神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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寄生虫
便の中に寄生虫が出てきたという子猫ちゃんが来院されたので今日は、寄生虫についてのお話。
内部寄生虫とは、お腹の中、腸内などに寄生する虫で、その種類には
線虫類、吸虫類、条虫類、原虫類があります。
内部寄生虫の中には、
人にも共通して(人獣共通)感染する種類があり、身近なワンちゃんやネコちゃんの予防が大切です。
寄生虫の最もポピュラーなものが犬や猫の回虫です。
【感染経路】
犬回虫の感染経路は主に3つあります。
★胎盤感染…主たる感染ルートです。母犬の体内に潜んでいた幼虫が妊娠すると再度活動を開始し、一部の虫体が胎盤に向かいます。
★乳汁感染…乳腺に幼虫が移行し、そのお乳を飲むことで子犬に感染します。
★経口感染…生後2〜3か月の子犬が、虫卵を口から摂取することで感染します。
【症状】
特に幼いイヌや猫に多数寄生すると、栄養の消化吸収が妨げられて、発育不良となってしまいます。また、腹痛や下痢、嘔吐の症状が出ることもあります。その他の症状は、幼虫が体内を移行するときに起こる寄生性肺炎、呼吸器障害、肝臓障害があります。
【治療と予防】
腸管内にいる虫を駆虫することが最も大切です。数回の駆虫薬の投与で駆虫することができます。また、生後半年〜は3か月に1回、駆虫薬を定期的に投与する「定期駆虫」をおすすめします。



↑便に混じってでてきた寄生虫(猫回虫)

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市 垂水区 霞ヶ丘 にある動物病院です)
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