神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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子宮蓄膿症

先日、お尻周りから血がでてくる、というワンちゃんが来院されました。

問診票を見ると「女の子、避妊手術を受けていない、中高齢」のワンちゃんでした。

こういった場合、ほぼほぼ100%に近い確率でその子は「子宮蓄膿症」という病気に罹患しています。

 

子宮蓄膿症とは、名前の通り「子宮に膿が貯まる」病気で、避妊手術を受けていない女の子に起こります。

若い犬には少なく中高齢に多く見られます。(9歳を過ぎると66%に起こるとも言われています)
多くは生理の出血が見られた後、しばらくして発症し陰部から血膿がでてきて気づかれることが多いです。

一度なってしまうと内科的な治療での根治はほぼ不可能で、たとえ麻酔の危険が高い高齢であっても外科手術をせざるをえません。
避妊手術を受けていた場合は、子宮蓄膿症になることはないとされています。

子供を将来つくることを考えていない場合、高齢になってから命に関わるこのような病気になるケースがとても多いので(今回のワンちゃんは無事退院できました)避妊手術を若いうちに受けておくと予防できます。

また、中高齢のワンちゃんで避妊手術を受けていない場合は、特に生理後2〜3か月の間は陰部からおりものが出ていないかなど注意してみてあげて下さい。

 

↑お尻周りから血のような液体がポタポタ垂れています

 

↑膿が貯まった子宮を摘出しました

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 泌尿生殖器疾患 | 19:16 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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