神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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マダニの寄生

夏休みももうすぐ終わりだというのに今年の夏は雨が良く降っています。

夏休みのお出かけにキャンプに行かれた方もおられるのではないでしょうか。
先日来院されたワンちゃんはキャンプに出掛け帰ってくるとマダニが大量に寄生しており飼主さんもびっくりです。

↑マダニ(の模型です)


ゴミみたいなワンちゃんの皮膚についている黒い粒をピンセットで取り、顕微鏡で覗いてみると…、

こちらは本物のダニです。ダニが動いているのが確認できました。

ダニ(マダニ)が媒介するとされるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)で、西日本を中心に複数の方(人間)が亡くなったという報告があります。

今回は、SFTSについての情報について。

原因:SFTSウイルスに感染することです。ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染すると言われています。また、人から人への感染は認められていますが、動物から人への感染については報告されておりません。(潜伏期間:6日〜2週間)

症状:発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)。また、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状が起きることもあります。

飼主様が注意すること:

散歩の際に山野や草むらに入る場合は、長袖長ズボン、帽子を着用するなど肌の露出をさけ、マダニに咬まれないようにしましょう

散歩から帰った際には、人間・犬猫ともにマダニに咬まれていないかチェックしましょう。

犬猫の場合、被毛の薄い目・鼻・耳・指の間などを重点的に観察してください。

もしも咬まれていた場合は無理に引き抜こうとせず、医師(皮膚科)・獣医師の診察を受けましょう。

ご自身が咬まれた場合、数週間は体調の変化に注意をして発熱等の症状が現れた場合は医療機関を受診しましょう。

動物病院で適切な駆除薬を処方してもらい定期投与を行いましょう。あらかじめ駆除薬を投与しておけば、マダニが付着してもしばらくすると死んでしまいます。(※マダニの付着自体を防ぐことはできません)(メリアル社HPより)

ワンちゃん、猫ちゃんに付着したマダニが家の中に持ち込まれ、飼主さんにSFTSが伝染するということになってしまう恐れもあるため
定期的なノミ、ダニ予防が必要です。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)




 
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