神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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耳血腫について

先日、耳血腫のワンちゃんが来院されてその治療を行う機会がありましたので今回はこの件について。

 

耳血腫になると、耳介(みみたぶ)に分布する血管が破壊されて内出血を起こし、耳介に血液を含んだ液体が貯留して腫れ上がります。

正確な原因は不明なのですが、外耳炎があったり、アレルギー持ちであったり、引っ掻いたりするとこうなってしまうことが多いと思われます。

 

耳血腫になってしまった場合の治療法として、

・針で貯留液を繰り返し抜く

・ステロイド薬を投与する

・インターフェロンを投与する

・ドレーンを入れる

・外科的に排液して縫合する

などがあります。

 

あっさり治ってくれる場合もあるのですが、

インターフェロンを使ったり、投薬したり、何回も液を抜いたりしても再発してなかなか治らない場合は、

耳介に穴を開けて排液させて外科的に縫合して治すこともあります。

 

今回のワンちゃんはインターフェロン等や投薬にも反応が無く、

無治療で放置すると更に液が貯留したり、耳介が変形して耳の形が変わったり、

それに伴い外耳洗浄が出来なくなる恐れもあることから、

外科的に孔を開けて縫合することになりました。

 

↑耳介に液が貯留しています

 

↑耳介に液が貯留しています

 

↑耳介に孔を開けて縫合しました

 

↑術後3週間後。孔が塞がり癒合しています。

 

↑抜糸後の様子

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

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