神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
<< 桜 | main | ノミの話と予防薬(新商品)のご案内 >>
猫の膿胸
先週、膿胸の猫ちゃんを診察しましたので今回はこの病気について。

膿胸とは胸腔内に膿が貯まってきてしまう病気です。
原因は一般に他の猫からの外傷(ケンカ傷)や植物のノギのようなものが胸腔内に入り込むことなどが挙げられます。
また、気管や食道からの感染や、血流を介して感染することもありえます。
胸の中に細菌が増殖して毒素を産生するため、発熱、食欲不振、呼吸困難などを引き起こします。
治療は、胸部にドレーンチューブを入れて胸の中をキレイに洗浄し、細菌を殺菌するために抗生物質を投薬していきます。

今回診察させて頂いた猫ちゃんは、来院時は瀕死の状態でしたが、胸部にドレーンチューブを入れて洗浄し、
抗生物質を投与し、子宮蓄膿症の手術を行った後には1週間ほどで回復して無事退院していってくれました。
この子の原因は、子宮蓄膿症という生殖器の病気が同時にあったため血行性に胸部へ感染が引き起こされたようでした。

膿胸は重篤化すると死に至りますが、
胸腔チューブを含む積極的な治療を行えば回復してくれる可能性がある病気です。
呼吸がおかしいなど気になる点があれば様子見せずに動物病院へ連れて行ってあげてください。



↑胸に膿が貯まっています


↑胸にドレーンチューブを設置しました


↑胸の膿がきれいになりました


↑元気になって良かったね三毛猫

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)
 
| tarumioasis2 | 猫の病気 | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.tarumioasis.com/trackback/666
トラックバック
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
ページのトップへ