神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
子宮蓄膿症
子宮の疾患のワンちゃんが何故かまとまって来院されました。

子宮疾患は9歳を超えると66%程度の未避妊雌のワンちゃんに発生するといわれており、
早めの対処が必要になります。

昨年の夏にあった出来事です。
飼主さんはワンちゃんがぐったりしてきたのに気が付いておられたのですが
「夏バテかな?寿命なのかな?様子をもう少し見ておこう。」と1週間程度様子をみておられ、
もう立ち上がることも出来ないぐったりした状態で慌てて連れてこられた時には
すでに手遅れになってしまっていました。早めに見つければ完治できる病気なので残念なことです。

避妊手術を受けていない中高齢のメス犬のワンちゃんはおりものが出ていないか、元気食欲があるか時々みてあげてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)



 
| tarumioasis2 | 泌尿生殖器疾患 | 17:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
乳腺腫瘍と子宮蓄膿症
 先日、乳腺腫瘍と子宮蓄膿症に同時になっていた子が来院されたのでこのことについて書いてみます。
↑乳腺にしこりができています(乳腺腫瘍




同時に子宮蓄膿症にもなっていました。(※注意:手術の画像です。苦手な人はご注意ください。)



乳腺腫瘍は避妊手術を受けていない女の子のワンちゃんのうち、100頭中26頭の確率で発生すると報告されています(26%の発生率)。この子の場合、1cm程度のしこりが2つ程できていたため、部分摘出しています。

また、子宮蓄膿症は9歳を過ぎると66%の確率で発生するといわれています。
この子の場合、食欲が数日前から無くなってしまい少しぐったり気味で来院されました。病巣のある子宮と卵巣を摘出すると翌日から食欲も出てきて無事に回復してくれました。

この二つの病気の罹患率を単純に足すと、高齢になったら92%の確率でどちらかの病気が発生するということになります。
子宮蓄膿症はなってしまうと高齢であっても手術をしないと基本的に治らない病気ですし、乳腺腫瘍は悪性の場合には転移のリスクもあるため早期発見・早期治療をしていても危険なこともあります。

「避妊手術をしないリスクがある」ということを飼主さんは御存知ないことが多い気がするのですが、
どうするかよく考えて決めてみてください。

垂水オアシス動物病院
院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 泌尿生殖器疾患 | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
子宮蓄膿症
ここ最近、特に重症の患者さんが多く院内もバタバタしておりました
 今日は子宮蓄膿症のワンちゃんが立て続けに2頭来院されました。なぜか同じ病気が続くことが多いです。

子宮蓄膿症とは、名前の通り「子宮に膿が貯まる」病気で、避妊手術を受けていない女の子に起こります。若い犬には少なく中高齢に多く見られます。(9歳を過ぎると66%に起こるとも言われています)
多くは生理の出血が見られた後、しばらくして発症し陰部から血膿がでてきて気づかれることが多いです。一度なってしまうと内科的な治療での根治はほぼ不可能で、たとえ麻酔の危険が高い高齢であっても外科手術をせざるをえません。
避妊手術を受けていた場合は、子宮蓄膿症になることはないとされています。

子供を将来つくることを考えていない場合、高齢になってから命に関わるこのような病気になるケースがとても多いので(今回のワンちゃん達は無事退院できました)避妊手術を若いうちに受けておくことをおすすめしています。

また、中高齢のワンちゃんで(今回のワンちゃんたちは6歳と9歳)避妊手術を受けていない場合は、陰部からおりものが出ていないかなど注意してみてあげて下さい。



摘出した子宮(クリックすると拡大:苦手な人は注意してください)


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻
| tarumioasis2 | 泌尿生殖器疾患 | 17:27 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの子宮疾患
 今回のウサギさんも最近血尿が続いており、
「そういえば時々血尿しているかも?」とご相談に来られました。
そのうさぎさんは女の子で避妊手術を受けておらず、エコー検査・X線検査をしてみると腹腔内にしこりが認められました。
子宮の疾患を強く疑い開腹してみると腫大した子宮がみられ摘出しました。

少しややこしいですが、
子宮の疾患には良性の病変や悪性の病変が見られることもあります。
良性のものには子宮内膜過形成、子宮水腫、子宮蓄膿症、子宮内膜静脈瘤…などがあり、
悪性のものは子宮腺癌、子宮肉腫、平滑筋肉腫、卵巣腺癌…などがあります。
とくに子宮腺癌はうさぎにはとてもよく見れる腫瘍で避妊手術を受けていない女の子のうさぎでは3-4歳を過ぎると発生率が60%を超えるともいわれています。
進行していない初期段階であれば外科的な手術で良好な予後が期待できますが、発生から1年、2年と時間が経つと転移が肺などに起こってきます。

未避妊の女の子ウサギで血尿がでるようなら特に気を付けてあげて下さい


摘出した子宮と卵巣(拡大はクリック)
摘出した子宮と卵巣(拡大はクリック)
| tarumioasis2 | 泌尿生殖器疾患 | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
子宮蓄膿症
DSCF5965.JPGDSCF6010.JPG

昨日は1日、梅雨の晴れ間があったのでそれを見計らって?患者さんが来院され混雑していました。しかし…、待合室のエアコンが故障しており蒸し暑い中お待たせしてしまいました。すみません。もうすぐ修理できる予定です。

今回は子宮蓄膿症のワンちゃんを手術する機会があったので載せてみます。
上の画像は正常に近いワンちゃんの子宮で、下の画像は子宮蓄膿症の子宮です(色は加工してあります)。

子宮蓄膿症は避妊手術をしていない7歳以上のワンちゃんに発生が多く見られ、子宮に膿が溜まり症状がでてきます。
症状は食欲低下、廃絶、多飲多尿、嘔吐、目の充血、陰部からのおりものなどがみられることが多いです。
診断は超音波検査(エコー検査)で子宮をみるとはっきり診断できます。また血液検査で白血球の数をみたり、腎臓の値を調べるなどする必要があります。
治療は、状態をみながら手術で子宮を摘出することが必要です。

無治療でいると命にかかわるので、避妊手術をしていないワンちゃんで陰部から膿のようなおりものが出ているようなら動物病院で診てもらってください。

なるべく若いうちの避妊手術をお勧めします。
















| tarumioasis2 | 泌尿生殖器疾患 | 19:32 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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