神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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橈尺骨骨折(前肢の骨折)

前肢を骨折してしまったトイプードル(2kgくらい)のワンちゃんが来院されました。

骨の真ん中あたりでポッキリと折れてしまっておりました。

とても痛そうです…!

 

前足の骨折はギプス固定では治らない部位のため、

今回も特殊なチタン製ロッキングプレートを用いて整復固定を行いました。

 

↑術前

↑術前の様子。前足が痛そうです…

 

 

↑術後(プレートで整復固定できました)

 

↑術後一週間後にはある程度普通に歩けるようになりました。

人間だと術後1週間目の時期は怖くて歩けないと思いますが、犬の回復力はすごいです。

 

 

日本ではトイ・プードルやチワワなどの小型犬の飼育頭数が多く、日常のちょっとした事で前足を骨折してしまうケースが増えています。特に多いのが、抱っこしていて落としてしまったり、ソファなどの上から落ちてしまうというケースです。

このような超小型犬種の前足の橈尺骨の骨折では、骨が非常に細い上に、骨の癒合反応が乏しく、癒合不全(骨が治らない)や変形癒合を起こしやすいため大きな問題となっています。

 

動物における骨折の癒合不全に関する2825頭の犬の骨折例を対象に行われた調査結果によれば、

癒合不全の発生率は3.4%(96頭)であり,その中で橈尺骨(前足)の癒合不全が40.6%と

最も多数を占めていたことが報告されています。

 

当院では橈尺骨骨折の手術を多数行っておりますが、

幸運なことに全例骨癒合しており、癒合不全(骨が治らない)に陥ってしまったことは今までのところありません。

 

しかし、激しく運動したり再度飛び降りたりすると、再骨折を引き起こしたり、

反対側の足を骨折したりすることがあるため要注意です。

 

小型犬を飼っておられる飼い主さまは、

普段の生活の中で飛び降りたりしないように気を付けていただくことが大切です。

 

 

垂水オアシス動物病院

 

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 


 

骨折、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂と診断され当院の受診を検討されている飼い主様へ

当院では手術のご相談やセカンドオピニオン等を受け付けております。
予約制ではありませんが、院長不在になる場合がありますので事前にお電話でお問い合わせ下さい。主治医の先生の紹介がなくても診察は可能です。
電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)

 

 

整形外科疾患の紹介について(動物病院・獣医師の先生へ)

当院は整形外科に力をいれており、
橈尺骨骨折(橈尺骨骨折の再手術症例 含む)、大腿骨骨折、脛骨骨折、上腕骨骨折、骨盤骨折などの各種骨折や膝蓋骨脱臼などの脱臼、前十字靭帯断裂時のTPLOなど、整形外科疾患の紹介をお引き受けしています。
骨折などの治療が必要な患者様の中で、大阪まで通院が難しい飼い主さまや、神戸市内で手術をご希望の飼い主さまがいらっしゃいましたらお役に立ちたいと考えております。
ご紹介頂く際は、飼い主様に直接お話していただいて来院していただくか、お電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。
なお、他院様から整形外科疾患でご紹介いただいた場合には、治療経過をご報告させていただき、治療終了後は主治医の先生を引き続き受診するように飼い主さまにお伝えさせて頂きます。

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メール:tarumioasis☆yahoo.co.jp (※☆=@にして下さい)

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