神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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椎間板ヘルニア
一時のミニチュアダックスブームもあり、それに伴い「椎間板ヘルニア」という病気を診察する機会も増えています。
昨日、「突然後ろ足が立たなくなってしまっていた」というミニチュアダックスの子が来院されました。

程度の軽いグレード1〜3までのヘルニアでしたら手術をせず内科的な治療(投薬、レーザー、オゾン療法など)を行えば回復することも多くみられます。しかし、深部痛覚が消失した重症のグレード5の場合、内科的な方法では回復する確率がとても低くなってしまうので緊急で減圧手術を行う必要があります。(内科療法での回復率5%VS外科療法を行った場合の回復率50%)


今回来院されたワンちゃんはグレード3(中程度)の椎間板ヘルニアの症状でしたがMRIを撮影してもらうと
11〜12番目の胸椎の間の椎間板ヘルニアと診断され、脊髄がかなり重度に圧迫(脊髄の断面で7割程度が圧迫を受けて潰された状態)を受けた状態でした。

まず飼い主さんのご希望もあり2週間程度内科療法で様子をみても改善が乏しく悪化の傾向が見られたため
ご相談の結果、当院にて椎間板ヘルニアの手術(片側椎弓切除術)を行うことになりました。


↑突出した椎間板物質(矢印部)が神経(白い部分)を下から上に圧迫しています


↑椎間板物質がほとんど取り除かれ神経の圧迫が解除されました


↑摘出された椎間板物質

無事に圧迫を解除できたので後はリハビリが重要になります。
このワンちゃんの場合は術後1週間程度で正常の歩行に改善しました。

垂水オアシス動物病院ではグレードの軽いヘルニアの症例には「半導体レーザー」「スーパーライザー」「オゾン療法」などを用いた内科療法で治療を行い、
改善が乏しい場合や重度のヘルニアの場合には片側椎弓切除術などの外科療法を行うことができます。

とくにダックスフントを飼われている方は、後ろ肢が麻痺していないか気を付けてみてあげてください。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
 
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