神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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会陰ヘルニア
今回は「会陰ヘルニア」について書きます。
大学の研究室に在籍していた時、初めての学会発表のテーマがこの「会陰ヘルニア」という病気でした。少し緊張した記憶あります
また、今年の2月アメリカに外科研修を受けに行った時、手術法について実習を受けた病気です。

会陰ヘルニアとは、去勢手術を受けていない高齢の雄犬に多く発生する病気で、
女の子と、若い時期に去勢手術を受けている子にはほとんどみられません。
ですから発生の予防には、去勢手術が有効です。

高齢になると雄性ホルモンの影響でお尻周辺の筋肉が脆弱になり、肛門周囲から腸や前立腺、膀胱などが脱出してきます。そうなると…、うんちが出ない、尿が出ないなどの症状が出てきて、無処置でいると死亡してしまうことが有ります。

この病気にはいくつかの術式があります。当院では再発率の低い内閉鎖筋を使った術式を採用しています。

高齢の雄犬のワンちゃんで、お尻周りが腫れていたり、いきみが見られるようであればこの病気かもしれません。判断しずらいことも多いですので、動物病院で身体検査を受けさせてあげてください。


垂水オアシス動物病院
院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 消化器疾患 | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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