神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
垂水区で避妊手術、去勢手術をお考えの方へ手術編【垂水オアシス動物病院】

垂水オアシス動物病院の避妊・去勢手術について

 

前の記事はこちら⇒犬猫の避妊手術、去勢手術について(費用編)

 

 

当院の手術の流れ

 

※手術は予約制です。
前もって事前に来院して頂き、手術前の注意事項などをご説明したうえで手術の予定日を決定します。

避妊手術の場合、腹腔鏡で行うのか、開腹手術で行うのかをご相談の上決定します。

 

※電話でご予約も可能ですのでご希望の場合は、

診察時間内にお電話ください⇒垂水オアシス動物病院 TEL: 078-707-2525

 

手術前日

夕食は夜の10時までに済ませること(全身麻酔中には胃を空にしておくことで、誤嚥による窒息を防ぎます)

 

 

手術当日

朝9時〜10時までにご来院ください
・手術の説明とお預かり
・手術前の術前検査

 

術前検査として、

血液検査(血糖値、肝数値・腎数値・赤血球数・白血球数・血小板数など)

胸部X線検査心臓エコー検査凝固系血液検査

などを希望により行います。

※術前検査は、前述のとおり強制ではないため、飼い主さんが検査を希望された場合に実施しております。

術前の説明用紙に、

術前検査(血液検査、レントゲン検査、凝固系検査など)を選択して頂けるようにチェック欄があるため、

飼い主さん自身に実施の有無を選択して頂きます。

 

 

術前検査について

若い子でも先天的な異常が見つかることや、

高齢の子では、手術予定の病気以外にも隠れた異常が見つかることがあるため、

必要と考えられる検査を組み合わせて実施することをお勧めしています。

 

〇血液検査

貧血があるかどうか、肝臓や腎臓に大きな問題が無いか検査します。

 

 

胸部X線検査、心臓エコー検査

手術前に胸部のX線検査、心臓エコー検査を行います。

呼吸器系や心臓に生まれつきの異常があるケースもあるため、

生まれてから一度もレントゲン検査やエコー検査を受けたことの無い場合や、

中高齢の場合は、健診も兼ねてみておくことをお勧めしています。

 

 

凝固系血液検査

垂水オアシス動物病院では、手術前には基本的に凝固系検査を行うことをお勧めしています。
凝固系検査とは、出血をしたときに、血を止める能力(凝固能)があるかどうかを調べる検査です。

この凝固能に異常があった場合、

ちょっとした出血が止まらずに命を落としてしまうことも考えられるからです。

当然、人では手術前に当たり前のように行われる検査です。

しかし、

動物病院では、

まだこの凝固系の検査を術前検査として行っている病院は今だ非常に少ないのが現状です。

 

たしかに、ほとんどの子はこの凝固系検査に異常がでることはなく、

問題なく手術を行うことができます。

しかし、非常に少ない確率ですが、この凝固系検査に異常がある動物がいます。

このことに気がつかずに手術を行うと場合によっては命を落と可能性もあるため、

安全に手術を行うためには必要な検査です。

 

↑猫の血液凝固障害は稀な病気?

「これまで猫の血液凝固障害は犬に比べてまれであると考えられていました。

しかし、これは凝固検査が適切に行われていないことによる誤った認識で、実際にはより一般的な病態であることが明らかになってきました。最近の研究では、避妊手術の目的で来院した猫44頭中3頭にAPTTの延長が認められたと報告されています。これらの症例はいずれも出血症状はないものの第Ⅻ因子の活性が重度に低下していたことが確認されています。

APTTの延長は以上となる凝固因子によっては、出血リスクを伴う場合があります。

出血症状のない猫であっても、不妊手術や生検など出血する可能性のある処置を行う前には、

必ず凝固検査を実施することが重要です。」

(出典:alphaVet2020年02より)

 

 

↑COAG2NV:動物用血液凝固系測定装置

 

 

麻酔

・麻酔前投薬(より安全に麻酔を掛けるために行います)

・抗生剤+痛み止め注射
・留置針設置(緊急時の緊急薬点滴投与のための血管確保、手術中も点滴を行います)
・挿管(誤嚥防止・ガス麻酔をおこなうため)
・ガス麻酔(注射麻酔より安全性が高い)
・麻酔管理(心拍・心電図・呼吸・酸素飽和度測定、保温)

 

 

去勢手術(左右両精巣摘出術/男の子)
最新鋭の血管シーリング装置で精管と血管を閉鎖して精巣を摘出します。

ダイオードレーザ BERG-D – 富士エス・エル・アイ

↑半導体レーザー装置

 

 

避妊手術(子宮・卵巣全摘出術/女の子)

血管シーリング装置で卵巣・子宮の血管を閉鎖して卵巣を摘出します。

↑超音波メス(ソノサージ)


術後は、エリザベスカラー or 術後服で傷を保護されることをおすすめします。
(術後服は、エリザベスカラーがストレスになるデリケートなワンちゃんにお勧め。)

 

※傷口の縫合に用いる縫合糸は溶けて体内に残らないものを使用します。
・体の中で使用する糸…溶ける糸を使用します(数ヵ月ぐらいで吸収されます)
・皮膚縫合…10日〜14日後に抜糸します

 

手術当日の夕方〜

お迎え(術後の説明)
・避妊・去勢手術の場合は日帰り手術のため、当日の夕方6時以降にお迎えにきて頂きます。

 

去勢手術・避妊手術どちらも1〜3日後に再診、術後7〜10日前後で抜糸を行います。
 

 

 

さいごに

 

長い解説を最後までお読み頂き、ありがとうございました!

さらに詳しくお知りになりたい方は、お電話、またはご来院にてお尋ねください。

 

手術をご希望の方は、

お電話でもご予約をお取りできます。

 

 

前の記事はこちら⇒/眇絅アシス動物病院の避妊・去勢手術について(当院の特色編)
 

前の記事はこちら⇒犬猫の避妊手術、去勢手術について(費用編)

 

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

TEL: 078−707-2525

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垂水区で避妊手術、去勢手術をお考えの方へ費用編【垂水オアシス動物病院】

⊃眇絅アシス動物病院の避妊・去勢手術について

 

前の記事はこちら⇒仝での避妊手術、去勢手術について(当院の特色編)

 

費用について

ご存知のように、動物医療は公的な健康保険がなく、病院ごとに異なった料金体系をとる自由診療となっております。

 

当院の料金体系は日本獣医師会が行っている家庭飼育動物の料金実態調査の結果の平均を参考に作成しておりますが、

、全額自費診療ということもありますし、診察内容によっては高く感じてしまう事もあるのではと思います。

 

きちんと安全に配慮した検査及び手術を行った場合の費用の合計はやや高額になるかもしれませんが、

かけがえのないペットが安全で痛みのない手術が受けられることが第一、と当院では考えています。

 

 

ただ、

世の中には色んな人がおられます。

 

動物病院には、

 

「しょせん犬や猫なんだから」という人や、

逆に

「この子は実の子供以上に大切なの」と公言している人、

 

 

「年金暮らしなので動物にお金を掛けることは出来ない」という人や、

逆に

「お金は掛かってもいいからしっかりとみて欲しい」という人、

 

など様々な方が来院されます。

 

例えば、

動物保護団体さんからの依頼で野良猫を不妊手術する時には、

募金から活動費を捻出していることもあり、

もちろん安全性はある程度確保した上ではありますが、

とにかく安く、早く、コストを削減した手術をすることが求められます。

 

下記の記事をご覧ください。

 

猫の楽園として世界的に有名になった愛媛県大洲市の青島で、不妊手術とワクチン投与、ノミダニ駆除を行いました。住民6人に対し、ネコは210匹以上。高齢化により将来的に世話が難しくなることなどから、無料不妊手術の要請があり実現しました。

2日にどうぶつ基金の獣医師や、ボランティアら約20人が島に渡り、ネコの捕獲を開始。手術は3日午前から同市長浜町青島の市青島コミュニティセンターで行いました。手術は3日間行う計画でしたが、4日の定期船最終便が悪天候のため欠航する恐れがあり、1日で終わらせる方針に変更、3名の獣医がわずか1日で172頭に手術を施しました。

  

出典記事⇒公益財団法人どうぶつ基金https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000033795.html

 

3名の獣医師が1日で172頭の手術を行うということは、

一人当たりで43頭の手術を行うということで、

8時間ぶっ通しで行うとしても、11分に1頭行う計算になる訳です。

きちんと術前検査などをしていると、とてもこの頭数を1日で終わらせることは不可能ですし、

大きな費用が掛かってきます。

 

このように、

人によっても、状況によっても、動物病院に求める内容にはかなりの違いがあります。

 

また、そのような状況に対応するためにも、

当院では「避妊手術は〇万円ポッキリ」のような料金体系ではなく、

人間の保険診療と同じような加算式の診療報酬体系になっています。

 

例えば、

 

コスト面を重視されている飼い主さんの場合は、

ミニマムな内容での避妊手術を行うことを選択して頂くことができます(コストは安い)。

 

また、

ペットのために安全や鎮痛などを重視されてベストな方法をご希望の飼い主さんの場合は、

術前検査をきちんと行い、縫合糸アレルギーを防止するためにレーザーメスを使い、

身体への負担や痛みが少ない腹腔鏡を用いた避妊手術を選択して頂くこともできます(コストは高い)。

 

このように、

術前検査をどうするのか等のカウンセリングを行い、

一人ひとりに対応した手術のプランニングをしております。

 

安く済ませるようにやって欲しい、

ベストな方法でやって欲しい、

などのご希望があれば率直にお伝え頂けると幸いです。

予算内でベストと考える手術や治療を全力で行います。

 

安いことが必ずしも良い動物病院の判断基準ではないと当院では考えておりまして、

考えうる中でベストな選択肢を提示し、

費用が掛かったとしてもベストな内容で手術や治療を行うことも、

現代の動物病院に求められている事だと思っています。

 

次の記事はこちら⇒8での避妊手術、去勢手術について(手術の流れ編)

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

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垂水区で避妊手術、去勢手術をお考えの方へ‘耽А攷眇絅アシス動物病院】

 

/眇絅アシス動物病院の避妊・去勢手術について

 

犬や猫をがお家に来てしばらくした6か月齢頃になると、そろそろ避妊手術や去勢手術を受ける時期になってきます。

そろそろ手術を受けないといけないという動物を飼育されている飼い主さんに向けて、

避妊手術、去勢手術について説明をしたいと思います。

 

インターネット上には、

動物医療に詳しくない方が書かれている情報や、

誤解を招くような誤った情報が氾濫しているため、

避妊・去勢手術について垂水オアシス動物病院が公式に解説していきます!

 

一般の飼い主さんからすると、避妊・去勢手術にどんなイメージがあるでしょうか?

 

「簡単な手術なんじゃないの?」

「どこの動物病院で避妊・去勢手術を行っても同じじゃないの?」

「安けりゃいいんじゃないの?」

 

と思われている方も多いのではないでしょうか?

 

避妊・去勢手術と一口で言っても、

じつは動物病院によって内容が全然異なります。

 

「避妊・去勢手術を行った」という結果だけをみれば同じといえるかもしれません。

しかし、その内容は動物病院によりかなり違うのが現状です。

 

その内容の違いが重要なところなのですが、

なかなか一般の方には分かりずらいところだと思います。

 

なぜ、動物病院によって内容が異なるのでしょうか?

 

一口に避妊・去勢手術といっても、

麻酔や手術法、使用する薬剤、手術に用いる材料の選択などには、

特別な決まりはないからなのです。

 

手術前検査や点滴の有無、

鎮痛薬の種類、鎮痛法、

縫合糸の種類など

細かな内容については、

各々の動物病院が決定しています。

 

ですので、

動物病院によって、細かい違いがたくさんあるのです。

 

では、

内容の違いについてやや極端ではありますが具体例をお示しします。

 

とある動物病院の避妊・去勢手術では、

 

鎮痛はしない

気管挿管はしない
手術前検査はしない
点滴の管を血管に入れず、

静脈点滴はしないが、

 

「手術はする」

 

という内容だそうです。

 

もうなんとなくは想像がつくと思いますが、

この例は獣医学的には良い内容ではありません。

 

具体的な内容の違いについては、

ほかにも使用する縫合糸の種類であるとか、

血管シーリング装置を使うのか、

手術前検査の内容とか、

麻酔時のモニタリングであるとか・・・

などなど多数ありますがここには書ききれません。

 

ときどきWEBサイトなどに、『相場は〇〇円』、とかがありますが、

これも内容を比較しておらず、ほとんど何の意味もないと思っています。

 

ただ、一般の方は、

細かい内容についてよくわからない、というのが普通なのではないでしょうか。

 

ですので、

当院で行っている避妊・去勢手術の内容を簡単に紹介させていただきます。

 

 

 

当院における避妊・去勢手術の特色

 

・術前検査を希望される場合は、しっかりと術前検査を行い、

 

・最新の獣医学に基づいて、安全な麻酔と麻酔時のモニターを行い、

 

・縫合糸から発生する疾患(無菌性脂肪織炎)を避けるために

最新鋭の医療機器(ソノサージ、半導体レーザー)を使用して体内にはなるべく糸を使わない手術を行い、

 

・術中や術後にも鎮痛薬を使用して適切な疼痛管理を行い、

 

・外科を得意とする経験豊富なベテラン獣医師が手術を行い、

 

・痛みや身体への負担が少ない腹腔鏡手術を導入し避妊手術を行うなど、

 

当院では現在考えうる最善、最良の麻酔や手術を行うことを目標にして手術を実施しています。

 

避妊手術は外科を専門的に行っていない動物病院でも行われる手術ですので、

一般の方からは簡単な手術と思われがちです。

しかし、実は安易に行われるために、事故が起こる確率が比較的高い手術です。


当院では避妊手術も去勢手術も、他の手術と同じように、

消毒・滅菌も完全に行い、滅菌ドレープを使用し、

手術衣・手袋・帽子・マスク等を使用して万全の態勢で手術を行います。


麻酔は安全な吸入麻酔を使用し、各種生体モニターを装着して安全を第一に手術を行います。

 

また最近では、縫合糸を体内に残すことで起こる肉芽腫が

ダックスフントやチワワなど犬種を問わず多く報告されていますので、

当院では極力縫合糸を体内に残さないよう、

超音波凝固装置(ソノサージ)や半導体レーザー装置を使用して止血を行い、

体内に極力縫合糸を残さない手術を行っています。

 

参考文献⇒卵巣子宮摘出後に縫合糸反応性肉芽腫が疑われた犬 22症例における長期予後と併発疾患の臨床的解析

 

↑血管を結紮止血する様子。

左側:通常通り糸で結紮する場合 右側:超音波凝固装置(ソノサージ)を使用した場合

最新鋭の機器を使うと安全に手術が可能であり、手術時間が短縮され、麻酔時間も短くなり、

糸を使わないため縫合糸に対するアレルギー反応が生じることがありません。

 

↑超音波凝固装置(ソノサージ)

 

↑半導体レーザー装置

 

 

近年、動物の痛みに対する考え方は大きく変わってきています。

去勢手術や避妊手術であれ、当然大きな「痛み」を伴います。

 

日本で 206 名の獣医師を対象に行ったアンケート調査の結果においては、

 

「少しぐらい痛がっている方が大人しくできる」

「痛み止めを使うと傷の治りが悪くなる」

 

というような考え方が一般的で、

去勢手術、避妊手術、歯科処置においては術後(処置後)鎮痛薬を処方しない、

もしくは処方しても 1-2 日程度という動物病院がほとんどなのが現状だそうです。

 

しかし、

積極的な手術前、手術中、手術後まで鎮痛を行うことで、

麻酔の安定性が高まり、麻酔薬が減量でき、麻酔からよりスムーズに覚醒する事が出来るようになります。

そのため麻酔薬による副作用も軽減する事が出来るのです。

 

また 獣医学領域における世界的な痛み管理のガイドラインである

「Guidelines for Recognition, Assessment and Treatment of Pain」においても

犬の避妊手術および去勢手術では少なくとも術後 5 日程度、

猫の避妊手術および去勢手術では少なくとも術後3日程度の術後鎮痛を実施すべきである、

とされていることから、当院では術後5日間の疼痛管理をしっかりと行っています

 

 

⇒垂水オアシス動物病院の避妊・去勢手術について費用編へ

 

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 


 

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