神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
往診・遠隔診療開始のお知らせ(神戸市)

新型コロナウイルス感染症による兵庫県の緊急事態宣言発令による外出自粛を受け、多くの飼い主様からのご希望・ご要望があり、

当院では臨時で往診・遠隔診療を開始する運びとなりました。

 

往診受診までの流れ

/濃〇間内に電話(078-707-2525)にて往診・遠隔診療の希望の旨をお知らせください。

 

往診・遠隔診療の日時を調整させて頂きます。(遠隔診療の場合は、スカイプを利用して診察を行います)

 

ご自宅へ往診致します。対面での接触は必要最低限になるように、事前にお電話にて事前診察、問診を行います。

 往診時間までにお手持ちのケージにペットを入れて待機しておいてください。

※必要な場合は、検査や治療のためにペットをケージごとお預かりし、検査や治療の終了後にお返しします。

 

じ紊曚鼻△電話やメール、LINEなどにて検査結果などをお伝えします。

 

往診に関する費用

往診では通常の診察に加え、以下の費用が発生致します。

 

往診料 3,000円/頭〜(病院からの距離により異なりますのでお問い合わせください)(初診料・再診料別)

 

 

新型コロナウイルスの感染者の増加がみられ皆様ご不安の中お過ごしかと思います。

兵庫県下での外出自粛の要請を受け、神戸市内でも往診のご希望が増加傾向にあります。

当院では動物病院内はもちろん、往診時にはより一層の衛生管理を行っております。

 

具体的には、

・診察時の手袋、ゴーグル、マスクの着用

・診察ごとの手指衣服のアルコール消毒

・ケージ全体や持ち手などの消毒

・今後の感染症拡大の状況によっては往診を継続できなくなる場合も考えられるためあらかじめご了承ください。

 

垂水オアシス動物病院

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | お知らせ | 11:25 | comments(0) | - | ↑TOP
緊急事態宣言への対応について

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、4月7日に政府より兵庫県に緊急事態宣言が発令されました。

これを受けた当院の対応をお知らせしたいと思います。

 

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不要不急の外出を避ける事が望まれる状況ではありますが、

獣医療の提供を続けることは重要な使命であると考えております。

そのため、緊急事態宣言発令中も基本的に診療業務を継続いたします。

但し、感染症蔓延防止対策として、以下の点を変更・お願いをいたします。

 

病院外での順番待ちのお願い

待合室の混雑を緩和するため、複数の方が同時に来院された際は

受付後は、なるべく外ベンチ・車内・自宅等で

お待ちいただくようにお願いします。

順番が来ましたらこちらからお電話もしくは直接お声がけをします。

 

マスク着用とアルコールでの手指消毒

来院時のマスクの着用にご協力お願いします。

病院入口と受付前のアルコール消毒液をご利用ください。

 

い翰莟,虜櫃蓮⊂人数でご来院ください

同伴の飼い主様は少人数でご来院下さい。

少しでも風邪のような症状や味覚嗅覚の異常が認められる方、

もしくはそのような症状がご家族で認められている方のご来院はお控え下さい。

 

また、今後の状況変化により、対応を変更する可能性があります。

変更点はその都度、院内掲示・ホームページ等でご案内しますのでご確認ください。

スタッフと皆様の安全を守るためマスク着用、必要に応じてゴーグルや手袋、ガウンの着用を

行うことがありますのでご理解ください。

皆様の健康のために少しでも安心してご来院いただけるようにご理解ご協力をお願いします。

 

垂水オアシス動物病院

| tarumioasis2 | お知らせ | 19:12 | comments(0) | - | ↑TOP
うさぎの避妊手術

先日、子宮にトラブルの発生したウサギさんが来院されましたので、

今回はウサギの避妊手術に関して。

 

当院ではうさぎの診察をよく行っておりまして、

うさぎさんが来院されることが多くなっています。

 

その中で、飼い主さんからよく聞かれることに「避妊手術をした方が良いか?」という質問があります。

 

Q、なぜ必要?
A、女の子の場合、子宮疾患の発生率(3歳を超えると80%の発生率ともいわれています)がかなり高いためです。
多くの場合、血尿といった症状で発見されます。
その場合、検査をしてみると子宮に何らかの変化が起きている事がほとんどであり、

子宮腺癌という悪性腫瘍が見つかることも珍しくありません。
放置すると、最悪の場合、肺転移、腹膜播種が起こる事もあり、厳しい事態に陥ってしまいます。
また出血が多い場合は貧血が進行し、手術自体が出来なくなることがあります。

これらの病気は避妊手術を行なう事で防ぐことができます。

生後半年〜1歳までに行なう事が理想的です。

 

Q、垂水オアシス動物病院ではウサギの手術はできますか?
A、ウサギでも他の動物と同じく手術ができます。

 

Q、ウサギの麻酔は安全なの?
A、確かに犬猫よりも麻酔リスクが高いという統計データがあります。

  当院では喉頭チューブや気管挿管などを用いて麻酔の管理を行っており、より安全な麻酔が可能になっています。

  麻酔リスクはゼロではありませんが、子宮疾患発生率(3歳を超えると80%の発生率)はそれよりはるかに高くなっています。

 

Q、避妊手術の流れを教えて下さい
A、朝9:00過ぎに来院していただき、血液検査やレントゲン検査などを行ない準備をします。
  その後、午後12:00過ぎから手術を行ないます。手術の所要時間は約30分程です。

  夕方18:00以降にお迎えに来ていただきます。

 

 

 

 

今回来院された子は、

エコー検査で子宮陰影に異常が認められたため、子宮の摘出を行うことになりました。

 

※閲覧注意:摘出された子宮の画像です

 

 

術後は問題なく牧草も食べるようになりお家に帰っていってくれて良かったです。

 

女の子のウサギは3歳を超えると、

80%以上の子に子宮疾患が発生するといわれていますので

飼い主さんはどうするか一度は考えてみる必要があると思います。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 13:40 | comments(0) | - | ↑TOP
橈尺骨骨折(前肢の骨折)

前肢を骨折してしまったトイプードル(2kgくらい)のワンちゃんが来院されました。

骨の真ん中あたりでポッキリと折れてしまっておりました。

とても痛そうです…!

 

前足の骨折はギプス固定では治らない部位のため、

今回も特殊なチタン製ロッキングプレートを用いて整復固定を行いました。

 

↑術前

↑術前の様子。前足が痛そうです…

 

 

↑術後(プレートで整復固定できました)

 

↑術後一週間後にはある程度普通に歩けるようになりました。

人間だと術後1週間目の時期は怖くて歩けないと思いますが、犬の回復力はすごいです。

 

 

日本ではトイ・プードルやチワワなどの小型犬の飼育頭数が多く、日常のちょっとした事で前足を骨折してしまうケースが増えています。特に多いのが、抱っこしていて落としてしまったり、ソファなどの上から落ちてしまうというケースです。

このような超小型犬種の前足の橈尺骨の骨折では、骨が非常に細い上に、骨の癒合反応が乏しく、癒合不全(骨が治らない)や変形癒合を起こしやすいため大きな問題となっています。

 

動物における骨折の癒合不全に関する2825頭の犬の骨折例を対象に行われた調査結果によれば、

癒合不全の発生率は3.4%(96頭)であり,その中で橈尺骨(前足)の癒合不全が40.6%と

最も多数を占めていたことが報告されています。

 

当院では橈尺骨骨折の手術を多数行っておりますが、

幸運なことに全例骨癒合しており、癒合不全(骨が治らない)に陥ってしまったことは今までのところありません。

 

しかし、激しく運動したり再度飛び降りたりすると、再骨折を引き起こしたり、

反対側の足を骨折したりすることがあるため要注意です。

 

小型犬を飼っておられる飼い主さまは、

普段の生活の中で飛び降りたりしないように気を付けていただくことが大切です。

 

 

垂水オアシス動物病院

 

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 


 

骨折、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂と診断され当院の受診を検討されている飼い主様へ

当院では手術のご相談やセカンドオピニオン等を受け付けております。
予約制ではありませんが、院長不在になる場合がありますので事前にお電話でお問い合わせ下さい。主治医の先生の紹介がなくても診察は可能です。
電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)

 

 

整形外科疾患の紹介について(動物病院・獣医師の先生へ)

当院は整形外科に力をいれており、
橈尺骨骨折(橈尺骨骨折の再手術症例 含む)、大腿骨骨折、脛骨骨折、上腕骨骨折、骨盤骨折などの各種骨折や膝蓋骨脱臼などの脱臼、前十字靭帯断裂時のTPLOなど、整形外科疾患の紹介をお引き受けしています。
骨折などの治療が必要な患者様の中で、大阪まで通院が難しい飼い主さまや、神戸市内で手術をご希望の飼い主さまがいらっしゃいましたらお役に立ちたいと考えております。
ご紹介頂く際は、飼い主様に直接お話していただいて来院していただくか、お電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。
なお、他院様から整形外科疾患でご紹介いただいた場合には、治療経過をご報告させていただき、治療終了後は主治医の先生を引き続き受診するように飼い主さまにお伝えさせて頂きます。

電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)
メール:tarumioasis☆yahoo.co.jp (※☆=@にして下さい)

| tarumioasis2 | 骨折 | 12:49 | comments(0) | - | ↑TOP
ドーベルマンの断耳手術

このところ、

大阪や中国地方にお住まいの飼い主さんから断耳手術についてのお問い合わせやご依頼が多くあります。

 

現在は昔と比べると、断耳手術をする機会自体が非常に少なくなっています。

 

犬の断耳術の発祥は、

もともと狩猟の際に大きな耳では、獲物を追って山を走る際に樹木などで負傷しやすく

獣を追いかけるときに返り討ちに合ってひどい咬傷をうけやすいため、

断耳が行われていました。

 

現代社会では猟をする犬はほぼ居ないため、

断耳手術は美容整形外科の範疇の手術になっています。

 

また、断耳手術が減ってきた理由として、

そもそも、ドーベルマンやボクサー、ピットブルなど、

 

耳を短くする犬種自体が少なくなったこともありますし、

動物愛護の精神が浸透してきたことによるものか、

手術せずにそのまま飼育する飼い主さんが増えてきているのかもしれません。

 

美容目的で行われる断耳手術、断尾手術や、声帯切除手術、猫の抜爪手術などは基本的に動物にとって必要でない手術ですし、

デメリットやリスクもあるため当院では基本的に推奨しておりません。

 

強くご希望の飼主さんには、

よくデメリットやリスクを含めご説明・ご相談させて頂いてから、

熟考の後にどうするかを決めてもらっています。

 

ご希望の方はご相談のうえ決定して頂いておりますので、

下記をお読みの上、まずご来院ください。

 


↑ドーベルマンの断耳手術を行いました。

 

 

↑術後はテーピングを行って、耳が立つように固定します。

生後2〜3か月頃に断耳手術を実施しないと、

耳介軟骨が硬くなってしまい耳が立たなくなります。

 

↓アメリカンピットブルの断耳症例はこちら

http://blog.tarumioasis.com/?eid=932

 

 

↓ドーベルマンの断耳症例はこちら

http://blog.tarumioasis.com/?eid=1032

 

 

↓ドーベルマンの断耳症例はこちら

http://blog.tarumioasis.com/?eid=1139

 

 

↓アメリカンピットブルの断耳症例はこちら

http://blog.tarumioasis.com/?eid=1140

 

【追記】

このところドーベルマン、ピットブルなどのブリーダー様や、飼い主様からの断耳についてのお問合せを多く頂いています。

お電話でよくある質問内容と回答をこちらに記載しておきます。

 

Q1、手術費用はいくらかかりますか?

A1、体格や年齢により異なります。ご説明しますのでご来院ください。

手術費用の一例として〜7万円(税別)程度、麻酔費用(1.5万円〜)、術前検査(血液検査、凝固系検査、エコー検査、レントゲン検査など)を行い、点滴、レーザーメス使用、薬の費用など、きちんと行った場合は、トータルの費用は15万円程度(税別)【税込み17万円】程度の費用がかかるものとお考えのうえご来院ください。

 

追記)以前、ブリーダー様などで、術前検査や投薬などを省いて手術費用+麻酔費用だけでコストが掛からないように安価に手術をするように希望される方もおられましたが、今後は各種術前検査や投薬は必須とさせていただきます

 

※断耳手術などの美容整形手術は動物愛護の観点からも犬にとっては不要な手術なこともあり、

当院では断耳手術を安価でお引き受けすることはしておりません。

 

 

Q2、ブリーダーなので特別に値引きしてくれませんか?

A2、設定された費用になっておりますので、値引き等は承っておりません。

 

Q3、断耳手術の腕は良いのか?

A3、手術には絶対の自信を持っておりますが、たとえ完璧な手術を行ったとしても、飼い主様の頭の中にある想像イメージと異なる可能性があることから、事前に希望をお伺いして、どの位置でカットするかなどを提示しご納得頂いた上で手術を行っています。

 

Q4、一度も連れて行かずに初診当日に手術はしてもらえますか?

A4、当院ではインフォームドコンセントを重視しており、事前に詳しくご説明をさせて頂いており、

   当日中にお時間をおとり出来ないことがあります。

   そのため、事前に必ず一度は受診して頂くことを手術をお引き受けする条件とさせて頂きます。

   

Q5、分割払いやつけ払いはできますか?

A5、分割払いやつけ払いは承っておりません。

   また、美容目的の手術に関しましては手術前に全額前払い制とさせて頂きます。

 

※反社会的勢力の排除について
(1)お客様が暴力団、暴力団員、暴力団準構成員その他これらに準ずる者(以下、「反社会的勢力」といいます。)又は反社会的勢力と密接な関係を有する者(以下、あわせて「反社会的勢力等」といいます。)である場合は、当院サービスの利用をお断りいたします。

(2)当院サービスの利用開始後にお客様が反社会的勢力等であることが判明した場合は、当社サービスの利用を中止させていただきます。

(3)当院は、前項の規定により当社サービスの利用を中止した場合にお客様に損害が生じても、これを賠償ないし補償いたしません。

平成19年6月に公表された、「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」(犯罪対策閣僚会議幹事会申合せ)にもとづき、警察などとも連携をとりつつ、反社会的勢力との関係遮断・関係解消のための取組みを積極的に推進しておりますので、ご理解とご協力をお願い申しあげます。


上記以外にもご不明な点がある場合はお電話にてお問合せください。

手術をご希望の方はご相談のうえで決定していますので、まず一度ご来院ください。

 

垂水オアシス動物病院

078-707-2525

| tarumioasis2 | 犬の病気 | 09:33 | comments(0) | - | ↑TOP
ソテツ中毒

3連休みなさまいかがお過ごしでしょうか?

このところのウイルス情勢の影響で自宅で過ごされている方が多いのではないでしょうか。

垂水オアシス動物病院では通常通りに診療しておりますので何かありましたらご来院ください。

 

さて、

先日「ソテツの実」を食べてしまったというワンちゃんが来院されました。

 

そもそも「ソテツの木」とはどんな木かといいますと、

上画像のような南国に生えていそうな木です。

 

そのソテツに実がなると、

このような赤い実がなるそうです。

 

なんとなく南国感があって、食べると甘そうな気がしますが、

実はこれ、猛毒が含まれており食べるととても危険です。

 

今まで「ソテツの実」を誤食したというワンちゃんを診察した事が無かったので調べてみたところ、

ソテツの実には「猛毒」が含まれているそうです。

 

今回来院されたワンちゃんの場合は、

 

飼い主さんがすぐに誤食に気づき、

食べたら危険なものだとすぐに気づき、

すぐに動物病院へ来院されて、

催吐処置ができたため、

大事に至らずに済みました。

 

庭にソテツの木が生えているお家のワンちゃんは気を付けて下さい!

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

ソテツ属 (Cycas)のソテツ (Cycas revoluta)は、日本の南西諸島の島嶼域では中世から近代まで食用にされてきた。ソテツは、有毒で発癌性のあるアゾキシメタンを含む配糖体であるサイカシン(Cycasin)を種子を含めた全草に含む[12]。サイカシンはメチルアゾキシメタノールに変化し、それを摂取後に人体内でホルムアルデヒドに変化して急性中毒症状を起こす。また、メチルアゾキシメタノールや、その代謝産生物であるジアゾメタンには発がん性も指摘されている[13]。

しかし一方でソテツには澱粉も多く含まれており、幹の皮を剥ぎ、あるいは種子の仁を細かく切って水に晒して澱粉を分離した上さらに時間をかけて充分に水に晒し、発酵させ、乾燥するなどの処理を経てサイカシンを完全に除去すれば、このデンプンは食用にできる。

ソテツ澱粉を水に晒す時間が不十分だと毒物が残留して有害である。実際に愛媛県の中学校でソテツ種子を食して生徒が中毒になる事故が起きている。[13]。また、同じソテツ属でも revoluta 以外のものは可食性は未確認である。

「en:Cycas#List of species」も参照
また、ソテツ科植物からの加工ソテツ澱粉の長期間にわたる食用のため、グアム諸島の住民にALS/PDC(筋萎縮性側索硬化症/パーキンソン認知症複合、いわゆる牟婁病)と呼ばれる神経難病が多発しているとする説があるが、一方で両者の因果関係は確定的でないとする説もある[14]。ソテツ科植物を長期食用した牛に脊髄軸索変性性麻痺の症状が起きる事が知られている[13]。また、毒性のあるサイカシンやメチルアゾキシメタノールがこれらの症状の原因では無いことも判っており、原因となる物質は特定されていない[13]。

類似する自然の状態では毒性がある食用植物にはキャッサバ等がある。

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 18:12 | comments(0) | - | ↑TOP
異物誤食事故(猫ちゃん、マット誤食)

先日、異物誤食疑いの猫ちゃんが来院されました。

4日くらい前に画像のようなマットをバラバラにして食べてしまったかもしれないとのこと。

「マット パズル」の画像検索結果

その後、

嘔吐を繰り返しているみたいでした。

 

こういった場合、このマットが腸に詰まってしまって便が出なくなり、

最悪のケースでは腸に孔があいて急変してしまうことがあります。

 

このような場合は、様子を見過ぎると手遅れになるため、

早速、レントゲン検査とエコー検査などをしてみると…、

腸内に異物らしき影と腸閉塞の所見が認められました。

 

様子を見過ぎるのは厳禁なのですが、

便に出てくることを期待して、

もう一日経過観察をすると…、

幸運なことに便に異物が出てきました!

 

すっきりして良かったね!

 

このような場合では異物が出てこない場合も多く、

摘出手術が必要になることもしばしばあります。

対策としてはお部屋の中に食べそうな異物を置かないようにするしかないので注意が必要です。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 17:59 | comments(0) | - | ↑TOP
上腕骨骨折

お家のワンちゃん同士でじゃれあっていて、

前足を痛めてしまったとのことでワンちゃんが来院されました。

 

まだ4か月齢と若いトイプードルちゃんで体重が1.9kgくらいの子犬ちゃんでしたが

患肢の前足を全く着かなくなってしまっており、痛そうでかわいそうです…。


↑患肢の前足を挙げてしまっています

 

触診させて頂くと、

骨同士がゴリゴリ当たる感じがあるため何処かが骨折していそうな状況でした。

↑上腕骨の遠位の外側部が骨折しています

 

このタイプの骨折(関節内に発生した骨折)は、

ギプス固定では治すことができず、きちんと整復固定するために手術しないと、

変な形に骨が癒合してしまい歩けなくなったり、後々に関節炎が生じたりする恐れがあります。

 

今回は飼い主さんとご相談の結果、整復手術を行うことになりました。

 

↑なるべく成長板と関節機能に影響が出にくい位置に

 ピンとスクリューで骨を整復して固定しました

 

術後は問題なく前足を地面につけて歩けるようになり

退院していってくれたので良かったです。

 

しかし骨が癒合するまでに1〜2か月程度掛かりますので、

しばらく安静にする必要があります。

↑手術翌日の様子。患肢を負重しています。

 

成長期の子犬ちゃんはソファから飛び降りたりすると、

とても簡単に骨折しますので飼い主さんはお気を付けください。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 


 

骨折、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂と診断され当院の受診を検討されている飼い主様へ

当院では手術のご相談やセカンドオピニオン等を受け付けております。
予約制ではありませんが、院長不在になる場合がありますので事前にお電話でお問い合わせ下さい。主治医の先生の紹介がなくても診察は可能です。
電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)

 

 

整形外科疾患の紹介について(動物病院・獣医師の先生へ)

当院は整形外科に力をいれており、
橈尺骨骨折(橈尺骨骨折の再手術症例 含む)、大腿骨骨折、脛骨骨折、上腕骨骨折、骨盤骨折などの各種骨折や膝蓋骨脱臼などの脱臼、前十字靭帯断裂時のTPLOなど、整形外科疾患の紹介をお引き受けしています。
骨折などの治療が必要な患者様の中で、大阪まで通院が難しい飼い主さまや、神戸市内で手術をご希望の飼い主さまがいらっしゃいましたらお役に立ちたいと考えております。
ご紹介頂く際は、飼い主様に直接お話していただいて来院していただくか、お電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。
なお、他院様から整形外科疾患でご紹介いただいた場合には、治療経過をご報告させていただき、治療終了後は主治医の先生を引き続き受診するように飼い主さまにお伝えさせて頂きます。

電話:078-707-2525 午前9時〜12時 17時〜20時 (水曜・日祝午後休診)
メール:tarumioasis☆yahoo.co.jp (※☆=@にして下さい)

 

 

| tarumioasis2 | 骨折 | 12:29 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの腫瘍

今回もできもの(顔にできた腫瘤)ができたハムスターちゃんが来院されました。

 

だいぶご家族間でどうするか迷われておられましたが、

ご相談の結果、腫瘤を摘出することになりました。

 

↑ガス吸入麻酔を吸ってもらい寝てもらいます

 

 

↑手術後の様子。左眼の下にあったできものがなくなりました。

 問題なくお家へ帰っていってくれて良かったです。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 18:14 | comments(0) | - | ↑TOP
ヘビの尿酸結石

1か月前から食欲がなく便が出ないという症状のヘビさんが来院されました。

 

当院では可能な範囲でヘビの診察も行っておりまして、初めて来院される際は事前にご予約ください。

ヘビさんが苦手な犬や猫の飼い主さんもいらっしゃるので、

ヘビさんを連れて来院される際は保温のためにもカバーをかけていただくと良いと思います。

 

便が出ないという症状でよくあるのが「尿酸結石による便秘」です。

 

レントゲンを撮影してみると…、

↑総排泄腔辺りに尿酸結石が3つくらい写っています

 

 

哺乳類とは異なり、爬虫類は「総排泄腔」というものがあり、排便、排尿、生殖(産卵など)の3つの役割を持ちます。

犬猫などでは、尿や便などは違う孔から出てきますが、ヘビなどの爬虫類は総排泄腔と呼ばれる1つの孔から全てが出てくるようになっています。

そしてヘビは尿と同時に作られる尿酸結石を総排泄腔で詰まらせてしまい便秘を引き起こしやすい生き物です。
原因としては、水分不足、運動不足、温度管理不足が挙げられ、

便秘を引き起こしてしまうと食欲の低下などにつながります。


詰まった尿酸結石の取り出し方は、総排泄腔付近を押して出す方法、器具を使って取り出す方法などがありますが、

今回は総排泄腔から潤滑剤を入れてマッサージすると、スルッと硬い便が出てきてくれました。


 

↑石が出てすっきりした後のヘビさんの様子

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | - | 18:35 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(尻尾のできもの)

当院はハムスターの腫瘍摘出手術を多く行っておりまして、

遠方から腫瘍ができたハムスターちゃんが飼い主さんに連れられてやって来ます。

 

新幹線に乗って岡山から来られたり、京都、三重、滋賀、徳島から来られたり

「ほんとうに大事にされてて幸せ者のハムちゃんだなあ」といつも思います。

 

今回は大阪から来られたハムちゃんです。

飼い主さんに状況をお話をお伺いすると、

尻尾の先に腫瘍が出来てしまい大きくなってきたため手術を希望されるとのこと。

 

リスクについてのお話をさせて頂き、

ご相談の結果、腫瘍を摘出する手術を行うことになりました。

 

↑麻酔を掛けていきます

 

↑尻尾の先に腫瘍ができています

 

↑尻尾の先の腫瘍を尾椎ごと根本で切除しました。

今回も半導体レーザーを使うと1滴も出血せず摘出が可能でした。

 

この後、無事に手術も終わって目覚めてお家へ帰って行ってくれたので良かったです。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | ハムスター | 19:36 | comments(0) | - | ↑TOP
3月からフィラリア予防の注射を始めました!

3月に入り、1年間効果が続くフィラリア予防の注射が始まっています。
今年もフィラリア予防の新たなラインナップとして一回注射で接種すれば1年間効くタイプのものをご用意しています。

 

注射タイプのフィラリア予防をご希望の方は、在庫限りとなりますのでお早めにご来院ください。

また、フィラリアとノミ・ダニがまとめて毎月1回で予防できるものまで登場しており、お薬の選択肢が増えています。

 

詳しくは当院スタッフまでお問合せ下さい。

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です  )

| tarumioasis2 | お知らせ | 11:24 | comments(0) | - | ↑TOP
股関節脱臼

このところ、

新型ウイルスの影響で、

学校が休校になったり、イベントが自粛されたり国内もなかなか大変な状況になってきていますね。

 

後から振り返ると大した事なかったなとなるのか、

今から大流行して一大事になるのか、

単なる風邪のようなものだ説もあるみたいですが、

新型のウイルスでまだ分かっていない事が多いだけに心配です。

 

子供や若い人は大丈夫なことが多くとも、

重症化し易いとされているお年寄りが心配なので

感染してしまった方が回復されて、早く流行が収まって終息することを願わずにはいられません。

 

ちなみに当院でも、

待合室や診察室の窓を開けて換気に努めており

寒く感じられる事があるかと思いますがご理解ください。

 

また、受付に手指用のアルコール消毒液を設置していますのでご自由にお使いください。

 

 

 

先日、股関節を脱臼したワンちゃんが来院されました。

ワンちゃんの足にリードが絡みついて引っ掛けてあばれてしまい股関節が脱臼してしまったようです。

痛そうですね、、、!

↑画像上左側の股関節が脱臼しています

 

このようになってしまった場合、

まずは非観血的整復(手術せず治す方法)をまず試してみることが多いです。

全身麻酔を掛けて、

足を引っ張って「エイヤー」と脱臼している股関節を元の位置に戻します。

 

今回のワンちゃんの場合も麻酔を掛けて、

脱臼を整復して包帯で固定したものの何日か後にはすぐに再脱臼してしまったため、

今回は「大腿骨頭切除術」という手術を行いました。

 

 

手術後は徐々に足を使うようになるようにリハビリを頑張らないといけません。

手術前の状態にもよりますが、1〜2か月程度で歩けるように回復することが期待できます。

早く歩けるようになりますように…。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:58 | comments(0) | - | ↑TOP
犬歯の歯根膿瘍

先日、鼻血がでているワンちゃんが来院されました。

 

鼻血が出ているケースでは、

歯の根っこが腐っているため鼻血が出る場合もありますし、腫瘍ができて鼻血が出る場合が多いです。

 

今回のワンちゃんの場合、

事前に撮影されたCTスキャンの画像から歯周病の影響が鼻にあって鼻血が出ていることが予想されたため、

抜歯をすることになりました。

 

一見しっかりした歯に見えますが、

歯根部は顎骨が吸収されており比較的手こずらずに抜歯が可能でした。

↑左上顎の犬歯が問題の歯

 

 

↑抜歯後の様子

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | スケーリング(歯石除去) | 20:07 | comments(0) | - | ↑TOP
腸内異物

1週間前から調子が悪いというワンちゃんが来院されました。

飼い主さんからお話をお伺いしても思い当たる原因は無いとのこと。

 

さっそく診察させていただいたところ、

レントゲン検査で何か固いもの(レントゲン画像では骨のような写り方)が腸の中に見つかりました。

 

ときどき吐いたりして、

やはり様子がおかしいため飼い主さんとご相談の結果、

 

腸内異物を疑い試験開腹手術を行うことになり、

とくに問題なく異物を摘出することができました。

 

↑※閲覧注意:腸に異物が詰まっていました

 

↑※閲覧注意:摘出された異物(硬くなった便)

 

↑異物(硬くなった便)の中には糸のようなものが入っていました

 

今回の腸内異物は、

なんと、「硬くなった便(糞石)」でした。

 

猫が毛づくろいすると、

その毛が腸に流れて、毛の周りに石(糞石)が形成されることがあると聞いたことがあるのですが、

今回は誤食した糸くずの周りにゆっくり便が硬く付着して、

硬い便(糞石)を形成したため腸閉塞が引き起こされたものと考えられました。

私自身も今まで見たことのないですし、たぶんかなり珍しい症例なのではないでしょうか。

 

もう再発しないで早く良くなってくれますように…。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

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| tarumioasis2 | 誤食事故 | 20:03 | comments(0) | - | ↑TOP
モルモットの卵巣腫瘍・皮膚病

本日、

モルモットちゃんが来院されました。

昨年に卵巣嚢腫が見つかり、摘出した子です。

 

↑手術前の様子:お腹が腫れて、体表の毛が薄くなっていました

 

モルモットは卵巣嚢腫という卵巣の病気になりやすくて

女の子のモルモットでは100%近い発生率があるといわれています。

 

症状は、

初期ではほとんど無症状ですので、たまたま健康診断で見つかることが多いです。

また、卵巣嚢腫のサイズが大きくなると腹部が腫れてきて気付かれることもあります。

あと、側腹部に痒みを伴わない脱毛がみられることがあります。

 

今回のモルモットちゃんは、

昨年に腹部の腫れと脱毛が見られたため、

エコー検査を実施したところ卵巣嚢腫が見つかったのでした。

 

この場合の治療は、

外科的に卵巣子宮摘出術を行うことです。

モルモットの卵巣は犬や猫に比較して卵巣間膜が短いため、

卵巣を腹腔外に牽引することが大変難しいのですが、

半導体レーザーやヘモクリップなどを駆使して摘出することができました。

↑※閲覧注意:摘出された卵巣と子宮

 

その後、

しばらく来院されていませんでしたが、

本日来院されたときに見ると、

無事にフサフサ・ツヤツヤと毛が生えていたので良かったです。

 

ひょっとして若返ったの??

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | モルモット | 18:52 | comments(0) | - | ↑TOP
橈尺骨骨折(前足の骨折)

先日、長田区にある動物病院の先生からご紹介して頂いて、

前足を骨折したトイプードルちゃんが来院されました。

ソファから落ちた?ため骨折したそうです。

 

レントゲン画像を見てみると、

前足の橈尺骨の中央部付近でがポッキリと折れています。

 

 

やはり、若齢の体重が超小型犬種(チワワ、トイプードル)は前足を骨折するケースがとても多いです。

 

今回も特殊なチタン製のプレート(ロッキングプレート)を用いて手術を行い特に問題なく整復固定でき、

術後2日目には普通に患肢に負重して歩いてくれています。

 

 

過去に当院では橈尺骨骨折の症例(両前肢骨折、癒合不全症例など含む)を多数手術してきましたが、

幸運なことに今までのところ全例治癒しており、癒合不全に陥ってしまった例は1例もありません。

しかし、

骨が癒合するまでの2〜3か月の期間、

再度高いところから落下したり安静に出来ないとプレートごと固定が破綻する可能性があるため、

しばらく注意が必要です。

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 骨折 | 12:36 | comments(0) | - | ↑TOP
膝蓋骨脱臼(グレード4)

先週、膝蓋骨脱臼(パテラの脱臼:グレード4)のチワワちゃんの整復手術がありました。

 

特に小型犬が後ろ足をケンケンしている時に多く認められる疾患で、

チワワ、トイプードル、ポメラニアンなどによくみられます。

 

膝蓋骨脱臼には重症度により便宜上グレード分類があります。

 

・グレード

膝蓋骨を手で押すと脱臼しますが、手を離すと正常に戻ります。

 

・グレード

膝蓋骨を手で押すか、あるいは動物が膝関節を屈曲した際に自然に脱臼
します。膝蓋骨は手で整復するか、動物が関節を伸展させるまで、脱臼
した状態です。

 

・グレード

膝蓋骨は常に脱臼した状態ですが、関節を伸ばして手で整復することは
できます。ただし、すぐに再脱臼してしまいます。

 

・グレード

膝蓋骨は常に脱臼した状態で、関節を伸ばしても手で整復することはで
きません。動物は歩行を嫌がり、かがんだ姿勢を取るようになります。
 

「このグレードなら、この手術」というような明確な基準は無いため、

どこの部位に異常があるのかを考えて手術を行う必要があります。

 

昨年末に東京で膝蓋骨脱臼時の大腿骨骨切り術についての講義を受けてきたのですが、

今回は骨の変形はほとんどなく、

大腿骨と脛骨の位置がおかしくなっていたため、

滑車溝の造溝、外側関節包の縫縮、内側支帯の開放、

脛骨粗面移植の代わりに関節外法を組み合わせて実施したところ、問題なく膝蓋骨が整復できました。

 

あと1か月程度は安静が必要になります。

早く良くなってくれますように…。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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骨盤骨折(交通事故)

昨年末に、

交通事故にあってしまい骨盤を骨折してしまったワンちゃんが来院されていました。

来院されたワンちゃんは、

飼い主さんと歩道を歩いていたところ、車道から自動車が突っ込んできて

かわいそうな事にワンちゃんが轢かれてしまったそうです。

防ぎようがないだけに怖いですね。

 

詳しく診察させていただき、

レントゲン検査などを行ったところ骨盤の骨が3か所程度骨折していたため昨年の年末に整復手術を行っていました。

 

 

↑内出血しており後ろ足を全く使うことができません

 

↑左右の腸骨など3カ所が骨折していました

 

↑プレート法で固定整復しました

 

↑プレート法で固定整復しました

 

↑手術後2か月目の様子。問題なく歩けるようになって良かったです。

 

その子が昨日久しぶりに来院され、

問題なく歩けるようになっていたので良かったです。

当たりどころが悪く脊髄を損傷していたら危なかったと思いますし、

無事に歩けるようになってほんとうに良かったと思います。

 

垂水オアシス動物病院

 

獣医師 井尻

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FIP(猫コロナウイルス、猫伝染性腹膜炎)の新薬

猫伝染性腹膜炎(FIP)という病気をご存じでしょうか?

 

こちらの病気、ペットショップさんやブリーダーさんの所からお家へやってきてすぐの

かわいい盛りの子猫ちゃんに発症することが多いやっかいな病気です。

 

このところヒトで流行中の新型コロナウイルスと同じく、

コロナウイルス科の猫コロナウイルスに分類されます。

 

猫コロナウイルスの中でも、

こちらの強毒性に変異した「猫伝染性腹膜炎ウイルス:FIPウイルス」は感染すると、

治療を行っても徐々に腹水が貯まってきて、最終的にほぼ100%が死亡する致死性の高い疾患であり、

治療に当たった経験のある獣医師であれば、FIPは「不治の病」というイメージを持っている人が多いと思います。

 

その現代の獣医学では不治の病だと思われていたFIPがなんと「治った」という論文がアメリカのカリフォルニア大学デービス校から2019年2月に出されています。

 

こちらの論文によると、

治療を行った31匹のFIP猫のうち、25匹が治癒し健康を取り戻したとのこと。

 

このように、

かなりFIPの治療に期待できる結果が出ているのですが、

 

まだ、たった31匹に投与しての結果ですし、

薬が正式に認可されて発売されるのは先の話かもしれません。

 

 

以下、その論文の概要です。


Efficacy and safety of the nucleoside analog GS-441524 for treatment of cats with naturally occurring feline infectious peritonitis

 

自然発生したネコ伝染性腹膜炎の猫の治療のためのヌクレオシド類似体GS-441524の有効性と安全性
Niels C Pedersen, Michel Perron, Michael Bannasch, Elizabeth Montgomery, Eisuke Murakami, Molly Liepnieks, Hongwei Liu

 

 

Abstract

概要


Objectives

目的
The aim of this study was to determine the safety and efficacy of the nucleoside analog GS-441524 for cats suffering from various forms of naturally acquired feline infectious peritonitis (FIP).

この研究の目的は、さまざまな形態の自然に獲得されたネコ伝染性腹膜炎(FIP)に苦しむ猫のためのヌクレオシドアナログGS-441524の安全性と有効性を決定することである。

 

Methods

方法
Cats ranged from 3.4–73 months of age (mean 13.6 months); 26 had effusive or dry-to-effusive FIP and five had non-effusive disease. Cats with severe neurological and ocular FIP were not recruited. The group was started on GS-441524 at a dosage of 2.0 mg/kg SC q24h for at least 12 weeks and increased when indicated to 4.0 mg/kg SC q24h.

猫の年齢は3.4〜73か月(平均13.6か月)でした。26匹はウエットタイプまたはドライからウエットタイプのFIPであり、5匹は非ウエットタイプでした。重度の神経および眼症状のあるFIPの猫は用いられませんでした。グループは、GS-441524を2.0 mg / kg SC 24hの投与量で少なくとも12週間開始し、4.0 mg / kg SC q24hに指示されたときに増加しました。

 

Results

結果
Four of the 31 cats that presented with severe disease died or were euthanized within 2–5 days and a fifth cat after 26 days. The 26 remaining cats completed the planned 12 weeks or more of treatment. Eighteen of these 26 cats remain healthy at the time of publication (OnlineFirst, February 2019) after one round of treatment, while eight others suffered disease relapses within 3–84 days. Six of the relapses were non-neurological and two neurological. Three of the eight relapsing cats were treated again at the same dosage, while five cats had the dosage increased from 2.0 to 4.0 mg/kg q24h. The five cats treated a second time at the higher dosage, including one with neurological disease, responded well and also remain healthy at the time of publication. However, one of the three cats re-treated at the original lower dosage relapsed with neurological disease and was euthanized, while the two remaining cats responded favorably but relapsed a second time. These two cats were successfully treated a third time at the higher dosage, producing 25 long-time survivors. One of the 25 successfully treated cats was subsequently euthanized due to presumably unrelated heart disease, while 24 remain healthy.

重度の疾患を呈した31匹の猫のうち4匹が2〜5日以内に死亡、または安楽死させられ、26日後に5匹目の猫が死亡した。残りの26匹の猫は、計画された12週間以上の治療を完了しました。これらの26匹の猫のうち18匹は、1回の治療後に論文発表時(2019年2月の論文発表時点)では健康を維持し、他の8匹は3〜84日以内に病気が再発した。再発したうちの6匹は神経症状は無く、2匹は神経症状があった。8匹の再発した猫のうち3匹が同じ投与量で再び治療され、5匹の猫は2.0〜4.0 mg/kg/24時間毎に投与量を増加した。神経症状のある1匹を含む5匹のネコは、高用量で2回目の治療をされ、反応がよく、論文発表時点でも健康でした。しかしながら、低用量で再治療した3匹の猫のうち1匹は神経疾患が再発して安楽死させられた一方、残りの2匹は良好に反応したが、再度再発した。これらの2匹の猫は高用量での3回目の治療に成功し、25匹は長期生存することができた。正常に治療された25匹の猫のうち1匹は、おそらく無関係な心臓病のために安楽死され、24匹は健康なままでした。

Conclusions 

結論
GS-441524 was shown to be a safe and effective treatment for FIP. The optimum dosage was found to be 4.0 mg/kg SC q24h for at least 12 weeks.

GS-441524は、FIPに対して安全で効果的な治療法であることが示されました。最適な投与量は、少なくとも12週間、4.0 mg / kg SC q24hであることがわかった。


 

現状では正式に認可を取った薬は存在せず、

効くも、効かないも、副作用も、自己責任の世界ではありますが、

こちらの成分が入っているのではないかというお薬【※サプリメントとしての扱い(MUTIAN)】を中国から送ってもらい投与されている飼い主さんもおられるみたいです。

 

当院でも、

こちらの治療を試されたい方は、

MUTIAN協力動物病院ではありませんが、その間のフォローをさせて頂くことは可能です。

 

とにかく早く、

効果的な治療法やお薬が正規のルートで開発・販売され、

世の中に広がることを願います。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 猫の病気 | 19:16 | comments(0) | - | ↑TOP
コロナウイルス

この頃、新型コロナウイルスについてのニュースがよく流れています。

 

当初の国内の報道では、

罹患しても季節性インフルエンザと大差ないという話が多かったような気がしますが、

最近は国内でも症状が重篤化する方が出てきているそうで今後どうなっていくのか予断を許さないため心配ですね。

 

そんなこんなで

動物病院に来院される飼い主さんから、

 

犬や猫に新型コロナウイルスはうつりますか?

犬や猫から人に新型コロナウイルスはうつりますか?

 

というご質問をこのところよく頂きます。

 

答えは、厚生労働省のHPに載っていました。

新型コロナウイルスは動物からうつりますか?
新型コロナウイルスは、ペットからは感染しません。なお、動物を媒介する感染症は他にありますので、普段から動物に接触した後は、手洗いなどを行うようにしてください。

↑厚生労働省HPより https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q3

 

ヒトの病院で看護師をされている飼い主さんも、

「お勤めから家に帰ってきてから動物にウイルスをうつさないように心配している」と

おっしゃっていましたが、いまのところ動物たちは新型コロナウイルスについて心配不要だそうです。

 

ちなみに、

犬には犬のコロナウイルスの伝染病があり、普段の予防接種の中に含まれています(※当院で接種しているワクチン)。

猫にも猫のコロナウイルスが存在し、

それが突然変異を起こすと猫伝染性腹膜炎(FIPウイルス)を引き起こすことがあります。

 

ヒト⇔ヒト、犬⇔犬、猫⇔猫のようにウイルスは伝染しますが、

動物の種差を超えて感染することは基本的にほとんどありません

鳥インフルエンザ、SARS(コウモリ→ヒト)、MERS(ラクダ→ヒト)のような人獣共通感染症のように例外はあります)

 

早くウイルスの流行が収束しますように…。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

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| tarumioasis2 | 猫の病気 | 12:09 | comments(0) | - | ↑TOP
臀部の腫瘍

ワンちゃん、猫ちゃん、ハムスターなど動物種を問わず、

どんな動物にでも腫瘍ができることがあります。

 

気付くのが遅れてしまい腫瘍が大きくなってしまうと、

摘出するには大きな手術が必要になり、転移してしまったり、

完全に切除するのが難しくなってしまうことがあります。

ですので、

基本的には「早期発見・早期治療」が大切です。

 

先日、

お尻の周りに大きな腫瘍ができているワンちゃんが来院されました。

さっそく診察させて頂くと、

お尻の右側に巨大な腫瘍ができており、

便が出にくくなっていました。

 

このままでは生きていくことが難しいことと、腫瘍が大きくなりすぎて自壊してしまったため、

この大きな腫瘍を摘出することになりました。

 

↑BEFORE:大きな腫瘍ができています

 

↑AFTER:腫瘍を摘出しました

 

大きな腫瘍だったため摘出可能かどうか心配でしたが、

とりあえず問題なく摘出できてお家へ帰っていってくれたので良かったです。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 19:13 | comments(0) | - | ↑TOP
ウーパールーパー知っておくべき【なりやすい4つの病気】

実は当院にはウーパールーパーのうぱるぱくんが住んでいます。

 

サンショウウオではなく、黒色っぽいウーパールーパーです

 

ウーパールーパーはあまり飼育されている方も多くなく、

正確な情報も乏しいのではないでしょうか。

 

とくに病気かな?と思っても病気の情報も少ないですよね。

 

そこでウーパールーパーを飼っている方、飼いたいと思っている方に向けて、

今回は、ウーパールーパーについて書いてみます。

 

 

ウーパールーパー(アホロートル、メキシコサンショウウオ)

 

一般的にウーパールーパーと呼ばれていますが、学術的にはアホロートルもしくはメキシコサラマンダー(メキシコサンショウウオ)が正しい名称です。
日本では1985年に日清食品のやきそばUFOのCMに登場してから一大ブームが引き起こされました。

↑日清UFOのCM

 

生息地
メキシコのソチミルコ湖
ところが今、原産国メキシコでは野生のウーパールーパーが絶滅に瀕しています。
本種は、ワシントン条約で野生個体の商取引は禁止されており、野生の個体はほぼ絶滅してしまいました。

 

生息地はメキシコシティ南部に位置するソチミルコ湖周辺のみですが、

湖が埋め立てられ無秩序な都市開発と水質汚染によりどんどんすみかを奪われています。

 

生態
アホロートルは比較的寒冷な地域に生息しています(ソチミルコの平均気温は12度から15度)

野生の生息地は湧水と雪をかぶった山々からの冷たい水が流れ込んでおり、

水温が上昇して24°Cを超えると(夏の暑い時期など)、

食欲不振、腹水、プカプカ水面に浮いてしまったりする症状を示すことがあります。

 

特徴
大きさ:20〜30cm程度
寿命:6〜10年(最長15年)

 

品種
アルビノ
リューシスティック
マーブル
ブラック
ゴールデン
トリコロール
など様々なカラーバリエーションがあります。

 

雌雄鑑別
成熟すると、雄は雌より大きくなります。

また、総排泄孔周りが雄では膨らみ、雌では平坦です。

 

飼育
何でも動くものを捕食する性質があるため、基本的に単独飼育が望ましいです。


完全水棲(水場:陸場=10:0)で、肺呼吸もするが鰓や皮膚呼吸への依存度が高く、金魚のように水槽で飼育します。

 

水深は肺呼吸を行う際に楽に水面に出られるように全長と同じくらいにして、

水はカルキ抜きをして、ろ過器を設置するか頻繁に水を替える必要があります。


水槽の中に隠れる場所を用意してやるとストレス防止になります。


床の砂は誤食の危険性があるため、使わない方がよく、

止水を好むためろ過機などの流れが急にならないようにします。


アホロートルは冷たい水を好み(5〜15℃)、高温には弱いため20℃以上にはしないようにします。

特に夏の高温期には水温を下げる必要があります。


〇病気の種類
アホロートルの病気を引き起こす最も一般的な原因は、水流が早すぎることと、

24°Cを超える温度、汚水(不適切な水の管理の結果)、急激な温度変化、

未処理の水道水、寄生虫、および他の魚などからの感染症があります。


とくに水質は重要で、

不十分な水質管理によってアンモニアまたは亜硝酸の蓄積(または、ろ過されていない水槽では、定期的な水の交換不足)は、

放置しておくと数日で致命的となります。

 

1、皮膚病
細菌性皮膚炎:エロモナス、プロテウス、シュードモナス、アシネトバクター、アルカリゲネス、コラムナリスなどの感染
真菌性皮膚炎
寄生虫性皮膚炎

ホルトフレーター溶液(←動物病院で処方できます)抗生物質などの薬浴や、注射などをおこない治療をしていきます。


2、外傷
エラ、四肢の喪失、ヒレの損傷などの物理的損傷です。

傷が感染しない限り、自然に治ります。

 

外傷ができた場合は、清潔で冷たい水の中に置いておく必要があります。


両生類にちょうど良い濃度のホルトフレーター溶液(←動物病院で処方できます)を感染の可能性を減らすために使用するとよいでしょう。


創傷治癒は常温よりも低い温度でより急速に起こり、回復にはより低い温度(5-15°C)が適しているようです。

時々、仲間に食べられたりして手足の一部を失うことがありますが、よく給餌し、冷温を保ち、環境を良好な状態に保てば、回復することが期待できます。


※注意事項:魚の治療薬はアホロートルに対して有毒である可能性があり、専門家に相談せずに使用することはお勧めできません。

 

両生類は皮膚から化学物質をとても簡単に吸収し、中毒を引き起こすことがあります。

魚の薬で使用される最も一般的な化合物の2つは、マラカイトグリーンとメチレンブルーです。

 

マラカイトグリーンは両生類にとって有毒なことがあるため使わない方が良く、

メチレンブルーは低用量であればアホロートルに使用しても安全ですが、

最小用量から使用していきます。


3、異物誤食

床の砂などを誤食することがあります。

誤食してしまった場合、口からピンセットなどで取り除いたり、

麻酔をかけたうえでお腹を開けて摘出することもあります。
 

4、メキシコサラマンダーの転覆症候群
Mexican salamanders buoyancy syndrome(MBS) 通称:風船病、浮遊病、ぷかぷか病
MBSとはアホロートルが水面に浮かんでしまう状態をいいます。
いまのところ原因は不明とされていますが、外傷、体腔内ガス、肺疾患、消化管閉塞、神経疾患などが推測されています。

内科治療(体腔内ガスの吸引、抗生物質の投与など)や外科治療(肺など病変部の切除など)を行います。

 

基本的に、

温度管理などの環境を整えてあげていれば、

あまり病気になりにくい生き物です。

 

調子が悪ければご相談ください。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 両生類 | 12:57 | comments(0) | - | ↑TOP
椎間板ヘルニア(ダックスフント)術後1週間目の様子

以前ご紹介した椎間板ヘルニアの手術を行ったダックスフントちゃんですが、

術後1週間が経過し、少し後ろ足を使って立ち上がるようになってきています。

 

 

だいたい1〜2か月程度で徐々に回復していくことが期待できますので、

リハビリ頑張りましょう!

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 16:45 | comments(0) | - | ↑TOP
うさぎの食事について

動物病院に来院されることが多い動物では、犬、猫以外では「うさぎ」ではないでしょうか?

ちなみに当院ではこの動物種がトップ3です。

 

そこで今回は、

うさぎ飼いの飼い主さんのために「どんなものを与えたらいいか」ということを書いてみます。

 

うさぎの飼い主さんからお話を聞いていると、

「ビスケットやクッキーが好きなのであげています」

「パンが好きなんです」

「果物をあげてます」

「この子はいちごが大好きで…」

など牧草やペレット以外にオヤツを食べているうさぎさんも多いようです。

果たしてこれらはあげても良いものなのでしょうか?

 

そこで今回はうさぎの食事について書いてみます。

 

うさぎは食べ物には保守的な生き物で、

おふくろの味といいますか、子どもの頃に食べた味をしっかり覚えていて、

大人になっても味の好みが左右されます。

 

ですので、

新しいうさぎをを家に迎えたら、

乾草をたくさん食べさせるようにしてください

 

 

重要度 屮瓮ぅ鵑亮膺は牧草(乾草)」

完全な草食動物であるうさぎは繊維質を多く含む乾草を食べる必要があります。

繊維質は胃腸の働きを調整して、腸内環境を整える働きをしているため、

乾草を食べないと、胃腸うっ滞など消化器系の病気になりやすくなります。

また、よく咀嚼して噛まないと食べれないため乾草の繊維質は歯の摩耗にも役立ち、

不正咬合などの歯の病気予防になります。

いろんな種類の乾草が販売されていますが、チモシーというイネ科の牧草がお勧めです。

 

重要度◆嵎篏食としてのペレット」

固形飼料です。

栄養素の欠乏を起こしにくいことメリットがあります。

成長期のウサギでは体重の2.5%量程度のペレットを1日に与え、

大人のウサギでは体重の1〜1.5%量程度を、

乾草の補助として与えるようにします。

種子類や、ドライフルーツなどが混ざったミックスフードは、

その中から選り好みして食べてしまうためあまり良くありません。

 

重要度「野菜」

野菜は繊維質が豊富なイメージがありますが、うさぎにとっては野菜は軟弱な草です。

野菜だけで必要とされる繊維質を補うことはできません。

ですので、野菜はうさぎにとってオヤツ感覚で少量与えるのが良いと思います。

調子を崩した時用に、小さいころから好きな種類の野菜を見つけておくのも良いことです。

 

おまけぁ嶝蝋ド福△やつ」

ビスケット、クッキー、パン、果物、ナッツ類などは喜んで食べますが、

これらの嗜好品・おやつは全く与えないか、ごく僅かな量をあげるぐらいにしてください。

特に、子どもうさぎや、調子の悪いうさぎがたくさん食べてしまうと、

腸内細菌叢が乱れて命とりになることがあります。

 

牧草やペレットなどを食べないうさぎが増えていますので、

ふだんから牧草メインで過ごすようにし、おやつ等はなるべく与えないようにしましょう。

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

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| tarumioasis2 | うさぎの病気 | 11:01 | comments(0) | - | ↑TOP
腹腔鏡を使った避妊手術

新しく飼い始められたワンちゃんは、

だいたい6か月齢ぐらいで避妊・去勢手術を行うことが国内では一般的だと思います。

 

猫ブームと言われて久しいですが、

新しくワンちゃんを飼われる方も多く来院されます。

 

当院ではキズが小さくて痛みと身体への負担が少ない、

腹腔鏡を使った避妊手術を行っており、

最近ですと、

避妊手術のほとんど(80%程度?)を腹腔鏡下で行っています。

 

人間でも痛いのは嫌ですし、

動物たちも痛いのが嫌なのは同じだと思うのです。

 

なるべく動物たちに負担が少なくて、

身体にやさしい方法を取り入れていこうと考えています。

小さなキズで避妊手術を行うことができます

 

当院の腹腔鏡についてのHP)

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

| tarumioasis2 | 腹腔鏡 | 18:49 | comments(0) | - | ↑TOP
耳介の腫瘍

耳に腫瘍ができたワンちゃんが来院されました。

 

飼い主さんにお話をお伺いすると、

だいぶ前から腫瘍ができており、

ここ最近でさらに大きくなってきた、とのこと。

 

腫瘍からは組織が壊死したような悪臭が漂ってきており、

このままでは日常生活にも支障が出てきそうです。

 

ただ、

年齢が高齢(十代半ば)なため、飼い主さんも手術をするかどうか悩まれていましたが、

飼い主さんとご相談の結果、思い切って手術をすることになりました。

 

左耳に腫瘍ができています

 

根本に近い部位で腫瘍を切除しました

 

その後、問題なく麻酔も覚めてくれて、

お家へ帰って行ってくれたので良かったです。

 

腫瘍はあまり大きくなる前に対処するのが大原則ですので、

何かおかしいと思ったらヒトも含めて早めに病院へ行くのが良いと思います。

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 腫瘍 | 18:18 | comments(0) | - | ↑TOP
椎間板ヘルニア(ダックスフント)

先週、椎間板ヘルニアのワンちゃんが来院され、

MRI撮影の後、当院で手術を行ったのでこの件について。

 

椎間板ヘルニアになる犬種と言えば、

ダックスフンドが代名詞です。

その他、シーズー、ペキニーズ、ビーグルなどの犬種(軟骨異栄養犬種)も発症することがあります。

 

椎間板ヘルニアになると、

突然、キャンと鳴いたり、強い痛みを訴えたり、歩けなくなったりして来院されます。

また、急性で重度の場合には後肢が麻痺している事があり、後肢を引きずって歩くようになります。

↑後ろ足を引きずってしまっています

 

椎間板は、背骨の骨と骨の間に存在するクッションの役割をしている部位で、これが脊髄神経側へ飛び出すことで椎間板ヘルニアが起こります。椎間板が突出した位置や脊髄の圧迫の程度で重症度が変わってきます。

 

【椎間板ヘルニアの診断】

 

・神経学的検査

 

神経のどの部位に障害が起こっているかを大まかに調べるために行います。また、脊髄疾患だけではなく脳疾患との鑑別にも行います。治療後にどの程度改善したかを評価するためにも行います。

 

・レントゲン検査

 

椎体と椎体の間隔が狭くなっていないかを調べます。また、脊椎炎、腫瘍、その他の関節疾患や骨折などとの鑑別を行います。

 

・MRI検査

 

症状や各種検査より椎間板ヘルニアが疑われた場合は、MRI検査を行います。

詳細なヘルニア部位の位置や左右の確定、その他の脊髄疾患との鑑別を行います。

↑脊髄が椎間板物質で圧迫を受けています

 

【椎間板ヘルニアの治療法】

 

○ 内科治療

 厳重な運動制限(±抗炎症薬の投与)を行います。

・ ケージ内で3〜4週間、絶対安静にさせる。以降少しづつ正常な活動に戻していく。

・ 階段の上り下りをさせない。

・ ジャンプさせない。

 

○ 外科治療

 ヘルニアを起こして神経を圧迫している部位の椎間板を摘出します。

・ 退院後もリハビリが必要です。

↑今回のケースでも、

脊椎の骨を削り、神経を圧迫している椎間板物質を摘出しました

 

↑摘出された椎間板物質

 

術後は、重症度のグレードにもよりますが、

だいたい1〜2か月程度で徐々に後肢の麻痺が改善してきてくれることが期待できます。

早く良くなりますように…!

 

 

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 20:55 | comments(0) | - | ↑TOP
ハムスターの腫瘍

先日、耳にしこりができたというハムスターちゃんが来院されました。

 

少しづつ大きくなってきていたため、

飼い主さんとご相談の結果、摘出することになりました。

↑まず、麻酔をかけて寝てもらいます。ZZZ…

 

↑右耳にしこりができています

 

↑しこりを半導体レーザーを使って切除しました。

この後問題なく目覚めてお家へ帰って行ってくれたので良かったです。

(´▽`) ホッ

 

垂水オアシス動物病院

獣医師 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 17:53 | comments(0) | - | ↑TOP
橈尺骨骨折(前肢の骨折)

昨年に引き続き、やはり今年も前肢の骨折の子がよく来院されます。

やはり超小型犬のトイプードル、チワワ辺りは骨が折れやすいのがもはや常識かもしれません。

 

小型犬飼いの飼い主さんはお気をつけください。

 

↑手術前(骨が何個かの骨片に粉砕して骨折しています)

 

↑手術後(固定強度を高めるためにダブルプレートで固定しました)

 

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獣医師 井尻

 

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