神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
動き方が変なエボシカメレオン

当院では犬猫以外のエキゾチックアニマルと呼ばれる動物たち(うさぎ、ハムスター、チンチラ、フクロモモンガ、ハリネズミ…など)や爬虫類の診察もおこなっておりまして、

時々動き方がおかしな爬虫類の患者さんが来院されることがあります。

 

その中でも多いのは「代謝性骨疾患」と呼ばれる疾患です。

この病気になる原因は、カルシウム不足ビタミンD不足紫外線不足が考えられ、

症状としては、震え、歩行困難、測定過大、ケイレン発作、腸のうっ滞、運動失調、反射亢進、総排泄腔脱などが早期にみられ、

重度な症例になると骨の変形が現れてきます。

 

↓先日来院されたエボシカメレオンちゃんも歩き方がおかしいという主訴で来院されました。

 

診断

身体検査で異常な姿勢や歩き方になっていないか、食事内容の聞き取り(カルシウムを添加しているかどうか)、紫外線ランプの設置状況などをお聞きしてこの疾患かどうかを疑っていきます。また、X線検査やCT検査などを行うと、骨の変形や骨密度の低下がみられる場合もあります。

 

治療

1〜3ヶ月間、正常に活動できるようになるまでグルコン酸カルシウムの投与を1日2回行います。

栄養管理(カルシウム剤やビタミンDなど)

ダスティング・・・餌のコオロギなどの昆虫は、リンに対してカルシウムやビタミンAの含有量が少ないため、昆虫に直接カルシウム剤やビタミン剤をまぶしてから給餌します。

 

 

紫外線照射

自然界ではビタミンDは紫外線を浴びることで合成されます。

飼育環境で紫外線が不足する原因は、紫外線を含まないランプを使用している、ガラス越しの照射や日光浴(紫外線はガラスを透過しない)、紫外線ランプの劣化による紫外線不足(紫外線ランプは6〜12か月毎の交換が必要)などが考えられます。

 

飼育温度

爬虫類は変温動物であるため、温度管理が大切です。

代謝性骨疾患のため状態が悪い場合は、至適温度上限近くで温度管理をした方が良いです。

 

上のエボシカメレオンちゃんはカルシウム剤の投与を開始したところ、徐々に様子が改善してきました。

UVランプ、カルシウム剤、飼育温度などが大切ですので様子がおかしくなる前に注意してみてください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | 爬虫類 | 12:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
夏期臨時休診のお知らせ

今年もそろそろお盆休みですね。
台風の接近と帰省ラッシュが大変そうですが、皆さまお気をつけてお出かけ下さい

垂水オアシス動物病院では
8月12日(祝・月)を臨時休診とさせていただきます。
それ以外の日は平常と変わらない診察時間で診察・トリミングなどを行っております。

 

ご迷惑をお掛けしますがご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます。



垂水オアシス動物病院
院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | お知らせ | 14:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(体幹部のできもの)

先日、ハムスターちゃんの腫瘍摘出手術がありました。

近頃は毎日のようにハムスターの腫瘍を診察しています。

やはり腫瘍はとても出来やすいです。

 

今回も飼主さんとご相談の結果、摘出することになりました。

↑麻酔を掛けて寝て貰います。胸にしこりができています。

 

↑腫瘤を摘出しました。半導体レーザーを使うとほぼ出血無く摘出が可能でした。

 

↑無事に目覚めてお家へ帰っていってくれて良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 18:49 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
犬歯の破断

先日、

フレンチブルのワンちゃんが来院されました。

 

飼主さんからお話をお伺いすると、

硬いものを噛んだ後に歯が折れているのに気が付いたとのこと。

 

牛の蹄(ヒズメ)などという商品が犬が遊ぶおもちゃとして当たり前に販売されているため、

あげてもいいんだと思われると思いますが、

こういった硬いものを与えると、歯が欠ける事があります。

ですので、硬すぎる骨とか蹄とかではなく、

ある程度軟らかさのある歯磨きガムなどがベストだと思います。

 

愛犬デリ スモーク牛のひづめ 6個入 DK-81

↑こういった商品は硬いので、歯が欠けることがあり注意が必要

 

今回来院されたワンちゃんの場合は、

右側下顎の犬歯(いわゆるキバ)が途中で折れてしまっており、

その折れた歯によって舌が傷ついてしまっていました。

↑右下顎犬歯が破断しています

 

↑舌がえぐれてしまっていました。痛そうです…。

 

↑抜歯をして舌を吸収糸で縫合しました。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 犬の病気 | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
歯石除去(スケーリング)

 

↑歯石除去前

 

歯石除去後

 

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獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | スケーリング(歯石除去) | 19:16 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(体幹部のできもの)

お腹に腫瘍ができたハムスターちゃんが来院されました。

最近、ハムスター以外に、マウスやラットちゃんも来院されることが増えてきている気がします。

 

今回のケースでは、

飼主さんとリスクを含めたご相談の結果、腫瘍を摘出することになりました。

 

↑全身麻酔下で寝て貰い、毛刈りをして、イソジンで消毒していきます

 

 

↑腫瘍を半導体レーザーメスを使って摘出しました。

半導体レーザーを使うとほぼ出血ゼロで摘出が可能なことが多くてとても役に立つ味方です。

 

↑麻酔からも覚めてお家へ帰っていってくれて良かったです。

 

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | ハムスター | 11:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
腹腔鏡下避妊手術

当院では腹腔鏡を使った身体への負担が少ない避妊手術を行っています。

腹腔鏡を使うと、5mm程度の小さなキズが2〜3ヶ所程度で避妊手術(卵巣・子宮摘出術)を行うことができますので、

術後の痛みが少なく回復が早いのが特徴です。

 

↑抜糸時の様子

 

↑抜糸時の様子

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 腹腔鏡 | 16:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
カメレオンの眼疾患

先日、カメレオンちゃんが来院されました。

そうです、あの舌がビョーンと伸びる、体色が変化する生き物です。

当院にも時々カメレオンが来院されます。

 

今回来院されたカメレオンは「エボシカメレオン」という種類で、頭が帽子(烏帽子)みたいな形なのが特徴的です。

全長が40〜60cmになり、昆虫類や植物を食べ雑食性です。

カメレオンは動くエサしか食べないですし、神経質ですし飼育は難しいといわれておりますが、

見ていてとても可愛らしいですし、面白くて飼いたくなる気持ちが分かります。

 

さて、

今回来院されたカメレオンちゃん、

両目が開かないという主訴で来院されました。

眼が見えないと食餌をとれなくなるため危険なのですが、

眼を洗浄し、点眼薬をさして貰ったところ、数日で改善してくれたので良かったです。

 

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 爬虫類 | 12:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
リスの不正咬合

切歯が不正咬合になってしまい異常に伸びてしまっているリスさんが来院されました。

 

うさぎや、ねずみなど歯が伸び続ける動物ではこういった事が時々起こり、このままでは上手にご飯が食べられないため

定期的に短くカットしてあげなければなりません。

↑歯が伸びています

 

 

↑歯をカットしました

 

 

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獣医師 井尻

 

神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です

 

 

| tarumioasis2 | リス | 16:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の口内炎(歯周病、全臼歯抜歯)

猫の口内炎は慢性で難治性のことが多く、なかなか大変な病気です。

ヒトでも口内炎が1個でも口の中にできると、痛くて麻婆豆腐も美味しく食べれなくなってしまいますよね。

猫ちゃんも口内炎になると、よだれ、採食困難、開口時の奇声、口を気にする動作、口を触れるのを嫌がるなどの症状がみられ、

少しずつ痩せてきてしまいます。

そして、ヒトの一般的な口内炎よりもずっと重度ですごく痛そうです。

 

口腔内細菌やウイルスの関与、免疫の異常などが疑われていますが今のところハッキリとした原因は不明です。

 

一般的に治療として、

スケーリング(歯石除去)などの口腔内清掃を行った後に、抗生物質、ステロイド薬の消炎鎮痛薬の投与などを行っていきます。

しかし、内科治療を行うと一時的に症状は改善はするものの完治はせず、数週間〜数か月で再び症状が悪化したり、治療に対する効果が出なくなることが多いです。

 

このような難治性の猫の口内炎に対して、

抜歯を行うと、60%程度(全臼歯抜歯の場合)、90〜95%程度(全顎抜歯の場合)の改善効果が期待できると報告されています。

 

抜歯をすると猫ちゃんには歯が無くなってしまいますが、意外と支障なく生活できます(現代の猫ちゃんはキャットフードを飲み込むように食べていますので大丈夫です)。

 

「激痛の続く口内炎を我慢する」 or「 口内炎を治すために歯を抜歯してしまう」のがよいのか…、

本人に意見を聞けないのが悩ましいところですが、

重度の慢性口内炎の猫ちゃんの場合は抜歯も有効な治療法になります。

 

今回来院された慢性口内炎の猫ちゃんは、

長年の間口内炎に悩まされており飼主さんの希望もあり全臼歯抜歯を行うことになりました。

 

↑口の奥に口内炎が広がっています

 

 

↑奥歯(臼歯)を全て抜歯しました

 

 

↑奥歯(臼歯)を全て抜歯しました

 

術後は痛くて食べなくなってしまわないか心配していたのですが、

術後当日から食餌を採るようになり、翌日にはドライフードも食べてくれたので良かったです。

あとは炎症が引くのを待つばかりです。

猫ちゃんよく頑張りました!

 

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 猫の病気 | 17:50 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
上腕骨遠位の骨折(Y字骨折)

先日、前足をドアに挟んでしまってから肢を着かないというワンちゃんが来院されました。

 

この子の場合は体重が2kg程度のトイ犬種であり、

橈尺骨と呼ばれる前足の肘から下の部分がポキッと折れるのがとても多いです。

今回はそれとは違って「肘関節」周囲の骨が幾つかの骨片に割れて折れてしまっていました。

これは上腕骨遠位のY字骨折と呼ばれるタイプの骨折で、骨折の手術の中でも難易度が最も高いと言われています。

 

私も、右手の親指を3ヶ月程前にドアに挟んでしまった時ものすごく痛かったのを覚えていますが、

ドアに挟んで骨折するなんてかわいそうでお気の毒です…。

 

しかし、関節面での骨折は内固定を行いきちんと整復しないと歩けるようにならないため、

飼主さんとご相談の結果、整復手術を行うことになりました。

 

↑【術前】上腕骨遠位の部位がY字に骨折しています(レントゲン正面像)

 

↑【術前】上腕骨遠位の部位がY字に骨折しています(レントゲン側面像)

 

↑【術後】ラグスクリュー、ピンニング、ロッキングプレート、テンションバンドワイヤー法など

  を用いて整復を行いました(レントゲン側面像)

 

↑【術後】プレート等で固定しました。

 

術後は徐々に肢を着くようになり退院していってくれましたが、

骨癒合までに2〜3ヶ月程度かかるため安静が必要です。

 

飛び降りたり、ドアに挟まったりしないようお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
フクロモモンガの外傷(尻尾の断裂)

当院にはフクロモモンガのモンちゃんが住んでいることもあってか、

フクロモモンガの患者さんが来院されています。

 

今回来院されたフクロモモンガちゃんは

「シッポがちぎれてしまった!」との主訴で連れてこられました。

飼主さんからお話をお伺いすると、

シッポが回し車に挟まって切れてしまったとのこと。

持って来られたシッポは4cm程度ありましたが縫合しても生着することはないため

麻酔下で壊死したシッポをきれいに整えてから縫合しました。

 

かなり活動的な生き物ですのでかわいそうに回し車に巻き込まれてしまったのでしょう。

フクロモモンガ飼いの飼主さんは回し車にお気を付けください。

 

 

 

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| tarumioasis2 | フクロモモンガ | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
腹膜心膜横隔膜ヘルニア

当院では去勢手術や避妊手術の前には血液検査をすることが多いのですが、

レントゲン検査はするかどうかを飼い主さんとご相談して決めています。

去勢手術や避妊手術をする年齢のワンちゃん、猫ちゃんは大抵若い子くて健康な子が多いので、

レントゲン検査をしても異常が出ることはまれです。

 

先日、去勢手術を希望されて猫ちゃんが来院されまして、

飼主さんとご相談のうえ術前の検査としてレントゲン検査をしてみると…、

↑心臓の辺りが何かおかしいです

 

↑心臓の後方が何かおかしいです

 

これは腹膜心膜横隔膜ヘルニアという先天的(生まれつき)の疾患です。

この病気に罹患していると、

発育不良、食欲不振、嘔吐、下痢、運動不耐性、呼吸困難などが見られたりすることや、

無症状で経過することもあります。

 

治療は開胸手術を行い心嚢膜内に脱出した肝臓などの内臓を腹腔内に戻すことが必要になります。

しかし、歳をとってから診断されて無症状の場合は無治療で経過観察をしていく場合もあります。

 

去勢手術や避妊手術をする前には、

やはり念のためこのような病気が隠れてないか確認しておく方が良いかもしれません。

 

 

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| tarumioasis2 | 共通の病気について | 18:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(体幹部のできもの)

身体に腫瘤ができたハムスターちゃんが来院されました。

やはり、ハムスターちゃんにはできものが出来やすいです。

 

このまま様子を見るのか、摘出するのか、

飼主さんとよくご相談の結果、腫瘤を摘出することになりました。

 

↑麻酔を掛けて寝てもらいます。ZZZ・・・

 

 

 

↑腫瘤を摘出しました。

 

↑目を覚ましてお家へ無事帰っていってくれて良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | ハムスター | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
はりねずみの口腔内腫瘍

今回はハリネズミの口腔内腫瘍について。

 

ハムスターと同じように、ハリネズミは腫瘍に罹患し易いといわれています。

身体のいろんな場所に腫瘍が発生し、そのなかでも口の中に腫瘍が発生することが多いです。

 

口の中に腫瘍ができると、

食欲低下、食べ辛い、口からの出血、よだれ、口を気にする症状などが出てきます。

そのまま放置すると顔面の変形が見られるようになったりもします。

 

確定診断するには全身麻酔下で病変部を採取して病理検査を実施します。

 

治療は外科的な切除が基本になりますが、

病変部の全摘出術は難しいことが多く、炭酸ガスレーザーや半導体レーザーなどで腫瘍を蒸散して小さくします。

再発した場合は、再度レーザーで腫瘍を蒸散したり、補助給餌、皮下点滴をしたりしながら対処療法を実施していきます。

 

↑下顎が腫れています

 

↑口腔内に腫瘤が認められました

 

↑半導体レーザー装置で腫瘤を蒸散しました

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ファンシーラットの腫瘍

このところ、大きなねずみ(ファンシーラット)さんの患者さんが多く来院されています。

女性の飼主さんがラットちゃんを連れてこられることが多い気がします。

海外(アメリカ?)ではネズミがペットとして大人気らしく、

そういえば、アメリカのピクサーアニメでネズミが主人公のレミーのおいしいレストラン とかありましたものね。

日本でも今やネズミが大人気なのかもしれません。

 

今回来院されたネズミさんは胸の部分にしこりがあり、

これを摘出することになったのでした。

↑黄色〇の部分がしこりがある部分です。全身麻酔で寝て貰います…。

 

↑腫瘤を摘出しました

 

↑無事に目覚めてお家へ帰って行ってくれて良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 17:55 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
股関節脱臼(骨頭切除術)

先日、明石の動物病院の先生からご紹介頂いたトイプードルの患者さんが来院されました。

一応、肢を着いて歩くのですが左後ろ足の股関節が脱臼しています。

一般的に落下事故や交通事故などで脱臼することが多いと思いますが、今回の子は室内で勝手に脱臼?したみたいです。

 

全身麻酔下で股関節脱臼を整復した後に包帯で肢をしばらく固定しておけば治ることもありますが、

再脱臼してしまうことも多く、今回の子も外固定では治らなかったため整復手術を行うことになりました。

↑左の股関節が脱臼しています(黄色〇部分)

 

治療方法には、

骨頭切除術、トグルピン法、人工関節などがありますが、

今回は骨頭切除術を行うことになりました。

 

↑左足大腿骨の骨頭部分を切除しています。

これによって偽関節が形成されるため、痛み無く歩行できるようになるはずです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(できもの)

先日、左耳とお腹に腫瘤ができたハムスターちゃんが来院されました。

やはり、ハムスターには腫瘍がよくできる傾向があるみたいです。

 

この子の場合、当初は耳に腫瘤が出来ているだけかと思われましたが、

手術前にお腹側にも腫瘤が見つかったため、これも摘出することになりました。

↑左耳の耳介に腫瘤ができています。ガス麻酔で寝て貰いますZZZ…

 

↑左耳の耳介の腫瘤を摘出しました。まだ寝ています…ZZZ

 

↑左胸に腫瘤ができています 

 

↑左胸の腫瘤を摘出しました。この後、麻酔からも覚めてお家へ帰ってくれました。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | ハムスター | 18:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハリネズミの子宮疾患

先日、陰部から血か膿みたいなものが出ているという主訴でハリネズミちゃんが来院されました。

 

ハリネズミは名前の通り、針が全身についているため、

血液検査をしたり、レントゲン検査をしたり、エコー検査をしたりすることは簡単ではありません。

下手に触ろうとすると、「シュシュー」と言いつつ丸まってしまい針で刺されてしまいます。

このような身体の構造からハリネズミを詳しく診察しようとすると通常は鎮静処置が必要になってきます。

 

今回のハリネズミちゃんの場合も鎮静下でエコー検査などをしてみたところ…、

子宮蓄膿症や子宮腫瘍などの子宮疾患が疑われました。

実はハリネズミの女の子には子宮疾患が多発しています。

治療方針について飼主さんとよくご相談の結果、

子宮・卵巣摘出手術を選択されたため実施しました。

 

子宮頸部にも大きな腫瘤があったたため摘出にやや難渋しましたが、

問題なく病変部を摘出できました。

あとは元気と食欲が回復するのを待つばかりです。

 

女の子のハリネズミちゃんを飼育されている飼主さんは、

血尿が出ていないかなど時々見てあげて下さい。

 

↑麻酔を掛けて寝てもらいますZZZ

 

↑左:子宮内部の腫瘤 右:子宮と卵巣

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ベルツノガエル

以前、爬虫類と両生類についての研修を受けてきたこともあって、

当院では爬虫類や両生類の診察を出来る限り行っています。

 

昔、私が子供の頃に住んでいた地域には農地が広がっていて、

田んぼや用水路にはカエル、オタマジャクシ、ドジョウ、カメ、メダカ、イモリ、ザリガニ、ゲンゴロウ、

小魚などがいて捕まえたり飼育したりしていました。

水漏れしても大丈夫ということで、

お風呂場に水槽を置いてドジョウとか魚とかいろいろ飼ったりしていたのですが生き物の飼育とか観察って面白いですよね。

その頃は、

外国産のカッコいいカエルやトカゲやカメ、外国産のカッコいいカブトムシなどは全く見かけなかったのですが、

最近はペットショップにも色んな生き物がいて、大人になってハマる人がいるのもよく分かります。

 

当院では最近ではトカゲ、ヘビ、カメ、カエル、ウーパールーパーなどの診察を行っておりまして、

その中でもけっこう多く飼われているんだなと思ったのが「ベルツノガエル、クランウェルツノガエル」です。

 

このカエル、南米原産(アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、ベネズエラなど)で

最近では、人工繁殖されホームセンターやペットショップでも扱われていることから入手し易くなっています。

大きな口が特徴でエサを目の前にチラチラさせると、「パクッ」と大きな口で食べます。

ベルツノガエル

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%8E%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB

 

何でも動くものをエサだと思って食べてしまうため、餌やりの時に指を噛まれてしまったりすることもありますし、

異物誤食事故に注意が必要。

 

温度管理や湿度管理は必要ですが、小さなケースでも飼育でき、

餌やりも楽しいので飼育されている方が多いのも納得です。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 両生類 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膝蓋骨脱臼(グレード掘

先日も膝蓋骨脱臼の整復手術がありました。

小型犬が多くなっているせいか膝蓋骨脱臼のワンちゃんが増えています。

 

膝蓋骨脱臼があったとしても、症状が全く無ければ経過観察していくことが多いですが、

跛行などの症状が見られるようなら治してあげた方がよいかもしれません。

後ろ足を時々ケンケンしたりしていないか散歩中などに見てあげて下さい。

 

↑手術前(膝蓋骨が内側へ脱臼しています)

 

↑手術後(膝蓋骨が滑車溝に整復されました)

 

↑手術前(滑車溝が浅いです)

 

↑手術後(滑車溝が深くなりました)

 

今回もいつも通り、

滑車溝の造溝術、外側関節包の縫縮、脛骨粗面移植術、内側支帯の解放などを行ったところ問題なく整復できました。

術後は1週間程度で歩けるようになってきますが、骨が癒合するのに2〜3ヶ月かかるためまだ安静が必要です。

ワンちゃんが早く良くなりますように〜!

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:39 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
マウスの腫瘤

先日「マウスちゃん」が来院されたのでこの事について。

 

ミッキーマウスの「マウス」、ねずみさんです。

この頃、ハムスターだけではなく、

「マウス」や「ラット」を飼われている方が以前より増えてきているような気がします。

 

私も獣医学科の学生の頃は研究室でマウスを飼育していたこともあり、

以前はそういう特殊な実験動物のイメージだったのですが、

最近ではペットショップでファンシーラットとかと一緒に扱われているみたいです。

 

以下、ウィキペディアより引用

日本では、特に実験用に改良・繁殖した飼養変種(実験動物)を指して「マウス」と呼ぶことが多い。実験用にはモデル生物として用いられる。マウスはあくまでハツカネズミの飼養変種(Mus musculus domesticus)なので、として記載されるときは「ハツカネズミ」 Mus musculus ということになる。ゲノムプロジェクトによって全ゲノム配列が解読されている。ラットとともにヒトの進化や病理を解明する有力な手がかりとされる。

実験用マウスは、野生のハツカネズミに比べてかなり大型である。アルビノのものが一般的だが、さまざまな毛色の系統が存在し、体毛のない系統のものは「ヌードマウス」と呼ばれる。ヌードマウスは胸腺が欠如しているため細胞性免疫が機能しない。そのため拒絶反応が起こらないので移植実験に多用されている。

マウスの系統化は非常に進んでおり、代表的なクローズドコロニーとしてICR、ddYが、代表的な近交系としてA(アルビノ)、AKR(アルビノ)、BALB/cアルビノ)、C3H(野生色)、C57BL/6(黒色)、DBA/2(淡チョコレート色)などが知られている。マウスの存在は、医学・生理学等の発展に大きく寄与している。

マウスは、愛玩動物として飼育されることもある。日本でも、江戸時代から白黒まだらのハツカネズミが飼われていた。ニシキネズミとも呼ばれる。この変種は日本国内では姿を消してしまったが、ヨーロッパでは「ジャパニーズ」と呼ばれる小型のまだらマウスがペットとして飼われており、DNA調査の結果、これが日本から渡ったハツカネズミの子孫であることがわかった。現在は日本でも再び飼われるようになっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%84%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F

 

今回は、お腹に腫瘤が出来ていたためそれを摘出することになりました。

↑麻酔を掛けて寝てもらいますZZZ

 

↑(手術後の様子)腫瘤を摘出し、病理検査に提出しました。

この後、無事に目覚めてお家へ帰っていってくれました。よかったよかった。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 19:42 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの精巣腫瘍

この頃、昼間は夏みたいな暑さですね。

いかがお過ごしでしょうか?

 

先日、うさぎさんの去勢手術がありました。

うさぎの女の子は子宮ガンが多発する(生涯で80%以上の確率で罹患するといわれています)ため

若いうちに避妊手術を済まされることが多いとおもいますが、

男の子は去勢手術をせずにそのままにしている場合が多いのではないでしょうか?

 

今回来院されたうさぎさん、精巣が腫れてしまっており精巣腫瘍が疑われました。

 

↑片側の精巣が腫れています

 

 

↑【摘出後の精巣】片側の精巣が腫れています

 

女の子と違って精巣腫瘍に罹患する確率は低いとは思いますが、

時々診察することがありますので、男の子のうさぎ飼いの飼主さんは時々チェックしてあげて下さい。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 18:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膝蓋骨脱臼

先日、膝蓋骨脱臼の整復手術がありました。

膝蓋骨脱臼(パテラの脱臼)は膝蓋骨が大腿骨遠位にある滑車溝から内方もしくは外方に脱臼する疾患です。
後ろ肢を痛がって時々挙げている、スキップをしている、そのような場合は膝の関節にある膝蓋骨が脱臼している可能性があります。

症状の程度が軽かったり、全く症状が気にならなければ、足場を滑らないようにして様子を見ていってあげれば良いと思いますが、後ろ足を時々挙げたり、スキップ様歩行をしたりするような症状がある場合は脱臼を治してあげた方が良いかもしれません。

手術が体重が2kgと小柄なトイプードルのワンちゃんでしたが特に問題なく終了しました。

 

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
橈尺骨骨折(前足の骨折)

先日、前足(橈尺骨)を骨折したワンちゃんが来院されました。

橈尺骨骨折はトイ犬種と呼ばれる犬に多く発生するタイプの骨折で、術後に癒合不全が起こり易いことでも知られています。

 

当院ではこの手の手術を得意としておりよく手術していますが、

チタン製の特殊なプレートを使用することと、運が良いためなのか、

今現在まで癒合不全が生じたことは無く全症例で治癒しています。

 

しかし、治すのが難しい骨折には違いないため、折れないようにするのが一番大切です。

小型犬(特にトイ犬種の若いワンちゃん)は落下事故にご注意ください!

↑手術前 

 

↑手術後(2〜3ヶ月程度で治癒していきます)

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:18 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
脛骨の骨折(後肢の骨折)

先日、

大阪の動物病院の先生からご紹介いただいて来院された柴犬のワンちゃんの後ろ足の整復手術がありました。

 

このブログでは骨折の話題をよく載せていますが、

実のところ近年、骨折するワンちゃんは少なくなっています。

 

犬猫を放し飼いをしなくなったこともあり交通事故は減っていますし、

都会では骨折は小型犬のものと決まっています。(←独断と偏見)

ということで柴犬という中型犬の骨折は都会では近年珍しいものです。

 

ちなみに、

今回のワンちゃんが骨が折れた原因は後ろ足が側溝に嵌まってしまったことが原因だそう。

ちょっとぶつけただけでも痛いのに骨が折れるとは…かなり痛そうです…。

 

治す方法を色々検討した結果、

想像した以上に骨片がバラバラになって粉砕骨折していたため、

今回は骨折部を直接触らなくて済むメリットがある創外固定と呼ばれる方法で整復固定を行いました。

 

この手術手技は使い易い部位と使い難い部位もあるのですが、

感染がある骨折や粉砕骨折などではとても有用な方法です。

 

術後は徐々に患肢を着き始めてくれているので良かったです。

 

皆さまも溝に嵌まらないようにお気を付けください。

 

↑脛骨、腓骨が骨折しています(側面像)

 

↑脛骨、腓骨が骨折しています(正面像)

 

↑創外固定法にて整復固定しました(側面像)

 

↑創外固定法にて整復固定しました(正面像)

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
TPLO(前十字靭帯断裂)

先日、フレンチブルドッグのワンちゃんのTPLO(前十字靭帯断裂の手術)がありました。

後肢の膝の靭帯(前十字靭帯)が切れると、患肢を痛がって負重し難くなってしまいますのでそれを改善させる為の手術です。

 

TPLOは複雑な手術で、特別な器具とトレーニングが必要となりますが、国内で一般的に実施されている関節外安定化術よりも多くの点で優れており、現在、TPLOは最も術後成績の良い治療法とされています。(90%以上に症状の改善が認められる)

飼主さまとご相談の結果、術後の機能回復が一番良いと報告されているTPLOを行うことになりました。

 

特に問題なく手術も終わり退院していってくれて、肢もだいぶ負重するようになってきてくれたので良かったです。

骨が癒合するまでに2〜3か月は掛かりますのでもう少し安静が必要になります。

 

↑手術前

 

↑手術後(計画通りに骨切りしプレートで固定されています)側面像

 

↑手術後(正面像)

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ヒョウモントカゲモドキの陰茎脱

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

今日は10連休明けの社会復帰のためグッタリしている方が多いのではないでしょうか。笑

 

私も今年のGWは1日だけお休みを頂戴して高知県へキャンプに行ってきました。

当日に計画してGO!(←獣医師の仕事は重症の急患さんが休み前に来院されると、旅行に行くどころでは無くなるため前もって計画が立てづらいのが難点なのです)

 

かなり山奥の秘境にあるキャンプ場(夢の森公園キャンプ場)で、

なんと無料のキャンプ場なのですがきれいに整備されておりとても快適でした。

夜になると空を見上げると満天の星空ですし、川からはカジカガエルの声が聞こえてきて、

大自然のエネルギーを貰ってリフレッシュできました。

 

夏は近くを流れる仁淀川で泳いだり、カヌーやボートで川下りしたりできるそうでとても面白そうです。

 

神戸からでは、高速道路を使っても片道4時間ぐらいかかるのでちょっと遠いのが難点ですが

ワンちゃん連れで水遊びも楽しそうなので旅行先にお勧めです!

 

↑仁淀川(youtubeより)

 

さて、

このところ、当院では爬虫類の患者さんがよく来院されています。

 

先日連れて来られたのはヒョウモントカゲモドキの患者さんで

「お尻から何かが出てきている!?」という主訴で来院されたのでした。

 

ひっくり返してお腹側を見てみると…

確かに、お尻の辺りから何か内臓のようなものが出てきています。

 

こういった時は直腸が出てきてしまったり(直腸脱)、総排泄腔と呼ばれる部位が出てきてしまう総排泄腔脱や、ヘミペニス(半陰茎)が出てきてしまうケースが考えられます。

今回の場合は詳しく観察するとヘミペニス(半陰茎)が出てきていました。

 

とりあえず、潤滑剤で濡らして押し込んだり、糸で出てこないように一部を塞いだりしたものの、

すぐに再脱出しまったため出ているものを手術で切除したところ問題なく正常な状態に回復してくれました。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 爬虫類 | 19:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
パルボウイルス感染症

GW前?くらいに何人かの飼主さまから、

 

「SNSで回ってきたんですが、神戸市北区でパルボウイルスが出たって本当ですか?」

「ツイッターで見たんですが、垂水区内でも発生したって本当ですか?」

と尋ねられることがありました。

 

私自身その情報を知らなかったのと、パルボウイルスの患者さんを診ていないため、

「いやー、聞いたこと無いですね〜」としか答えられなかったですが、

 

後で「神戸市北区 パルボウイルス」で検索すると…、

ソースは不明ですが、このような画像が見つかりました。

恐らくこの情報を見られてお尋ねになられたのかと思われます。

 

ちなみに、

パルボウイルス感染症は感染力が非常に強く、激烈な症状を出す感染症です。

 

●パルボウイルス感染症とは

症状

Parvoviridae科Parvovirus属に属する犬パルボウイルス(CPV)によって起こるウイルス性の感染症です。犬のパルボウイルス感染症としては、1967年に報告された「犬微小ウイルス (Minute Virus of Canines)感染症」と1970年代後半に突如として出現し、爆発的に世界に広がった致死性の「犬パルボウイルス(2型)感染症」の2つが知られています。

両感染症ともパルボウイルスを原因としていますが、ウイルス学的に全く異なるウイルスであることから前者を「犬パルボウイルス1型」、後者を「犬パルボウイルス2型」として区別しています。

現在、臨床上重要なパルボウイルス感染症は、「犬パルボウイルス2型」を原因とする「犬パルボウイルス(2型)感染症」であり、本感染症は、臨床上・病理学的に腸炎型と心筋炎型の2つに大別されます。 腸炎型は、母犬から初乳を介して受け取る免疫抗体の減衰に伴って認められる場合が多く、発熱、元気・食欲の減退、特に下痢、嘔吐、ひどい場合は血便を呈し、脱水や白血球の減少等が見られ、死に至ることもあるとても怖い感染症です。

一方、心筋炎型は最近では報告は少なくなりましたが3〜12週齢の子犬に見られ、特に8週齢以下では急性の経過をたどります。前駆症状として突然の吐き気や不整脈が認められる場合もありますが、急性症例では突然の虚脱や呼吸困難を起こし多くは急死してしまいます。

 

原因ウイルスである犬パルボウイルスは、環境に対して非常に強い耐性を示し、通常の環境中では数ヵ月から場合によっては数年間生存すると言われています。本ウイルスは酸やアルカリ、さらに50℃近い熱に対しても耐性を示し、次亜塩素酸ナトリウムやホルマリンと言った効果の非常に強い消毒薬でなければ死滅させることはできません。

犬パルボウイルス(2型)感染症と診断された場合には、インターキャット(東レ株式会社)の投与による支持療法、もしくは嘔吐や下痢による脱水症状の緩和のための点滴や二次感染予防のための抗生物質投与などの対症療法が中心となります。
尚、他の感染症同様に感染した犬の速やかな隔離と徹底した消毒は言うまでもありません。

(※共立製薬HPより引用)

 

ワクチン未接種の子犬だったり、ワクチンを受けたもののまだ抗体が出来ていない場合などにパルボウイルスに感染するとかなり危険度が高いです。

 

ただ、

便に含まれるウイルスは数か月〜数年間ものあいだ通常の環境中で生存すると言われていますし、

人間の靴に付着して既に世界中どこにでも運ばれてしまっているでしょうし、

ウイルスは眼に見えないだけですでにその辺りや日本全国や全世界に広まっていると思われるため、

突然蔓延したわけではないです。

 

この情報をより正しくするならば、

「日本を含む全世界で犬パルボウイルスはすでに広がっています」が正解でしょう。

 

予防のためのワクチンをきちんと接種している成犬であれば全然大丈夫なのですが、

特にまだワクチンを受けていない子犬 or ワクチンの効果がまだ完全には出ていない時期の子犬

は要注意ですので気を付ける必要があります。 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 犬の病気 | 18:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ペットボトルの蓋 誤食

ペットボトルの蓋を誤食したワンちゃんが来院されました。

自然には出てこないため内視鏡で摘出することになったのでした。

 

特に若い犬は何でも口にする傾向があるため、

飼主さまは十分お気を付けください。

 

↑胃の中にあるペットボトルのフタ

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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