神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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猫の尿閉

先日オシッコの出ない雄猫ちゃんが来院しました。
半日ぐらいトイレに行き何度も排尿のポーズをとるけれど、全く出ないので飼い主さんが心配になり連れてこられたのでした。
触診してみると膀胱がいっぱいになっており拡張しています。

雄猫ちゃんはオシッコの通り道(尿道)が1〜2ミリ程度しかなくとても狭いので、そこで結石が詰まりやすくなっています。今回の猫ちゃんも尿道に栓ができていました。

膀胱に溜まった尿をエコーガイド下で抜いてから尿道カテーテル(膀胱まで入る管)を入れました。
しかし…尿道が腫れて一番細いカテーテルでさえなかなか入らず。

やっと入ったカテーテルも抜いてしまうとこの子の場合は再度尿がでなくなってしまう様子なため、
会陰尿道ろう設置術という尿道を広げる手術をして尿が出るようになりました。
(この手術には色んな術式がありますが術後に再狭窄しないように包皮粘膜を利用する方法で実施しています)

膀胱炎や膀胱結石などになり尿道が完全に詰まると、死亡する可能性が高くなります。
様子をみているうちにぐったりしてきて、腎臓が破壊され手遅れになってしまう場合もありますから、トイレにこもっている様子があれば早く動物病院へ連れていってあげて下さい。



尿中のストラバイト結晶

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻



| tarumioasis2 | 泌尿器疾患 | 19:29 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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