毒素を出してガスを作り、
体に様々な悪影響を及ぼします。

先日、我が家のうさぎ「とらひめ」の様子が何かおかしいような気がする…、
ということに気づき一通り(血液検査、X線検査など)詳しく調べてみました。

すると、
X線検査では腸内にガスが大量に貯留しており明らかに異常です。
強制給餌、 皮下点滴、腸の運動改善薬、抗生剤、腹部のマッサージなどを開始しました。

↑ぐったり 1日目(食欲廃絶・便出ず)


↑ぐったり 2日目(食欲廃絶・便出ず)


↑やや改善 3日目(食欲改善、便も少量出る)


↑改善 4日目 (元気・食欲・排便あり)

日が経つにつれて、腸内のガスが減っていき状態も改善していきました。
かなり危ないところでしたが改善して良かったです

こういう危険な状態にならないようにするためには、
線維が豊富な牧草(チモシー)を十分に与えて、おやつ類(炭水化物、蛋白質)は控えた方がいいです。異物誤食を防ぎ、毛球症予防のため毎日ブラッシングをしてあげてください。

ちなみに「とらひめ」が調子を崩した原因は、
ペレットが大好き過ぎて、チモシーをあまり食べたがらなかったためかもしれません。
やはり牧草が一番ですね。

調子が悪い場合は様子を見ず早めの受診が望まれます。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)


| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 09:19 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの臼歯不正咬合
うさぎを診察していると、避けては通れないのが臼歯の不正咬合です。
食欲が無くなる原因としては2番目に多い病気です。

今回来院されたうさぎちゃんも以前から食べていない時でも口をモゴモゴしてしていたそうで、ある日突然まったく食べなくなってしまったとのこと。

口を開けさせて貰って、中を見ると…、
舌にナイフのような歯が食い込んでいます。
痛そうですね

 
↑うさぎの下顎の臼歯が尖っており、舌に刺さっていました

チモシーなどの牧草を与えることで予防できます。
ぜひ、小さい頃からチモシー党にして育ててあげてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 19:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ウサギ顔面の膿瘍
垂水オアシス動物病院には犬、猫ちゃん以外に、
うさぎの患者さんも多く来院されます。
その中でも、「お顔が腫れている!」という主訴で来院されるうさぎさんを
よく診察します。

うさぎの顔面(特に下顎、眼周囲、頬)に細菌感染によって膿瘍ができることがあります。
この症状の原因のほとんどは、歯のトラブルによるもので、
小さい頃からチモシーを常食として食べていないうさぎに多発します。

うさぎの膿瘍はやっかいな病気で、
治療を行っても改善が乏しく慢性の経過をたどる例が多いです。

この病気を予防するためには、
飼主さんは小さい頃から、ペレット、野菜、おやつなどをなるべく控えめにして、
メインの食事としてチモシーを与えるようにしてあげてください



↑眼の下が腫れています。痛そうです。

 
↑切開すると中から膿が出てきます。早く良くなりますように…。

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 17:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの蟯虫

先日、「うさぎの便に白い虫がいて、動いている」ということで来院されました。
便を持参していただき、実際に見てみると





確かにいました
赤矢印の先に、白く細長い糸くずのような物が付いています。
これはうさぎの蟯虫です。


(拡大写真)

うさぎの蟯虫は、小腸・盲腸・結腸に寄生します。便とともに虫卵・虫体が排泄され、便を食べることで再感染したり、他のうさぎに感染します。

人に感染することはありません。

通常は無症状ですが、陰部の痒みを示したり、大量寄生では体重減少や肛門脱を起こすこともあると言われています。

便検査をして、虫体や虫卵を確認することで診断します。


治療は駆虫薬を使います。
1回の投与では駆虫しきれないことがあるので、2週間ほど間隔を空けて何度か駆虫します。
多頭飼育の場合は、すべてのうさぎを同時に治療します。そうしないと他のうさぎから再感染してしまう恐れがあるからです。


うさぎの便に動く虫を見つけたら、それは蟯虫かもしれません。
気になる方は動物病院にご相談下さい。

垂水オアシス動物病院
獣医師 渡邉

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの去勢手術
 先日、うさぎの去勢手術を行う機会がありました。
オスのウサギは6ヶ月齢を過ぎると、雄性ホルモンの影響で縄張り意識が強くなり攻撃的になってしまったりマーキングを繰り返したりすることがあります。
今回のウサギさんもお父さんに咬みついてしまったり、マーキングがひどいということで去勢手術を行うことになりました。
術後はさっそくマーキングをしなくなり臭いが無くなったそうです。

オスうさぎを飼われている方で問題行動が心配な方は去勢手術を考えられるのがよいと思います。



↑去勢手術の準備中の様子です

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)


| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 12:07 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの切歯の過長
 

↑切歯(前歯)が長くなりかみ合わせが上手くいかなくなっています

うさぎの切歯は上顎に4本、下顎に2本あり、
互いに当たってすり減って長さの調整が出来ています。
ところが、かみ合わせが悪くなると切歯が変な方向に伸びてしまい
様々なトラブルが引き起こされます。

原因は遺伝的なものや、硬いものをかじったり・ぶつかったりして起こる
外傷などが考えられています。
また臼歯(奥歯)に異常があると切歯も異常が発生するケースがあります。

症状としては、口を常にモゴモゴする、よだれが出る、食べにくそうにする、食べない、
眼ヤニ、鼻水などが見られます。

こうなってしまうと、3〜4週間隔で伸びた切歯をカットする必要があります。

予防するにはケージをかじったりさせないこと、牧草中心の食生活にすること、
定期的な歯科検診をお勧めします。

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 10:33 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの膿瘍
ここのところ当院へ歯科疾患のウサギさんが大勢来院されており、
顔に膿が貯まっている子もちらほら見られました。
 そこで、
今回はウサギの顔面膿瘍についてです。

うさぎの顔の部分には膿瘍(ウミの袋)が出来ることがあります。
なぜこうなるのかというと、その原因の大半は「歯」なのです。
異常な歯根の伸びや、歯周炎が原因になり、細菌が入り込み感染します。

症状
膿瘍が発生するとその部位が腫れあがり、
くしゃみ、呼吸障害、眼球の突出なども起こることがあり慢性的な経過をたどります。

検査・治療
歯の状態を詳しく調べるために、口腔内の検査とX線検査を行います。
基本的に治りにくい疾患で完全な回復が難しい場合もあり、生活の質(QOL)を高めるために歯の処置や抗生剤の投与などが行われます。

予防や早期発見のためには定期検査が必要です。

日頃からチモシーなどの牧草を沢山食べることで歯が摩耗しこういったトラブルが防止できますので、小さいころからチモシー主体の食生活にしてあげてください。

↑お顔に膿瘍ができ破裂したところから膿が出てきています


垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 09:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの臼歯の不正咬合
 うさぎの奥歯(臼歯)が正しくかみあわず、正常に摩耗されなくなってしまった状態を臼歯の不正咬合といいます。
うさぎの臼歯は常生歯といって生涯伸び続けますが、乾草をかむことによって咬合面が削れて正常なかみ合わせが保たれています。

しかし、あまりかむ必要のないペレットなどの食餌ばかり食べている子の場合は、咬合面があまり削れなくなります。
すると、上顎の歯はほっぺた側に、下顎の歯は舌側にトゲのような突起をつくり、口の中を傷つけてしまいます。

症状
口の中の粘膜が傷ついてしまいとても痛いです。そのため食べることができず、治療せずにいると弱ってきて全身的な症状(胃腸器症状、腎不全、貧血など)を引き起こします。
また、常に口をモゴモゴ動かしていている場合は要注意です。
よだれ、鼻汁、涙、目やになどもみられることがあります。

治療
長く伸びすぎた歯を削り、かみ合わせを調整していきます。
治療して症状が改善しても多くの場合、臼歯が再度伸びてきますので、同様の症状を繰り返すことになります。1ヶ月半に1回は健診を動物病院で受けることをお勧めしています。
動物病院での治療後、しばらくは食餌の介護は必要になります。

小さいころからチモシーなど牧草中心の食生活にしていると不正咬合の予防になるので、食育には気を付けてあげてください。


↑上顎の臼歯がほっぺた側に飛び出して粘膜を傷つけています(奥の歯です)


↑粘膜を傷つけている歯の突起をカットしまし滑らかに整えました

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 11:10 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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