神戸市垂水区霞ケ丘の垂水オアシス動物病院は人間と動物の絆を大切にする診療を心がけています。

オアシス便り
膝蓋骨脱臼(グレード3、4)

先週も膝蓋骨脱臼(パテラの脱臼)のワンちゃんの手術が続けてありました。

 

膝蓋骨脱臼1頭目はトイプードルのワンちゃんで、

以前に当院にて左後足の膝蓋骨脱臼(グレード3)を整復して問題なく歩けるようになったため、

今回も反対肢の時々痛がる右後足の膝蓋骨脱臼(グレード3)を治療することになったのでした。

↑手術前(左後肢パテラ脱臼は以前に整復済み)

 

↑手術前(浅い大腿骨滑車溝)

 

↑手術後(膝蓋骨が整復されています)

 

手術後(滑車溝が深くなり膝蓋骨が外れ難くなりました)

 

これで問題なく歩けるようになるハズです。

 

 

 

膝蓋骨脱臼2頭目もトイプードルちゃんで、

右後肢の膝蓋骨脱臼(グレード4)を治療しました。

 

この子の場合グレード4の中でもかなり重症のため大腿骨に変形が見られました。

また、膝蓋骨を指でいくら押しても溝にはまる気配が全くないため、

普段行う整復方法(脛骨粗面移植術、滑車溝造溝術、関節包縫縮、内側支帯解放.etc...)に加えて、

大腿骨矯正骨切り術を行うことになりました。

矯正骨切り術を行うには、緻密な術前計画を行い計画通りに手技を実施する必要があり難度の高い手術です。

そのためできれば避けて通りたいところですが、

重度の骨の変形がみられるグレード4の膝蓋骨脱臼を整復するためには

矯正骨切り術(骨短縮)を行うことが必要になるケースがあります。

 

↑手術前(右後肢の膝蓋骨が完全に脱臼しています)

 

↑手術前(滑車溝が全くありませんでした)

 

↑術前に骨切りのシュミレーションを行います

 

↑手術後(LCPロッキングプレートで固定しました)

 

↑手術後(滑車溝が深くなり脱臼し難くなりました)

 

これで骨が癒合すれば問題なく歩けるようになるハズです。

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

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| tarumioasis2 | 整形外科 | 08:13 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ハムスターの腫瘍(体幹部のできもの)

このところ、腫瘍ができたハムスターちゃんが立て続けに来院されています。

ハムスターにはやはりとても腫瘍が出来易いみたいです。

 

今回のハムちゃんは腰の辺りに腫瘍が出来てしまっていたため、

摘出することになったのでした。

 

腫瘍が出来ているのに気付いた場合は、

様子をみすぎて腫瘍が巨大化してしまう前に摘出した方が負担が少ないです。

 

 

 

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | ハムスター | 18:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
脛骨骨折( 創外固定法)

後肢のスネの骨を骨折した猫ちゃんが来院されました。

スネを骨折するなんてとても痛そうですね…。原因は不明だそうです。

今回は骨折部が粉砕骨折していたため、創外固定装置を使って手術、整復しました。

これで2〜3か月すれば問題なく骨が癒合してくれるハズです。

 

特に外にお出かけする猫ちゃんの飼主さまは交通事故にお気を付けください!

 

 

 

 

↑術後の様子

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 19:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
腸内異物

このところ、なぜか異物を食べてしまったワンちゃんが立て続けに来院されています。

 

今回のワンちゃんは飼主さんのストッキングを食べてしまったとのこと。

ストッキングだとか、靴下だとか飼主さんの身に着けているものを食べてしまうことは珍しくありません。

 

特に布製品は腸に絡み付きやすいため、開腹手術が必要になるケースが多いのです。

何か飲み込んだ場合は催吐処置を行うことで手術が回避できることもあるため、早めに動物病院へご相談ください。

お気を付けください!

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 誤食事故 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
里親さん募集のお知らせ

ただ今かわいい子猫ちゃんの里親さんを募集中です!

お気軽にお問合せください!

 

 

垂水オアシス動物病院

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | お知らせ | 13:10 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
猫の譲渡会のご案内

「猫ブーム」が起きているそうで、動物病院で診察をしていても猫を飼い始める方が増えている気がします。

猫ちゃんてほんとカワイイですよね〜。

猫ちゃんの譲渡会が明石で開かれるそうですので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてください!

 

| tarumioasis2 | お知らせ | 19:06 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP
膝蓋骨脱臼(グレード3、4)

先週は前十字靭帯断裂のワンちゃんが来院されたり、

膝蓋骨脱臼のワンちゃんの手術があったり、膝の疾患の治療をすることが多い週でした。

 

膝蓋骨脱臼1頭目はポメラニアンのワンちゃんで、

2、3ヶ月前、当院にて左後足の膝蓋骨脱臼(グレード3)を整復して問題なく歩けるようになったため、

今回は反対肢の右後足の膝蓋骨脱臼(グレード3)を治療することになりました。

↑膝蓋骨が内側に脱臼しています

 

↑膝蓋骨が整復できました(造溝術、関節包縫縮、脛骨粗面転移術、内側支帯開放などを組み合わせて実施)

これで問題なく歩けるようになるハズです。

 

 

 

もう一頭もポメラニアンのワンちゃんでした。

この子は更に重度の「膝蓋骨脱臼グレード4(パテラグレード検」でした。

↑膝蓋骨が内側に脱臼しています

 

↑膝蓋骨脱臼(グレード4)を整復しました(造溝術、関節包縫縮、脛骨粗面転移術、内側支帯解放などを組み合わせて実施)

これでこの子も問題なく歩けるようになるハズです。

 

当院では膝蓋骨脱臼の整復後に再脱臼した症例は今までにありませんが、

術後は2〜3か月は骨切した部位や関節包を縫った部位が破綻して再脱臼してしまう可能性があるため安静が必要です。

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

 

 

 

| tarumioasis2 | 整形外科 | 18:13 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
前十字靭帯断裂

 

小型犬のワンちゃんが後ろ足を着かないという主訴で来院されました。


前十字靱帯断裂」という病気は大型犬や小型犬によく見られる疾患です。
前十字靱帯は後ろ足の膝にある靱帯で、これが急激な運動(外力、外傷など)もしくは大きな負荷が無くても突然切れると
急に後ろ肢をかばって歩くようになります。

完全に断裂してしまった場合は触診やX線検査で診断ができます。
ある日突然、犬が三本脚で歩くようになった場合は膝の前十字靱帯が断裂している可能性が非常に高いです。

体重が軽ければ内科的な治療に反応してある程度改善することもあるのですが、特に体重が15坩幣紊慮い任亘性化すると関節炎が進行し易いのでTPLOなどの外科手術を受けた方が良いと思われます。

10kg以下の小型犬では内科的治療で症状の改善(跛行の消失)がみられ、一見正常に見えることが多いようですが、関節の不安定性は残存し、しばしば二次性の変性性関節症を発症することがあるため、飼主さまとご相談の結果、

関節外法という手術方法で行うことになりました。

突然後肢を痛がるようになった場合は、前十字靭帯が切れている可能性があります。
普段から体重を増やしすぎないようにしましょう。

 

 

↑触診で膝関節に引き出し徴候(ドロワーサイン)がみられます

 

↑前十字靭帯が断裂して脛骨が前方へ変位しています

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 整形外科 | 10:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
尿路閉塞(会陰尿道路設置術)

 今から寒くなる時期、猫ちゃんでオシッコ関係の患者さんがとても多いです。

よくあるケースは猫ちゃんが頻尿になってトイレにこもってしまっているのを飼い主さんが気づかれて連れてこられます。(膀胱炎、尿石症、特発性膀胱炎などが原因)

最近、会陰部尿道路形成手術をしました(尿道を広げる手術方法)。
この猫ちゃんは何回も尿道が詰まってしまいそしてその都度命にかかわるため飼主さんとご相談の結果、

手術をすることになったのでした。
多種多様な手術の方法が報告されており、その中でも術後成績(術後に再狭窄しない方法)が良い方法で行っています。

オシッコが出ないととても危険なので、トイレにこもっている猫ちゃんには気を付けてあげて下さい。

 

 

↑手術前

 

↑術後の様子

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

| tarumioasis2 | 泌尿器疾患 | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
門脈シャント

7月頃、元気と食欲が無く、下痢をしていて、フラフラするという高齢パピヨンのワンちゃんが来院されました。

夏の暑い最中ですし、体調を崩しているのでしょうか。

 

飼主さんとご相談の上、

念のために健康診断を兼ねて一般的な検査(血液検査、エコー検査、便検査など)をしてみましたが

特に異常は見つかりませんでした。

点滴をしたり下痢止めの内服薬などで数日の間、様子をみて頂いたところ下痢は治りました。

しかし、元気食欲が無く「ふらつき」は相変わらず続いているのとのこと。

 

なにかおかしい…、ということでさらなる精査をすることになり、

やや特殊な項目の総胆汁酸(TBA)アンモニア(NH3)いう項目を測定したところ、

両方の値が異常に高いという結果が出ました。

 

このような場合考えられる代表的な疾患は、

門脈シャント(門脈体循環シャント)」です

(※他にも考えられる疾患はあります)。

 

この病気の子は、生まれつき門脈という消化管からの血液が肝臓に流れ難くなっているため肝臓が発達しておらず、

アンモニアなどの毒性成分が肝臓で処理できず体内から除去されないため、ふらつきがでたり、発作が起きたりしてしまうのです。

 

この病気が疑われた場合は、確定診断には造影CT検査が必要になるため今回もCTを撮影をして頂きました。

↑CT検査で「門脈シャント(門脈-奇静脈シャント)」と診断

 

この門脈シャントは、根本的には外科手術でシャント血管を閉じてあげれば改善させることが可能な病気でして、

 

根治させるための治療法には、

・糸で結紮(部分結紮)

・アメロイドコンストリクター使用

・セロファン使用

などが報告されています。

 

ヨークシャテリア等の小型犬のワンちゃんに時々見られる病気であるため、

生まれつきの異常の有無を確認するために、

避妊・去勢手術を行う時などにはTBA(総胆汁酸)を一度測定して診断しておいた方が良いかもしれません。

 

 

垂水オアシス動物病院

院長 井尻

 

(神戸市垂水区霞ヶ丘にある動物病院です)

 

 

| tarumioasis2 | 消化器疾患 | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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