神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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腹膜心膜横隔膜ヘルニア

当院では去勢手術や避妊手術の前には血液検査をすることが多いのですが、

レントゲン検査はするかどうかを飼い主さんとご相談して決めています。

去勢手術や避妊手術をする年齢のワンちゃん、猫ちゃんは大抵若い子くて健康な子が多いので、

レントゲン検査をしても異常が出ることはまれです。

 

先日、去勢手術を希望されて猫ちゃんが来院されまして、

飼主さんとご相談のうえ術前の検査としてレントゲン検査をしてみると…、

↑心臓の辺りが何かおかしいです

 

↑心臓の後方が何かおかしいです

 

これは腹膜心膜横隔膜ヘルニアという先天的(生まれつき)の疾患です。

この病気に罹患していると、

発育不良、食欲不振、嘔吐、下痢、運動不耐性、呼吸困難などが見られたりすることや、

無症状で経過することもあります。

 

治療は開胸手術を行い心嚢膜内に脱出した肝臓などの内臓を腹腔内に戻すことが必要になります。

しかし、歳をとってから診断されて無症状の場合は無治療で経過観察をしていく場合もあります。

 

去勢手術や避妊手術をする前には、

やはり念のためこのような病気が隠れてないか確認しておく方が良いかもしれません。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

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