神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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お腹の中のできもの
 先日、突然虚脱状態になったマルチーズちゃんが来院しました。
詳しく検査してみると、腹部のエコー検査で、脾臓という臓器に直径5cm程の出来物ができており、お腹の中に液体が少しだけ溜まっているのが見つかりました。
その液体を採取して性状を分析したかったのですが、ごく微量のためとることができません。

脾臓の腫瘤が破裂してお腹の中に血液が溜まっている可能性が高いと仮診断し、
容態を見ながら飼い主さんとのご相談の結果、開腹手術をすることになりました。
お腹の中を見てみると、血の海になっており、やはり脾臓の腫瘤が破裂して出血している事が確認できました。脾臓を摘出して手術終了です。
翌日には元気に食事をとれるようになり無事退院できました。

今回はほかの臓器に明らかな転移は見つかりませんでしたが、
病理組織検査の結果を見ると、「血管肉腫」という悪性腫瘍でした。
悪性度が高いので今後の経過をしっかり見ていかなければいけません。

7歳を過ぎるとお腹の中にしこり(腫瘍)が出来ていたりすることがあり、今回のように破裂してからお腹の中の腫瘍の存在に気付くことが多いのです。
お腹の中の腫瘍は見た目や触診だけでは発見されないことが多いので、
7歳を超えると年に一度くらいはX線検査、エコー検査をしておかれることをお勧めします。



破裂した脾臓の腫瘍
| tarumioasis2 | 腫瘍 | 09:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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