神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
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糖尿病

当院では糖尿病の患者さんの来院が最近増えてきています。

 

ヒトの場合では、

日本人口のうち1,000万人が糖尿病予備軍(成人の約10%が糖尿病のリスクがある)と言われているそうです。

甘いものを食べすぎたり、暴飲暴食しないように気を付けないといけないですね…。

 

動物は人間ほどリスクは高くないのですが、やはり糖尿病という病気は動物にもあるため糖尿病の患者さんを時々見かけます。

 

動物の場合の典型的な症状として、

多尿、多渇、多食、体重減少」などが見られた場合は動物病院に一度ご相談された方が良いです。

 

糖尿病が発症した事に気づかず治療せず放置していると、

ケトアシドーシスと呼ばれる危険な状態に陥ってしまい命に関わることがあるので要注意です。

 

ヒト用に糖尿病の管理に画期的に役立つ「Free Styleリブレ」という血糖値を測定する装置が登場したのを御存知でしょうか?

 

これは、

採血不要で血糖値が測定できる」という測定機器なのです。

 

 

ヒト用の機器ではあるのですが、動物にも使うことができるという報告もあることから当院でもこの機器を導入してみました。

 

Free Styleリブレ」の特徴

・採血が不要

(毎回採血を行う必要がありません。)

・低血糖を確実に把握

24時間持続して血糖値を測定できるため、夜間でも低血糖を確実に把握できます。)

・現在や過去の血糖値を即時に確認

(センサーに測定器をかざすと、現在や過去の血糖値が表示されます)

 

 

従来ですと、インスリン投与量の調整をするためには何度も採血が必要でしたが、

これを使うと採血せずともセンサーが24時間自動で血糖値を測定してくれる魔法のような装置です。すごい時代ですね…!

 

↑500円玉大のセンサー(これを皮膚に張り付けて身体に固定します)

 

装置を患者さんに取り付けて…、

センサーを近づけると…、

 

↑スマホのような読み取り機で、センサーから送られてくる血糖値を表示、記録できます。

 

現在の血糖値が直ぐに表示され、一日の血糖値の推移グラフも描出できます。

 

とても便利ですが、

センサーが14日間の使い捨てでランニングコストが高い(7400円程度)のと、

動物に使用した場合、センサーの耐久性が未知数(壊れたり剥がれたりせずに14日間持つのか?)なのがネックです。

 

しかし、何回も採血が必要な重症の患者さんでは、とても便利なので使用する価値があるのではないでしょうか。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

 

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