神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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犬のパテラにマッサージは有効?

今回は、

「膝蓋骨脱臼(パテラ)にマッサージが有効なのかどうか」について。

 

参考記事⇒犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)

 

生後まもない頃からパテラがある子犬の場合、

生後3日目以降の早期から後足の屈伸運動を行うと、関節の可動域が広がるといわれています。

 

具体的には、

子犬を仰向けにして、足先を指でつかんで、朝晩に200回の屈伸運動を行うことを続けるとよいとされています。

この屈伸運動によって、成長後のパテラのグレードの度合いが改善する可能性があるため、

飼い主さんもチャレンジしてみられたら良いと思います。

 

 

 

 

さて、

対策なし 対策あり 
発症率 1.14% 0.85%  
パテラの診療費が5万円以上かかった割合 26%

0%   

 

まずは上記の表をご覧ください。

 

※アニコムというペット保険を運営されている会社のHPから引用

 


アニコムでは2016年12月に、アニコムの保険に加入したワンちゃん939頭に対し、「ある対策」の啓発をおこないました。その後、2年間にわたり、保険金請求データを用いてパテラの発生状況を調査したところ、「対策なし」のワンちゃんの発症率が1.14%であったのに対し、「対策あり」では、0.85%と低くなっていることがわかりました。


また、パテラの診療費が5万円以上かかった割合が、「対策あり」の場合はなんと「0%」だったのです。


「ある対策」をしただけで、パテラの発症率および重症化を防げる可能性があることがわかりました。


さて、この対策とはいったい何なのでしょうか?

 

この対策とは、「床を滑りにくくする」ことと「パテラ予防エクササイズ」の2つだそうでして、

 

パテラの原因として、

フローリングなどのツルツルした床の上で踏ん張ったり急激な方向転換をすると、膝に大きな負担がかかるため良くありません。

そこで、滑らない環境を整えてもらうため、滑り止めマットを配布されたそうです。

 

また、

膝関節周辺の形成不全などの先天性の原因への対策に対しては、適度な運動とマッサージを行うと上記図のようにパテラの発症率が低下したそうです。

 

 

ただ、

重症度など犬によっても差がありますし、屈伸運動やマッサージを強い力で行うと逆効果になることも考えられます。

主治医の先生に相談してからチャレンジしてみて下さい。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 犬の膝蓋骨脱臼(パテラ) | 17:32 | comments(0) | - | ↑TOP
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