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陰睾、潜在精巣
左側:萎縮した潜在精巣 右側:正常な精巣
   左側:萎縮した潜在精巣     右側:正常な精巣



今日は先日手術する機会のあった「陰睾(潜在精巣)」について書きます。

通常、精巣は胎児ではお腹の中にあり、出生後1ヶ月ほどで陰嚢の袋の中に移動してきます。
しかし、陰睾の子の場合は精巣が陰嚢に移動できずに精巣がお腹の中や皮膚の下などにあります。
2つの精巣とも移動しない場合もありますし(両側性)、1つだけのこともあります(片側性)。
ワンちゃんで多く見かけますが、猫ちゃんでもまれにあります。

陰睾側の精巣では精子の発生が阻害され、両側性の陰睾の場合には不妊症になります。
この陰睾は遺伝していくので交配は望ましくないといわれています。

そして一番問題なのは、
陰睾の場合に精巣が腫瘍化する確率が正常な子に比べて約14倍も高くなることです。
気づかずに高齢になりお腹の中にあった精巣が腫瘍化して転移したりするケースも珍しくありません。

診断は生後4〜6ヶ月以降に陰嚢内に精巣があるかどうか身体検査をすればわかりますので、一度チェックしてあげてください。



| tarumioasis2 | 腫瘍 | 11:19 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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