神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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腹水貯留
先日、「食欲はあるけれど何だか様子がおかしい…・。お腹が張っている気がする。」
という主訴で小型犬のワンちゃんが来院されました。

触診をしてみると身体は痩せているのに、
お腹がパンパンに張っています。

さっそく、エコー検査で腹水貯留を確認後、腹水を抜去しました。

↑体重が5堋度のワンちゃんに腹水が1000ml以上溜まっていました。
だいぶ体が重かったのか、水を抜いたあとはとても活発になりました。

こういった腹水貯留の原因には、

・うっ血性心不全
・低たんぱく血症(肝臓、腎臓、消化器にトラブル)
・腹膜炎
・腹腔内腫瘍
・腹腔内出血

などが考えられ、原因を血液検査、尿検査、内視鏡検査、エコー検査、X線検査などで突き止めていくことが必要です。

今回の子の場合は、消化管の異常が第一に考えられます。
内視鏡検査と組織検査の結果「リンパ管拡張症」と診断され、
治療を行うと腹水の貯留も無くなりました。


↑内視鏡を十二指腸に挿入し、腸粘膜を取って組織を調べます

背中は痩せているがお腹は張っている場合には腹水貯留の可能性が高いので、
変だなと思ったら早めに調べた方が良いと思います。

垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

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