神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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外耳炎
 季節的なものなのか暖かくなってくると耳を痒がる患者さんが多くなってきます。
耳の洗浄の正しい仕方はビルバック社(http://www.virbac.jp/product/howto/ear.html
のホームページに記載されているように、

1、犬猫をしっかり保定する(まず犬をしっかりと保定します)
2、洗浄液を耳に入れます(保定した犬猫の耳の孔に洗浄液を入れます)
3、耳をマッサージします(犬猫を保定したまま、耳根部をやさしく、丁寧にマッサージします)
4、犬猫は耳を左右に振ります(犬猫は耳を左右に振って洗浄液を排出します)
5、耳の中を乾綿でやさしくふき取ります

という流れでするのが正式な外耳処置の方法です。
綿棒などでゴシゴシこすると余計に耳の粘膜が傷ついてしまい外耳炎が悪化するケースがみられますので、お家では綿棒は使わない方が良いです。

上記の方法で大きな耳垢はある程度とれるのですが、
洗浄後に耳鏡という器具で耳の奥深くをのぞいてみると…。


鼓膜の手前に取りきれていない耳垢がごそっとへばり付いているのがわかります。
今回の子は何回外耳洗浄しても取れず、なかなか外耳炎もよくならない為、今回メーカーさんからお借りした耳内視鏡(ビデオオトスコープ)を使って耳垢を摘出することになりました。

ビデオオトスコープ


耳垢摘出後

細いカメラを耳の中に入れ、マジックハンドみたいな器具を使って少しずつ耳垢をつまみ出していきます。そして生理食塩水で洗浄して完了です。耳の奥深くに溜まっていたほとんど全ての耳垢をとることができました。
人と違いワンちゃん猫ちゃんは処置中にジッと動かないで静かにはしてくれないので全身麻酔下での処置が必要にはなります。しかし、奥に耳垢が詰まっていて外耳炎がなかなか良くならない子の場合などではかなり効果的な方法です。

いずれにしても、耳を振ったり、痒がったり、耳垢や耳汁が出てきたりするようであれば慢性化しないうちに動物病院へ連れていってあげて下さい






| tarumioasis2 | 耳ビデオ内視鏡(ビデオオトスコープ) | 09:08 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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