神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
肛門腺自壊

今朝、大きな地震がありましたね。

こちら神戸の辺りもけっこう揺れて阪神大震災が思い起こされました。

 

大阪では小学生のお子さんが亡くなられたとのこと痛ましい限りです。

亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 

今回の地震が前震で、本震が2〜3日後にやってくることもあり(10〜20%位の確率?)要注意だそうですので、

近畿にお住まいの皆さまお気を付けください。

 

 

ここのところ肛門腺が自壊してしまったワンちゃん、猫ちゃんが多く来院されています。
肛門腺の自壊は小型犬によく見られる疾患で、お尻を気にして擦りつけたり、舐めているようだと
この病気になっていることがあります。
たいていはきちんと2〜3週間治療すれば治ります。
しかし、再発を繰り返し治りにくい場合は肛門嚢を袋ごと取り残しの無いように摘出してしまえば完治が期待できます。

 

肛門嚢自壊が治りにくい子向けに、米国製の「肛門嚢摘出キット(肛門嚢の中にゴムみたいな液体を注入⇒時間が経つとゴムが固まり、肛門嚢ごと摘出し易くなるキット)」を念のために用意しています。

今のところ、そのキットの出番は1回も無いので、ほとんどの場合は自然に治っています。


お尻を舐めたり気にしているようなら早めに動物病院へご相談ください。

 

 

↑お尻の斜め下から出血しています

 

↑毛刈りをすると皮膚に孔があいて出血しているのが分かります(肛門嚢自壊)

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 犬の病気 | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
できもの(腫瘍)

先日、ダックスフントの腫瘍摘出手術がありました。

 

背中に1つ丸い腫瘍ができています。

だいぶ前(半年前かそれ以上前)からできていました。

↑腫瘍ができています(毛はバリカンで刈っています)

 

ここ1週間程でも、こういった「だいぶ前からあるから良性?2〜3mm小さいから良性?」と思われるできものを念のため検査(細胞診)すると、肥満細胞腫という悪性腫瘍だと分かるケースが4、5例ほど続いています。

 

できものができた場合、細い針を刺して細胞を採取して診断する検査(細胞診)で悪性か良性かを診断できることが多いですので

一度検査しておくことをおすすめします。

 

 

 

 

↑腫瘍摘出後

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 19:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の肥満細胞腫

先日、下顎に小さなできものが出来た猫ちゃんが来院されたのでこの件について。

 

この子はもう10歳程度の高齢なのですが、避妊手術を行う予定で来院されたのでした。

どうも夜鳴きなど発情が激しくてお家の方も困ってしまわれたそうです。

時々、夜に赤ちゃんみたいな鳴き方をする猫っていますよね…。

 

避妊手術をおこなうため診察をしていると「そういえば唇にできものがあって…。」と飼主さんが仰ったため

できものも調べてみることになりました。

↑下顎の皮膚にしこりがあります

 

手術当日、麻酔で寝て貰ってから細胞診を行い調べてみると…、

「肥満細胞腫」と呼ばれる腫瘍と診断されたため、しこりを同時に摘出しました。

 

↑肥満細胞が多く検出されます

 

猫の肥満細胞腫は良く見かける腫瘍でほとんどは良性の挙動をとりますが、

まれにリンパ節、脾臓、肝臓、骨髄などに転移することがあります。

 

基本的に、

猫の肥満細胞腫のほとんどは完全切除により根治が期待できるため切除することが多いです。

(※犬の肥満細胞腫は悪性度が高い場合があります)

 

中高齢の猫ちゃんでこういったイボ?みたいなできものが出来ている場合は、

肥満細胞腫だったりする可能性がけっこう高いですので時々できものが出来ていないか探してみてください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 18:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
乳腺腫瘍

先日、乳腺腫瘍のワンちゃんの摘出手術があったのでこの腫瘍について。

 

乳腺腫瘍とは、乳腺の組織が腫瘍化してしこりができる病気です。

乳腺部にしこりができていることに飼主さまが気づかれて来院されるケースや、動物病院での身体検査で発見されるケースもあります。

「しこりが小さいものは良性、大きいものは悪性」と簡単に言い切ることはできませんが、

急激に大きくなるようであれば悪性の可能性が發と考えられます。

論文によると、乳腺腫瘍のしこりの直径が1〜3cmを超えると予後が悪くなる(転移したりする)ことが報告されています。

 

 乳腺腫瘍は、乳腺の細胞が雌性ホルモンの影響を受けると発生します。

そのため、性成熟に達する前の6か月齢くらいに避妊手術をすることで、乳腺腫瘍の発生が少なくなります

避妊手術をしていない雌犬では約4頭に1頭(26%)の確率で乳腺腫瘍が発生しますが、

初回発情前に避妊手術を受けている場合、発生率は0.5%と低くなります。

 

今回のワンちゃんの場合は、

以前に子宮の病気で中高齢になってから避妊手術を受けていたものの、乳腺腫瘍ができてしまったケースでした。

 

女の子のワンちゃんの飼主さまは、

乳腺部にしこりが出来ていないかときどきお腹をみてあげてください。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 10:19 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
TPLO(前十字靭帯断裂)

以前記事に書いた後肢の前十字靭帯部分断裂に対してTPLOと呼ばれる手術を行ったコーギー犬のワンちゃんが来院されました。

 

あれから術後6週間が経過しており歩様は良好でふつうに歩きまわっているとのこと。

骨切りをした部位の骨癒合まであと1〜2か月くらい掛かると思われるためもう少し安静が必要です。

 

↑術後6週目のX線検査。だいぶ仮骨ができており癒合が進んでいます。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 17:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
はりねずみの腫瘍

先日、お腹に何かできもの(腫瘍)が出来ているというハリネズミちゃんが来院されました。

 

実は、ハリネズミには体表部の腫瘤が時々みられることがありほとんどの場合は腫瘍のことが多いです。

ハムスターと同じく、ハリネズミは腫瘍になりやすい生き物なのです。

 

特に上皮系腫瘍の発生率が高く、

乳腺腫瘍、肥満細胞腫、血管肉腫、形質細胞腫、神経鞘腫、線維肉腫、脂腺腺腫、リンパ腫、脂肪腫、骨肉腫などが報告されており、やはり良性腫瘍よりも悪性腫瘍の発生が多く見られます。

 

飼主さまにお話をお伺いすると、

「できものが急に大きくなってきた」とのこと。

 

細胞診の結果もお話ししてご相談の結果、

悪性腫瘍の可能性も否定できないことから摘出することになりました。

 

↑なれていてかわいいです

 

↑腹部にしこりがあります

 

↑尿道のすぐ傍に腫瘤が存在したため、

カテーテルを入れて尿道を損傷しないように確認しながら腫瘤を摘出しました。

 

 

↑麻酔からも問題なく覚め無事帰っていってくれてよかったです。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | ハリネズミ | 19:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
足根関節の脱臼

先日、後ろ足を挙げているという猫ちゃんが来院されました。

 

さっそく診察台に乗ってもらい診察させていただくと、

右後肢が完全に負重しなくなっています。

 

「骨折かな〜。」と思いつつ、

レントゲン検査を行ってみたところ、

骨折ではなく足根関節が脱臼してしまっています。これはとても痛そう…。

 

この子は屋内飼育ではありますが、時々屋外へお出かけするそうです。

きっと外にお出かけした時に事故にあったのでしょう。

 

このまま様子をみても改善は期待できないため、

部分的な関節固定術を行うことになりました。

↑足根関節が脱臼しています

 

 

↑関節軟骨をマイクロエンジンで切削し、海綿骨を移植した後、キルシュナーピンとワイヤーで固定。

 

屋外は危険がいっぱいですので、

猫ちゃんの飼主さんには屋内飼育をおすすめします。

お気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
歯石除去(スケーリング)

スケーリング(歯石除去)を行いました。

小型犬は10歳近くになると、ほぼ全ての子が歯周病に罹患します。

普段からの歯磨きが大切です。

↑スケーリング前

 

↑スケーリング後

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | スケーリング(歯石除去) | 19:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
迷子

昨日、車通りの多い道を歩いているとミニチュアダックスのワンちゃんが、トコトコトコと散歩していました。

そのまま通り過ぎたのですが、何か違和感を感じてもう一度視線をやると、その違和感の正体がわかりました。

 

ワンちゃんが一人で散歩していたのです。

 

あれ、飼主さんはどこだろう?!としばらく立ち止まって探してみたのですが見つからず、

車通りが多いので車にひかれると危険です。

 

「よし、捕まえよう!」と決めて、

30分ぐらい掛かったもののなんとかワンちゃんを抱っこして最寄りの交番に連れていきました。

 

幸い、2〜3時間後くらいに飼主さんが家の中にワンちゃんが居ないことにお気づきになり、

届出をされて無事にお家に戻れたそうです。

ほんとうに良かったです。

 

私自身、犬を拾った?のはこれで2回目です。

迷い犬になると二度と見つからないこともあり得ますので、

皆さまお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | コラム | 13:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
会陰ヘルニア

先日、「会陰ヘルニア」の手術があったので今回はこの病気について。

 

会陰ヘルニアとは肛門周囲の筋肉が高齢になると薄くなってきてしまい孔が開き、腸や膀胱などの内臓が孔を通って肛門の横から飛び出てきてしまう病気です。会陰ヘルニアは去勢手術をしていない雄犬に高い確率で起こります(去勢手術をしている子や、女の子のワンちゃんはまずならないです)。

 

飼主さまとよくご相談の上、

開腹手術にて「直腸固定術」+「精管を腹壁に固定」+「内閉鎖筋フラップ法」を組み合わせて整復しました。

 

↑直腸の一部を腹壁に固定

 

 

↑精管を腹壁に固定

 


↑内閉鎖筋を利用してヘルニア孔を塞ぎました


原因
会陰ヘルニアは去勢手術をしていない高齢の雄犬によくみられ、雄性ホルモンが影響している可能性が高いといわれています。おとなしい子でも起こりますし、特によく吠えるワンちゃんでよく見かけることが多いです。

症状
会陰ヘルニアになると排便時のいきみ(うんちが出にくい)、しぶり、排便困難、排尿困難などの症状がみられます。またお尻の横が腫れているのがわかります。

治療
手術でお尻周りの筋肉を修復して孔を塞ぎます。色々な手術の方法があり状況により適宜使い分けます。今回のワンちゃんは「直腸固定術+精管固定+内閉鎖筋フラップ法」という再発率が低い方法で実施しています。

この病気になると便が出なくて苦しい思いをすることが多く、飼い主さんが定期的に浣腸や便をかき出したりしないといけません。高齢になってから定期的に便をかき出さないといけないのは動物も飼い主さんも大変ですので手術になるケースが多く見られます。

会陰ヘルニアでお困りの方はご相談ください。
予防の為にも高齢になる前の若いうちに去勢手術を済ませておくことをお勧めします。


垂水オアシス動物病院
獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 消化器疾患 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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