
2013.10.24 Thursday
肥満細胞腫
垂水オアシス動物病院では普段どんなことをしているのか、
動物にはどんな病気があるのか、早期発見をするにはどうしたらいいのか、
お知らせする意味もありブログを更新しています。
ビジュアル的に画像が有った方が分かり易いだろうということで、
画像がある症例、内科疾患よりも分かり易い外科的な症例を載せていることが多く、
少し偏りがありますので、皮膚病や内科疾患についても情報更新をしていきたいと思っています。
さて、今回は、
上唇にしこりができたという主訴でワンちゃんが来院されました。
飼い主さんにも思い当たる事がまったく無く、
「虫刺されかな?」と思われつつも、
2か月ほどしても改善しないため動物病院へ連れてこられたのでした。

↑パッと見てもどこにしこりがあるかはわかりません
しこりができている場合、
見た目だけでは誰にも判断することができません。
たとえ、腫瘍専門医でも見た目だけで「悪性・良性」の判定は不可能です。
そこで…、
しこりができている場合はまず「細胞診」という検査を行う必要があります。
細胞をいくつか採取して顕微鏡で観察します。
痛みがほとんど無いため麻酔を必要とせず、約5分くらいで結果がでる簡単な検査です。
今回のワンちゃんもこの細胞診を行い、
肥満細胞腫という悪性腫瘍であることが判明しました。
早めに見つけることができれば悪性腫瘍であっても完治できる可能性があるので、
普段からの観察をおすすめします。

↑手術前に毛を刈った後の様子。
(黒い点で囲まれているのが腫瘍の部位。青線は切除部位。)
垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻
渡邉
動物にはどんな病気があるのか、早期発見をするにはどうしたらいいのか、
お知らせする意味もありブログを更新しています。
ビジュアル的に画像が有った方が分かり易いだろうということで、
画像がある症例、内科疾患よりも分かり易い外科的な症例を載せていることが多く、
少し偏りがありますので、皮膚病や内科疾患についても情報更新をしていきたいと思っています。
さて、今回は、
上唇にしこりができたという主訴でワンちゃんが来院されました。
飼い主さんにも思い当たる事がまったく無く、
「虫刺されかな?」と思われつつも、
2か月ほどしても改善しないため動物病院へ連れてこられたのでした。

↑パッと見てもどこにしこりがあるかはわかりません
しこりができている場合、
見た目だけでは誰にも判断することができません。
たとえ、腫瘍専門医でも見た目だけで「悪性・良性」の判定は不可能です。
そこで…、
しこりができている場合はまず「細胞診」という検査を行う必要があります。
細胞をいくつか採取して顕微鏡で観察します。
痛みがほとんど無いため麻酔を必要とせず、約5分くらいで結果がでる簡単な検査です。
今回のワンちゃんもこの細胞診を行い、
肥満細胞腫という悪性腫瘍であることが判明しました。
早めに見つけることができれば悪性腫瘍であっても完治できる可能性があるので、
普段からの観察をおすすめします。

↑手術前に毛を刈った後の様子。
(黒い点で囲まれているのが腫瘍の部位。青線は切除部位。)
垂水オアシス動物病院
獣医師・院長 井尻
渡邉
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