神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
咬傷事故

先週、黒猫の子猫ちゃんが来院されました。

 

こちらの黒猫ちゃん、

飼主さん曰く、ある日お家の玄関から勝手に入ってきたのでそのままお家に居るとのこと。

何となくのんびりした感じが良いですね。

 

そこまでは良かったのですが、

先週のある日にこちらのお宅に住む先住犬(中型犬)にお家の中で出くわしてしまったそうで、

「ガブ」っと咬まれてしまったのでした。

毎年日本でも犬の咬傷事故で亡くなる人が出ているくらい、本気の犬に咬まれるとかなり危険です。

 

その後、ぐったりしてしまい当院へ運ばれてきました。

診察させて頂くと、歯ぐきの色も真っ白になっておりグッタリです。

すぐにエコー検査で詳しく調べてみると、

お腹の中に血が溜まっていることが判明し、腹腔内臓器の損傷が疑われました。

 

このような状態になっていると様子を見ているだけでは助からない可能性が高いため、

お腹を開けて、内臓の損傷部位を見つけて、緊急で止血する必要があります。

飼主さんとどうするか相談の結果、開腹手術を行うことになりました。

 

麻酔を掛けて輸液をしながらお腹を開けてみてみると、

皮膚は貫通していないものの、皮膚の上から犬歯が刺さったらしく肝臓に孔が開いていましたが、

幸いな事に止血することが可能でした。

 

その後も麻酔からも問題なく覚めてくれて、

若いからか元気に回復して1週間くらいで退院してくれたのでほんとうに良かったです。

 

 

ワンちゃんが居るお家に、

新しく子猫ちゃんを迎え入れる場合は油断せずにお気を付け下さい!

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

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腹膜心膜横隔膜ヘルニア

当院では去勢手術や避妊手術の前には血液検査をすることが多いのですが、

レントゲン検査はするかどうかを飼い主さんとご相談して決めています。

去勢手術や避妊手術をする年齢のワンちゃん、猫ちゃんは大抵若い子くて健康な子が多いので、

レントゲン検査をしても異常が出ることはまれです。

 

先日、去勢手術を希望されて猫ちゃんが来院されまして、

飼主さんとご相談のうえ術前の検査としてレントゲン検査をしてみると…、

↑心臓の辺りが何かおかしいです

 

↑心臓の後方が何かおかしいです

 

これは腹膜心膜横隔膜ヘルニアという先天的(生まれつき)の疾患です。

この病気に罹患していると、

発育不良、食欲不振、嘔吐、下痢、運動不耐性、呼吸困難などが見られたりすることや、

無症状で経過することもあります。

 

治療は開胸手術を行い心嚢膜内に脱出した肝臓などの内臓を腹腔内に戻すことが必要になります。

しかし、歳をとってから診断されて無症状の場合は無治療で経過観察をしていく場合もあります。

 

去勢手術や避妊手術をする前には、

やはり念のためこのような病気が隠れてないか確認しておく方が良いかもしれません。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

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エボシカメレオンの眼症状

だいぶ寒くなってきて冬の気配です。

仕事柄診察室で色んな方とお話をする機会があるのでインフルエンザのワクチンを接種してきました。

完全な予防はできないかもしれませんが、感染すると大変ですので打とうかなという方はお早めにどうぞ。

 

当院ではこのところ、爬虫類の患者さんが時々来院されています。

意外と爬虫類や両生類を飼育している人はいるみたいなのですが、

病気になった時に診察を引き受ける動物病院はほとんどありません。

 

昨年、関東まで毎月、爬虫類、両生類の研修を受けに行っていたこともあり、

当院では難しい症例は爬虫類専門の先生に相談したりしながら爬虫類の診察をしています。

 

先日来院されたのは、眼が開かないという症状のエボシカメレオンちゃんでした。

カメレオンはアフリカ大陸や、マダガスカル島、アラビア半島などに住んでいて、眼が左右独立して動き、身体の色を変化させ、長い舌を伸ばして餌をとる生き物です。

ジャクソンカメレオン、エボシカメレオン、メラーカメレオン、パンサーカメレオンなどの種類があり、その中ではエボシカメレオンが比較的飼い易いといわれています。

しかし、一般的にはカメレオンの飼育は難しく、温度・湿度の設定や、通気性、スペース確保、ストレスの回避、飲水方法、餌のやり方などが上手くいかないと、不適切な飼育のために短命に終わることが多かったです。

まずはそのあたりの飼育管理をきちんとして、その後に疾病について考える必要があります。

 

今回の子のような眼症状はカメレオンには良くあり、

UVランプやバスキングランプの設置場所の問題、本人の脱水症状などの飼育管理の問題だったり、

角結膜炎、結膜炎、眼瞼膿瘍、ハーダー腺過形成などが原因になることもあります。

眼が見えないと餌が食べれないため早めに改善させてあげる必要があります。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

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SFTS(重症熱性血小板減少症)について

野良猫を捕まえて動物病院へ連れて行こうとした女性の方が、

猫に咬まれてしまい後日亡くなられたという痛ましい事件の報道が昨年ありました。

猫がもっていたSFTSウイルスが感染してしまったのが原因でした。


「厚生労働省は24日、野良猫にかまれた50代の女性がマダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、10日後に死亡していたと発表した。かまれたことが原因とみられ、猫からヒトへの感染事例が明らかになるのは初めて。

厚労省や国立感染症研究所によると、女性は西日本に在住。昨年、衰弱した野良猫を動物病院に連れて行こうとして手をかまれた。数日後にSFTSを発症したという。女性がダニにかまれた形跡はなく、感染研は野良猫が最初に感染し、女性にうつしたとみている。

これまでSFTSは森林や草地に生息するマダニに人が直接かまれることで感染すると考えられていた。

厚労省は今年に入り、SFTSウイルスに感染し、発症した飼い猫と飼い犬も確認。感染はまれで、屋内で飼っている猫にはリスクはないとしているが、屋外にいる体調不良のペットに接触する場合は注意するよう呼び掛けている。

SFTSの初期症状は発熱やだるさなど。5〜6日後に意識障害や出血などが起きることがあり、致死率は約20%とされている。特効薬はない。国内ではこれまで、西日本を中心に266人の患者が報告された。死亡例は全て50代以上で、高齢者が重症化しやすいと考えられている。シカやイノシシなどからも、ウイルスに感染していたことを示す抗体がみつかっている。」

 マダニ感染症、猫から感染 女性死亡 「ネコからヒト」初確認 日本経済新聞より


 

西日本中心に発生が見られているSFTSウイルスは感染すると人間の死亡率が30〜63%ともいわれており、

従来は「マダニから人間へ」感染すると考えられていた危険なウイルスです。

 

それが、「犬や猫から人間へ」感染することが分かったのでニュースになったのだと思います。

動物病院で勤務する立場として、犬や猫に接触したり咬まれることもあるため、「怖い事件だな…」と思っていました。

 

すると最近、

獣医師と動物看護師がネコからSFTSに感染!

というニュースが飛び込んできました。


「致死性のSFTS(重症熱性血小板減少症)ウイルスがイヌとネコからヒトに感染した事例については、このホームページの一般向け情報(イヌとネコは致死性SFTSウイルスを媒介する;2018年5月28日)でお知らせしたところです。今般、宮崎県において小動物臨床を行う動物病院に勤務する獣医師がネコから感染した事例が明らかにされましたので紹介したいと思います。

2018年8月16日に体調が悪いネコを診察・治療しました。当該ネコは前日に別の獣医師が診察したところ、SFTSを疑い、診断のため宮崎大学に遺伝子検査を依頼しており、8月18日にSFTSと診断されました。獣医師はネコとの接触から10日後に発熱と倦怠感を訴え、県内の医療機関を受診しました。臨床所見からSFTSが疑われたため、県内の高次医療機関に転院し、SFTS検査を受けるも、当初の診断結果は陰性でした。疫学的所見および臨床所見から依然とSFTSが強く疑われたことから、SFTSを念頭に置いた治療が実施されました。その後の継続的な再検査で、3および4病日目にSFTSウイルス遺伝子検査が陽性となり、8月31日にSFTSと確定診断されました。診断前の早期の治療の結果、獣医師はその後回復したそうです。

また、獣医師がネコを治療した時に補助した動物看護師も、12日後の8月28日に症状を訴え、県内医療機関を受診しました。この時、臨床所見からSFTSの可能性は低いと判断され、通院治療にて間もなく回復したようです。しかし、獣医師の件を踏まえ、動物看護師のペア血清を用いたSFTSウイルス抗体検査を実施したところ、SFTSと診断されました。

なお、SFTSのネコは皮下点滴の際に出血し、獣医師と動物看護師が血液のふき取りと止血処置を行ったそうです。また、獣医師と動物看護師は治療を行う際に、感染予防対策としてグローブとマスクを着用していましたが、ゴーグルやフェイスシールドは着用していなかったそうです。

以上のように、小動物病院で来院したイヌやネコの通常の治療過程で、グローブとマスクを着用していたにも係らず、容易にSFTSウイルスに感染することを示しております。疑わしい症例に遭遇した場合は、完全なる院内感染防止対策をとることが必要であることを、今回の事例は示しています。」

酪農学園大学HPより


 

診察中に猫ちゃんからSFTSウイルスが動物病院のスタッフに簡単に感染してしまったということです。

 

 

動物病院の獣医師やスタッフが診察中にノミ・ダニの予防をお勧めすることがあると思います。

 

以前から当院ではトリミングやペットホテル、手術などの際はワクチン接種とノミ・ダニの予防を必ずお願いしています。

「うちの子にノミやダニなんて居ないし、予防接種なんて必要ない」とお叱りを受けることが時々あるのですが、

感染症予防のため、動物たちのため、飼主さんのため、動物病院など動物に関わるスタッフのためにも普段から予防をお願いしたいと考えています。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 共通の病気について | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
サバンナモニターの代謝性骨疾患

背骨に何かできもの?ができたというサバンナモニター(サバンナオオトカゲ)が来院されました。

ふらつきが見られレントゲン検査を行ったところ、明らかに背骨が曲がってしまっていることから代謝性骨疾患が疑われました。

紫外線(UV)が足りないか、栄養性(カルシウム不足、ビタミンD不足)が考えられることから、

この辺りを改善し経過を見ていくことになりました。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 共通の病気について | 17:42 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
凝固異常

先日、皮下に出血して、しこり状になったワンちゃんが来院されました。

皮膚に大きなコブ状の血腫ができています。

 

普通はこけたりしてケガをすると、血が出ますよね。

そして、通常は身体に止血機能が備わっていますので、深い傷でなければ押さえておけば自然に血は止まります。

しかし、かなりまれではありますが血が止まりにくい、もしくは止まらない動物がいて、

気づかずに手術をしたりケガをしたりすると「血が全然止まらない」状態に陥ってしまう可能性があります。

 

獣医師としては手術をした後に「血が止まらない」場面を想像すると恐ろしくてゾッとしてしまいます。

そういう恐ろしい事態になるのはなるべく避けたいこともあり、

最悪の事態を想定して血液凝固能を院内ですぐに調べられる機器を導入しています。

 

止血異常は大きく2つに区分され、

一次止血異常血小板や血管系の疾患)と

二次止血異常凝固因子欠損:肝疾患、胆汁うっ滞、ビタミンK拮抗剤誤食、自己免疫疾患、DICなどが原因)に分類されます。

 

一次止血異常の症状は浅部の出血症状で、

「点状出血がよくある、血腫はまれ、皮膚および粘膜出血(血便、鼻血、血尿など)、採血後の出血」などがみられます。

二次止血異常の症状は、深部の出血症状で、

「体腔内出血、関節内出血、深部出血」などがみられます。

 

特に検査をした方が良いケースとしては、

・出血が止まりにくい状態に陥っている場合

・手術前の動物で出血傾向になり易い疾患(血管肉腫、肝疾患、DIC、凝固因子欠損)に罹患している場合

などがあげられます。

 

一般的な血液検査項目の測定、血小板数の測定(血液スメアでも観察)、PT、APTT、フィブリノーゲン(院内検査項目)の測定を行い、AT掘■圍腺圈■藤庁弌■張瀬ぅ沺爾覆匹旅猝棔奮庵躙〆差猝棔砲鯆瓦戮襪海箸韮庁稗辰どうか等を鑑別していきます。

 

普段から日常的によくおこなわれている避妊、去勢手術などでも、費用的な面が許されるのであれば(数千円〜)、

先天性の凝固異常がないか凝固系の血液検査を術前に受けておくのがよりベターだと思います。

 

↑血液凝固分析装置(PT、APTT、フィブリノーゲンなどの凝固系検査が可能)

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 共通の病気について | 18:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
歯が欠ける

今回は歯の破断について。

ワンちゃんは歯が欠けてしまうことがあります。

硬いおもちゃ(ひづめなど)を噛んで歯が欠けたり、柵を咬んでしまい歯が欠けたりしてしまうケースを

良く見かけます。

 

歯髄が露出すると感染を起こす可能性があるため、被せ物をしたり、抜歯をしたりしなければなりません。

今回来院されたワンちゃんの場合、前歯(切歯)が1本欠けてしまっていました。

お気を付け下さい。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 共通の病気について | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
今年もマダニが出始めました
燕の雛が大きな口を開け始め、親鳥は忙しそうにエサを巣にせっせと運んでいますね。
半袖でも過ごせるくらいの気候になり、我々にとっても過ごしやすい時期であると同時に野外でも命があふれているようです。

しかし、会ってあまり喜ばしくない虫に『マダニ』や『ノミ』とか『蚊』がいますが、今日もワンちゃんに運ばれてやってきました…

吸血して大きく膨らんだ『マダニ』
マダニ
ついてしまったら、ダニの一部(咬接部)が動物の体内に残ってしまったり、バベシアなどの病気に罹患してしまう場合もありますので、ノミダニの予防をお忘れなくされることを強くおススメします。

垂水オアシス動物病院
| tarumioasis2 | 共通の病気について | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
多飲多尿

ここ最近、「飲多尿」を主訴に来院される動物たちをよく診察しています。
多飲多尿とは文字通り、飲水量が増えて、尿も増えている状態のことです。
水をガブガブ飲み、尿漏れが激しくてお困りでご相談にいらっしゃる飼い主さまもおられます。

多飲多尿の原因には、
糖尿病や副腎皮質機能亢進症、副腎皮質機能低下症、甲状腺機能亢進症、尿崩症、先端肥大症、原発性アルドステロン症、腎機能不全、心因性多尿、高カルシウム血症、子宮蓄膿症、薬物の影響などが考えられ、
どれが原因になっているのか血液検査や各種検査などで鑑別診断をしていきます。

特に多いのが腎臓病で尿量が増え、飲水量も増えるケースで、
そのほかに副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)などもよく見られます。
まれに尿崩症という病気でひどく水を飲みすぎることもあります。

こういった場合、水を飲みすぎだからと飲水制限を行うと腎臓病がさらに悪化することもあり得るため、
診断なしに飲水制限は行うべきではありません。

正常だと体重1kg当たり多くても100ml未満の飲水量ですので、
それに近かったり超えている場合は異常がある可能性が高いと思われます。

最近水をよく飲んでいるなあ、と思われる場合はお気軽にご相談ください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 共通の病気について | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
誤食にはご注意ください!
いよいよ年の瀬に差し掛かってきましたね。

大掃除や年賀状作成などで忙しい間にも、ペットの調子が悪いとのことで来院される方は絶えません。特に、12月に入って異物を飲み込んでしまった動物が連日来院し、緊急手術が続きちょっとドタバタしていました病院

腸に完全に詰まって急性の経過(吐き気、食欲消失)をとる場合もあれば、数か月後に見つかる場合など様々です。その時にいつ手術を行うか迷う事があります。X線造影検査やエコー検査の所見と症状の程度や経過を総合的に判断して実際には開腹しますが、それでも実際に詰まっているものを見るまでは獣医サイドも不安なものです。

でも、異物摂取は(過食という病気でない限りは)防げるものですグッド一度異物を飲み込んでしまい、お腹を開けなくてはいけないくらい痛い思いをしていても、また食べてしまうワンちゃんネコちゃんは多いものです…悲しいペットも痛みを感じる以外に、出てきたものによっては飼主さんも赤面されることもあります。竹串やとうもろこしの芯なら分かりますが、飼主さまも理解しがたい様なものとして消しゴムやコルク、ストッキングやビニール袋、そして飼主さまの下着が出てきたこともありました(笑)

お年寄りがお正月になるとお餅を喉に詰まらせないように気を付けることと同じくらい、ペットの異物にも十分気をつけてあげて下さいね見る

ここ数日は急に冷え込みも強くなっていますので、皆さんいいお正月を迎えられるためにもお身体大切になさってください温泉

垂水オアシス動物病院
獣医師 高瀬
| tarumioasis2 | 共通の病気について | 20:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
熱中症の季節です
先週末、熱中症のワンちゃんが来院されました。

診察室に入って診察台の上に乗るなり「ゼーゼーゼー」と虚脱状態でとても苦しそうに呼吸しています。
舌も真紫色でチアノーゼを起こしています。

熱中症っぽいなと疑ってさっそく体温計で体温を測定するとなんと「42℃!
明らかに高体温のため、点滴をしながら冷風ドライヤーやアイスノンなどで速やかに冷却をしていきました。
すると…、30分から1時間ほどで状態も落着き改善しなんとか無事に帰っていってくれました。
このワンちゃんの場合、幸いなことに血液検査などにまだ異常値が出ていなかったので良かったです。
放置すると肝臓や腎臓、脳などが高体温でやられてしまい後遺症が残ったり死亡してしまいます。

暑い日がこれからも続きますのでエアコンを上手に使って夏を乗り切っていきましょう。
様子がおかしければ早急に動物病院へ受診させてあげてください。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)



 
| tarumioasis2 | 共通の病気について | 19:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
寄生虫
便の中に寄生虫が出てきたという子猫ちゃんが来院されたので今日は、寄生虫についてのお話。
内部寄生虫とは、お腹の中、腸内などに寄生する虫で、その種類には
線虫類、吸虫類、条虫類、原虫類があります。
内部寄生虫の中には、
人にも共通して(人獣共通)感染する種類があり、身近なワンちゃんやネコちゃんの予防が大切です。
寄生虫の最もポピュラーなものが犬や猫の回虫です。
【感染経路】
犬回虫の感染経路は主に3つあります。
★胎盤感染…主たる感染ルートです。母犬の体内に潜んでいた幼虫が妊娠すると再度活動を開始し、一部の虫体が胎盤に向かいます。
★乳汁感染…乳腺に幼虫が移行し、そのお乳を飲むことで子犬に感染します。
★経口感染…生後2〜3か月の子犬が、虫卵を口から摂取することで感染します。
【症状】
特に幼いイヌや猫に多数寄生すると、栄養の消化吸収が妨げられて、発育不良となってしまいます。また、腹痛や下痢、嘔吐の症状が出ることもあります。その他の症状は、幼虫が体内を移行するときに起こる寄生性肺炎、呼吸器障害、肝臓障害があります。
【治療と予防】
腸管内にいる虫を駆虫することが最も大切です。数回の駆虫薬の投与で駆虫することができます。また、生後半年〜は3か月に1回、駆虫薬を定期的に投与する「定期駆虫」をおすすめします。



↑便に混じってでてきた寄生虫(猫回虫)

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある動物病院です)
| tarumioasis2 | 共通の病気について | 10:32 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
寒くなると多い病気
せっかくの三連休も天気がすぐれないですね。

人間も動物たちも寒さで体調をくずしやすい時期です。
お部屋を暖房で暖かくしてあげて、湿度は高めにしてあげてください。

予防接種をうけていない子は元気なうちに動物病院に連れて行って接種してあげることで、 ウイルス感染による風邪などの伝染病にかかりにくくなります。
 
また、寒さで飲水量が減るために、尿が濃くなり尿結石ができやすい時期でもあります。
 尿結石が尿道に詰まっておしっこが出にくくなり、尿道炎や膀胱炎、尿毒症などの病気を引き起こすことがあります。
元気な子でも定期的な尿検査をしてあげましょう。
 
もし1回のおしっこの量が少なくなる(あるいはトイレの格好をするが出ない)、トイレの回数がふえる、 などの症状が出た場合は
尿路関係の病気が疑われますのですぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

垂水オアシス動物病院

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 
| tarumioasis2 | 共通の病気について | 12:33 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
肛門嚢破裂
「肛門のう」というものがワンちゃん、猫ちゃんには存在します。
これはイタチやスカンクにある臭腺と同じようなものです。
肛門嚢のある肛門周囲はつねに便に汚染されており、そもそも病気を起こしやすい環境なので
なんらかの原因で炎症を起こすと肛門嚢炎が発生します。

肛門周囲を舐めていたり引きずっていたりする場合、
肛門腺が破裂寸前、もしくは破裂しているかもしれません。


↑破裂した肛門嚢

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
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胃瘻チューブ
疾患を持つ動物にとって、栄養管理はとても重要なことです。
いくら治療を行っても長期間食事が取れない状態では、
ちゃんと治療すれば治る病気であったとしても
栄養不良によって病気が治らないことも有ります。
そういった場合、まずはおいしい食事(手作り食、缶詰など)を与えてみたり、食欲を刺激するお薬を投与したり、それでもダメなら強制的に食事を与えたりしていきます。
しかし、猫ちゃんなどでは「頑として食べない」食べないケースもあり十分な栄養を与えることが実際のところは難しいのです。

その場合、「経鼻食道チューブ」や、「喉頭チューブ」「食道チューブ」「胃チューブ」「腸チューブ」などを設置して
そこから流動食を投与して栄養を補給します。

通常よく行うのは経鼻食道チューブという方法で、鼻から食道まで細いチューブを入れて流動食を投与します。
しかし、嘔吐するとチューブが口から出てきてしまったり、投与量が少ないなどの制限があります。

今回近隣の動物病院の先生からの紹介で猫ちゃんに胃瘻チューブを入れることになりました。

↑内視鏡を口から挿入して、胃まで入れます。毛を刈ってある部位に光っているのが胃の中にある内視鏡の先です。

↑お腹を大きく切らずに内視鏡を使って低侵襲で胃にチューブを挿入することができます。

従来の方法では、お腹を大きく切って胃の中に胃チューブを入れることになりますが、
当院では内視鏡を使って侵襲の少ない胃瘻チューブの設置を行っています。

治る見込みの無い病気の場合や、延命のために胃瘻チューブをいれて栄養補給する場合は、
賛否の意見が人間の医療でもあるそうです。

しかし、
治療すれば治る見込みのある病気の場合、
栄養をしっかりとらないと治る病気も治らないため、
内視鏡を使った胃瘻チューブの一時的な設置は治療の補助として有効な方法だと思います。

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)


 
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食べない時の栄養補給について
 飼い主さんから「食欲が無くなった」という話をよく聞くことがあります。
食欲が無い場合、本当に調子が悪くて食欲が無いのか、舌が肥えてしまって選り好みをするので食欲がないのか見分けることが必要です。
元気がありおやつなど好物をあげれば飛びついてくるのであればそれほど心配はなさそうです。
逆に、いつもはおやつをあげると飛びついてくるのに興味を示さずうずくまっている場合はどこかに問題があるのかもしれません。

また手術後や何らかの病気の時は食欲がなくなることが多く、回復の為には栄養補給がとても重要になります。点滴などで栄養を補充することもできますが、なるべく消化管を使っての補給が早期の回復には一番良いです。
口にフードを注射器などを利用して放り込んで食べさせる方法(強制給餌)や、鼻の孔に細いチューブを食道まで入れてそこから流動食を流し込む方法(経鼻カテーテル)、内視鏡で胃瘻チューブを入れる方法(PEGチューブ:胃の中に直接流動食を入れるようにするもの)もできるようになっています。


PEGチューブキット

元気・食欲が無くて好物にも反応しないような場合は様子を見たりせず早めに動物病院へつれて行ってあげてください。

垂水オアシス動物病院
井尻

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デンタルケア
 
最近はわんちゃんやねこちゃんの歯周病がよくいわれていますが、みなさんのお家ではワンちゃんネコちゃんのデンタルケアはされてますか??
病院に来院される飼い主さんも、歯石の予防を意識されている飼い主さんが増えてきたようにおもいます

そこで今日は病院に置いてあるデンタルケアグッズを紹介したいと思います 

       
       

左から、ワンちゃん用歯磨きせっと・ネコちゃん用歯磨きセット・犬猫兼用の歯磨き粉 になります。
歯磨き粉は少し甘い味になっており、ワンちゃんやネコちゃんが好きな味付けになっています。
さらに歯磨き粉には歯垢を分解する酵素が入っています


      

歯磨きをするのが一番理想ですが、歯磨きがどうしても苦手なワンちゃんネコちゃんはフードやガムを使って歯垢の蓄積を予防をしていきましょう

写真は歯石予防用のフードと、飲み水に入れて使用する歯垢の付きを抑えるサプリメント(犬猫用・キシリトール入り)、植物成分から作られている犬用デンタルガムです。

固い歯石になってしまうと超音波スケーラーを使ってスケーリングをしないと取り除くことができませんが、日常的にデンタルケアをすることで歯垢の付きを抑えたり、口臭の予防になります。

なかなか歯磨きをさせてくれないワンちゃんネコちゃんが多いかと思いますが、将来のために根気強くその子にあったデンタルケアを続けてもらいたいと思います
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全身麻酔について
今日お話するのは全身麻酔について。

ここのところ毎日のように手術をしているが、飼い主さんが一番心配されるのはやり全身麻酔についてです。

どこかのワンちゃん猫ちゃんが「麻酔をかけたが目が覚めなかった…」、「亡くなってしまった…」、「顔面神経麻痺になり舌が出たままになった…」などの出所の分からない怖いウワサをご近所の方に聞かされて不安になったオーナーさんが来院されることが多いような気がします。

まず手術で全身麻酔を掛ける前には、
・身体検査
・血液検査
・(必要があれば)X線検査
などの術前検査をして異常がなければ麻酔を掛け、
そして手術中も生体モニターを続けて何かあってもすぐ対処できるようにしています。

麻酔薬も日々進歩しており、昔と違い安全性が非常に高くなっているので高齢のワンちゃん・猫ちゃんでも必要な手術が可能なことが多いです。

高齢で腫瘍が出来たなど手術が必要だけれど、なんとなく麻酔が怖いので放置されているワンちゃん・猫ちゃんも多くいると思いますが、早期発見・早期治療が大切なことが多いので一度主治医の先生に相談されたほうがいいです。

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熱中症
 梅雨が明けて本格的に暑い夏になりました。
最近、病院でも熱中症の症状がでたワンちゃんを治療することが多くなってきました。

熱中症になる人が続出しているとニュースで流れていましたが、犬も地面に近く熱中症になり易いので注意が必要です。特にパグやフレンチブルなどの短頭種と呼ばれる犬はのどの奥が狭く、呼吸困難になり易いです。
また犬は熱放散をほぼパンティングのみで行っており汗をかきませんので熱が下がりにくいです。
昼間の散歩は控え、暑い場所にいるワンちゃんは気をつけて下さい。
熱中症の症状は、
パンティング、高体温(40℃以上)、無尿、ぐったりするなどです。
この病気が疑われる場合は、動物病院へ運ぶ前に氷水で体を冷やしつつ、車の窓を開けるか、エアコンにより低温度を保つことによって冷却することが必要です。
そしてすぐ動物病院へ連れて行ってあげて下さい。


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フィラリア感染症


今日は若干涼しいので助かります。
待合室のエアコン故障がまだなおらないみたいです。
雨が降らない晴れた日でないと修理できないとは…。

開院してから1ヶ月以内にフィラリアに感染したワンちゃんを診察する機会があったので
載せてみます。

フィラリアは蚊が媒介する寄生虫で、夏場など蚊に刺されると感染します。
心臓に親虫が住みつき、その親虫が子虫(ミクロフィラリア)を生み出します。

子虫は感染したワンちゃんの血液の中にいっぱいいて、
採血した血を顕微鏡で拡大してみてみると、子虫がうごめいているのを見ることができます。

このワンちゃんの場合は、
去年は予防はばっちりでしたが、何年か前に2ヶ月ほど予防薬を与え忘れた事があったとのことでした。

一度感染してしまうと、厳密には完治しない病気なので予防が大切です。
5月〜12月まで1ヶ月に1回予防薬で予防してあげてください。





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ごはんの話☆
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雨が続いてムシムシと暑い日が続いていますね(>_<)

仕方ない事ですが早く梅雨が明けてほしいなぁと思う毎日です!

 

さて食べ物が傷みやすい季節ですが、皆様のお家のワンちゃんやネコちゃんはどんなご飯を食べていますか?

カリカリや缶詰…たくさんのメーカーさんから色んな種類のフードが出ているので悩まれることもあるのではないでしょうか(*^_^*)

病院でもたくさんの種類の処方食を扱っているのですが、メーカーさんいわく最近は普段から食べてもらえる“病院の一般食”が注目されているそうです。

それぞれの年齢に必要な成分を配合していますし、病気予防にも配慮してあります。

種類も多様なのでそれぞれの体にあわせたフードを選んであげることができます

 

我が家のにゃんこ(肥満気味)も最近10才の誕生日をきかっけに高齢猫用のフードに変えてみました。尿疾患や関節にも配慮してあるとのこと☆

ただ味に好き嫌いのあるグルメっ子で、今まで捨てる羽目になったフードは数知れず…な彼なので食べてくれるか心配だったのですが、気に入ったようで毎日よく食べてくれています(^_^)

 

人と違って毎日同じものを食べているからこそ、おいしくて、健康に長生きしてもらえるご飯を食べてもらいたいなとおもいます。

もしフードを変えてみようかなとお考えの飼い主様や体型や健康が気になる飼い主様は、お気軽にご相談ください☆

サンプルもご用意していますので、ワンちゃんネコちゃんの気に入るご飯をぜひ探してみましょう(^O^)

                      

☆看護師 石原☆

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