神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
はりねずみの口腔内腫瘍

今回はハリネズミの口腔内腫瘍について。

 

ハムスターと同じように、ハリネズミは腫瘍に罹患し易いといわれています。

身体のいろんな場所に腫瘍が発生し、そのなかでも口の中に腫瘍が発生することが多いです。

 

口の中に腫瘍ができると、

食欲低下、食べ辛い、口からの出血、よだれ、口を気にする症状などが出てきます。

そのまま放置すると顔面の変形が見られるようになったりもします。

 

確定診断するには全身麻酔下で病変部を採取して病理検査を実施します。

 

治療は外科的な切除が基本になりますが、

病変部の全摘出術は難しいことが多く、炭酸ガスレーザーや半導体レーザーなどで腫瘍を蒸散して小さくします。

再発した場合は、再度レーザーで腫瘍を蒸散したり、補助給餌、皮下点滴をしたりしながら対処療法を実施していきます。

 

↑下顎が腫れています

 

↑口腔内に腫瘤が認められました

 

↑半導体レーザー装置で腫瘤を蒸散しました

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ファンシーラットの腫瘍

このところ、大きなねずみ(ファンシーラット)さんの患者さんが多く来院されています。

女性の飼主さんがラットちゃんを連れてこられることが多い気がします。

海外(アメリカ?)ではネズミがペットとして大人気らしく、

そういえば、アメリカのピクサーアニメでネズミが主人公のレミーのおいしいレストラン とかありましたものね。

日本でも今やネズミが大人気なのかもしれません。

 

今回来院されたネズミさんは胸の部分にしこりがあり、

これを摘出することになったのでした。

↑黄色〇の部分がしこりがある部分です。全身麻酔で寝て貰います…。

 

↑腫瘤を摘出しました

 

↑無事に目覚めてお家へ帰って行ってくれて良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 17:55 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
股関節脱臼(骨頭切除術)

先日、明石の動物病院の先生からご紹介頂いたトイプードルの患者さんが来院されました。

一応、肢を着いて歩くのですが左後ろ足の股関節が脱臼しています。

一般的に落下事故や交通事故などで脱臼することが多いと思いますが、今回の子は室内で勝手に脱臼?したみたいです。

 

全身麻酔下で股関節脱臼を整復した後に包帯で肢をしばらく固定しておけば治ることもありますが、

再脱臼してしまうことも多く、今回の子も外固定では治らなかったため整復手術を行うことになりました。

↑左の股関節が脱臼しています(黄色〇部分)

 

治療方法には、

骨頭切除術、トグルピン法、人工関節などがありますが、

今回は骨頭切除術を行うことになりました。

 

↑左足大腿骨の骨頭部分を切除しています。

これによって偽関節が形成されるため、痛み無く歩行できるようになるはずです。

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(できもの)

先日、左耳とお腹に腫瘤ができたハムスターちゃんが来院されました。

やはり、ハムスターには腫瘍がよくできる傾向があるみたいです。

 

この子の場合、当初は耳に腫瘤が出来ているだけかと思われましたが、

手術前にお腹側にも腫瘤が見つかったため、これも摘出することになりました。

↑左耳の耳介に腫瘤ができています。ガス麻酔で寝て貰いますZZZ…

 

↑左耳の耳介の腫瘤を摘出しました。まだ寝ています…ZZZ

 

↑左胸に腫瘤ができています 

 

↑左胸の腫瘤を摘出しました。この後、麻酔からも覚めてお家へ帰ってくれました。

 

 

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | ハムスター | 18:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハリネズミの子宮疾患

先日、陰部から血か膿みたいなものが出ているという主訴でハリネズミちゃんが来院されました。

 

ハリネズミは名前の通り、針が全身についているため、

血液検査をしたり、レントゲン検査をしたり、エコー検査をしたりすることは簡単ではありません。

下手に触ろうとすると、「シュシュー」と言いつつ丸まってしまい針で刺されてしまいます。

このような身体の構造からハリネズミを詳しく診察しようとすると通常は鎮静処置が必要になってきます。

 

今回のハリネズミちゃんの場合も鎮静下でエコー検査などをしてみたところ…、

子宮蓄膿症や子宮腫瘍などの子宮疾患が疑われました。

実はハリネズミの女の子には子宮疾患が多発しています。

治療方針について飼主さんとよくご相談の結果、

子宮・卵巣摘出手術を選択されたため実施しました。

 

子宮頸部にも大きな腫瘤があったたため摘出にやや難渋しましたが、

問題なく病変部を摘出できました。

あとは元気と食欲が回復するのを待つばかりです。

 

女の子のハリネズミちゃんを飼育されている飼主さんは、

血尿が出ていないかなど時々見てあげて下さい。

 

↑麻酔を掛けて寝てもらいますZZZ

 

↑左:子宮内部の腫瘤 右:子宮と卵巣

 

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獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ベルツノガエル

以前、爬虫類と両生類についての研修を受けてきたこともあって、

当院では爬虫類や両生類の診察を出来る限り行っています。

 

昔、私が子供の頃に住んでいた地域には農地が広がっていて、

田んぼや用水路にはカエル、オタマジャクシ、ドジョウ、カメ、メダカ、イモリ、ザリガニ、ゲンゴロウ、

小魚などがいて捕まえたり飼育したりしていました。

水漏れしても大丈夫ということで、

お風呂場に水槽を置いてドジョウとか魚とかいろいろ飼ったりしていたのですが生き物の飼育とか観察って面白いですよね。

その頃は、

外国産のカッコいいカエルやトカゲやカメ、外国産のカッコいいカブトムシなどは全く見かけなかったのですが、

最近はペットショップにも色んな生き物がいて、大人になってハマる人がいるのもよく分かります。

 

当院では最近ではトカゲ、ヘビ、カメ、カエル、ウーパールーパーなどの診察を行っておりまして、

その中でもけっこう多く飼われているんだなと思ったのが「ベルツノガエル、クランウェルツノガエル」です。

 

このカエル、南米原産(アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、ベネズエラなど)で

最近では、人工繁殖されホームセンターやペットショップでも扱われていることから入手し易くなっています。

大きな口が特徴でエサを目の前にチラチラさせると、「パクッ」と大きな口で食べます。

ベルツノガエル

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%8E%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB

 

何でも動くものをエサだと思って食べてしまうため、餌やりの時に指を噛まれてしまったりすることもありますし、

異物誤食事故に注意が必要。

 

温度管理や湿度管理は必要ですが、小さなケースでも飼育でき、

餌やりも楽しいので飼育されている方が多いのも納得です。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 両生類 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膝蓋骨脱臼(グレード掘

先日も膝蓋骨脱臼の整復手術がありました。

小型犬が多くなっているせいか膝蓋骨脱臼のワンちゃんが増えています。

 

膝蓋骨脱臼があったとしても、症状が全く無ければ経過観察していくことが多いですが、

跛行などの症状が見られるようなら治してあげた方がよいかもしれません。

後ろ足を時々ケンケンしたりしていないか散歩中などに見てあげて下さい。

 

↑手術前(膝蓋骨が内側へ脱臼しています)

 

↑手術後(膝蓋骨が滑車溝に整復されました)

 

↑手術前(滑車溝が浅いです)

 

↑手術後(滑車溝が深くなりました)

 

今回もいつも通り、

滑車溝の造溝術、外側関節包の縫縮、脛骨粗面移植術、内側支帯の解放などを行ったところ問題なく整復できました。

術後は1週間程度で歩けるようになってきますが、骨が癒合するのに2〜3ヶ月かかるためまだ安静が必要です。

ワンちゃんが早く良くなりますように〜!

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:39 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
マウスの腫瘤

先日「マウスちゃん」が来院されたのでこの事について。

 

ミッキーマウスの「マウス」、ねずみさんです。

この頃、ハムスターだけではなく、

「マウス」や「ラット」を飼われている方が以前より増えてきているような気がします。

 

私も獣医学科の学生の頃は研究室でマウスを飼育していたこともあり、

以前はそういう特殊な実験動物のイメージだったのですが、

最近ではペットショップでファンシーラットとかと一緒に扱われているみたいです。

 

以下、ウィキペディアより引用

日本では、特に実験用に改良・繁殖した飼養変種(実験動物)を指して「マウス」と呼ぶことが多い。実験用にはモデル生物として用いられる。マウスはあくまでハツカネズミの飼養変種(Mus musculus domesticus)なので、として記載されるときは「ハツカネズミ」 Mus musculus ということになる。ゲノムプロジェクトによって全ゲノム配列が解読されている。ラットとともにヒトの進化や病理を解明する有力な手がかりとされる。

実験用マウスは、野生のハツカネズミに比べてかなり大型である。アルビノのものが一般的だが、さまざまな毛色の系統が存在し、体毛のない系統のものは「ヌードマウス」と呼ばれる。ヌードマウスは胸腺が欠如しているため細胞性免疫が機能しない。そのため拒絶反応が起こらないので移植実験に多用されている。

マウスの系統化は非常に進んでおり、代表的なクローズドコロニーとしてICR、ddYが、代表的な近交系としてA(アルビノ)、AKR(アルビノ)、BALB/cアルビノ)、C3H(野生色)、C57BL/6(黒色)、DBA/2(淡チョコレート色)などが知られている。マウスの存在は、医学・生理学等の発展に大きく寄与している。

マウスは、愛玩動物として飼育されることもある。日本でも、江戸時代から白黒まだらのハツカネズミが飼われていた。ニシキネズミとも呼ばれる。この変種は日本国内では姿を消してしまったが、ヨーロッパでは「ジャパニーズ」と呼ばれる小型のまだらマウスがペットとして飼われており、DNA調査の結果、これが日本から渡ったハツカネズミの子孫であることがわかった。現在は日本でも再び飼われるようになっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%84%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F

 

今回は、お腹に腫瘤が出来ていたためそれを摘出することになりました。

↑麻酔を掛けて寝てもらいますZZZ

 

↑(手術後の様子)腫瘤を摘出し、病理検査に提出しました。

この後、無事に目覚めてお家へ帰っていってくれました。よかったよかった。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 19:42 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
うさぎの精巣腫瘍

この頃、昼間は夏みたいな暑さですね。

いかがお過ごしでしょうか?

 

先日、うさぎさんの去勢手術がありました。

うさぎの女の子は子宮ガンが多発する(生涯で80%以上の確率で罹患するといわれています)ため

若いうちに避妊手術を済まされることが多いとおもいますが、

男の子は去勢手術をせずにそのままにしている場合が多いのではないでしょうか?

 

今回来院されたうさぎさん、精巣が腫れてしまっており精巣腫瘍が疑われました。

 

↑片側の精巣が腫れています

 

 

↑【摘出後の精巣】片側の精巣が腫れています

 

女の子と違って精巣腫瘍に罹患する確率は低いとは思いますが、

時々診察することがありますので、男の子のうさぎ飼いの飼主さんは時々チェックしてあげて下さい。

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 18:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膝蓋骨脱臼

先日、膝蓋骨脱臼の整復手術がありました。

膝蓋骨脱臼(パテラの脱臼)は膝蓋骨が大腿骨遠位にある滑車溝から内方もしくは外方に脱臼する疾患です。
後ろ肢を痛がって時々挙げている、スキップをしている、そのような場合は膝の関節にある膝蓋骨が脱臼している可能性があります。

症状の程度が軽かったり、全く症状が気にならなければ、足場を滑らないようにして様子を見ていってあげれば良いと思いますが、後ろ足を時々挙げたり、スキップ様歩行をしたりするような症状がある場合は脱臼を治してあげた方が良いかもしれません。

手術が体重が2kgと小柄なトイプードルのワンちゃんでしたが特に問題なく終了しました。

 

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
橈尺骨骨折(前足の骨折)

先日、前足(橈尺骨)を骨折したワンちゃんが来院されました。

橈尺骨骨折はトイ犬種と呼ばれる犬に多く発生するタイプの骨折で、術後に癒合不全が起こり易いことでも知られています。

 

当院ではこの手の手術を得意としておりよく手術していますが、

チタン製の特殊なプレートを使用することと、運が良いためなのか、

今現在まで癒合不全が生じたことは無く全症例で治癒しています。

 

しかし、治すのが難しい骨折には違いないため、折れないようにするのが一番大切です。

小型犬(特にトイ犬種の若いワンちゃん)は落下事故にご注意ください!

↑手術前 

 

↑手術後(2〜3ヶ月程度で治癒していきます)

 

 

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獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:18 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
脛骨の骨折(後肢の骨折)

先日、

大阪の動物病院の先生からご紹介いただいて来院された柴犬のワンちゃんの後ろ足の整復手術がありました。

 

このブログでは骨折の話題をよく載せていますが、

実のところ近年、骨折するワンちゃんは少なくなっています。

 

犬猫を放し飼いをしなくなったこともあり交通事故は減っていますし、

都会では骨折は小型犬のものと決まっています。(←独断と偏見)

ということで柴犬という中型犬の骨折は都会では近年珍しいものです。

 

ちなみに、

今回のワンちゃんが骨が折れた原因は後ろ足が側溝に嵌まってしまったことが原因だそう。

ちょっとぶつけただけでも痛いのに骨が折れるとは…かなり痛そうです…。

 

治す方法を色々検討した結果、

想像した以上に骨片がバラバラになって粉砕骨折していたため、

今回は骨折部を直接触らなくて済むメリットがある創外固定と呼ばれる方法で整復固定を行いました。

 

この手術手技は使い易い部位と使い難い部位もあるのですが、

感染がある骨折や粉砕骨折などではとても有用な方法です。

 

術後は徐々に患肢を着き始めてくれているので良かったです。

 

皆さまも溝に嵌まらないようにお気を付けください。

 

↑脛骨、腓骨が骨折しています(側面像)

 

↑脛骨、腓骨が骨折しています(正面像)

 

↑創外固定法にて整復固定しました(側面像)

 

↑創外固定法にて整復固定しました(正面像)

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
TPLO(前十字靭帯断裂)

先日、フレンチブルドッグのワンちゃんのTPLO(前十字靭帯断裂の手術)がありました。

後肢の膝の靭帯(前十字靭帯)が切れると、患肢を痛がって負重し難くなってしまいますのでそれを改善させる為の手術です。

 

TPLOは複雑な手術で、特別な器具とトレーニングが必要となりますが、国内で一般的に実施されている関節外安定化術よりも多くの点で優れており、現在、TPLOは最も術後成績の良い治療法とされています。(90%以上に症状の改善が認められる)

飼主さまとご相談の結果、術後の機能回復が一番良いと報告されているTPLOを行うことになりました。

 

特に問題なく手術も終わり退院していってくれて、肢もだいぶ負重するようになってきてくれたので良かったです。

骨が癒合するまでに2〜3か月は掛かりますのでもう少し安静が必要になります。

 

↑手術前

 

↑手術後(計画通りに骨切りしプレートで固定されています)側面像

 

↑手術後(正面像)

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ヒョウモントカゲモドキの陰茎脱

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

今日は10連休明けの社会復帰のためグッタリしている方が多いのではないでしょうか。笑

 

私も今年のGWは1日だけお休みを頂戴して高知県へキャンプに行ってきました。

当日に計画してGO!(←獣医師の仕事は重症の急患さんが休み前に来院されると、旅行に行くどころでは無くなるため前もって計画が立てづらいのが難点なのです)

 

かなり山奥の秘境にあるキャンプ場(夢の森公園キャンプ場)で、

なんと無料のキャンプ場なのですがきれいに整備されておりとても快適でした。

夜になると空を見上げると満天の星空ですし、川からはカジカガエルの声が聞こえてきて、

大自然のエネルギーを貰ってリフレッシュできました。

 

夏は近くを流れる仁淀川で泳いだり、カヌーやボートで川下りしたりできるそうでとても面白そうです。

 

神戸からでは、高速道路を使っても片道4時間ぐらいかかるのでちょっと遠いのが難点ですが

ワンちゃん連れで水遊びも楽しそうなので旅行先にお勧めです!

 

↑仁淀川(youtubeより)

 

さて、

このところ、当院では爬虫類の患者さんがよく来院されています。

 

先日連れて来られたのはヒョウモントカゲモドキの患者さんで

「お尻から何かが出てきている!?」という主訴で来院されたのでした。

 

ひっくり返してお腹側を見てみると…

確かに、お尻の辺りから何か内臓のようなものが出てきています。

 

こういった時は直腸が出てきてしまったり(直腸脱)、総排泄腔と呼ばれる部位が出てきてしまう総排泄腔脱や、ヘミペニス(半陰茎)が出てきてしまうケースが考えられます。

今回の場合は詳しく観察するとヘミペニス(半陰茎)が出てきていました。

 

とりあえず、潤滑剤で濡らして押し込んだり、糸で出てこないように一部を塞いだりしたものの、

すぐに再脱出しまったため出ているものを手術で切除したところ問題なく正常な状態に回復してくれました。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 爬虫類 | 19:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
パルボウイルス感染症

GW前?くらいに何人かの飼主さまから、

 

「SNSで回ってきたんですが、神戸市北区でパルボウイルスが出たって本当ですか?」

「ツイッターで見たんですが、垂水区内でも発生したって本当ですか?」

と尋ねられることがありました。

 

私自身その情報を知らなかったのと、パルボウイルスの患者さんを診ていないため、

「いやー、聞いたこと無いですね〜」としか答えられなかったですが、

 

後で「神戸市北区 パルボウイルス」で検索すると…、

ソースは不明ですが、このような画像が見つかりました。

恐らくこの情報を見られてお尋ねになられたのかと思われます。

 

ちなみに、

パルボウイルス感染症は感染力が非常に強く、激烈な症状を出す感染症です。

 

●パルボウイルス感染症とは

症状

Parvoviridae科Parvovirus属に属する犬パルボウイルス(CPV)によって起こるウイルス性の感染症です。犬のパルボウイルス感染症としては、1967年に報告された「犬微小ウイルス (Minute Virus of Canines)感染症」と1970年代後半に突如として出現し、爆発的に世界に広がった致死性の「犬パルボウイルス(2型)感染症」の2つが知られています。

両感染症ともパルボウイルスを原因としていますが、ウイルス学的に全く異なるウイルスであることから前者を「犬パルボウイルス1型」、後者を「犬パルボウイルス2型」として区別しています。

現在、臨床上重要なパルボウイルス感染症は、「犬パルボウイルス2型」を原因とする「犬パルボウイルス(2型)感染症」であり、本感染症は、臨床上・病理学的に腸炎型と心筋炎型の2つに大別されます。 腸炎型は、母犬から初乳を介して受け取る免疫抗体の減衰に伴って認められる場合が多く、発熱、元気・食欲の減退、特に下痢、嘔吐、ひどい場合は血便を呈し、脱水や白血球の減少等が見られ、死に至ることもあるとても怖い感染症です。

一方、心筋炎型は最近では報告は少なくなりましたが3〜12週齢の子犬に見られ、特に8週齢以下では急性の経過をたどります。前駆症状として突然の吐き気や不整脈が認められる場合もありますが、急性症例では突然の虚脱や呼吸困難を起こし多くは急死してしまいます。

 

原因ウイルスである犬パルボウイルスは、環境に対して非常に強い耐性を示し、通常の環境中では数ヵ月から場合によっては数年間生存すると言われています。本ウイルスは酸やアルカリ、さらに50℃近い熱に対しても耐性を示し、次亜塩素酸ナトリウムやホルマリンと言った効果の非常に強い消毒薬でなければ死滅させることはできません。

犬パルボウイルス(2型)感染症と診断された場合には、インターキャット(東レ株式会社)の投与による支持療法、もしくは嘔吐や下痢による脱水症状の緩和のための点滴や二次感染予防のための抗生物質投与などの対症療法が中心となります。
尚、他の感染症同様に感染した犬の速やかな隔離と徹底した消毒は言うまでもありません。

(※共立製薬HPより引用)

 

ワクチン未接種の子犬だったり、ワクチンを受けたもののまだ抗体が出来ていない場合などにパルボウイルスに感染するとかなり危険度が高いです。

 

ただ、

便に含まれるウイルスは数か月〜数年間ものあいだ通常の環境中で生存すると言われていますし、

人間の靴に付着して既に世界中どこにでも運ばれてしまっているでしょうし、

ウイルスは眼に見えないだけですでにその辺りや日本全国や全世界に広まっていると思われるため、

突然蔓延したわけではないです。

 

この情報をより正しくするならば、

「日本を含む全世界で犬パルボウイルスはすでに広がっています」が正解でしょう。

 

予防のためのワクチンをきちんと接種している成犬であれば全然大丈夫なのですが、

特にまだワクチンを受けていない子犬 or ワクチンの効果がまだ完全には出ていない時期の子犬

は要注意ですので気を付ける必要があります。 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

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ペットボトルの蓋 誤食

ペットボトルの蓋を誤食したワンちゃんが来院されました。

自然には出てこないため内視鏡で摘出することになったのでした。

 

特に若い犬は何でも口にする傾向があるため、

飼主さまは十分お気を付けください。

 

↑胃の中にあるペットボトルのフタ

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
GW期間中の診察について

今年のGWは10連休ですね。

当院の診察予定は以下の通りです。

 

4月27日(土)  :通常通り 午前9:00〜12:00  午後17:00〜20:00

4月28日(日)  :午前9:00〜13:00

4月29日(月・祝):午前9:00〜13:00

4月30日(火・祝):午前9:00〜13:00

5月 1日(水・祝):定休日

5月 2日(木・祝):午前9:00〜13:00

5月 3日(金・祝):臨時休診

5月 4日(土・祝):通常通り 午前9:00〜12:00   午後17:00〜20:00

5月 5日(日・祝):午前9:00〜13:00

5月 6日(月・祝):午前9:00〜13:00

 

お薬やフードなどは業者さんがお休みのためGW中に切らさないようにご注意ください。

 

垂水オアシス動物病院

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | お知らせ | 17:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
脾臓の腫瘍

先日、脾臓の腫瘍の手術がありました。
健診時に腹部の超音波検査(エコー検査)で脾臓にできものがあるのが判り摘出することになりました。

脾臓にしこりがあっても症状はでない事が多いです。
よほど大きくなった場合はお腹が腫れてきたりするので太っているのと勘違いされてしまっているケースもあります。

またこのしこりがお腹の中で破裂すると出血性のショックで急変してしまうことも有りえます。

脾臓にできるできものには、
血管肉腫、リンパ腫、脂肪腫、平滑筋腫、血管腫などがあり、このなかで一番多いのが血管肉腫です。これは基本的に悪性の腫瘍で高齢犬(平均罹患年齢11歳)に多く発生します。

この子の場合は手術後の病理検査の結果は良性腫瘍でしたので、これで完治が見込まれます。
しこりが巨大になり進行すると破裂するリスク、手術のリスク、転移していくリスクも増えるので早めに見つけることが大切になります。

触診ではお腹の中の事までは判らないので、
中高齢(7歳以上〜)は腹部のエコー検査で脾臓などにしこりが無いかみる定期健診(半年〜1年に一回は)をお勧めします。

 

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

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ヘビの感染性口内炎(ヘビのマウスロット)

冬眠明けに体調を崩したというヘビさんが来院されました。

以前、研修してきたこともあって、

このところ爬虫類と両生類の患者さんが来院されております。
 

ワンちゃんネコちゃんよりも爬虫類や両生類の飼主さんはとても熱心に大事に飼育されている方が多いような気がします。

 

今回来院されたのは、

ベアードラットスネークと、トウブインディゴという種類のヘビさんでした。

 

細菌性口内炎はヘビに多く発生し、ビタミン不足や低温度などがあると罹患しやすくなってしまいます。

治療は口腔内をキレイに消毒して、抗生物質やビタミン剤を投与していくと改善してくれました。

 

診療分野的にもまだ解明されていないことも多く、

分からない事も多いですが、調べたり爬虫類・両生類専門の先生に聞いたりしながら、

少しでもお役に立てるように診察させて頂いてます。

初診での診察をご希望の方はご来院前にお電話の上ご来院ください。

↑口を開けてもらったところ

 

 

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大腿骨頭壊死症

 さて、今日は他院の動物病院の先生からのご紹介で
大腿骨頭壊死症」と診断されたワンちゃんが来院され、当院で手術を行いました。

 

大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)とは股関節の「骨頭」という関節部分に血液が流れにくくなり、その部位が壊死してきてしまう病気です。
原因は判明しておらず、1歳未満くらいの小型犬のワンちゃん(トイプードル、ヨーキー、ウエスティなど)に発生します。

 

ヒトでも特発性大腿骨頭壊死症という似たような病気があり、

タレントの坂口憲二さんもこの病気になったと発表されておられたのが記憶に新しいところです。

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/femur_head_necrosis.html


症状は、後ろ足に痛みがでてくるので足を使いたがらないなどの症状(跛行)が見られます
症状が軽い場合は鎮痛剤の投薬や運動制限などで改善するケースもありますが、多くの場合は成長期に痛みが持続するため、ちょっと触るとキャンとないてしまうような怖がりな子になってしまいます。また、足を使わない期間が長くなると筋肉量が減少してしまい改善しなくなります。

犬の場合は、治療は壊死している骨頭部分を摘出してあげると痛みが消えて症状が改善します。

その他に、人工関節を用いる方法もあります。


今回の子の場合も骨頭部分が破壊され症状が重度でしたが、術後のリハビリで改善していくことが期待できます。

 


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獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 11:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
狂犬病予防接種(ワクチン)

早いものでもう桜が咲く季節になってきましたね桜
過ごしやすいいい季節になってきました。

さて、
垂水オアシス動物病院では4月1日から狂犬病予防接種(ワクチン)が始まります
予防接種の費用は集合注射と同じ(2500円)です。書類作成・提出の手続きも行えます。


フィラリア予防も同時にすることができます。

予約は必要無くすぐに接種できますのでお気軽にご来院下さい!


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | お知らせ | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(口元のできもの)

このところ、暖かかったり、寒かったり、気温の変化が大きいですね。

私も花粉症なのか、風邪を引いたのか…、喉が痛いです…。

 

ガラガラ声になってしまいましたので、

声が聞こえにくい場合は聞き直してくださいませ。すみません!

 

先日、

神戸市北区の動物病院の先生から当院をご紹介して頂きまして、ハムスターちゃんが来院されました。

(ご紹介ありがとうございます<(_ _)>)

 

上口唇にできものが出来ており、急に大きくなってきたとのこと。

このまま放置すると食事もとれなくなる可能性があるため飼主さまとご相談の結果、

腫瘤を摘出することになりました。

 

↑いつも通り麻酔を掛けて寝てもらいます。ZZZ…

 

↑本人の右側の口からできもの(腫瘤)が飛び出ています。

 

↑上口唇にあった腫瘤を摘出し縫合しました。

今回も半導体レーザーメスを使って1滴も出血が無く摘出が可能でした。

 

↑手術後の様子

 

その後無事に麻酔からも目覚めてくれて問題なく帰っていってくれました。

 

腫瘍は大きくなってからでは物理的に手術が難しく、

摘出不可能になる可能性が高いため、手術を考えておられる場合は早めに摘出した方が良いと思います。

 

ハムスターを飼っている飼主さまは、時々はハムちゃんの身体を触って頂いて腫瘤が出来ていないか観察してみてください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師・院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 18:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ヘビさんの診察

このところ、当院へ爬虫類の診察のお問合せや診察を希望されて来院される方が増えてきています。

ヘビ、カメ、トカゲ、トカゲモドキ、ウーパールーパー、カメレオンなどなど。

色んな種類がいますし、飼主さんからいろいろ教えて貰い面白いな〜と思いながら診察してます。

 

爬虫類は好き嫌いがヒトによってはっきり分かれる生き物です。

しかし、世の中には熱烈に爬虫類好きな方も実は結構多く、

スネークセンターでニシキヘビのヘビ巻き体験が大人気だといいますし、

気づいていないだけで意外と実は好きな人も多いのではないでしょうか?!

 

今回淡路島から来院されたのは、

ジャングルカーペットパイソンの男の子でした。

↑ヘビさん(ジャングルカーペットパイソン)の画像です

 

 

昨日から、お尻から腸が出ているとのこと。

↑ヘビさんの画像です。総排泄孔から何かが出てきています。

 

よく観察してみると、総排泄孔脱という状況でしたので、

綿棒で出てきているものを押し込んでおくと数日で出てこなくなりました。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師・院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 爬虫類 | 20:10 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膀胱結石(犬)

以前から血尿が治まらずに症状が続いているワンちゃんがいました。

 

このように血尿が出ているケースでは、

膀胱結石があったり、膀胱がんがあったり、細菌感染があったりすることが多いみたいです。

 

今回のワンちゃんの場合では、

腹部エコー検査にて膀胱結石が確認されたためこれが原因だろうと考えて今回摘出することになりました。

 

尿石症になり易い体質の子は、

合わないフードを食べていたりすると膀胱結石が出来てしまうことがあります。

 

↑※閲覧注意:手術の画像です。膀胱を切開し結石を摘出しました

 

↑摘出された膀胱結石

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 泌尿器疾患 | 19:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
肘関節脱臼

先日、他院の動物病院の先生から当院をご紹介して頂きまして、

肘関節が脱臼してしまった猫ちゃんが来院されました。

 

以前このブログでもご紹介させて頂いたこともあるのですが、時々猫ちゃんには肘関節の脱臼が起こります。

前の子は3階から落ちたのが原因でしたが、今回来院された猫ちゃんは1.5mくらいの高さから床に落ちてしまい肘関節が脱臼してしまったとのこと。

猫ちゃんでは落下すると犬みたいに前足が折れるのではなくて、肘関節が脱臼してしまうのかもしれません。

 

当院でもレントゲン検査をさせて頂いたところ…

↑肘関節が外れています(側面像)

 

↑肘関節が脱臼しています

 

足の小指をぶつけただけでもとても痛いのに、こんな状態になるとは想像しただけで痛そうです…!

 

経過から非観血的(手術せずに麻酔下で脱臼を整復してギプスで固定するような方法)に脱臼を整復することは不可能と判断し、

スクリューとワイヤーを使って手術を行い整復することになりました。

 

↑脱臼を整復した後、橈骨と上腕骨にスクリューとワッシャーを設置してワイヤーで連結しました。(側面像)

 

↑術後正面像:スクリュー、ワッシャー、ワイヤーを用いて整復しました

 

後は再度落下したりしなければ問題なく回復してくれるはずです。

 

術後翌日には患肢にも負重してくれて、

無事退院していってくれて良かったです。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻 

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 12:19 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膝蓋骨脱臼グレード3

先日、膝蓋骨内方脱臼グレード靴離錺鵑舛磴鵑寮杏手術がありました。

 

いつも通り、

内側支帯の解放、外側関節包の縫縮、脛骨粗面移植、滑車溝の造溝術を行うと膝蓋骨が無事整復できたのですが、

こんどは逆側の外側へ亜脱臼する傾向があったため、内側の関節包を縫縮したりして微調整を行ってやっと納まりました。

 

膝蓋骨脱臼はみんな一見同じような症例に見えるますが、

脱臼を治すためにはそれぞれに個性があり微妙に違うのが難しくて腕の見せ所な感じで毎回やっていて飽きないです。

↑手術前:膝蓋骨が脱臼しています

 

↑整復後:膝蓋骨が整復されています

 

術後数日経つと患肢を着いて歩いてくれました。

頑張ってくれました!

早く走り回れるようになるといいですね。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 10:12 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
レッグペルテス病(大腿骨頭壊死症)

今日は午前中院長不在にしておりまして大変ご迷惑をお掛けしました。

もう3月末、卒業のシーズンですね。

 

当院にお越し頂いている患者さんでも転勤でお引越しされる方もおられます。

お顔を拝見出来なくなるのはとても残念なのですが、遠方からにはなりますが新天地でのご活躍を祈念しております。

 

 さて先日、他院の動物病院の先生からのご紹介で
大腿骨頭壊死症」と診断されたトイプードルのワンちゃんが来院されました。

大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)とは股関節の「骨頭」という関節部分に血液が流れにくくなり、その部位が壊死してきてしまう病気です。
原因は判明しておらず、1歳未満くらいの小型犬のワンちゃん(トイプードル、ヨーキー、ウエスティなど)に発生します。

症状は、後ろ足に痛みがでてくるので足を使いたがらないなどの症状(跛行)が見られます
症状が軽い場合は鎮痛剤の投薬や運動制限などで改善するケースもありますが、多くの場合は成長期に痛みが持続するため、ちょっと触るとキャンとないてしまうような怖がりな子になってしまいます。また、足を使わない期間が長くなると筋肉量が減少してしまい改善しなくなります。

治療は壊死している骨頭部分を摘出してあげると痛みが消えて症状が改善します。

その他にも人工関節を使って股関節を置換する方法もありますので飼主さんとご相談の上どうするか決定しています。

 

↑手術前:向かって左側の後肢(本人の右後肢)の筋肉量が少なくなっています

 

↑骨頭部分を切除しました

今回の子の場合も骨頭部分が破壊され肢をあまり負重せず症状が重度でしたが、

術後のリハビリで改善していくことが期待できます。

垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の皮膚病

もう少しで4月ですね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

当院では

3月末まで健康診断コース(30%OFF)をご用意しておりますのでご希望の方はご来院ください。

4月1日からは狂犬病ワクチンの予防接種が始まります。

当院で接種可能ですので書類をお持ちの方はご来院時にご持参ください

 

 

さて、今日は皮膚病の患者さんが来院されたので今回は皮膚病のお話です。

 

ふつうは梅雨時〜夏にかけてが皮膚病のピークシーズンなのですが、

ストーブの前で寝ているせいなのか、コタツの中にいるせいなのか、ホットカーペットで寝ているせいなのか、

意外と冬場でも皮膚病の患者さんは来院されます。

 

今回来院された猫ちゃんは、以前から皮膚に痒みがあり、皮膚の毛が円形に脱毛して、フケみたいなものが身体中に出ているとのこと。

 

さっそく診察させて頂き、

フケをKOHで融かして顕微鏡で拡大してみると…、

フケの中に何やら怪しい影が見つかりました!

これは皮膚真菌症(水虫みたいなカビの感染)です。

 

↑フケの中に菌糸が観察されます

 

ステロイド薬や抗生物質を使ってもなかなか治らない皮膚病の中には、

このような感染症が潜んでいるかもしれませんので何回か皮膚の検査は繰り返した方が良いと思われます。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師・院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 皮膚疾患 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
膝蓋骨脱臼

本日は膝蓋骨脱臼の整復手術がありました。

 

当院では膝蓋骨脱臼の治療をよく実施していることもあって、

治療を希望されて来院される患者さんが多く軽症(グレード1)〜重症(グレード4)まで診察や手術を行う機会があります。

 

膝蓋骨脱臼とは、

膝の関節にある膝蓋骨という骨が脱臼してしまう病気です。

参考:簡単な解説⇒ http://www.axa-direct.co.jp/pet-ms/detail/5007/

 

診察時に膝を触診してみると、

実は結構な割合で小型犬の膝蓋骨は脱臼しています。

そして、飼主さんはその事実に全く気づかれていないケースが多いです(症状に気づかない or 症状が無い?)。

 

重症度分類では、

グレード1:膝蓋骨は手で押すと脱臼するが、手を離せば正常位に戻る

グレード2:膝蓋骨は膝を屈曲するか手で押せば脱臼し、膝を伸展するか手で押せば整復する

グレード3:膝蓋骨は常時脱臼したままで、徒手整復可能であるが、手を離せば再び脱臼する

グレード4:膝蓋骨は常時脱臼し、徒手整復されない

というように程度により重症度が分類されます。

 

このうち、一般的にはグレード2以上が治療適応です。

 

この疾患は、

物理的に膝蓋骨が外れて脱臼する病気なので根本的に治そうとすると、内科治療ではなく外科的治療が必要になります。

 

うちの子がもし、

膝蓋骨脱臼と診断された場合、

「手術が必要なのか?どうしたらいい?」かが飼主様の悩まれるポイントでしょう。

 

膝蓋骨脱臼の一般的な手術適応は次のように考えられています。
1)痛みがある場合
2)機能障害がある場合
3)関節炎が進行する場合
4)将来的に上記症状が発生する可能性が高い場合

 

痛みや歩き方がおかしいなど跛行の症状がひどい場合は、整復手術を受けさせてあげるべきですし、

症状が気にならない場合でも、関節炎などの症状が進行してしまうかもしれない時は整復手術をおすすめします。

逆に、症状が全く無く進行する可能性も無ければ経過観察しても良いかもしれません。

 

↑手術前:膝蓋骨が脱臼しています。

 

↑手術後:膝蓋骨が整復されました。

 

↑大腿骨の滑車溝が深くなりました。

 

↑大腿骨の滑車溝が深くなりました。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師・院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:29 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
【海外】軟部外科研修セミナーに参加しました!(in アメリカ)

2月27日(水)〜3月6日(水)までの期間、

海外での外科研修セミナーに参加するためアメリカへ行ってきました。

井尻(院長)不在中は患者様に大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。

しかし、とても良い勉強になりまして有意義な時間を過ごすことができましたので、

より一層患者さまのお役に立つことができるようになったと思います。

 

今回研修を受けてきた内容は以下の通りです。

 

〇咽頭後リンパ節

〇下顎リンパ節切除

〇唾液腺切除術

〇扁桃切除術

〇腹側鼻腔切開術

〇眼球摘出術

〇耳介後部の軸性皮弁

〇口唇皮弁

〇鼻切除術                    

〇吻側上顎骨切除術

〇尾側上顎骨切除術を併用する方法

〇吻側下顎骨切除術(片側性/両側性)

〇下顎骨区域切除術

〇下顎骨全切除術  

〇頸動脈へのアプローチ/ルンメル止血帯の設置法

〇頸部の外科アプローチ

〇甲状腺切除/上皮小体切除

〇気管切除吻合術

〇食道切除吻合術

〇永久的気管瘻設置術

〇全耳道切除術/鼓室胞切開術(犬)

〇腹側鼓室胞切開術(猫)

〇耳介切除術

〇タイバック法

 

現状ではこのような外科手術の実習研修は日本国内では行われておらず、海外まで出かけていく必要があります。

やはり特に外科分野に関しては、特に見たことの無い手術などの場合は教科書を見て知識を得るだけで手技を習得するのは難しいです。

 

日本では獣医科大学を卒業した時点で、

避妊・去勢手術が出来るかもあやしい状態なのが現状だと思いますが(今は違うのかもしれませんが…)、

アメリカでは専門医制度や教育システムが整っているのがすばらしいと思わされます。

 

今後も新しい分野や技術などを学ぶために不在にする機会があると思いますが、ご理解ご協力の程よろしくお願い致します。

 

 

米国の空港には、

犬がくつろげるように犬専用待合室があってびっくりです。

 

 

 

 

 

垂水オアシス動物病院

院長・獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 研修セミナー報告 | 20:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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