神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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猫伝染性鼻気管炎

朝晩だいぶ寒くなってきました。
なぜかここ2〜3年毎年風邪を引いているのでインフルエンザのワクチンは打っておこうと思います。
まだの方はお早めにどうぞ
注射

動物病院では、
「野良猫の子猫を拾ったら眼の周りに眼ヤニが出て、鼻水・くしゃみが出ている。」という主訴で来院される方が増えています。
その症状の原因は猫風邪とも呼ばれるヘルペスウイルスの感染によるものかもしれません。


原因

ヘルペスウイルス科属する猫ヘルペスウイルス1を原因とするネコの上部呼吸器感染症です。猫ウイルス性鼻気管炎はネコの呼吸器病の半数を占めるほど多く、呼吸器病の中で最も重要な疾病です。お母さんからの免疫が弱まる612週齢の子猫に多く発生します。

症状
猫ウイルス性鼻気管炎はクシャミ、鼻水、唾液などから接触伝播します。症状は発熱、元気消失、食欲不振、くしゃみ、鼻漏、眼やにの排泄、流涎呼吸困難、結膜浮腫、角膜炎角膜潰瘍などの風邪の様な症状を引き起こします。回復後には猫ヘルペスウイルス1型は潜伏感染し、免疫力の低下などにより再活性化し再発します。一回感染し慢性化すると、ずっと鼻をぐずぐずすることが多く一生付き合わなければならなくなります。早期発見・治療が大切です。


治療法として、従来は抗生物質、リジン、点眼薬、点鼻薬、インターフェロン注射などが一般的でしたが、
抗ウイルス薬(ファムシクロビル)を用いると改善率が高く当院でもよく用いるようになっています。

まずはワクチン接種がなにより大事ですので接種してあげてください。
また、治りにくい猫風邪でお困りの方は動物病院へご相談下さい。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 猫の病気 | 11:37 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP
コメント
初めまして。猫風邪について調べていたらそしたらの病院の記事を拝見しました。
現在3匹の猫を飼っています。1ヶ月前、よくうちにご飯をもらいにくる野良猫ちゃんと接触をしてその野良猫ちゃんが鼻がグズグズグズグズ…くしゃみと。猫風邪だなぁと思っていた矢先うちの3匹の猫たちにうつってしまいました。
近くの動物病院で治療し、2匹はすぐによくなったのですが、まだうちにきてまもない迷い猫ちゃん。まだワクチンの済んでない子がなかなかよくならず薬も処方していただき毎日飲ませているのですが、鼻のグズグズがとれません。今、産まれて半年ぐらいだろうということです。
食欲はあります。目やには片方がいつもつぶれるほどでます。
鼻水はちょっと緑色っぽいです。
何かいい方法はないでしょうか?
よろしくお願いします。
| 森脇留美 | 2016/02/19 4:24 PM |

ワクチン未接種の猫ちゃんが感染してしまったのですね。
ヘルペスウイルスは潜伏感染しますので症状がなかなか良くならないこともあります。抗生剤、インターフェロン、リジン、抗ウイルス薬、目薬などで改善させることができれば良いのですが…。
| 垂水オアシス動物病院 | 2016/02/26 7:03 PM |

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